2016年11月06日

FC岐阜観戦記2016 第19節 November Surprise

FC岐阜、今日は横浜FCとの一戦になりました。ザスパクサツ群馬戦から中2日、ホームとはいえ、最後の苦しい連戦の2戦目です。


ここで、先日の試合終了時点の順位を振り返ってみましょう。
左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差になります。


20位 北九州 37 -16
21位 金 沢 37 -23
22位 岐 阜 37 -27


こちら、3チームが勝ち点で同率でいる状態なものの、得失点差で最も分の悪い位置にいるのが岐阜なわけです。しかも先日ギラヴァンツ北九州に逆転負けしているのも響き、これ以上負けられない戦いが続いているわけです。
そんな中で、群馬戦で勝てたのが、いかに大きかったのかがわかることでしょう。これで勝てていなかったらダントツの最下位で、今日の試合で介錯(J3行き)されていたかと思うと・・・(汗)。
ただ、これで気を抜けば、いつでもダントツの最下位コースが待っているわけで。逆に勝てても、北九州とツエーゲン金沢が勝てば、この順位のままなので、苦しい展開になるのは間違いないわけです。
ゆえに、勝つことが絶対条件で、かつ失点を最小限に抑えることも推奨されるという、サッカーの中では非常にやりにくい展開の中で戦わないといけないのです。
私が見ている数年の経歴の中でも、これ以上厳しいものはなかったと思います。本当にこのミッションをやってくれるのが、吉田恵監督でよかったと。ラモス元監督ならどうなっていたやら(苦笑)。


SHV32_0137そんな日ではあったのですが、岐阜駅に着いたら、「農業まつり」をやっており、大にぎわいでした。
こちらの商品は、「農業まつり」とは無関係なのですが、駅ナカの露店で売っていた「飛騨むすび」というおにぎり
愛想のいいおばちゃんが推してくれていた天むすに高菜と岩のりをチョイス。



新米とのことらしいのもあり、美味かったね。やはり岩のりは最高だった(笑)。


SHV32_0138さて、そんな大事な試合ということもあってか、サポーターをグラウンドに降ろし、選手とダイレクトな触れ合いと声援をという粋な計らいをしてくれました。誰が提案したのかわからんのですけど、素晴らしい。選手が燃えないわけがない。
そして、こんなに多くのサポーターがいることにも感激。私が来た頃から着実に増えているのかもしれない。
ちなみに、この日の観客動員数は9060人。今シーズン最高で、すごく盛り上がったとも。



SHV32_0139今日は羽島市がホームタウンデーの一つになっていたのですが、なぜかどて煮串や味噌カツ串が(爆)。あれはどちらかというと、お千代保(おちょぼ)稲荷のある海津市なのでは(汗)?
そんな中で、さらに異彩を放っていたのが、たこ焼き串。串に刺さったたこ焼きとは、かなりシュール。



味は揚げたこ焼き風なのかな?まぁ、普通に美味かったわ。4個付いて200円はちと高いかとも思ったけど、物珍しさもあるので、よしとしよう。


SHV32_0140こちらは、飛騨高山ラーメン。これから寒い季節になるからということで導入されたのだろうけど、朝晩だったらよかったのに(ギャハ)。
・・・ええ、少し暑かったです、今日は。



それでも、醤油味のあっさりとした味わいなので、味の面では文句なし。天候関係なく年中置いてもいいものだと思ったけど、やはり暑い時期にはキツいかなぁ(ニヤニヤ)。


SHV32_0142そして、試合はというと、11/3の試合で勝った勢いがそうさせているのか、最初から押せ押せムード絶え間なく攻撃を仕掛けてくるアグレッシブさを見せていました。若い選手達がメインになっているのもあって、イケイケドンドンになってますわ。
この日の試合、レオミネイロ選手がいいところにいてシュートを決めたりもするものの、ことごとくオフサイドになっている感があり、何だかかわいそうなことに。しかし、これはただのフラグだったことは誰も知らなかった。

ただ、水野泰輔選手の好プレーが出た後から、徐々に横浜FCに主導権を握られ始め、敵の攻撃を何とか防ぐ・敵失で救われるふうで、0-0で前半を逃げ切りました。イバ選手が怖かったよぉ・・・(泣)。


