長野は1990年に長野南高校のOBが設立した長野エルザサッカークラブが前身となり、1996年に地域リーグの北信越フットボールリーグに昇格します。この北信越リーグは地獄のリーグと言われ、強豪揃い(当時は後のJリーグチームになるアルビレックス新潟・ツエーゲン金沢やライバルの松本山雅FC、カターレ富山の前身2チームなど)。現在でも福井ユナイテッドFCというサウルコス福井の後進チームがJリーグ入りを目指しています。そんな中で、2002年には北信越リーグで優勝します。
2005年に支援組織ができてからJリーグ入りを目指すようになり、翌年から強化を図ってきます。2007年から現行名に変え、2008年に北信越リーグと全国社会人サッカー選手権大会優勝するものの、JFL昇格は果たせなかったのですが、2010年には北信越リーグ優勝と全国地域サッカーリーグ決勝大会(現在の全国地域サッカーチャンピオンズリーグ)準優勝でJFL昇格を果たします。
JFLでも好成績を収めてはいたものの、ライセンス関係でJ2に参入できず、最終的には2013年に発足(2014年にシーズン開始)したJ3に参入する格好となりました。しかし、それがいばらの道だったとは、当時は誰も思わなかったでしょう。
悲願のJリーグ入りは果たしたものの、J3でよかったのは、昇格に絡めた初年度のみ。2年目~4年目は上位には入れたものの、惜しくも昇格圏内に入れず、遂には中庸の順位に落ちてしまいました。最大のライバルである松本山雅の背中は、だんだんと遠くなっているような気がします。
Jリーグ参入のために、立派なハコ(長野Uスタジアム(南長野運動公園総合球技場))は得たものの、得た時期が遅く、2011年・2012年はJFL2位だったものの、特に2012年はスタジアム完成が間に合わなさそうというということで申請すらしておらず、2013年はJFL優勝を果たしたものの、申請を忘れていたという説まで飛び出してJ2ライセンスを取得しなかったことが仇になり、J3行きになったという経緯があります。
実は、2012年・2013年にきちんとJ2ライセンスを取得していれば、もしかすると少なくとも1年はJ2に在籍していた(つまりは信州ダービーの)可能性があったわけです。さらに言えば、Jリーグを自動退会(いわゆるJFL降格)になったFC町田ゼルビアも入れ替え戦の経験を踏んでいたことでしょう。そして岐阜にとって、カマタマーレ讃岐と長野がJ2参入の対象になっていたら、讃岐と入れ替え戦を挑んでいた可能性があったのです。もしかすると、岐阜が早い段階でJ3に降格する可能性をはらんでいただけに、長野のライセンス問題は、思わぬところで岐阜を救ったとも言えます。確かに初対戦ではあるものの、長野にとっては、あの日やれなかった対戦(J2なのかJ3なのかは問わず)を思いながらプレーした選手や応援したサポーターもいたかもしれません。

今回のダービーマッチを記念して、飛騨牛コロッケのおやじさんが、「でかでかコロッケ」を揚げてくれました。
元々は松本山雅のアウェイ戦のみでやっていたものですが、今回ジャイアントキリング的な意味合いでやることにしたらしい。仕込むのは大変だというのは前に聞いたことがあるため、せっかくなので買って頂こうかと。

通常のコロッケ2個分あり、食べきれなかったら封をしておくこともできる袋にしております。でも、袋には切れ込みもあって食べやすくはなってるんだよ。
なお、味はいつものコロッケなので、安心安定です。

以前イオン熱田に来ていたことがあって、今年は来なくて残念ですねと言ったら、売り上げ的に厳しいと返されたのが印象的だったこともある。でも、今回完売御礼だったじゃん(ニヤニヤ)!
相変わらずホイップが甘いんだけどクドくない。そこに桃の缶詰でシロップ漬けにされた(であろう)黄桃が、いい塩梅で甘いので、コロッケを食べた後だとすごくホッとする味になりました(笑)。あ、おやじさん、脂っこいという意味ではないのよ(汗)。

岐阜・長野・富山の3チームのマスコットとエンブレムがあしらわれた限定タオルマフラーです。しかも3点セットですわ。個別販売は今回の店舗では行っていなかったので、欲しいと思ったらこれを買うしかないわけで。
なお、通販では以前から販売していたのですが、今回まで待って買うことに。写真には無いけど、川西翔太選手のサインとおまけのサインがもらえたからね(ニヤニヤ)。

