2013年03月20日

まーた炎上騒ぎかよ・・・

先日放送された「さくら荘のペットな彼女」第23回「卒業式」でまた大変なことになりました。ネット上の指摘がきっかけで、再び炎上騒ぎになっています。

そのシーンとは、卒業証書授与式の中のワンシーン
壇上にあるはずの日章旗が掲揚されていない・式次第の中に国歌(君が代)斉唱がない(注:原作には表現としてあった)ということで、他作品の中では、きちんと日章旗等が描かれているということもあり、以前から言われている韓国推しの影響ではないかと大騒ぎしているわけです。
ちなみに、その以前起こった炎上というのは、同作品の第6話「雨あがりの青」にて。
作中ではおかゆと表現していたところを韓国の料理であるサムゲタンに切り替わっていたことがきっかけで炎上。ステルスマーケティングや韓国推しが絡んでいるのではないかと言われていました。それに絡んだ同人誌(「サムゲ荘のキムチな彼女」という18禁同人誌)も出ています。


実のところ、この作品は日本だけでなく韓国でもほぼ同時放送(キー局であるMBSテレビより2日遅れでCSにて放送)されていることもあり、そのあたりの配慮も絡んでいるのではないかと思えてならない部分もあります(昨今の反日感情に配慮して、意図的に日章旗や国歌斉唱の部分を削除したという意味)。ただ、それならば韓国向けでそれを行えばよかったのであって、日本向けにはそのまま日章旗と国歌斉唱を記載したシーンに挿しかえればいいじゃないかという意見も当然だと思います(実際、テレビ愛知ではオープニングやエンディングでMBSのテロップを削除したうえで放送していることもあり、技術的には不可能ではないと思われ)


今、日韓関係が竹島の問題で非常にシビアになっている中でこういったことが起こると、非常に些細なことでも炎上するという顕著な例として語られることになるんでしょうけど、相変わらずネトウヨの目ざとさはすごいなと。


個人的には、この件に関しては大きく意見はしません。強いて言うなら、前述の通り、ネトウヨの目ざとさはすごくて嫌だなと。もっと他のことに使えよと言いたくなる顕著な例で語っていくんでしょうね、私自身は。
でも何より言いたいのは、作品としては近年まれに見るいい作品になりつつあったのに、サムゲタン騒動と卒業式騒動で、駄作だの韓国推しアニメだの悪い評価だけしか見られなくなってしまうのは残念でなりません原作者もその咎を背負って作品を続けなければならない、ファンも同じ咎を背負って応援していかなければならないのだと思うと、本当にかわいそうでならないなと。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)TrackBack(0)

2013年02月04日

レコゲー2013 2月 携帯ゲーム機編 前編

レコゲー、ここからは携帯ゲーム機編です。今回は3DSとPS Vitaの作品を紹介していきます。


携帯ゲーム機で何と言ってもポイントになってくるのは、ニンテンドー3DSの「ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち」(★)のリメイク発売
これまでDSで発売したリメイク作品(Ⅳ~Ⅵ)も100万本以上の売り上げがあったことから、キラーコンテンツになることは間違いなく、Ⅶに至ってはPS版での売上本数が廉価版を含めてもⅨの本数に近い417万本ということから、100万本超えはほぼ確実と言ってもいいでしょう。ただ、相乗効果で売れる作品がないのが欠点と言えば欠点で、ドラクエⅦの独り勝ち・・・という事態も考えられます。
作品としては、石板を集めて世界の謎を解き復活させるのが大きな目的。今作では、これまであったシステムに加え、様々な追加要素があります。
まず一部2Dで製作されていた部分も3Dに変更され、完全3Dが実現モンスターもランダムエンカウントから最近の作品ではメインになっているシンボルエンカウントに変更されました。BGMも東京都交響楽団に変更になっています(BGMがオーケストラなのはPS2版ドラクエⅤ以来)。
すれちがい通信を活用したシステムも今作では採用されており、ふしぎな石版(トクベツな石版)をこのシステムによって交換できたり、移民の町の住民をこのシステムで移住させることもできます。また職業別で衣装が変更できるようにもなっているので、見た目も豪勢になりました(なお、モンスター職への転職の場合、モンスターの姿に)。
なお、モンスターパークというのがあり、仲間になりたそうなモンスターを連れて行って移住させることもできます
それ以外では、過去のあらすじを記録してくれていたり、探している石版をヒント文章と下画面のレーダー機能で追跡可能になったりと、かなり難しいとされる石版集めに関しては敷居が下げられているなと感じられますね。
完全新作と言ってもいいくらいに完璧になっているリメイク版ドラクエ。3DS初のリメイクということもあって、どのくらいの完成度になっているのかも楽しみなところです。

