2015年07月29日

夏の新アニメ2015 ベスト

今回の夏作品のランク付けをしていこうと思います。


まぁ、今期は面白い作品は確かに面白かったというふうでした。いい意味で安定、悪い意味で冒険していないとも言えるわけですが。でも、混戦なんですよ。今期もいい作品をセレクトするのに悩みました。頭・ハナの差でこうなったと思って下さいませ。例によって例のごとくベスト3・ワースト3で決めていこうと思います。


春同様混戦になった今期のトップになったのは、「それが声優!」
この作品は「SHIROBAKO」のように業界事情を明かす作品(または業界あるある作品)なんですけど、話もまとまっているし、見ていて面白いんですよね。キャラもきちんと個性が立っているし、それでいてぐちゃぐちゃになることもない。時にシリアスな側面を見せて硬軟もきちんとしているので、見どころいっぱいです。特に個人的にお気に入りなのは、エンディングペープサート(キャラの描かれた紙を割りばしなどの棒にくっつけて動かすもの)状のキャラがその回の解説とリクエスト曲を自身のラジオ番組上で展開するというもので、曲というよりもラップに近いといのか、解説そのまんまというのか(苦笑)、とにかく斬新なのは言うまでもなく、これだけ見たいがために毎回観ているんじゃないかと錯覚してしまいそう(爆)。イヤホンズの今後にご期待しながら視聴していこうと思います。

第2位は「Charlotte」
開始前から期待していたので、ド定番・ド鉄板だったのですが、始まったら始まったでちゃんと作品は成立していることもわかってひと安心でした(笑)。何より主人公のゲスっぷり(仲間になってからは抑えている・・・というより流されてる(ギャハ))・ヒロインのサドっぷりが光る(爆)。「それが声優!」のキャスト陣にも負けず劣らずの個性の塊で、ある程度のキャラ性格の住み分けはできているんじゃないかと思われ。個人的には「西遊記」的な話になるんじゃないかと思っておりますけれども、4人の主要キャラが揃った今後どういうふうに流れていくのかが気になりますね。

第3位は「WORKING!!!」
シリーズモノをここまで押すのは非常に珍しいのですけど、理由は単純。3期になってもド安定なところですね。知っているからこそ安心して見られるわけではなく、初めて見る人にもほぼ安心なような作りにしている点を評して、この地位にいるものと思って下さい。この作品いよいよクライマックスに向かっていくのですけど、それが惜しいと感じてしまうくらいです。なおアクも強くなく、それでいて魅力的な作品進行がポイントでもあります。

次点は「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」
これはひどい(ホメ言葉)。キャラがすっちゃかめっちゃかしているにもかかわらず、嫌味ったらしくなく、非常にアクの強い構成・内容なのにもかかわらず、30分があっという間に感じられるほど。そして、キング(スタチャ)やっちまったなな映像表現と話題は尽きないですね。正直人を選ぶ作品なのは間違いないので、この地位ですが、悩みに悩んで映像メディア予約してしまったよ(爆)。第4話を見て予約してよかったと確信したんですけど(ギャハ)。個人的には、すみぺ(上坂すみれさん)にあのエンディングは訴えられてもおかしくない(ホメ言葉)。


次回はワースト3の紹介です。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 23:56Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月10日

夏の新アニメ2015 その9 それが声優!

夏の新アニメ、9回目は同人誌として作成された同名の作品が原作の「それが声優!」です。
この作品、原作は声優の浅野真澄(名義は作家として名乗っている「あさのますみ」)さんと「ハヤテのごとく!」でおなじみの畑健二郎さんが作画をしている同人サークル「はじめまして。」が製作しており、当人達の人気もあるのといわゆる「あるあるネタ」である点、そして声優業界の裏事情が垣間見えるということもあって、人気作品となりました。
当初から浅野さんがアニメ化を画策していたこともあり、非常に事が早く進んだのではないかと思われます。本人もアニメ化の過程を知りたいというふうに思っていたからでしょうね。

ちなみにテレビアニメ化の際、浅野さんの所属する青二プロダクションの後輩にあたる元プロ野球選手で現在は中日ドラゴンズのゼネラルマネージャーを務める落合博満さんの息子福嗣さんが出演することでも話題になりました。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


青空プロダクションに所属する一ノ瀬双葉は、まだ声優としてはデビューしたて。普段はアルバイトをしながら生計を立てる立場である。


ある日、そんな彼女に「仏戦士ボサツオン」の端役ではあるが、声優としての仕事がやって来たそのアフレコスタジオで、ほぼ同じ境遇(双葉とほぼ同時期にデビュー)の萌咲いちごと幼い頃から子役俳優として実績を積む現在中3の『ベテラン(キャリア10年)』の小花鈴と出会う。後に、この3人は時にぶつかりあい、時に共に励まし合いながら、声優としてのキャリアを積み上げていくことになるのだった。



というふう。
繰り返しになるかもしれませんけれども、この作品は業界のあるある話や裏話を織り交ぜながら進められていっておりますが、アニメや声優業界に詳しくない人でも理解しやすいように、コロリちゃんを介して解説を行っておりますこの解説も絶妙なタイミングで入っており、作品の流れを邪魔しないように配慮もされています。
作品そのものも、業界の内情をわかりやすく伝えていますし、新人声優らしい葛藤も味わえて、ドキュメンタリーアニメとしてもよくできているなと感じました。作品のテンポもいいですね。
ちなみに、この作品エンディングの曲が素晴らしいあの3人がイヤホンズとしてユニットを組み、ラップ調で(ラジオの)番組進行をしながら歌うというちょっと斬新なものになっています。オープニングはCD化されるみたいですが、エンディングは難しいのかなぁ。個人的にはラップというジャンルが日本ではダメだろうと思っていた中でよくできていると感じたので。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  続きを読む
Posted by alexey_calvanov at 23:15Comments(0)TrackBack(0)