ネグロゴンドの洞窟もややこしいのですけど、このバラモス城もややこしい。短いルートを行ったり来たりさせられる。それだけでなく、まものも強いので、イライラも募り勝ち。寄り道で得られるのも、今作に関して言えば、「まじんのオノ」・「ふこうのかぶと」・「けんじゃのせいすい」が入っているところくらい。オリジナルだと「けんじゃのせいすい」が「いのりのゆびわ」になっていたはず。オリジナルでは、「いのりのゆびわ」はかなり貴重でしたけど、過去のリメイクや今作では、「いのりのゆびわ」のインフレ具合も抑えられている(要は手に入りやすい)ので、変わってもしゃあないのかなとも。
なお、まものの中で一番嫌なのが、エビルマージだと思っています。メインは呪文攻撃で、マヒャドが強力です。ラリホー・メダパニ・マホトーンを唱えてくるのも嫌らしいですが、ベホマを持っているところもさらに嫌らしさを倍増させます。じゃあ呪文を封じれば・・・と思っても、仮に効いたところで、待っているのは、かえんのいき。これも地味に痛く、通常攻撃も高いことから、どこから切っても厄介極まりありません。
満身創痍で何とかバラモスのところまで着いたなら、今作での救済策になる「たびのとびら」(ワープゾーン)があるので、それを触れておくと次行く時に便利です。何せ一気にバラモスのところまで行けるわけですから(ニヤニヤ)。
さて、いよいよバラモス討伐となりますが、バラモスといえば、『シャブ漬け』といわれるデバフ効果を乗せての攻撃ですね。今作でも有効ではあるものの、ラリホーやマホトーンを掛けて効いたとしてもすぐに解消されてしまうので、あまり効率的ではないんですね。
じゃあどうすればいいのかというと、こちら側にバフを掛けることに重点を置くことを心掛けます。バイキルト(バイシオン)・スクルト・フバーハ・マジックバリアを重点的に掛けておきましょう。特にフバーハとマジックバリアは切れ目が出ないようにしておくといいでしょう。はげしいほのおが痛いのと、魔法攻撃(イオナズン・メラゾーマ)がキツいんですわ。そこにメダパニ・マヌーサだけでなくバシルーラまで唱える始末。バシルーラが決まってしまうと終戦確実になってしまうので、決まらないようにお祈りしましょう(苦笑)。
あとは、量はわずかですけど自動回復を持っているので、手早く倒すことを心掛けましょう。まもの使いがいれば、力押しの攻撃がしやすいと思うので、有効活用してやりましょう。
何とかバラモスを倒すと、オープニングから聞こえる謎の声からねぎらいの声を掛けてもらえます。この声の方、要所要所でアドバイスをくれるという親切設計の象徴的なキャラとも言える人ですわ(ニヤニヤ)。その際、アリアハンに戻ったらと言ってくるのですけど、そこは無視を決め込んで(爆)、ポルトガとサマンオサに行きましょう。
ポルトガに行くといいのは、バラモスに呪いを掛けられたカップルが元の姿に戻れているからなんですね。お礼に「ゆうわくのけん」をもらえるので、ありがたく頂戴しましょう。攻撃力もそこそこありますが、何より道具として使うとメダパニの効果を持っている点。混乱が利く敵に使ってやりましょう。
サマンオサに行く理由は、オルテガのサイドストーリーが拝めるからですね。サイモンの息子が教えてくれます。行っても行かなくても・・・とはいえ、行っておくとオルテガの人物像を探れますね。
長い道のりを経て、アリアハンに戻ってきました。城には、お母さんとおじいさんの姿も。大勢の人達に出迎えられ、王様に事の次第を報告し、いよいよ宴・・・と思ったら、場内に雷が落ちるという、屋根あるはずなのにと思わずツッコみたくイベントがあるんですけど、まぁライデインかギガデインなんでしょうね(苦笑)。
何者だ・・・と思ったら、ソイツは、大魔王ゾーマと名乗り、城の中にいる人達に絶望を振り撒きます。絶望感に打ちひしがれた中でも王様は緘口(かんこう)令を出し、ゾーマの存在を秘匿することを決めます。そんな中で、勇者達はゾーマ討伐という新たな目標を背負って、彼のいる闇の世界に向かうのですが、そのあたりは次回に続きます。いよいよ「ドラゴンクエスト」という物語の原点に向かいますよ。

