2020年11月22日

秋田でのあれこれ⑤

土崎駅から秋田駅への列車に乗って、乗り換え。どうしても秋田駅で南北にぶった切られるような格好になるのよね・・・。
秋田駅から向かったのは四ツ小屋駅というところ。秋田新幹線との併用区間ではありますが、もちろん停まるのは在来線のみです。
写真を撮っていないのは、真っ暗なんですよ。もちろん駅は明るいんですけど、駅周辺が真っ暗。何にもない。それなのに快速が停まる駅なのだそうで。
そこから歩いて目的地に向かいます。しかし先程も書いたようにほとんどの道が真っ暗で、道も途中まで悪い舗装された道もあったものの、長い道のりも相まって結構大変&厳しい。

結局歩いて20分ほどで目的地であるTOHOシネマズ秋田に着きました。意外にも、TOHOシネマズ秋田のあるイオンモール秋田は、開けた新興住宅地なのね。


どうしてこんなところに・・・と思われたでしょうが、目的はただ一つ。映画を見る!<じゃなかったら、何しに行ったんだよ!
見に行ったのは、「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」一連のシリーズの恐らく最終作になる作品です。元々今年の1月に公開予定だったのですが、昨年7月の京都アニメーション放火殺人事件で延期を余儀なくされ、後に4月公開に変わります。ところが、今度は新型コロナウイルスの影響で延期を余儀なくされ、9月にやっと公開されたのです。
ホントならもっと早く見に行きたかったのですが、なかなかチャンスを得られず今に至る。もうそろそろ公開終了になってる場所がちらほら出ていたものねぇ・・・。

見た感想は、これまでの集大成と言えるくらいに圧巻。初めて見る人にも配慮された構成になっているので、いかに主人公の半生が過酷だったのかわかって頂けたのではないかと。既に見ている人には、主人公の成長が手に取るようにわかるのではないかと。
あることがきっかけで主人公の主人が見つかるのですけど、主人は自分に負い目を感じて主人公を追い返してしまうのですわ。わかるんだけど、そんなわだかまりなんてちゃっちいもんだよと思った。その心を解きほぐすあたりは名シーンですよ。主人公に対して冷たくあしらっていたあの人が、主人公の手助けをする展開は胸アツですよ・・・。
なお、時代の流れで手紙から電話に変わるというストリームもあり、主人公が依頼を受けていた子供が死の今際にいた際、電話で友達に謝罪をするシーンもこれまた名シーン。それが電話へ伝達手段の変わるターニングポイント、同時にドールという代筆屋が無くなるきっかけにもなるシーンですね。
総じて感動的で、素晴らしい作品だったのですけど、途中途中で挟まれる未来の出来事(デイジーという少女が語り手のように未来を紹介していくシーン)が少々邪魔になったかなと。個人的には最後のナレーションと郵便事業の国有化と郵便会社の博物館になって現存しているシーンだけで充分その後と主人公の評価はわかると思うの。むしろ、主人公とその主人の後世を紹介することに時間を割いてほしかったかなと。そこからの過程が見て見たかった・・・。これをやるためにもう一作品作ることは無さそうだし。


ともあれ、心の洗われるような感動を味わった後は、急いで秋田駅に戻ることに勤しむだけ(苦笑)。芥川龍之介の書いた小説の「トロッコ」のような雰囲気を味わいながら、何とか時間までに四ツ小屋駅まで帰ってきたよ・・・。


その後は、秋田駅東口で夜行バスを待つ。お腹も少し空いたので、近くのコンビニで何か買ってこよう。


SHV47_0639と思って買ってきたのが、こちら。
たけや製パンの「サラダパン」(上)と「学生調理」(下)というコッペパンに挟んだもの。どちらも超ロングセラー商品なのだそうな。
たけや製パンは秋田県の製パン会社で、1968年から山崎製パンと業務委託をしています(なので、一部のパンはルヴァン種を使っています)。この会社があるから、山崎製パンは本格的に進出できなかったとか。
「サラダパン」は、スパゲティサラダを挟んだだけのシンプルなもの。決してマヨネーズで和えたたくあんを挟んだものじゃないぞ!<滋賀県をバカにするな!
そして「学生調理」というのは、恐らく学校の購買で販売することを想定したパンだろうと。ナポリタンスパゲティ・野菜サラダ・フライを挟んだものです。フライが何なのかは後述。



「サラダパン」は、酸味と辛味の利いたスパゲティサラダがパンの甘さとマッチしていますね。辛いのは、からしを使っているからかな。
総菜のサラダとほぼ同じ味で、あの味が好きならオススメです。