後半は、横浜FCに主導権を握られそうになりながらも、岐阜が持ち堪えるというパターンの中で、じわじわと岐阜が少ないチャンスをものにしようと奮闘し、その結果、レオミネイロ選手が横浜FCの選手からファウルを誘い、ペナルティーエリアだったこともあり、PKに持ち込むことができました。それをレオミネイロ選手が落ち着いて決めて先制点後半17(62)分のことでした。

その後、岐阜は再び息を吹き返し、一気呵成に攻撃。危なっかしいところもあったものの、繋がりはよく、再びレオミネイロ選手にチャンスが回ってきて、後半38(83)分、相手をかく乱してごっつぁんゴール!欲しかった追加点をゲットできました。

横浜FCはベテランの大久保哲哉・三浦知良の両選手をつぎ込み追い付こうとしたものの、岐阜の必死の守備と相変わらずの精度の低さに万事休す2-0というクリーンシート勝利を果たしました。連勝と失点をしないという両方の難しいミッションを成功させたのです!



SHV32_0143インタビューを受けていた吉田監督も交じって、喜びを爆発させる岐阜の選手・スタッフ達。



まさに快勝という言葉がぴったりの一戦でした。相手の横浜FCはプレーオフ進出を窺っていたのもあったし、ここまで3連勝(5戦負けなし)と勢いに乗っていたチーム。そのチームから勝ちを取れたということは、残り2戦への大きな弾みになりますし、降格争いに大きく抜け出せることにもなりました(ただ、まだ残留を決めたわけではない)。

そこで、再び順位表。17:00から開始になったツエーゲン金沢×ジェフユナイテッド千葉・市原の結果も加えてのものです。
左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差になります。


19位 岐 阜 40 -25
20位 讃 岐 39 -20
21位 北九州 37 -18
22位 金 沢 37 -24


岐阜は一気に降格圏になる22位から19位にまでジャンプアップ。代わって19位にいたカマタマーレ讃岐が20位と降格圏ギリギリのところまで来てしまいました。一方で、町田ゼルビアFCに負けた北九州、千葉に負けた金沢は勝ち点を伸ばせず、得失点差で入れ替え戦か降格かの状況になっています。
今年はかなり厳しいのかなぁ・・・。実は、この上のチームも降格の可能性がまだ残っているんだって。岐阜の連勝が大きく残留争いに響いているというのですから、他のチームからは相当恨まれるだろうなぁ・・・
しかし、岐阜だって簡単にJ3になってたまるかと。こちとら、名古屋グランパス様を長良川でお迎えしてあげなければならんのだよ。北九州もそうでしょう?アビスパ福岡様を新スタジアムでお迎えしたいんでしょう?なら、一緒に頑張りましょうよ!


さて、次回はアウェイでロアッソ熊本に挑みます。最後のアウェイになりました。
正直ここまでノリノリで来られると思っていませんでした。もしかしたら介錯された後だとか、この試合で介錯されるのではとビクビクしてましたもの。でも違います。今度の熊本戦で勝ち、北九州と金沢が負ければ、恐らく残留確定でしょう。
だからと言って、気を抜いたらあっという間に真っ逆さまでしょう。熊本はホームで戦うことと熊本地震の被災者への勇気付けで俄然燃えてくるでしょう。これまでアウェイの岐阜が勝つことが多かったとのことですけど、今回はかなり違った雰囲気で戦うことになります残留へのプレッシャーもピークになることでしょう。どうかこの2戦で得たものを、ありのままにぶつけて下さい。そうすれば大丈夫だと思います。

そこから1週間経つと、最終戦の東京ヴェルディ戦が待っています。ここまで争いがもつれなければいいと思いたいですけど、何が起こるかわからないのがサッカー。一斉に試合の開始になる最終節にも全てを賭けて戦ってほしいものです。


後ろは振り返るな!常に前へ全力で!そして、11月全勝というノベンバー・サプライズでJ2全てのチームから驚きと恨み節を浴びようではないか(笑)!


J2残り試合は2。最下位・入れ替え戦順位との勝ち点差は3。


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Posted by alexey_calvanov at 21:51Comments(0)