今期は小粒な作品が多く不作じゃないのかと言われていましたけど、蓋を開けてみると、いい作品が多かったように思います。豊作まではいかないかもしれないけど、まずまずの出来という見方でしょうか。まぁ、選ぶのに苦労するので、その点は豊作なのかもしれないが(ニヤニヤ)。
では、見ていきましょう。今回もベスト3と次点の紹介になります。
今期のベストは、「転生悪女の黒歴史」。
批評時にも書きましたけど、作画は悪い・やや強引な展開という部分は、主人公が作った作品の黒歴史ということを考えれば、全く気にならないどころか、十分に味わい深いもの(ヘタウマのようなもの)に変わってしまうほどです。そして、個性的なキャラが、それぞれぶっ飛ばしながら主人公に迫ってくるのと主人公自身もぶっ飛んでいるために、その化学反応で出てくる面白さが、他の作品よりも驚異的に強い。ともすれば、バカアニメクラスのテイストなのに次も見たくなるほどクセになる作品です。
とにかく主人公の必死さが、ここまでいい作用をしているので、今後はそこからどんな飛び道具が出てくるのか楽しみではあります。
2番目は、「太陽よりも眩しい星」。
もう見ていて切ないこと切ないこと(泣)。主人公の幼馴染みの男の子への想いが、ここまでピュアで突き刺さるのかと言いたくなるくらい、健気なのよね・・・。主人公は、高身長がコンプレックスという設定があるのですけど、そこはあまり関係ないんじゃないかなと。むしろ、幼馴染みの男の子には、私以外に好きな人がいるんだという思い込みで、彼への想いを声に出せないのが、何ともいじらしい。もうこじらせてしまっているんですね。
で、肝心の幼馴染みの男の子は、確かに好きな子はいるんだけど、誰と言ってないから、これが悶々としてならない(ニヤニヤ)。主人公のことをまんざらでもないと思える節はあるけど、まだ友人レベルとも言える関係に留めているようにも見えるのよね。これが、実は彼女が好きなんじゃないかという想いになっていくのかな・・・という匂わせを今のところやっている。どう転がっていくのかなというのが、楽しみでなりません。
あと主人公の友人、あっさり幼馴染みの男の子から手を引いたあたり、拍子抜けしたぞ(ニヤニヤ)。
3番目は、「不器用な先輩。」。
これも見ていて切ないこと切ないこと(ニヤニヤ)。主人公が上司かつ教育係という役どころのため、後輩の男性をどう捉えればいいのかわからなくなっているんですね。また後輩の男性から見たら、自分が年上というのも今後引っ掛かってくる要素になるんじゃないかなとも思っています。それでも、会社の規格を通じて打ち解け合っているあたり、普段は厳しい目線と対応しか送られないと思っている同僚・部下も徐々に彼女の見方が変わってくるんじゃないかなと思っております。あと、勘違いしてはいけないのは、主人公はツンデレではないということ。自分を律するために相手に対して厳しく当たっているだけなので、きっかけさえあれば、ほぐれていくタイプの人間だと思います。それが後輩の男性との出会いかつ付き合いなんでしょうけどね。
で、肝心の後輩の男性は、主人公のことを少々意識し始めているのかなと。まだ主人公ほどじゃないけれども、何か違和感を感じるレベルにまではなっているのかと。
次点は、「キミと越えて恋になる」。
「グノーシア」・「機械じかけのマリー」・「野原ひろし 昼メシの流儀」と迷った中で、この作品をば。
この作品も見ていて切ないんですよね。人間と獣人のある種タブーまではいかないけれども、あまりいい顔されない恋模様が、もしかすると今後大きく描かれるかもしれない・・・というのを数話でわかるように描かれていました。また獣人独特の因習的な習性が出てしまうがために主人公の女性を心から愛せないのではないかと悩む獣人の男性の葛藤もよく描かれていましたね。
この作品が次点なのは、ただ一つ。獣人という設定に視聴者が大丈夫か否か。いわゆるケモナー好きな人なら何の抵抗もなく見られるのでしょうけど、ダメな人はとことんダメだと思うので、この位置になりました。作中の設定のように差別的な見方がよろしくないのは重々承知ですけど、やはり評価上この点は外せないのよね・・・。
次回は、ワースト作品の紹介です。