水戸駅から鹿島臨海鉄道・大洗鹿島線で約15分。のどかな田園地帯を抜けると、大洗町の中心駅かつ鹿島臨海鉄道本社のある大洗駅に着きました。
大洗鹿島線は、JR鹿島線の鹿島神宮駅まで向かう車両と新鉾田駅まで向かう車両、そしてこの大洗駅どまりの車両の3種類があり、私が乗ったのは大洗駅止まりの車両。意外なことに、状況にもよりますが、大洗駅止まりの車両は1時間に1本ほどあるんですよ。
そんな大洗駅の通路には、でーんと「祝 全国大会優勝 県立大洗女子学園」の垂れ幕が。
水戸行きの階段前には劇場版の蛍光看板が。
そして町の案内ポスターにも「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)絡みのものに。
町にガルパンが浸透しておるのぉ。
その大洗駅から茨城交通のバスで大洗リゾートアウトレット経由でサンビーチ(大洗サンビーチ)前のバスに乗って行ったら、そこにも「あんこうチーム」の面々が(つまりは終点まで乗ってた(苦笑))。
ホントは、アウトレットパークで降りるべきだったんだけど、これを見てちょっとほっこりする(笑)。
大洗リゾートアウトレットでガルパンの足跡をたどる展示物を見て、1階で土産物を物色。生ものがメインだったので持って帰るには厳しいと思い、あまり買えなかったものの、そういえば大洗町の名物である「みつだんご」と「たらし焼き」でもと思い、駅前でもらった地図を頼りに向かうことにしたのでした。丁度大洗リゾートアウトレットでも「みつだんご」を販売している「味の店 たかはし」の案内図を手に入れられたし。
その大洗リゾートアウトレットからすぐのところにある大洗マリンタワー。
ここにもガルパンのキャラがいるのだそうだが、登るのはまた今度にしようと(苦笑)。
大洗リゾートアウトレットから歩いて10分ほど(大洗駅からなら20分近く)にあるのが、その行きたかったところ「味の店 たかはし」。
大洗町でも2件しか作っていないとされる「みつだんご」を販売する店です。
普通の店のはずなのに、ここもガルパンに染まってた(笑)。このあたりに並んでいる他の店も基本こんな感じですわ。
こちらがその「みつだんご」。
水で溶いた小麦粉を絞り出し機で、たこ焼きの焼き器に似た銅製の焼き器に流し込んで焼き上げて串に挿し、その上に砂糖・醤油・片栗粉などをまぜたみつを掛けたその上にきな粉を掛けたものです。いわゆるみたらし団子とは違い、大きめでかつみつは緩いですね。
ちなみに、なぜきな粉なのか聞いてみたのですが、長いことやっているからわからないけれども、たぶん香ばしさと風味を楽しむためなのじゃないかとのことだそうな。
味はというと、米粉や求肥で練った団子ではないので、だんごはもちもちしてなくとも柔らかく、味は淡白。しかしみつの甘さが引き立つのときな粉の風味がアクセントになるので、普通の団子よりかは食べやすいのかもしれません。みたらしの団子のみつは基本的に濃いですからね。なので、写真のように2個でも十分食べられるでしょうね(ニヤニヤ)。
そして、「味の店 たかはし」から10分くらい(大洗駅からも同じくらい)にあるのが、もう一つの大洗町の名物「たらし焼き」が食べられる「道」にやって来ました。『戦車道』と称して、ガルパンの方々が訪れた店でもあります。丁度目の前の道が工事中で、行くのに時間が掛かったわい・・・。
土曜お昼ということもあって、店の中は混んでましたね。ゆえにしばらく待たされましたが、仕方ない。歩きっぱなしだったから休憩も兼ねて待とう。
待つこと数十分、やって来たのが「たらし焼き」のベビースターラーメン入り。
「たらし焼き」というのは、北関東ではメジャーな食べ物らしく、作り方は若干違うものの、薄く伸ばした生地を焼いて、焦げ目が付き始めたところで小べらで切って食べるというふう。材料はもんじゃ焼きと同じなものの、『土手』を作らず、文字通り『垂らす』、また小べらはあくまで切って食べる時に使うだけ(押し付けて焼いたりには使わない)なのが大きな違いです。
慣れるまで少々コツがいりますけれども、もんじゃ焼きより簡単に作れるので、数回で上手に焼けるようになれますよ(ニヤニヤ)。
味は、最初付いていないので醤油は必須。お好みでカレー粉などでアレンジもよし。なお、ベビースターラーメンはアクセントレベルなので、味は濃くならないことに注意。
その後は、会場に向かうために再び水戸へ戻り、サッカーが終わった後は1時間ほどあったので、水戸駅周辺をぶらぶらしていました。小腹が空いていたので、何か食うものないかなと。
そうこうしていたら、22:30発の名古屋駅行き夜行バスが来て、乗ることになったのですけど、車掌さん達に「先頭の席より他の席が空いているので、そっちのほうがいいですよ。私らしゃっべててうるさいでしょうから」と。
・・・おいおい、選んだのこっちなんだから、そんなのいいよ。どうせ寝ちゃうんだし。あと、自覚あるならうるさくしない、茨城交通(爆)。
そんなことを思いながら、やっぱり帰りのバスでは爆睡し、名古屋駅に着いたのでした。