
愛知県あま市で採れた越津ネギというねぎを使ったものです。また味噌は同じあま市にある七宝みそを使っています。
この越津ネギというのは、元々はあま市の西隣にある津島市越津町で栽培されていたことから名付けられたもので、現在はあま市の美和地区(旧海部郡美和町)を中心に尾張西部で栽培されています。
そして七宝みそとは、あま市の七宝地区(旧海部郡七宝町)で製造されている赤味噌(豆味噌)です。七宝みそで有名ですが、本当の会社名は佐藤醸造といい、東海地方に住んでいる人間なら「ママの味 七宝みそ」のCMでおなじみのアレです(笑)。
ねぎみそせんべいと言うと、埼玉の深谷ねぎを使ったアレを思い浮かべ、実際そのせんべいは結構美味しい。地元だけでなく、なぜか静岡県浜松市にある高速のサービスエリアでも売られているのですから、その味は保証付きなのでしょう。
では、今回のはというと、赤味噌独特の渋みがせんべいにも染み込んでいますね。甘辛のみそせんべいと思って食べると肩透かし。しかし、地元の味噌を使っているんだということがわかれば、納得の味です。ねぎの風味はそれなりで、もっと利かせてもいい(恐らくねぎの分量によって当たりハズレがあるのではない)かと。とにかく言えるのは、お茶が欲しくなる一品(爆)。
決して食えないとかオススメできないというふうではなく、地域に根差した味として是非とも頂いてほしいと思っています。ただ、この商品は基本的にはあま市美和地区のスーパーを始めとする喫茶店などでしか販売していないとのこと。今回のような例は例外とも言えるので、もし何かの機会で尾張西部関連の催し物があったらば、この商品が売られてないか探してもらえればなと思っております。