3DSからはもう一本、ドラゴンボールヒーローズ アルティメットミッション
ドラゴンボールシリーズ(Z~GT)をベースにしたアーケードのカードゲームを3DSで展開したもの。ジャンルとしてはアドベンチャーになっています。
900枚以上のカードから5枚を選択しチーム登録を行い、ヒーローロボットと言われるサポートロボットをセットしバトルを開始するというのが基本的な流れになっています。
また3DSのカメラ機能を使って、自分の顔を取り込んで戦闘力をためることが可能(お金やアイテムがその都度もらえる)で、一定数たまると巨大ボスが出現し、特別なボーナスがもらえることも。このカメラ機能はアーケードの筐体から出てくるQRコードを読み取ることで特別なミッションが受けられるようにもなります
長い人気を持ったゲームなだけあって、大人から子供まで楽しめる作品になりそうです。


対してPS Vita、最初はサイレントヒル ブック オブ メモリーズ」(★)
今作はシリーズ初のRPGになっており、これまでのシリーズとも繋がりの薄い番外編的な扱いになっています。
シングルプレイとアドホック通信を介したマルチプレイができ、やり込み要素の豊富なものになっています。また、過去の作品で登場したクリーチャーが登場します
今作では、PS Vitaでの登場とあって、アナログスティック・十字キー以外にも背面タッチパネルによる操作も可能になっています。
これまでのシリーズを知っている人にはオススメな作品になっています。

続いては、「さくら荘のペットな彼女」(PS VitaPSP)(★)
現在放送中の深夜アニメから展開される作品。丁度放送がクライマックスに差し掛かってきたものの、発売延期になってしまったので放送中に出せるかなと思っていましたけど、ギリギリ間に合ったというふうですね。
ジャンルとしては、主人公のゲーム製作をシミュレートするパートと恋愛シミュレーションが組み合わさったもので前者はコンテスト優勝が目標となり、後者は意中の女子をお世話しながら落とすというのが目標になります。
この作品は、Live2Dを採用しており、アニメのイラストと同じようにキャラがよく動くようになっています。なお、ゲームでのオリジナルキャラも登場します。
現在発売中の映像メディアや小説とのコラボレーションも期待できるために、クライマックスの盛り上がり方によっては、大きく動く可能性もあります。

最後は、シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~ RE:Incarnation」(★)
2012年に発売した「シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~」の本編と追加要素を組み合わせたもの。中には初回限定でしか手に入らないコンテンツや最新版を楽しむためのサービスバンドルチケットが入っているので、新規ユーザーはこちらを、既存ユーザーは追加要素部分のみが入っているダウンロードコンテンツを手に入れてもらうことをオススメします
ただし、この作品はオンライン専用タイトルなので、インターネット接続ができているのが必須条件になるので注意。


次回はPSPの作品紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:48Comments(0)TrackBack(0)

2012年11月18日

やっぱりステマだったのか!?

韓国料理として認知度の高いサムゲタン(蔘鶏湯)。実は、大元をたどると中華料理の一つとして食べられているそうだが、「宮廷女官 チャングムの誓い」の影響か、韓国料理店や韓国風焼肉屋でポピュラーだったせいか、日本では韓国料理ないしは韓国宮廷料理という認識が高いわけで。

サムゲタンという料理を解説すると、丸鶏の中に松の実・ナツメ・クコ・栗・にんにく・もち米・高麗人参などを詰めて、水から数時間~1日煮込むというもの味付けは基本的に塩とこしょうのみで、白いスープが特徴的もち米は入っているものの、スープ料理として解釈され、丸鶏1匹が1人前とされているそうな。
韓国では滋養を強くするということで(バテやすい際に食べる)夏の食べ物とされ、日本でいう土用の丑の日に食べるのが一般的なのだそうな。
実は1回だけ、栗が嫌いなのにもかかわらず(苦笑)、某サイトの管理人がひいきにしていた韓国料理屋に行った際食べたことがあるのですが、鶏肉が柔らかく、それに加え薬膳の味がして悪くないと思ったんですがねぇ・・・。
なお、今はレトルトパウチで販売しているので、大きなスーパーなら手に入ると思います。タイプは丸鶏の入ったものから鶏肉が細かくなって入ったものまで様々。


