FC岐阜、昨日はカマタマーレ讃岐と戦いました。
色々言わないといけない試合のですが、今回も一番言わないといけないのは、この話。
柏木陽介選手に続き、田中順也選手が現役引退を表明しました。
田中選手は、柏レイソルで特別指定選手としてキャリアを始め、その後も柏で活躍し、2014年にはポルトガルのリーグに移籍するものの、大きな活躍ができずに、2016年に再び柏に戻ってきます。
しかしながら、柏ではチーム方針の違いにより構想外になり、2017年にはヴィッセル神戸に移籍します。当時神戸には、柏時代に田中選手を買ってくれた方が監督に就任していたため、移籍が決まったと言われています。しかし神戸でも若手や外国人選手に活躍の場を奪われ、2021年に契約満了となり、ウチに移籍という流れになったんですね。
ウチでもなかなか点が決められず、もどかしい時を過ごしていたと思うけど、決まった時の左足のシュートの鋭さは、さすが元日本代表と思わせるものがありました。
かさなるステージでは、柏木陽介選手と一緒に登壇という贅沢な組み合わせに。しかし、同時に今日の試合には出場しないことが確定した瞬間でもあり、少し寂しいものを感じました。
恐らく引退の理由は、夏場にケガをしたというコンディションが上手く整えられなくなったことから来ているんでしょうね・・・。
なお、この日のステージでは、引退というキーワードがNGになっていたのとケーブルテレビ局のCCNの新人さんが市橋大輔さんと共に試合をするという新人研修も兼ねたものになっていました。市橋さんも今回の事態は想定しておらず、打ち合わせをやり直したらしい(ニヤニヤ)。
そういえば、ひだコロッケ本舗で売られている「プレミアムコロッケ」がリニューアルし、形が丸型になったそうな。
今までは普通のものと同じ楕円形だったので、わかりやすくするためなんだろうなぁ・・・と思いたい(苦笑)。
味は変わっていないと言ってましたけど、確かに味ばかりでなく飛騨牛の詰まり方も変わってなくて一安心(ニヤニヤ)。
この日は多治見市のホームタウンデーでもあるので、この作品を忘れてはいかんでしょう。「やくならマグカップも」ですね。
以前正面と側面を撮っているので、今回は後ろから(爆)。
さて、この日の試合までに起こったことを書いていきましょう。
まず、愛媛FCがJ3優勝を果たしました。しかも相手はFC今治。伊予決戦というプレッシャーが掛かったダービーマッチの中で優勝を決めるという度胸の据わりっぷりに、そりゃ強いわなと。
後半戦に差し掛かるあたりで頭一個抜け出し、ダンゴレースだったJ3の中で独走状態をキープしたのですから、勝負師としても優秀ですわい。
そして、2位争いはさらに混戦を増し、前日に行われたFC琉球×鹿児島ユナイテッドFCの試合で鹿児島が負けたため、カターレ富山との勝ち点差が縮まる格好になりました。ウチにとっても鹿児島の負けは大きく、大逆転昇格に向けて一歩前進した格好にもなったのです。鹿児島が勝ったら、その時点で終戦ですからね・・・。
ちなみに、いまだ2位~16位のどこかが決まっていないという天国と地獄のような状況でもあるので、できれば一つでも上げておきたいですなぁ・・・。
鹿児島が負けたのだから、ここで勝たないとその意味さえ失ってしまいかねない試合ですが、先述の通り、柏木・田中両選手を欠いていたので、出るのは誰だというふうに。久しぶりに宇賀神友弥選手・久保田和音選手・田口裕也選手が控えですけど登場となりましたね。
前半は、相変わらずのスロースタート。死んだふり作戦じゃないのかという声も聞こえてきましたけど、前節・前々節と違うのは、動きにメリハリがあったのとスピーディーさを感じたこと。どこに球を出すかを迷うようなことはほとんど無かったですし、消極的なパス回しもあったけれども、そうしないといけない部分(例えば、相手の守備陣を崩すための駆け引きをするため)もあったので、見ていてイラ付くようなこともほとんどありませんでした。ただ、後半に入って交代となった生地慶充選手と浮田健誠選手は、もしかすると上野優作監督のお眼鏡に掛からなかったのかなと。それか前半までしか使わないと決めていたのか・・・。いずれにしても前半には岐阜が先制を決められず、逆に讃岐が若干ながらも押し気味だったということだけは伝わってきました。ただ、相手も決定機を逸する機会が多かったですね。川西翔太選手を除いては・・・。アイツだけはシュートを確実に狙おうとエネルギッシュだったわ。もうベテランの域に入ったのに、まだ動きが若々しいもんなぁ。さすが得点王だわ。讃岐のフォワードは、彼のエネルギッシュさから何かを感じ取ってほしいです。
