紀伊田辺駅から揺られること1時間半弱。串本駅に着きました。
この駅は本州最南端の駅になり、ここから新宮方面の列車に乗り換えることとなります。しかし、ここでも待ち時間が発生し、約1時間(汗)。仕方ないので、ここで色々探って時間潰しとなりました。
この串本という町は、「宇宙兄弟」を推しているようで、何でも小型ロケットの打ち上げ(2023年)が行われていたとのこと。本州最南端で宇宙に近い町というアピールなんでしょうな。
もちろん、本州最南端の町ということなので、潮岬というスポットがあるのも、この町です。
また串本町には、橋杭岩という奇岩群があります。大地の浸食の際に、硬い岩盤が残ったことでできたものですが、その痕跡を路線沿いからも見ることができます。
ちなみに、この橋杭岩を見られるスポットは和歌山からだと新宮方面に向かう際に見られます。逆の場合は、終点の串本駅に近付いてきた時になりますね。
さて、1時間ほど待ち時間があるので、ここで食料調達。
近くには、ファミリーマート(コンビニ)や大阪王将(飲食店)がありましたけど、せっかくなので和歌山県で幅を利かせている(笑)オークワ(スーパー)に行こうぞ。ちなみに、オークワは名前を変えてパレマルシェという名で名古屋にも進出しています。もちろん、愛知県内にもオークワがあります。
ここで買ったのは、「大玉たこ焼き(ねぎマヨ)」(上)と「ちくわサラダ」(下)。
なぜか熊本名物の「ちくわサラダ」が売ってた(苦笑)。
「ちくわサラダ」は以前に紹介したので、割愛。相変わらず中のポテトサラダが、これといった味付けをされていないのに、インパクトあるんだよね(ニヤニヤ)。
で、「大玉たこ焼き(ねぎマヨ)」ですが、マヨネーズの掛かったソースの甘酸っぱさもさることながら、それのおかげで衣に甘みを感じるんですよ。だしの風味も感じられて、スーパーの総菜にしてはレベルが高い。
さぁ、約1時間待って、やっと出発・・・と思って乗った列車、おかしいなと思ったのも然りで、紀伊田辺駅から乗った列車と同じなんですよ(爆)。ただの1時間停泊で行くというふうだった。そんなんだったら、そのまま新宮まで行ってくれよと思わんばかり(泣)。
今回乗った紀勢本線、沿岸沿いを走る中で、湯川駅のように海ギリギリのところにある駅も。
開けた湾が見られる珍しいスポットの一つですね。
正確には七里御浜ではないのですけど、熊野川の南側にも砂浜があります。これが見えてくると、終点の新宮駅も近いです。
正面から見ると、この迫力。
熊野灘というとリアス式海岸の方を思い浮かべる方が多いと思いますけど、この新宮市から熊野市までのあたりは、このような砂浜が続いています。
新宮駅に着きました。ここでも待ち時間は1時間20分ほど。スマホの電源も心許なく、充電施設を探したものの、無さそうなので、ここでの目的をサラッとこなそうというふうになりました。
この新宮市には、徐福伝説が残されており、その遺構のようなものもあるんですね。
最初に来たのは、徐福公園。駅からも近く、短い待ち時間でも通いやすいスポット・・・なんですが、1時間以上待たされる時には時間潰しにもならない(爆)。
なので、少し遠出します。
熊野曼荼羅三十三ヶ所霊場の一つで、阿須賀王子を祀ったとされる阿須賀神社に行ってきました。
とはいっても、ここでの目的は、徐福伝説を探るため。徐福絡みのお宮(徐福之宮)もあります。
徐福を追い掛けるように老僧がこの地にやって来て、香を献上した詩もありました。
その阿須賀神社から少し東方にあるのが、徐福上陸之地という記念碑のようなもの。
ただ、散々迷った挙句に、説明書きも何もない碑だけですからね・・・。ある意味がっかりスポットです。以前に行った「ヤクルト創業の地」と同じくらいのがっかりスポットですわ。札幌の時計台をがっかりスポットだとか言っているヤツには、ここのがっかり具合なんてわかるまい!<作った人に怒られるよ!
徐福上陸之地まで行ったら、さすがにいい具合に時間が潰れてくれました。急いで新宮駅まで戻って、近くのコンビニで色々買って、次の列車に乗りました。
今度の列車は、何と亀山行き。特急も含め紀勢本線の東側を乗り倒すことのできる唯一の列車になります(新宮からだと、今回乗った1本しかないらしい)。特急は伊勢鉄道経由なので亀山には行かないんですよね。
亀山からは名古屋行きの315系に乗ったかと思ったら、四日市で快速みえに乗り換え。快速みえで使われているキハ75系は、冷房設備が壊れかかっているようで、中央のドアを締め切りにしないと冷房の利きが悪くなっているそうで。このまま行くと、近い将来にはキハ75系が姿を消すのかなと思って心配にはなってきますけど、代替になる新型車両なり譲渡車両は、まだ決まっていないようです。まさかキハ85系じゃないよな・・・。
大阪から16時間以上掛かって名古屋に帰ってきました。
しかし、途中の待ち時間が無ければ、文字通り半日で帰れたんじゃないのかなと思ったのですけど、それだけ系統分断が進んでいるんだなと感じられました。乗ってる人が少ないのも気掛かりですね。インバウンドの人も乗ってないことは無いのですけど、相対的に少ないです。あとは、サイクルトレインを紀勢本線(きのくに線にあたる部分のみ)では行っているんですけど、利用者が全くいない。サイクリストにも大きく売り込んだ方がいいような気がしますけどね・・・。
でも、8/3に行ったことで、余裕のある日程を組めたと思うし、今度は時間が掛かるルートではあるけど、新幹線で帰ることも可能なホントの意味での日帰りルートの組める名古屋から回ってもいいかなと思いました。紀伊半島沿岸は、いいところが多いですよ。