
何で長崎・・・とも思ったのですが、今年はサッカーのV・ファーレン長崎がJ1で1年戦ったんですよね。結果的には最下位と残念なものになったものの、過去の最下位だったチームの中では最高の成績で、他のJ1チームを震え上がらせただけでも健闘したと言っていいでしょう。
あとは、「色づく世界の明日から」が長崎を舞台にした作品ですわ。そう思えば、今年は長崎がアツかったのかなぁ。

見た感じ、色々な具材が入っていますけど、真ん中にでーんと丸餅が入ってますね。
具雑煮とは、長崎県でも島原地方で食べられているもので、島原の乱で天草四郎が兵糧の中から作ったものが始まりとされ、1810年に初代糀屋喜衛ェ門が味付けにアレンジを加えて、今の具雑煮が生まれたのだそうです。この初代の味を引き継いだのが、現在も続く島原市にある姫松屋の元になったと言われています。
ちなみに、具雑煮は正月だけでなく祝いの席などでも出される料理なのだそうです。
時期だからね・・・と思って買ったものですが、味は思っていた以上に美味しい。
まず、つゆの味が甘い!そういえば、長崎の食べ物は基本的に何もかもが甘いんだった(苦笑)。ご多分に漏れず、この具雑煮のつゆも甘め。かつおだしとかもあったんだけど、みりんの味わいを強くしているからなのかな。ただ、甘党じゃない人でもほっこりできる甘さですから、甘いの苦手という人でも大丈夫だと思います。そのへんはわきまえてる(笑)。
具は結構豊富で、ちくわ・にんじん・鶏肉・丸餅・白菜などなど。鶏肉から出た味わいもつゆに出ているだけじゃなく、つゆの甘さも吸って、より美味しくなってる。丸餅も柔らかく、つゆの味にマッチしています。
具だくさんのお吸い物を頂いている感じでした。これは本当に美味しい。また売ってたら買って来ようと思わせた一品でした。
ただ、関東・東海・近畿・四国でのみの販売で、肝心の九州で売ってないのよね。全国で売っても差し支えないのに。

