そんな苦々しい思いを抱きながら、注目作の紹介をして行きましょう。今回もマルチ展開の作品紹介から。
最初は、「Fate/Samurai Remnant」(PS5・PS4・Nintendo Switch)(★)。
1651年(慶安4年)の江戸を舞台に繰り広げられる聖杯戦争(盈月(えいげつ)の儀)を描いたアクションRPGになります。何でもシブサワ・コウさんの肝入り作品らしいよ。
正直、江戸時代にFateシリーズのキャラが合うのかと思っていましたけど、ちゃんと時代に合うように違和感なく作られていましたね。システムも協力バトルを前提にしているので、アクション系の苦手な人にも安心な作りにもなっています。また逸(はぐ)れのサーヴァントと呼ばれるキャラと交流し、絆を深めていれば、彼らの力を使役することができるようです。最終的な目的は、江戸の街中にある霊地を掌握し、相手の霊地を奪うことになります。
派手なアクションは、無双シリーズなどで培ったものが生きていると思いますし、Fateシリーズの作品の深みを相まって、何度プレイしても飽きの来ない作りになっているでしょうね。
2番目は、「イースⅩ -ノーディクス-」(PS5・PS4・Nintendo Switch)(★)。
北の海を舞台に繰り広げられるシリーズ最新作になります。
今作では、主人公と彼に付いていく仲間との2人1組で展開されるのですけど、一人のみを操作することもできれば、二人を同時に操って戦うこともできます。二人同時で戦った場合、リベンジゲージというものがたまるようになり、大技を繰り出すこともできるように。
また、二人をザッピングシステムのように切り替えて、攻略するポイントもあります。そこでは、一時的に二人に付けられた枷(かせ)を外すこともできるのだとか。思い切りプレイできる反面、片方を置いてきぼりにできないので、枷のある状態とは違う緊迫感も出るのではないのでしょうか。
その他、大海原を航海し、海上戦を繰り広げたり、相手の船に乗り込んでドンパチするといった海賊顔負けの行為を行うこともできるそうです(苦笑)。
単純なアクションゲームになっているわけではなく、ミニゲームも充実しているので、じっくりプレイすることも大丈夫になっていますね。
3番目は、「スーパーボンバーマン R 2」(PS5・PS4・Nintendo Switch)(★)。
2017年に発売した「スーパーボンバーマン R」の続編にあたる作品。
1人でプレイした場合は、8兄弟と共に惑星を探索することでストーリーが展開されるものになっております。複数人プレイの場合は、ファミコン時代(対戦ができるようになったのは、PCエンジン時代)からの伝統的なステージが展開されます。オンラインだと最大64人までプレイできるようになります。さらにステージエディットが搭載されているので、自分のステージを世界中で遊んでもらうこともできるようになっています。
昔からボンバーマンを遊んでいる人も、そうでない人も、ワイワイしながら遊べると思うので、これからのパーティーゲームとしての需要もありますね。
次回もマルチ展開の作品紹介です。

