2020年11月29日

FC岐阜観戦記2020 アウェイ編 その15 讃岐うどんのように粘り腰で

FC岐阜、昨日は香川県丸亀市にあるPikaraスタジアムでカマタマーレ讃岐と戦いました。今回も入れて、もう4回目のPikaraスタジアムですわ。
まずは、ここまでの上位陣を見てみましょう。☆は昇格決定です。


1位 秋 田(68) +40 ☆
2位 相模原(50) +5
=== 昇 格 ラ イ ン ===
3位 長 野(49) +17
4位 岐 阜(47) +12
5位 熊 本(46) +8
6位 鳥 取(46) +7
7位 今 治(46) +8


あの無双していたブラウブリッツ秋田がカターレ富山に負け、ここには載せていませんが、富山は8位(勝ち点44)に入り、もしかしたらワンチャン・・・まで迫ってきました。まさか秋田が負けるとは思っていなかったわ。優勝した後の気の緩みが秋田に出たのか、富山がしっかり下調べをしていたからか。
一方で5位には付けているものの、セレッソ大阪U-23を引き分けで、勝ち点を2つ取りこぼしてしまったロアッソ熊本は、この位置とはいえ、崖っぷちになってしまったなと。大木武監督のボロが、この最終盤で出てしまったのは、岐阜サポの人間である私から見ても、悲しいともさもありなんとも見え、悲喜こもごも、愛憎半ばです。


この日の試合も、藤枝MYFC×ガンバ大阪U-23と同時刻のキックオフとはいえ、相手にプレッシャーの掛けられる試合ではあります。下位相手ということもあり、ここで勝っておかないと、せっかく首の皮1枚が分厚くなってきたのに、また切れそうというふうになりかねません。


SHV47_0704この日の試合は、新型コロナウイルス感染予防のイベントが行われていました。そのためか、讃岐のマスコットであるさぬぴーも丸亀名物である骨付鳥マスコットのとり奉行 骨付じゅうじゅうもマスク姿になっていました。このご時世だからね。



SHV47_0703そして、ソーシャルディスタンスパネルも展示されていました。
讃岐の重松健太郎選手のパネルも展示されていましたけど、せっかくなので、さぬぴーのゴロ寝の方をば(笑)。
・・・オマエ、身長約2mだったのか!



SHV47_0707実は、今回スタグルが4件しか来ていない、しかも唐揚げが2件(下手したら全店舗揚げ物を取り扱っている)というある意味すごい展開に(汗)。
まぁ、いつものごとくカマコロは頂いた(しかも2回(爆))ので、今回はからあげやカリッジュの「カリッジュ」をば。ゆず胡椒と明太マヨネーズとあったけど、シンプルのでいいや。
「カリッジュ」は、2014年のからあげサミットで1位、2016年に行われた第7回からあげグランプリで最高金賞を受賞しています。その間に2013~2015年の3年間に金賞受賞しているんだよね。
特徴は浸透圧を利用した調理法で、フランスの調理技術を応用したらしい。柔らかい鶏肉なのに、ニンニクのような香辛料を一切使用していないのだとか。



これは名前の通り、外はカリッと中はじゅわーっとジューシーです。
味が足りなくなるのではないかなと思ってたのですけけど、醤油の味わいがしっかり染み込んでいて、肉汁の多さで大満足。たぶん、これは冷めても美味しい部類
来年はどうなるかわからないけど、Pikaraスタジアムで見掛けたら是非とも。
・・・と思ったら、愛媛県を中心に四国4県に加え、関東・関西・中国・九州の一部や台湾で行っているようです(苦笑)。


SHV47_0708試合に関しては、前半と後半でがらりと変わったというのが、感想になるでしょう。仕方ない側面があるとはいえ。


前半は、思っていた以上に岐阜が攻める。そしてゆったりとしたペースで讃岐を翻弄していました。それでも、前半24分に大西遼太郎選手が決めていれば、もう少し流れは落ち着いたものになったかもしれないんだけどね・・・。まぁ、ルーキーに過剰な要求をするのは無理というか無茶というもので(苦笑)。


流れが変わったのは、後半に入ってから。
後半5(50)分のコーナーキック、レレウ選手がキッカーになったのですけど、イヨハ・理・ヘンリー選手が頭で合わせて、ゴールの左隅に決まりそうなところにキーパーがキャッチング・・・と思ったその時、川西翔太選手が、これまた頭でねじ込んで先制後のインタビューで、あれはヘンリー選手のゴールだったから申し訳ない的なことを述べていましたが、下手をしたら取られていた可能性もあるので、あれはあれで正解だと思います。

