人気イラストレーターのいのまたむつみさんが、3/10に亡くなったことが今日明らかになりました。いのまたさんの公式Xを介していのまたさんの妹さんが明らかにしたもので、死因は明らかになっていません。既に近親者によって葬儀を執り行ったとのこと。後日お別れの会を行うかどうかは未定です。
いのまたさんは1960年に生まれ、高校時代からアルバイトとしてアニメーターを志し、高校卒業後から本格的にアニメーターとして活動を始めました。
イラストレーターとしての実績は、1984年に発売された小説で後にアニメにもなった「宇宙皇子(うつのみこ)」のイラストがきっかけで、その後様々な作品のイラストを手掛けるようになります。
ゲーム作品でいえば、「小説ドラゴンクエスト」のイラストを手掛けていることでも知られていますが、一番有名なのは、テイルズオブシリーズのキャライラスト。少女漫画のような耽美で線が細いながらも力強さを感じさせるイラストが、作品の世界観に実にマッチしていると個人的には思っています。
なお、私自身一番印象に残っているのが、「EMIT」という光栄(現在のコーエーテクモ)が手掛けた英語教材ソフト。3部作になっていて、プレイステーションとセガサターンで発売されていました。
当時、プレイステーションの方がバリューパックとなっていて買いやすかったこともあって、買おうと検討していたんですけど、結局買わなかったんですよね(汗)。あの作品は、林原めぐみさんが主人公の声を担当している点でも結構貴重なソフトだと今となっては思っており、今回の訃報に触れ、買っておけばよかったかなとちょっとだけ後悔しております。
アニメ作品でいえば、「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」・「ブレンパワード」・「機動戦士ガンダムSEED」・「機動戦士ガンダムSEED DESTENY」などが挙げられます。根強い人気のある作品も、いのまたさんが手掛けてたんですね。
まだ63歳とこれからだったのに・・・。鳥山明さん・TARAKOさんもそうですけど、今年は早逝するクリエイターや役者が多い気がします。まだ3月なのに、この状況では、この先どうなるのでしょうか。
最後に、いのまたさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