そのサムゲタン、先日放送された「さくら荘のペットな彼女」というテレビアニメの中で、原作の中ではかつおだし香るシンプルなお粥として登場していたものが、なぜかサムゲタンに置き換えられ(その回の中では、主人公もお粥なのかと疑問視している)、そのシーンを見たアニメフリーク達が怒ったため、ツイッターやにちゃんねるの実況を中心に炎上専用スレも立ってさらに延焼したというふう。
この動きはネットニュースにも取り上げられた他、紙面上(中日新聞および東京新聞をはじめとする中日新聞系列の新聞社)でも取り上げられました。


まぁ、実際見た時も新聞の記事を見た時も、「ふーん」程度で終わっていたのですが、今日とあるスーパーの前に通りかかった際、試食をしていたのが偶然にもサムゲタン(笑)。ええ、この論調が気になったわけです。
いわく、「何らかの意図を持ってサムゲタンを流行らせたい勢力の陰謀」、つまりはステマじゃないのかという説です。

ここまで偶然が重なると、何かあるよな・・・と勘繰りたくもなるわけですよ。この試食が元から組まれていたのか、この騒動に目を付けて、炎上商法のように食い付いたのか真相は不明ですけど、知ってる人が見たら噛みつかれかねないぞとも。


ただね、ネット上のコメントを見てて思うのが、かなり嫌悪感を抱いて韓国を見ているのはわかるけど、韓国の見方がステロタイプ(モノラル視点、つまり平面かつ一方)的で、サムゲタンを何なのかも知らない奴らもかなりいたという点。中華料理だぞという人達もいたけど、韓国料理としてパクったという見方もどうなのかと。中華料理として中国そのもので認識されていたのかも疑問だし、パクったというより、ポピュラーにしたという言い方の方がいんじゃないのかとも。そんなことを言えば、カレーやハンバーグだってインド料理や西洋料理のパクリだぞ(苦笑)。
それに他の韓国料理の悪いところだけ見て、汚物だの鶏の尻から詰める汚い料理だの食えないだの言ってる人もいたのですが、それはその国の料理や文化に対してかなり失礼な表現だと思わないのかねぇ・・・。もう少し、失礼にならない程度にオブラートに包んで言うとかできんのかとも。日本の食文化の中にある納豆やくさやや馴れずしに対して同じようなことを言われて怒りを覚えないのかと言ってやりたい(好き嫌い関係なく)。
そもそも、ここで偏狭的かつ偏狂的なネトウヨ的主張をしている奴らは、つくづく思うんですけど、中国の愛国無罪と叫んでやってるデモやアメリカのティーパーティー(茶会)をバカにできないぞとあれほど言ってるのに・・・。


恐らく、今回の件でこれだけ叩かれれば、ディスク登場時に修正を余儀なくされるんでしょうけど、これでも修正に応じなければ、メディアファクトリーも相当頑固だなとも。うーん、長期化しそうだ。


韓国参鶏湯/サムゲタン/チャングムの公認商品1kg韓国参鶏湯/サムゲタン/チャングムの公認商品1kg
とりあえず、この番組の影響でサムゲタンを知ったという人も多いと思うので、貼り付けた(笑)。
丸鶏タイプの商品の代表例。



ホテイ サムゲタン 濃縮タイプ 500gホテイ サムゲタン 濃縮タイプ 500g
こちらは鶏は細かくされて入っているタイプの代表例。
濃縮タイプなので、薄めて食べるものとのこと。



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Posted by alexey_calvanov at 23:06Comments(0)TrackBack(0)

2012年11月08日

秋の新アニメ2012 ランキング ベスト

今回の秋の新アニメのランク付けをしていこうかと思います。今期は10本見ておりますが、今期もいい作品が揃っており、これまた豊作といってもいいでしょう今期は新作の比率が多く、かつ甲乙つけがたいものになっていて苦慮しましたが、今回上位に関しては差はないと思って下さい。なお、今回もベスト3・ワースト3で見ていこうかと。


というわけで、今回のベストは、「ひだまりスケッチ ハニカム」
これはね、続きモノだけど新規の人にも既存視聴者にもきちんと配慮された番組構成をしているに尽きる。だから4期も続いたんだと思うし、連載も長いんじゃないのかと。今期で初めて見た人が気に入って前のシリーズを見てくれる・・・といういい循環を生み出し、ますますシリーズ続行に貢献してくれるというふうになるんじゃないのでしょうか。
ある意味、こういった作品が理想の作品だと思います。