その後も、岐阜は再三再四チャンスを得るものの上手くいかず、讃岐はやがて攻勢を強めてきます。そして後半21(66)分、ペナルティエリアの少し前で、柳澤亘選手が相手選手を倒してしまい、一発退場。仕方ないプレーとはいえ、非常にまずいことになりました。
その後は10人でしのぐ事態になったため、当然ながら岐阜は前掛かりの攻勢はできなくなり、逆に讃岐が前掛かりどころか前のめりの攻勢を仕掛け続けてきました。それでも、その直後のセットプレーは、パク・ソンス選手のファインセーブでしのぎ、後半36(81)分のオーバーヘッド気味のシュートを放たれるものの、枠外に飛んで何とか難を逃れるなどありましたが、讃岐うどんのような粘り腰の守備を本家の選手達に見せて、辛勝となりました。


何度も言いますが、勝てばよかろうです。内容面で不満があっても、勝てばよかろうなのです!



SHV47_0713今日のMOM(Man Of The Match)は、何と言っても川西選手。ソンス選手もよかったけど、点を入れなければ勝てないということを踏まえれば妥当ですわね。
川西選手は、これで9得点。チーム内得点ランキングで高崎寛之選手を抜いて1位になりました。去年もチーム得点王になったので、今年もそうなる可能性が高まってきました。上手くいけば、2ケタ得点もイケるのではないのでしょうか。



苦労して勝ったものの、この試合でもらった代償もそれなりに小さくないわけで。
この試合で柳澤亘選手は次のホームであるガイナーレ鳥取戦は出場停止になりました。意外ですが、今年の岐阜は累積4枚で出場停止になった甲斐健太郎選手以来なんですね。イエローカードの累積枚数も甲斐選手が突出している(累積5枚)以外は2枚以内なのね。ヘンリー選手はリーチじゃないかと思ってたけど、大丈夫だったし。ただ、気を抜けば一気にリーチ→出場停止(下手したら今シーズン終了)になりかねないので、下手なプレーはやらないでほしいことを祈るばかりです。
この柳澤選手の代わりを誰にするかで、次の鳥取戦は決まってくると思います。控えにいる北谷史孝選手か藤谷匠選手にするのか、ベンチ外の多い橋口拓哉選手・会津雄生選手・長倉颯選手から出してくるのか。橋口選手は鳥取戦に出ているから、出してあげてもいいと思うんだけどなぁ・・・。

いずれにしても、全員で戦う意識とスクランブルの段階がもう一つ上がったことを意識した戦いをしてほしいと思います。幸い1週間間隔があります。仲田建二監督には、じっくりと見極めてほしいものと思います。


最後に、この節の結果でどうなったのかを見ていきましょう。


1位 秋 田(71) +42 ☆
2位 相模原(53) +6
=== 昇 格 ラ イ ン ===
3位 長 野(52) +18
4位 岐 阜(52) +13


・・・何や、あんなに頑張ったのに変わってないんか(泣)!
・・・と思うでしょうが、讃岐に勝ったことで一旦2位には上がっていたんです。その後行われたSC相模原が鳥取に勝ったため、相模原が2位に。AC長野パルセイロもFC今治に勝ったため、長野が3位になりました。つまり、元のさやに戻ったとも(苦笑)。
しかし、熊本が秋田に、鳥取が相模原に、今治が長野にそれぞれ負けたため、熊本と鳥取が勝ち点47、今治が勝ち点46となり、事実上昇格戦線から脱落と見ていいでしょう。また、この試合でセレッソ大阪U-23に勝った富山は5位まで浮上しているものの、勝ち点が47なので、やはり昇格戦線に参入という見方は厳しいでしょう。残り試合を見て、5ないし6点差は結構厳しい。
まだまだ首の皮が1枚の中で、次の鳥取戦が、これまで以上に重要なのは、何度でも言いますが、間違いないのです。


残り4試合、自動昇格への勝ち点差は1。


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Posted by alexey_calvanov at 19:34Comments(0)