後半に入ったら、岐阜はギアを上げてきました。いつも通りといったらそれまでですけど、もう少し早くても・・・と思ってたら、後半7(52)分に華麗なドラマが突如始まりました。
萩野滉大選手からのパスを途中出場の宇賀神選手が受け取り、右に大きく振る。そのパスを窪田稜選手が受け取り、ペナルティエリア内で山内寛之選手へ。山内寛之選手は相手に揉まれながらもクルッと一回転してからシュートを放つ。遠心力が付いて勢いが付いたのか、鋭さを増したシュートは、チームを上昇気流に乗せたいという願いのように、上に鋭く上がりながらも、しっかりと枠内に収まるものに。あまりに華麗過ぎてウチのチームのシュートなのかと、目を白黒させながら見ておりました(笑)。
しかし、そんな甘美な気分を一気に覚ます出来事が。後半31(76)分に川上竜選手が招いたペナルティキック。ここで点が入ってしまったら、ウチが昇格レース脱落になる可能性を秘めていた大ピンチの中で、茂木秀選手に替わって正キーパーを務める大野哲煥(ちょるふぁん)選手がスーパーセーブ!大野選手は、この試合でも冴えていたのですけど、まさかPKストップまでやってのけるとは・・・。茂木選手じゃないと難しいと思っていたので、改めて大野選手の出来栄えのよさに感謝感激したと同時に、ウチのキーパーは本当に優秀なんだなと思いました。どこに出しても恥ずかしくないぞ!<アカン、移籍されてしまう!
その後も双方チャンスはあったものの、決めきれず。虎の子の1点を守った岐阜が連勝となりました。
ホームで連勝って、いつ以来だろう?そんなことを考えるほど久方ぶりのホームで連勝。普通の連勝も久しぶりなのに、この期に及んで連勝ですか。まるで8月の終わりになって夏休みの宿題に追われる小学生じゃないんですから(ニヤニヤ)。
試合終了後の一コマ。
私が思うMOMは、大野選手だと思いますね。ファインセーブ・ビッグセーブ・スーパーセーブを決めてくれ、茂木選手が戻ってきてもメインの座を渡さないと思わせる気迫を見せていました。
しかし、この日の試合のMOMは、山内寛之選手だったようです。山内寛之選手は、前節でも得点を決めているので、その点で見ると納得ですわね。
本当なら前節でもMOMになっていたはずなのに、商魂たくましいウチの運営のおかげで、柏木選手にMOMが転がり込んでしまいましたから(爆)。
この試合に勝ったことで、大逆転昇格にさらに一歩前進し、順位も7位に上昇。同じく勝った奈良クラブを抜けなかったことは悔しいですけど、未だ昇格レースに踏ん張っていることに対して評価すべきだと思います。
この勢いをもって、アウェイ2連戦を迎えることになります。
最初は、いわてグルージャ盛岡戦。実は、盛岡は今節は最下位のギラヴァンツ北九州と戦ったんですけど、前半11分に盛岡側に一発退場の選手が出たことでチームが崩壊。前半早々から2点を挙げていた北九州でしたけど、ここからはさらにギアが上がって残虐ショーと化し、本当に北九州ってJFL降格の危機に陥っているチームなのかと疑わしくなりましたよ。そんな大惨敗を食らい、出場停止選手が出ている中での試合になるので、盛岡としてはやりにくいものになるでしょう。
逆に岐阜は勝てるチャンスを得たとも言えます。上手くすればアウェイだったAC長野パルセイロ戦以来の大量得点を狙えるチャンス。得失点差を大きくプラスに傾けたい意味でも、この試合は有効的に使いたいものです。もちろん勝つことが大前提で、複数得点で勝てることを目標にしましょう。
次はFC琉球戦になります。鹿児島に勝っているだけに不気味な存在になりそうですけど、未だに負けていないという自負を持って挑めば、大きく苦しむことはないでしょう。平常心を持って挑んでほしいです。
そして、ホーム最終戦は最終節にもなり、相手は北九州になります。開幕の相手と再び相まみえるわけですけど、開幕時にはお互いこんなことになるとは思ってもいなかったでしょう。その時までウチが昇格レースに踏ん張ってくれることを願いつつ、盛岡戦を待とうかと思います。
残り試合3。J2昇格への勝ち点差は7。