それは、「いつだって僕らの恋は10センチだった。」という作品。HoneyWorksが手掛ける楽曲を軸に展開されるメディアミックス作品です。別名ですが、過去に劇場版で数作品公開されていましたね。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
高校の入学式で、主人公とヒロインは桜の木の下で出会う。共に春を感じさせる名前だったことがきっかけでお互いに親近感を抱き、徐々にその距離を縮めていき、かけがえのない存在になっていった。
ただ、周りから付き合っているように見られるようになった高校3年の今でも、友達以上恋人未満を破るための距離、あと10cmが縮まらないでいた。
というふう。
この作品、たった6話で結論まで描かないといけないハードなスケジュールなんですが、その割には結構ゆったりと描かれておりますわ。逆に言えば、その先が結構ドラスティックというのかダイナミックというのか、大きい動きが待っているんでしょうね・・・と期待してみたくなるくらい、1話はゆったりしております。
今回は、2人の距離を焦点に描いており、周りから冷やかし半分というのかほぼいじめっぽいやられ方していてもまだ縮まらないのね。個人的には、あの部分は、もどかしさを演出したかったんだろうだけど、醒めちゃったね・・・。もっといい表現があったろうに。不快感しか残らない演出は辞めた方がいいわ。見る対象が幼い(元々ティーン狙いの作品)からって、表現まで幼くしなくてもいいんじゃないのよ、と。
作品そのものは、ありきたりな青春群像劇にも思えます。ゆえに、もう少し周りが絡む話になってくれた方が深みも厚みも出るのにねと思いました。ただ主人公とヒロインが悩んでるだけの薄っぺらい作品にしか見えなかったのが残念です。ただ、そのあたりは、後から取り返せるかもしれない・・・と思って次を見よう(ニヤニヤ)。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。

