そんなインスタグラムが、大きく規制に乗り出したようです。
メタ社は、SNSでの安全性を高めるという理由で、10代専用のアカウントを準備することを発表しました。この専用アカウント導入に伴い、初期設定時、過去に繋がりのない人間との連絡は不可能になります。移行時に「ティーン・アカウント」という非公開のものに自動で移行するためで、利用者の投稿は、承認したメンツ(フォロワー)しか見られなくなるということです。
その他、1日の利用時間が1時間を超えると、アプリを閉じるように通知が来たり、午後10時~翌日の午前7時は、睡眠時間確保のために消音設定となっていたり、暴力的な内容のものや美容整形に関するものは自動的に見られなくなっていたりという様々な制限が加わります。
以上の制限を解除してほしい場合、保護者の同意が必要になるとのこと。対象は16歳未満のユーザーで、17歳・18歳は自分で解除はできるようです。
なお、子供が投降した内容を親(保護者)が閲覧できるようにもなっていて、過去7日間にメッセージのやりとりをしていた相手が対象になります。また、親(保護者)が子供に対して1日に利用できる時間を制限したり、利用不可にする時間帯の設定も可能になるとのこと。子供に対して、かなり厳しく締め付けられるようになっていますね・・・。
こうなったのも、先述のSNSの安全性が理由なんですけど、具体的には、いじめの道具になったり、性的画像をばら撒くためのツールになったり、いわゆる出会い系サイトになっている、児童売買春の温床になっているなど様々で、結構ヤバい状況になってるわけですよ。だから、かなりの締め付けで抑え込もうとなるわけですよ。
この措置は、アメリカ・カナダ・イギリスなどでは、9/17より18歳未満の新規登録者に採られるようになり、既存ユーザーも9/23以降対象となり、共に60日以内に「ティーン・アカウント」へ移行するとのことだそうです。気になる日本ではというと、来年1月から対象(世界中で行われる)になるそうです。さらに、メタ社のSNSサービス(フェイスブック・スレッドなど)でも、この制度を導入するそうです。
ここまで厳しい制度を他社が追随できるか。特に日本の普及度合いが高いX(旧ツイッター)がどう出るかで、日本でも大きなうねりになるかもしれないですね。