2018年06月11日

FC岐阜観戦記2018 アウェイ編 その10 ちゃんとやること

FC岐阜、昨日はカマタマーレ讃岐との一戦をPikaraスタジアムで迎えました
岐阜はリーグ戦では連勝中ですが、先日行われた天皇杯では、NDソフトスタジアムでモンテディオ山形と戦い、90分と延長30分で決着が付かず、最終的にはPKにもつれ込み、4-2で惜敗となりました。ABBA方式という慣れないPK戦だったこともあるのですけど、とどのつまり流れを掴んだ方が勝ったとも言えますね。というのも、試合をきちんと見たわけではないので推測にはなるもものの、一旦追い付きながらも相手に追い付かれて、その勢いのまま押し切られたからですね。天皇杯はホーム・アウェイ関係ないとはいえ、やはり同格なら、自分達のホームでやれる山形の方が有利なのかなと。
しかも、この試合でライアン・デ・フリース選手が水戸ホーリーホック戦で痛めていた足を天皇杯で再度痛めたらしく出場できず。既に田中パウロ淳一選手が肉離れで離脱中攻撃陣がますます手薄になってしまい、つくづく山岸祐也選手が調子を上げてきてよかったと思えるようになりました。

一方、讃岐の方も調子が上がらず、『自分達のスタイルに戻した』とされる大宮アルディージャ戦では引き分けに持ち込み、少しだけ調子を戻しつつあります。ただ、天皇杯は横浜FCに負けているのですが、90分で負けたというふうなので、ダメージは少ないようです。


SHV39_3351讃岐の本拠地であるPikaraスタジアムに来るのは3度目。一番変わったのは、マスコットが登場したことでしょうか。
こちらがそのマスコットのさぬぴー釜玉うどんをベースに作り上げられたものです。いかにも香川県らしいマスコットだと思います。あと目がかわいい。



SHV39_3354この日の試合は、「岐が被ってるぞ!ダービー」ということで、岐阜のマスコットのギッフィーも登場。雨対策もバッチリでした(笑)。
写真は、「叩いてかぶってじゃんけんポン」での一コマ元々大人(男女)と子供の3人勝負だったのですけど、時間もあったのでマスコット対決が急遽設けられることに。
ヘルメットがかぶれないので、勝ったら即叩くの勝負(爆)。この勝負はさぬぴーの圧勝(ギャハ)。1回しかやってないけど圧勝(ギャハ)!
それでも、司会の人(と讃岐の女性スタッフと思しき関係者)を岐阜へ連行(笑)できたので、よしとしよう。しかし、岐阜のホームは平日(7/25)やぞ(爆)。果たして彼らは来れるのだろうか・・・。

ちなみに、ハーフタイムには「マスコット対決 「岐」昼の決闘」も行われ、そこでもさぬぴー圧勝!おいおい、ヤツのシュートとセービングは本物だぞ(汗)!というより、マスコットとは思えないキックでしたねー。まさか<中の人などいない!



SHV39_3356じゃんけん勝負の後は、仲良くダンシング。この時には、岐阜県のPRに来ていたミナモも参加。さぬぴーも慣れないながら一生懸命踊っておりました。
なお、岐阜市のマスコットであるうーたんも来ておりました。こちらは岐阜市のPRでの来場でした。



SHV39_3349そして、この日は「コロッケ対決 「岐」コロ一番勝負」も行われました
左はコロ家の「カマコロ」、右はひだコロッケ本舗の「飛騨牛コロッケ」
実は、ひだコロッケ本舗は飛騨市にあって、店の親父さんいわく、7時間かかってきたとのこと。そりゃそうだ。岐阜県横断だけでも大変なのに、関西も横断してるんだからね・・・。次の日に帰ると言っていたけど、台風が迫る中だったので、気が気じゃなかったと思うよ。しかも、赤字なんだわとも前の水戸戦の時ぼやいていたので、ならばと来た時に真っ先に買わせて頂きましたよ。

味は何度も書いているので割愛しますけど、どっちも美味しい。
飛騨牛だけじゃなく、飛騨牛の味を吸い取って染み込んだじゃがいもが美味い「飛騨牛コロッケ」に、中のミンチ肉とじゃがいもの甘さが絶妙な「カマコロ」。どっちが美味いなんて決められません。今度は「カマコロ」がやって来るでしょうから、また食べてみたいものです。



SHV39_3350もう一つ、こちらはたこ判屋の「たこ満月」
たこの入った大判焼きと言っていいのかな。こちらの商品は、うどんと卵が入っているとのこと。味は定番のソース味。そのままでも頂けます。



中のうどんがカリッとしてて美味いです。そのままだと結構あっさり味なので、ソースの濃さくらいで丁度いいのかな。


SHV39_3357岐阜は4連勝の掛かった、讃岐は久しぶりの勝利の掛かったこの試合。先程もちらりと書きましたが、台風の来ると言われた中で行われたものの、試合開始前は風のやや強い曇り空の中開始となりました。


