新社屋は地上11階で、高さ160mの放送塔と一体になった構造になっています。社屋は全体が免震構造になっており、この構造は在名放送局では史上初になります。また免震構造だけでなく、社屋内には3台の非常発電機を、敷地内に給油所を設け、災害時の燃料供給がすぐ行え、備蓄も兼ねるようになっています。環境への配慮も行っており、地域冷暖房・屋上緑化を採用し、省エネルギー対策も施しているそうです。
さらに、1階部分は多目的ブース(非常時には避難スペースとして使用)を設け、東側にある公園と敷地が一体となる作りの広場にし、イベントスペースや避難スペースとして確保しました。そして東側には582インチの大型ビジョンを設け、ニュースや防災情報が表示されます。なお、北西部分にも小さな広場を整備しています。
また、2016年から使用する新しいロゴも公開されました。39年ぶりの変更とのことですが、恐らく開局当初から使っているUのマークのことを指すのだと思います。
新しいロゴはCを3つ重ねた物になっており、それぞれ中京地区・中京テレビ・真ん中(センター)の意味を持たせています。そこで使われる色はピンク(Chukyo Active Pink)で、地域に親しまれ、未来に向かってより活動的にテレビの使命を果たしていく決意を込めたものになっています。
実際見てみると、かなりデカい。特に放送塔が天を突き破るかのような高さを誇っているので超高層ビル群があるとはいえ、異彩を放っているのは間違いないでしょう。
新社屋へは来年の11月21日に移転予定ですが、その前から放送機器の調整等で試験的に運用を行っていくとのことだそうです。

