・・・というわけにはいかないので、カプコンが言いにくいことを言った話をば。
「バイオハザード」というゲームがあります。サバイバルホラーというジャンルで販売していると思いましたが、ホラーアクションゲームの金字塔的作品です。
そんなシリーズ1作目になる「バイオハザード」の中で、研究員に新しい化け物の飼育を頼まれた飼育員が付けていた飼育記録(以下日誌)が登場します。この日誌、飼育員が徐々にT-ウイルスに侵されてゾンビ化していく過程の書かれた、T-ウイルスの恐ろしさと研究のための第一級資料になるわけですけど、最終ページのほとんど人間としての理性がほぼ無くなった中で、何とか書き留めた文字が、極めて印象的になり、この作品を語る時のキーワードにもなっています。
それが、『かゆうま』という言葉。何を言っているのかわからないけど、たった4文字のフレーズだけで、恐怖を感じる。まさに「バイオハザード」を象徴する言葉なんですね。<ちょっと待った!
何ですか、ひげじ・・・じゃなかった、赤字。<あのフレーズは、「かゆうま」じゃねぇんだよ!
・・・なんですと!
そうなんです。カプコンの公式が、言いにくいことだったのは、『かゆうま』ではないということ。実は、『かゆいうま』が正解。5文字のフレーズだったんですね。そこでこと切れてゾンビ化しているのですから、T-ウイルスって怖いのぉ。
ちなみに、『かゆいうま』は、こう伝えたかったらしい。『身体がかゆい。人間が美味い』と。
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ギャー!
・・・かゆい。・・・うま<はいはい、かゆいうまかゆいうま。

