2025年03月16日

ポケットカメラでノスタルジア

1998年に任天堂のゲームボーイシリーズの周辺機器として登場した「ポケットカメラ」。海外では「Game Boy Camera」として販売しています。これで撮ったものは、「ポケットプリンタ」(海外では「Game Boy Printer」)で出力することができ、専用の感熱式ロール紙(3種類の色がある)が必要です。対応ゲームで撮った写真をコイツで出してプリクラのように保存する・・・というふうなものの、出力(解像度)がすこぶる悪い、モノクロ印刷しかできない、ましてや感熱紙なのでクオリティも悪いと三重苦だったことから、全く売れなかった代物です。昔ゲーム屋で働いていた時、コイツのロール紙だけが異様に余っていたのを思い出す(苦笑)。

で、「ポケットカメラ」は当然ながらカメラ機能を持っており、外での写真撮影の他、自撮りも可能です(自撮りで撮った画像は、「ポケットカメラ」に搭載されているミニゲームで利用可能)。ただ、先述の通りの三重苦なので、そんな使い勝手の悪いものがウケ・・・そうな映像が紹介されたんですよ、海外で。まるでドラえもんのひみつ道具のような使い方だな(ギャハ)。<アイツの出す道具は、全て使えないわけじゃないから(ニヤニヤ)。

その方は、古いカメラや機材を使って、スタジアム内を撮影をするというコンセプトで動画を作っており、その際、「Game Boy Camera」を使って、アメリカ・ニューヨークにあるヤンキースタジアムを撮影していたのです。
その撮られた写真は、確かにとんでもなく荒く、一見してヤンキースタジアムだなんてわからんぞいうレベルではありますが、じっくり見ると、何とも言えない味わい深い画像になっているなぁとも思えてなりません。カクテル光線が半円形のような白い固まりな感じも、決して悪いふうではないし、スタジアム自体がどっとの集まりにしか見えないけど、場所さえわかれば、何となく雰囲気は掴めるようねというものになっていますわ・・・。


いい写真を撮るには、テクニックが必要だけれども、それさえできれば、こんな味わい深いものができるんだなと感じさせるものでした。同時に「ポケットカメラ」を懐かしめることにもなったしねぇ。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

Posted by alexey_calvanov at 11:31│Comments(0) ゲーム系 

コメントする

名前
 
  絵文字