2018年04月05日

初めて行く愛媛の旅 中編

今回も先日愛媛に行った時の話をば。


SHV39_2881JR松山駅から松山市内線という路面電車に乗って松山市駅に。
松山市は路面電車も路線バスも郊外を走る電車もほとんど伊予鉄道が取り仕切っていると言ってもいいくらい見掛けました。名古屋で名鉄が占めているのと似てはいますが、ここまで占めているとは・・・。
写真は路面電車の中で最もクラシカルなもの。


松山市内線は、シーサスクロッシングの場所の関係上、1両編成のみになっています(例外については後述)。乗れるのは、だいたいバス1両と同じくらいの人数といったところでしょうか。

なお、大手町という駅(停車場)には、日本で3ヶ所しかない直行式のダイヤモンドクロッシングという十字型の分岐器(一方が路面電車、もう一方は通常の電車という形)があります。



SHV39_2882そして、松山市内線で有名なのは、坊っちゃん列車観光業界(主に道後温泉)が観光の目玉にしようと伊予鉄道と協議した結果、2001年に再出発を遂げたものです。
とはいっても、今は蒸気機関車ではなくディーゼル車とのこと。蒸気機関車特有の音は、録音したものを流しているらしい。なお、この列車のみ、蒸気機関車にあたる部分と客車2両の計3両運行になっています。



SHV39_2883とはいっても、シーサスクロッシングは1両分の空きしかない。どうやって車両を切り返すのか。これが結構面白い。

まず客車と蒸気機関車にあたる車両を切り離し先頭車両のみ運行します。



SHV39_2884終点まで向かったら、そのままバックで走行し、シーサスクロッシングの途中で停車。そこで油圧ジョッキを上げて人力で方向転換を図ります。
転換が終わったら、油圧ジョッキを下げてホームの端(JR松山駅・道後温泉方面側)まで走ります。



SHV39_2885そしたら、今度は坊ちゃん列車に乗っていた乗務員と共に人力で終点まで押すのです(汗)。
・・・ものすごいマンパワー、ものすごくアナログ(苦笑)。



SHV39_2886その後、蒸気機関車にあたる車両まで押していって再度連結。バックで乗車位置まで持って行きます。
ちなみに、車両は2両で路面電車1両分の大きさ。結構小さいのよ。



SHV39_2887いいものを見せて頂いた後は、伊予鉄道の歴史見に行こうと、伊予鉄道本社に。
この1階に「坊ちゃん列車ミュージアム」という場所があるのですけど・・・。


・・・


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・・・入口は、スターバックスコーヒーの中だった(ギャハ)。



SHV39_2888スタバの店舗を通り抜けた先にあるのが、「坊っちゃん列車ミュージアム」。
この中には1号機関車と言われる当時の蒸気機関車のレプリカと伊予鉄道の歴史や過去のレール・銘板などが展示されています。
レプリカとはいえ、立派な蒸気機関車だったことがよくわかります。当時の蒸気機関車にまつわるエピソードは、歴史の教科書やマンガでも語り草ですね(ニヤニヤ)。



この後、いい頃合いになってきたので、松山市駅のバスターミナルに。ここから目的地のニンジニアスタジアム(愛媛県総合運動公園陸上競技場)・・・に行ってもよかったのですが、その前に降りていくところがあったんです。次回はそこの紹介です。


SHV39_2890おまけ。
最初は、伊予鉄道が運営している高島屋、いよてつ高島屋。そこの中で行われたハローキティのイベント絡みで、2階建てバス(ロンドンバス) に乗っているハローキティ



SHV39_2891もう一つは、いかにも愛媛県。
愛媛県のマスコット、みきゃんのポスト。松山市駅にて。



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Posted by alexey_calvanov at 23:24Comments(0)

2018年03月26日

FC岐阜観戦記2018 アウェイ編 その4 50人でホームジャック

SHV39_2899FC岐阜、昨日(3/25)は愛媛県松山市にあるニンジニアスタジアム(愛媛県総合運動公園陸上競技場)で愛媛FCとの一戦でした。
最初の写真は、ニンジニアスタジアムの入口にあるゲート。

ちなみに、場所は松山市ではあるものの、すぐ真隣が砥部町というところ。つまり、松山市の郊外バスで30分以上掛かる場所なのね・・・。上下1車線しかない普通の道に何千人も来るのか。こりゃ噂以上にアクセスが心配になるわ。この砥部町のすぐ近くにあるスタジアムというのが、また大変なのよ。そのあたりは後日お話できれば。



SHV39_2902スタジアム正面。
近年大幅に改修され、左右隅には愛媛県のマスコットみきゃんが。



SHV39_2901この改装は、昨年行われた「愛顔つなぐえひめ国体」および「愛顔つなぐえひめ大会」(全国障害者スポーツ大会)が行われたため。応援に感謝する垂れ幕が掛かっておりました。