イラストは橋本和選手(左上)、川西選手(右上)、町田ブライト選手と大西遼太郎選手(左下)、そしてギッフィー(右下)。

この日から手拍子OKとなり、ところどころで発生していました。先導する人を作ってはいけないので、自然発生的にならないといけないのが辛いところ。それでも自分が『先導』した手拍子がスタジアム全体に行き渡ると、何とも言えない達成感を味わえるのが、何とも。ただ、この先はコアサポが『先導』役になるのかな・・・。
前半は、お互い最終防衛ラインを破れずに押し問答状態だったかなと。よく言えば守備陣は奮闘していたかなと。町田選手は振り回されながらもよく守っていたと思うけど、攻撃の切り替えがまだまだ下手かな。アマチュア上がりなので、これからという部分もあるけど、そろそろプロの攻守の切り替えを学んでほしい。
試合が動いたのは後半。岐阜がフォーメーションを変えたらしく、徐々にゴールに迫っていたところだったにもかかわらず、長野に隙を突かれ、後半32(77)分に富樫佑太選手がPKを与えてしまいます。子供が生まれ責任感が増した時に生まれた気負いが、最悪の結果になってしまったのかなと。まぁ、裏を取られた時点で勝負ありだったのかもしれませんが。
このPKが決まったことで岐阜の歯車が一気に狂ったとも言えます。
守備に落ち着きが無くなり、攻撃では焦りが目立つようになり、長野はそこをチャンスとばかりに更なる猛攻を仕掛けられて、結果的には川西選手からインターセプトしたボールを長野の選手達が押し込んで万事休す。ホームでの初敗北は惨敗とも言える結果になりました。
なお印象に残ったのは、長野のユニフォームのオレンジがビビット過ぎて背番号が認識できなかった(これだから、Jリーグが来年から背番号と選手名のフォントを統一しましょうと言うわけだ(苦笑))とブーイングができない中で、コアサポが怒りを爆発させてゼムノビッチ・ズドラブコ監督に文句を述べていた件(すごく気持ちはわかるけど、今年はやってはいかんよね・・・)ですか。
ホント、(6年前や今年の開幕戦だった試合という)早い段階で当たってなくてよかったとも。
ただ、今回の敗戦で岐阜が1年でJ2復帰するという目標は大変厳しいものになりました。他会場の結果を見て思ったことを断言として言います。
ブラウブリッツ秋田とロアッソ熊本のJ2昇格おめでとうございます(ギャハ)!もう決定でしょう。前半が終わる段階で、勝ち点39と35で、3位との差が9ないしは5ある。さらに、この日行われた試合で、鳥取は秋田に勝てなかったことを考えると、少なくとも秋田は段違いですわ・・・。一縷の望みで熊本が崩れることを祈りたいですけど、まぁ無理だろうな。谷口海斗選手が順調に育っているように見えるので。ああ、彼が古橋亨梧選手に見える(苦笑)。<わかった!来年ヴィッセル神戸に移籍だ(ギャハ)!
しかも、この試合で甲斐健太郎選手がイエロー累積4枚で次節の試合出場停止処分に。何でこんなところで阿部正紀さんの後継者になっちゃったんだろうねぇ・・・(泣)。
もう不安にさいなまれながら、「プライド オブ 北アルプス」第2戦の富山戦が9/21にやって来ます。この日になったのは、富山がセレッソ大阪U-23との試合を9/18に行ったため。向こうは中3日、岐阜は中2日と共に厳しい中での対戦ですが、岐阜はもっと苦しい中で挑むことになるので、正直厳しいだろうなぁ・・・。下手したら勝てる方が奇跡だと思ってしまう(爆)。
それでも、そう思われても勝たないといけない。J2に戻りたいのなら特に。
ただ、これも言っておきたい。フロントはそろそろ来年のビジョンを考え始めた方がいいよ。
意地でもJ2復帰へのバクチを打つ(来年4チーム降格のサバイバルレースになって1年で降格覚悟で挑む)か特別分配金が切れることを見越し資金をプールして来年J3を挑んで復帰する道を選ぶか。どちらも厳しいけど、決断の時は近いと思うよ。特に今年はコロナ禍で個人サポート(クラウドファンディングもどき)をもらわないといけないほど厳しい運営なのですから・・・。