2位は、「中二病でも恋がしたい」
今期のオリジナルでは一番いいんじゃないかと思いますね。京アニだからという理由は実に単純で一種の危険な見方だと思われるといけないので、きちんと理由を挙げておくとします(苦笑)。
まずは、話の起承転結が同じふうでもクドくない主人公のツッコミが毎度ヒロインや他の人物に幾度となく入って来ても、「ご愁傷様」と言って笑って過ごせる(あるいは一緒に嘆く)ことができる、ある種の共感を持って見られるのがいいところなのではないのでしょうか。
あとは、妄想戦闘の妙なカッコよさと痛さ、そして現実とのギャップ、その全てをワンシーンや数分で見事に表現できているなと。
2話や3話の(妄想中の)戦闘なんかは、妄想にしてはひど過ぎるだろうと思わず大笑いしてしまいましたよ。
それでいて、ヒロインがかなりかわいく描かれているシーンもあったりと男を上手いこと掴んでやがると(笑)。

3位は、「好きっていいなよ。」
やっぱり女子向け作品はいい作品が多いと立証してくれました。
大きいヤマというのは、それほどないものの、起伏の少ない主人公が、段々人間らしさというのか女の子らしさを出していく過程がヤマのような役割を果たしているんですね。ヒーローに当たる男は、どこか抜けてる感じもあったりするものの、なかなかいいんじゃないのと。
そして、彼女にちょっかい出すヤツらも相当アクが強いストレートな文言はあまりないものの、主人公を見世物小屋にいる何かのような目で見ているようにも。


で、悩んだのが次点。悩みに悩んだ末に、「さくら荘のペットな彼女」をば。
コメディとシリアスのキレのよさが大きなポイントになりました。ただ、もう少し主人公とヒロインの関係が(仕方ない部分もあるんですけど)希薄というのか煮え切らないというのか・・・。他のキャラでも上井草の存在があまりにも際立ち過ぎてそっちに持って行かれてしまいそうな気も。サブキャラとのアンバランスが解消されれば、いいところまで行っていたので惜しいです。


次回はワースト3の作品を紹介していきます。


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Posted by alexey_calvanov at 23:09Comments(0)TrackBack(0)

2012年10月11日

秋の新アニメ2012 その7 さくら荘のペットな彼女

秋の新アニメ、7回目の今回は電撃文庫のライトノベルが原作の「さくら荘のペットな彼女」です。
この作品もノーマークで、前評判もよくわからない中での視聴になりました。ちなみに、来年1月にPSPでのゲーム化が決まっているとのことなので、今作品がよかったら、ゲームの売り上げに弾みが付くのかもしれないですね。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


水明芸術大学付属高校2年生の神田空太は、1年生の夏に拾い猫を学生寮で飼っていたことが学校サイドにバレてしまい、猫を捨てるか寮を出るかの取捨選択を強いられた結果、(猫好きだったこともあって)寮を捨て、さくら荘に引っ越すことになる。
しかし、このさくら荘というのは、問題児ばかりの集う寮と揶揄されているほどだった。さらに、このさくら荘には寮母はおらず、高校の美術の先生が寮母代わりに監視しているのだった(ただし、問題児ばかりの寮生達との生活に溶け込んでしまっている模様(苦笑))


2年生になった始業式の日、美術の先生の従妹がこのさくら荘にやって来るということで、空太は世話人をするよう命じられるその従妹は、空太の目を奪うほどの美人ではあるが、日常の常識はまるでなく、むしろそのなさで空太が振り回される日々を送ることになる



というふう。


第1話にしては登場人物が多く、ともすれば複雑になりがちになりそうなところ。しかしながら、短い時間の中でコンパクトに各登場人物の説明を整えてくれていたので、混線することなくわかりやすい。それでいて各キャラのポイントが非常にキャッチーなので、印象に残りやすいですね。意図してキャラの色付けが行われていると思います。
そのくせ、まだ大筋のあらすじしかわからないので、今後の展開がまだ読めないのが気掛かり。今のところヒロインが主人公を大きく振り回すんだなというのがわかったくらいで、今後この遠心力が他の登場人物にいかような影響を与えるのか、そのあたりが知りたくなってきましたよ。


放送局の詳細などは「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:10Comments(0)TrackBack(0)