2017年08月07日

珍しい魚の刺身があったので買ってきた

SHV32_1275スーパーで買ってきた謎の名の付いた魚の刺身。その名も「おさん」。三重県で獲れたものらしい。
聞き慣れない魚だけれども、見た感じはタイのような赤と白の身。恐らく白身の魚なんでしょう。

さすがに気になったので、買った後に調べてみると、この「おさん」の正式名称はニザダイというものだそうな。見た目はカワハギに似た魚ですが、タイの仲間らしい。もちろん、毒は無い
ニザダイは普段メインで獲る人もほとんどいないそうな。それなりに獲れるみたいだが、市場流通することはほどんどなく、メジナ釣りの時には外道と言われて捨てられるほど。
というのも、磯臭い。つまりは食用にはあまり適していないのがその理由。ただ、内臓を傷付けずに取り、かつ血抜きを行えば、磯臭さは無くなるらしい。なお冬場であれば、その磯臭さは軽減されるとのこと。
鮮度がいいうちなら、刺身や洗いで食すことも可能とのことなので、今回出てきたこの魚は非常に鮮度がいいのだろう

で、この魚は異名が多いのですよ。先程の「おさん(オサン)」だけでなく、「バイオリン」(石川)・「サンノジ(サンノジダイ)」(関東・紀州・四国)・カワハギ(鹿児島)などたくさんあります



その味は、まさしくタイの味。それでいてタイよりも身がしっかりしていて、味が濃いかなと。まぁ、鮮度の問題もあるんでしょうけど、この魚は雑魚や外道としてしまうのはもったいないなとも。値段もそれなりなので、タイだと同じ値段で数切れしか入ってないこともあることから、これでもいいかなとか思ってしまったり(ニヤニヤ)。


珍しい食材なので、よかったら買ってみてはいかがでしょうか。


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Posted by alexey_calvanov at 23:52Comments(0)