この月で一番の注目作とも言えるのが、TOKYO JUNGLE(★)。
人類が忽然と消えた東京を舞台に、残った動物達が繰り広げる弱肉強食のサバイバル競争を描いた作品。
出演する動物は犬・猫・ニワトリなど50種類以上。先述の通り生存競争を繰り返しながら、自らを強くしていき、お目当てのメスとの交尾を繰り返し、子孫繁栄も・・・というものになっています。
この作品、足掛け2年以上の開発を経ており、2010年の東京ゲームショウでも開発段階のものが登場し、長い間注目作として見られていました。しかし一時は東日本大震災の影響で、作品コンセプトに似た状況を晒してしまったため、発売中止に追い込まれるのではないかというところにまで追い込まれたこともありました(実際、公式サイトがリニューアルに伴い一旦消滅した経緯の際、時期が時期だったため開発中止になったのではないかという噂が流れたことも)。
ちなみにゲームモードは、人類消滅の謎を追いかけるストーリーモードと50種類以上の動物の生存競争を描くサバイバルモードの2つ。
バカゲーともネタゲートも言われているこの作品、その実は非常に立派なアクションアドベンチャー。立体感のある、かつリアリティあふれる東京を楽しむことができるでしょう。
続いては、アーシャのアトリエ ~黄昏の大地の錬金術士~。
アトリエシリーズ14作目。
今回は衰退している文明世界が舞台で、錬金術の技術も失われつつある中あるというもの。突如行方不明なった妹を探すのが今回の目的なのですが、具体的な年数が提示されていないのが、これまでとの最大の違いで、様々な事象を経ること(つまり、思い出を紡ぐこと)で、人間的成長を味わいながら達成していくものになっていきます。
これまでの作品と違い、少々重みのある作品になっていますね。
3本目は、ドットハック セカイの向こうに + Versus Hybrid Pack ハイブリッドパック。
今年の1月に公開された3Dアニメ映画を題材にしたハイブリットパック。.hackシリーズとしては10作目にあたる作品で、シリーズの時間軸としても最新になります。
福岡県柳川市を舞台に、頻発するサーバーダウンの原因を探るために、主人公の女子がエージェントに依頼されて、捜査をするというのが、作品概要。
ゲーム部分は対戦格闘になっており、ベースは同作で登場した「VERSUS:The World」。
テンションゲージを溜めて、様々な特殊行動を起こして相手に勝利し、賞賛のコメントをもらうという流れになっています。なお、オンライン対戦も可能です。
このごろノリに乗っているアニメとゲームとの融合させたタイプ。今後有名作品も登場してくるので、作品のコンセプトを損なわない限りは十分の美白のあるシリーズになっていくと思います。
残り2本は、過去の作品をハイデフ化したもの。
最初はバイオハザード クロニクルズ HDセレクション。
共にWiiで発売された「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」(2007年発売)・「バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ」(2010年発売)をハイデフ化した作品。
ただきれいになっただけでなく、PlayStation MOVEに対応し、自動照準でもあるオートエイム機能が搭載されました。
もう一つはけいおん! 放課後ライブ!! HD Ver.。
2010年にPSPで発売された同作品のハイデフ版。「プレイステーション・ポータブル リマスターシリーズ」の一つになっています。
3Dテレビに対応しているのが大きな特徴になっています。もちろん、これまで通りアドホックパーティーにも対応しています。
次回はWii・X様の作品紹介です。