「学生調理」は、1つで様々な味を味わえる贅沢なパンです。食べ方によりますけど、最初にナポリタンスパゲティの甘酸っぱい味に、次は野菜サラダに入っているキャベツとドレッシングの優しい味に、最後にフライのソースと肉々しい味に・・・と目まぐるしく変わって、満足感はたっぷり。肉かと思っていたフライは、何と魚肉ソーセージ。肉のように食べ応えのあるものに変わってしまうのか。


SHV47_0640もう一つ、セブンイレブンで「お肉たっぷり! 鶏ごぼうおむすび」を買ってきた。これは地域限定だろうと思ったら、その通りで、東北地方のみで販売されているものだった。



鶏のだしの利いた濃いつゆで炊かれたご飯が美味い。かつ鶏ごぼうも多く入ってて、鶏肉はゴロゴロ、ごぼうはシャキシャキしてて、アクもしっかり抜かれてて、これまた美味しい


午後10時。セリオン発のバスが来た。これに乗って東京駅の日本橋口まで向かいます。
さぁ、ゆっくりして・・・と思ってたら、ハチが出た!黄色と黒の縞模様だったので、間違いないと思う。それかアブか。いずれにしても、刺されたらアウトやんけ!こんな密閉区間ならなおのこと。
運転手に言おうと思ったら、あいにくこのバスがワンマン運転だった(泣)。ツーマン運転だったら、もう1人の運転手に状況を報告して対策が練られるのに・・・。
仕方ないので、ハチと思しきものをカーテンにくるんで確保。休憩スポットまでこの状況で・・・と思ってたら、睡魔で離してしまった(泣)!しかし、ハチがいない!ヤバい!
・・・しかしその後、ハチを見ることは無かった。途中の休憩スポットで逃げてしまったのか、死んでしまったのか、あるいはどこかに潜んだまま動かなかったのか。それでも何事もなく東京まで迎えたので安心した。下手に騒いでどうこう思われるよりいいか・・・。


翌朝からは東京での出来事。
東京駅から約2時間の乗り継ぎ時間どうしようかと思い、まずは新宿駅まで行くことに。
新宿駅は東西自由回廊が出来上がって、ラストダンジョンとか秘境とか言われた駅の構造がだいぶ変わりました。まだ慣れないと迷いそうなところはあるものの、随分便利になりました。一方で、JR・私鉄の改札が分離されたので、これまでショートカットで向かえた人達にとっては、少し不便になったのかな。それでもわかりやすくなったから便利になったという方が勝るのかなぁ。
ここで、テルマー湯というところに向かったものの、朝風呂まではやっていなかった。じゃあ新宿以外のところに行こうかと思ったけど、1時間以内に帰って来れる自信は無い。仕方なく朝ご飯を食べるところを探したけど、午前7時過ぎで空いているのは、日高屋とマックとバーキンくらいだわ(爆)。
というわけで、一旦バスタ新宿に行って、トイレ休憩の後に近くのコンビニで朝ご飯を買うことに。


SHV47_0643それがこちら。
セブンイレブンで買ってきた「醤油海苔仕立て 高菜めんたい」(上)と「有明産のり佃煮」(下)
パリパリのりではない、しっとりとしたのりで巻かれています。醤油を染み込ませているのでしっとりしたんだろうね。



味は、どちらもオーソドックス。
「醤油海苔仕立て 高菜めんたい」は、明太子の辛さが引き立ったもの。これは他のセブンイレブンの明太子おむすびの定番の味付けですね。高菜の存在感はやや薄め。
「有明産のり佃煮」は、甘くない佃煮。関東圏は醤油のキリっとした味が好きなのかもね。東京オンリーの販売も納得。


今度は、バスタ新宿からささしまライブまでのバス旅。景色を見てゆっくり過ごすかと思ってたら、海老名サービスエリアで渋滞にハマる元々東名高速道路の集中工事で遅れる可能性があったとはいえ、そっちの影響より、事故による渋滞だもんなぁ・・・。この集中工事関連の事故らしいのですが、いやはや・・・。
新東名高速道路に入って遅れを取り戻せるかなと思ったら、さにあらず。結果的に45分の遅れでささしまライブに着きましたとさ。何だかどっと疲労感が出た・・・(汗)。


また来年以降も秋田に行けるチャンスがあれば行きたいけど、ブラウブリッツ秋田は来年J2だからね・・・。あ、そうかFC岐阜が来年J2に上がればいいのか。だったら大丈夫だ(ギャハ)。<何だよ、この根拠の無い自信!


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Posted by alexey_calvanov at 22:38Comments(0)