SHV39_2920スタジアムの中はこんなふう。
芝は思った以上にキレイ。しかし、お客さん入ってないなぁ・・・。



SHV39_2917ホーム側の応援席は、バックスタンド側でメインから見て右側。アウェイ席は同じく左側になります。
・・・何か既視感を感じると思ってたら、カマタマーレ讃岐の本拠地、Pikaraスタジアムとそっくりだわ。お客さんがあまりいないというところまで似ている(汗)。四国のJチームって、ホントに大丈夫かって思うね。唯一上手くいっているのが徳島ヴォルティスくらいか。しかも愛媛県にはFC今治がJ3に上がろうとしている観客動員数でJFLにいる今治に負けている現状は、ホントに憂慮すべきだと思うわ。



SHV39_2915今日の岐阜サポの来場者数はおよそ50人。京都サンガF.C.戦の時の600人に比べたら、随分と少ないものの、応援への熱意はその時と全く変わらないと思いたい。
ということもあり、弾幕張りを手伝うことに。ひも結びは得意じゃないので、せめて弾幕をきれいに張ることくらいしかできないけど。ただ、他のどの弾幕より見栄えはよかったかな。



SHV39_2921その試合、50人が届けたこだまは、大きなうねりになって岐阜のイレブンを後押しすることになりました。


前半から岐阜が試合のペースを握って、愛媛のゴールを脅かしていたものの、これまで5試合先制点を獲れなかったことが如実に響きそうな展開でした。


ところが、思わぬ展開で先制点がもたらされます。
田中パウロ淳一選手が状況打開のために放ったサイドチェンジのパスを古橋亨梧選手が受け取ったものの、これまた愛媛の守備陣に阻まれて窮した中でも、一瞬の隙を狙ってダイレクトにシュートを放ったら、愛媛の選手にぶつけてこぼれ球に。そのこぼれ球をパウロ選手は見逃さなかった球を打ちやすいように整えて、得意の左足でシュート!見事な先制点でした。
早いうちに追加点が欲しかったけど、前半も終盤になると、愛媛がリズムを取り戻し、度々岐阜のゴール前を脅かすことも。しかし、エンジンの掛かりが遅かったことが幸いし、前半は0-1で乗り切ります

後半も愛媛のペースで進み始めていたのですが、59(後半14)分にチャンスが訪れます
空中戦を制し、永島悠史選手の大きく振り上げた足から放たれたパスが愛媛の守備陣の裏に飛び、そこにいたのはまたもや古橋選手。この際、愛媛の林堂眞選手の足が一瞬届いた(ように思えた)ものの、クリアしきれず、その隙を突いて古橋選手が一気に駆け上がり、パウロ選手にクロス。今度は少し落ち着いた感じで振り抜き、待望の追加点。いい調子で点を加えていきます。
直後に2枚替えを行った愛媛には焦りの色が見えていましたが、その焦燥感を利用して、ダメ押しを加えます。
65(後半20)分、小野悠斗選手が空いたスペースにロングキックを古橋選手がフルスピードで受け取り、一気にゴール前へ。再びパウロ選手へクロスを上げ、今度はキーパーとのマンツーマン対決を制しました。このゴールでパウロ選手は自身初のハットトリックを達成(にもかかわらず、異常に喜んでいたのが、古橋選手。映像で確認できます(笑))。岐阜も0-3で安全圏・・・と誰もが思っていました。

ここで愛媛が再びギアを上げ始め、疲れていた岐阜イレブンに襲い掛かるものの、どこか1つボタンの掛け違いで点に絡めない状況だったように思いました。それでも、80(後半35)分に得たPKのチャンス(これも上原慎也選手のキーパーチャージのように思えるんだよなぁ・・・)を82(後半37)分に近藤貴司選手が決め、クリーンシートとはいかなくなってしまいました
ただ、ここで岐阜が浮足立たず、ギリギリのところで守れた勝とうという意識を維持できたので、何とか1-3で逃げ切ることができました敵が早いうちに交代枠3枚を使い切ったの大きかったですね。
しかし、愛媛の運営は、スコアを早く消し過ぎ(泣)。代わりに選手達の万歳四唱で、どうぞ。



SHV39_2922そんな今日のヒーロー。まずは2アシストを決めた古橋選手。とはいっても、実質3点とも古橋選手が起点なのよね。



SHV39_2923とりあえず、ヒーローインタビュー終わったパウロ選手ここに置いておきまーす的な対応をする古橋選手(笑)。



SHV39_2924そして、今日の大トリ、パウロ選手。
次勝たなきゃいけないと述べていましたが、そうですよね。この喜びはホームでも味わせたいよね。



これで、春の3連戦は1勝1分1敗(2・3月は2勝1分3敗)で終わりました。色々あったけど、五分ということでよかったのかな。順位もほぼ真ん中の13位(大宮アルディージャ同率)。ただし気を抜けば降格圏なので、気を引き締めていかないと。


次回の試合は4月。4/1にヴァンフォーレ甲府戦になります。
J1から久しぶりに落ちてきた、かつルヴァンカップも並行して戦っていかないといけないという足かせも付いて下位に沈んでいる状況ですが、火が付くと厄介な攻撃力を持っているだけに、調子を乗せないことが重要になるでしょう。今の岐阜は上り調子ですけど、去年のつまづきを今この時に生かしてほしいですわ。


スタメシ・マスコットは次回紹介します。それ以外は、まだ京都戦の話も残っているから、その後で(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)