2015年08月12日

わざとでもやるもんじゃない!

エレベーター・エスカレーターの製造・販売・保守・管理を行っているシンドラーエレベータに勤めていた社員が、会社内で起こった自身へのトラブルの腹いせに東京・千葉・茨城のエレベーターでわざと乗っていた人を閉じ込めるという事件を起こしていました。

この事件が起こっていたのは、本人が閉じ込められた事案である茨城の1件以外は全てUR住宅に設置されたエレベーターで、これまで発生原因が不明だったものでした。
今回、元社員が茨城のホテルで閉じ込められたとされる際に不自然な通報がなされたため、シンドラーエレベータ側が元社員を追及したところ、一連の事案を認めたため発覚しました。それによれば、元社員はエレベータの機械室にある制御盤を操作して、または乗り場から戸のカギを開け安全装置を起動させて止めるといった動作を行い、中にいた乗客を閉じ込めていました。しかも乗ったのを確認して行っているので、卑劣極まりない犯行でもあります。


中に閉じ込められた人は怖くて仕方なかっただろうと思います。突然の出来事だったからなおのことです。


なお、この社員は8/5付で懲戒解雇処分が下りました。当然と言えば当然です。


シンドラーエレベータは過去不祥事が相次ぎ、社内全体で信頼を回復させる時期だったはず。その時にこのような事件が起こってしまっているわけですから、社内での安全認識の再確認と徹底した社員教育、そして的確なアフターフォローを行うようにしてほしいですね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:28Comments(0)TrackBack(0)