岐阜は天皇杯からメンバーをあまり変えていないためか、いつも以上に足が重い。選手のパス回しなどで緩慢なところが目立ち、こちらもあまり状態のよくない讃岐イレブンに合わせるような格好になってしまっていました。まだボールは支配してたとも言えるのですが、ただボールを持てただけというふうで、すぐに讃岐に取られてしまう展開になっていました。
そして、この日の試合は三島頌平(しょうへい)選手が初スタメン。ライアン選手が出られなくなり、風間宏矢選手がセンターフォワードに回ったため出ることになったのですが、初めてのスタメンゆえか、少し緊張していたのかな。正直よくなかったですね。それでも前半34分に見せたミドルシュートはよかったと思います。あの思い切りのよさは、これから苦しい時に生きてくることでしょう。

そんな前半の半ば過ぎから徐々に動きのよくなって来た岐阜、後半もその動きのよさを生かして攻めた結果、後半5(50)分、山岸選手が後方から受け取った球を受け取って敵陣を駆け抜け、その間に相手守備陣をするするするっと抜け出てきた古橋亨梧選手が縦のパスを受けて間髪入れずにシュート!そんなに強くないシュートはキーパーの左端をすり抜け、ゴールマウスの左隅にすっぽりと入りましたきれいな連携のお見事なシュート。このゴールで古橋選手は6試合連続弾となり、8得点目。もう誰も止められないのか・・・と言いたくなるほど、今の古橋選手は絶好調です。

しかし今日の岐阜のいいところは、ここまで雨が降り始めた後半15(60)分頃から、徐々に讃岐が必死さを見せ始めます。勇猛果敢に攻める姿に、岐阜は押されがちになります。特に終盤は讃岐のいいシーンが目立ち、とてもリーグ最下位のチームとは思えないほど。ただ、今までの岐阜ならそこで崩れて同点ないしは逆転されるのですけど、今年、いや今の岐阜は違う悪いなりにも何とかまとめ上げ、全員が守備の意識を持って戦うという姿を見せることができたと思います。だから、竹田忠嗣選手が抜けても大丈夫なほどの守備ができたのだと思います。
先程はよくないと書いた三島選手ですが、悪いなりにもほぼフルタイムで戦えたことは、自信を持っていいところだと思います。それだけ他の選手がよくなかったわけですから、きちんとやることをやったのだと、やれたのだと思いながら、この試合でのいいところ・悪いところを見付けて、次に生かしてほしいと思います。再びサブメンバーからの登場になるかもしれませんけど、讃岐戦でやったことは今後生きてくると思いますよ。


試合は0-1で辛くも勝ったものの、私は悪いなりによくやったと思いました。

この試合は、ちゃんとやることが大事だと思っていたからです。
天皇杯で嫌な形で負けただけでなく、ケガ人が出て、今後の試合運営にも影響が出かねない中、きちんとパス回しをする・狙えると思ったら振り抜く・全員で守備の意識を持つなどの最低限の仕事はできていたのかなと思います。もちろん、90分それができていないのは不満でしたけど、讃岐の攻撃を受け流せたのは評価したいです。



これで何とか4連勝を勝ち取ったものの、不安も多いです。


最初はケガ
先程も書きましたけど、ライアン選手と田中パウロ選手が出られない状態新加入の北谷史孝選手もケガらしい。永島悠史選手もケガという話らしいので、今後けが人が続出すると厳しい戦いを強いられるかもしれない。試合もさることながら、練習中でも無茶なプレーはしないようにしてほしいね。

もう一つは、毎度お馴染み(?)のイエローカードの累積
今日の試合で宮本航汰・福村貴幸両選手がリーチ(3枚)。既に阿部正紀選手もリーチが掛かっている中、ケガではない理由で抜けられるのは1試合でも痛い。次のFC町田ゼルビア戦でやらかしてしまうとその次のレノファ山口FC戦でさらに苦しい思いをしないといけないことでしょう。
この対策は、抜けても大丈夫な選手構成をするしかない。特にサブメンバーでいつも入っている選手の奮起が必至でしょう。


次の町田戦でクラブ新記録になる引き分けの挟まない5連勝が掛かってきました。相手にとって不足無し。厳しい戦いになると思いますが、今までの積み上げを生かすこと、そしてやるべきことをちゃんとやることで勝ちを引き寄せられると思います。
なお、この町田戦はホーム自由席は前売りが500円(税込)とワンコイン観戦ができます。まだ決めかねている人も当日来場でも同じく1000円(税込)なので、家族で晩ご飯を食べながらの観戦もいいかと思います(あらかじめ買って持ち込みは可能)。1人でも多く来場されることが、選手達の励みになります。是非とも今の岐阜を観て応援してやって下さい。


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Posted by alexey_calvanov at 23:14Comments(0)