2025年12月15日

FC岐阜観戦記2025 番外編 大きな溝が埋まるような、高い壁が崩れるような歴史的な日の試合

KYG03_20251214_08574046112/14、アスルクラロ沼津×レイラック滋賀によるJ3・JFL入れ替え戦(以下入れ替え戦)の第2戦が行われました。
沼津駅に着いた時、駅南口にポスターが貼られていました。



KYG03_20251214_202802781このポスターは、マッチデープログラムの表紙にもなっており、見開きで掲げるようにもなっていました



KYG03_20251214_202821102前回の入れ替え戦、激しいシーソーゲームの末に滋賀が3-2で勝っています。
この中にも書かれていますけど、沼津は2点差以上で勝つことが絶対条件になります。1点差で勝ちの場合は、延長戦に突入し、それでも決まらなければ、PK戦にもつれ込みます
なお、引き分けないし滋賀が勝利となれば、無条件で滋賀のJ参入が決まります。つまり、今回の試合は、アウェイながらも滋賀が優勢な試合展開になっているのです。



KYG03_20251214_134545731そんな大事な試合が、沼津のホームである愛鷹広域公園多目的競技場で開催されるのです。
このスタジアムに、来年もJリーグの旗がたなびくのか、あるいはJFLの旗になるのか。まさに瀬戸際の試合になったのです。



KYG03_20251214_112933709この日は、沼津市のマスコットであるひものん(左)がやって来ていました。マスコットのアスルくん(右)と一緒にパチリ。
思えば、アスルくんがマスコットとして制定されたのは、2023年からそれまでは、ひものんがマスコット代わりに出場することもあったねぇ。こうやって2ショットで出演するのは、(私が見る限りでは)初めてじゃないかなと。



KYG03_20251214_122457741こちらが、滋賀の応援席。毎度お馴染み、アウェイ側の芝生席になります。丁度決起集会をしていたのか、出払っていました。



KYG03_20251214_124130594一方で、沼津は全力ステージというクラブのイベントで、決起集会が行われました
これほどまでに大勢のサポーターが結集して、一致して応援するその姿を見て、感慨深いものを感じました。私が知っている限り、ここまで大勢のお客さんが来ているのは、このスタジアムでは見たことが無かった(実際8255人が来場している)ですね。昔は、このステージ周りにいるお客さんが来場客全員くらいのレベルだったはず。



KYG03_20251214_135840662なぜか力士が土俵入り・・・じゃなかった、選手入場の脇に並んでおりましたそこでしこを踏んで待ってたんですよ(ニヤニヤ)。
なお、この後アスルくんに力士の一人が投げられるのであった(爆)。






KYG03_20251214_155550283さて、絶対に勝たなければならない沼津と引き分けに持ち込めばOKな滋賀との争い、また滋賀がエンドを右から左に換える『奇襲』を行いました。この日は曇りから晴れになるとはいえ、愛鷹で西日がキツいなんてことは無かったけどなぁ・・・。これは、もしかすると前半で叩きのめす作戦なのか。とはいえ、第1戦とは違い、すぐに点が入るような荒い展開ではなく、硬いゲーム展開とも言えました。ただ、形勢的には滋賀が有利沼津は押し込まれるシーンが多かったように思います。

そんな中、前半22分に右サイドを早く駆け上がったところから大きくセンタリングを上げ、その球を秋山駿選手が頭で地面に弾ませて叩き込みます見事なヘディングでの先制点なんですけど、見方を変えれば、沼津のジローン・ゲギム選手がボールを追い掛けて飛び出してしまって、ガラ空きになったゴールに叩き込んだ、ごっつぁんゴールなんだよなぁ・・・(苦笑)。
この1点がきっかけになって、沼津は「失うものはない。ビビらずにちゃんと繋ごう」と徳永晃太郎選手が声を掛け、檄を飛ばします。すると、沼津のプレーがよくなり、少しずつではありますが、攻められるようになりました。その結果、前半24分に鈴木拳士郎選手と森夢真選手とのコンビネーションで滋賀の守備陣を突破し、ペナルティエリアに持ち込んだ球を白輪地敬大選手が流し込んで同点に追い付きます。しかしながら、そこから先は決定的なプレーは少なく、徐々に滋賀に押し返されるようになります。

一進一退の攻防を見せる中、沼津は後半16(61)分から川又堅碁選手を投入し、打開を図りますそれが結実するんじゃないかと思われた矢先に、沼津がおかしな方向に転がってしまうのです。
後半37(82)分に、主審と第4審へ執拗な抗議を行っていた鈴木秀人監督にイエローカードが出されたのをきっかけに、滋賀のラフプレーで倒されたことで激高してしまった柳町魁耀選手が、報復のように相手を蹴ってしまい、一発レッドもつれるように倒れたようにも見え、何もしなければ、オンプレー(沼津にアドバンテージがあって)でスルーだったようにも見え、軽率な行動でチャンスを潰してしまったようにも見え・・・。しかもオフ・ザ・ボールと呼ばれるボールのある場所以外で起こったことも重症で、これはスルーされる・されないかかわらずアカン行為だよな。よく主審が見逃さなかったとも。確かに滋賀のラフプレーにあまりファウルやカードを出さなかったことは理解できるんですけどね・・・。
そして後半45+4(90+4)分には、ペナルティエリアを飛び出してプレーしていたゲギム選手が相手の選手と接触して倒してしまい、これまたレッドカードで退場。これは、いわゆるDOGSO(Denying an Obvious Goal Scoring Opportunity(決定的な得点機会の阻止))というファウルだそうで、いい勉強になりました(ニヤニヤ)。
これで沼津は9人で戦わないといけなくなったのですけど、交代枠も使い切ってしまったので、宮脇茂夫選手が代理キーパーで立たざるを得なくなったのです。それでも、危ないシーンを何とか切り抜け、望みを繋ごうと必死にはなっていました



KYG03_20251214_160003826しかし、その危ないシーンを切り抜けたら、すぐにタイムアップ
最終盤に沼津が自滅する格好で上げ潮ムードを潰してしまい、1-1の引き分けに終わりました。
これに伴い、トータルスコアが3-4となり、滋賀が勝利となりました。



KYG03_20251214_155823830この瞬間、滋賀は悲願のJリーグ参入を決めました。FC Mi-O びわこ Kusatsu→MIOびわこ草津→MIOびわこ滋賀(いわゆるMIO時代)から苦節およそ20年、地域リーグに落ちかねないという死線をさまよっていた頃がウソのように、レイラック滋賀になってから一気に駆け上がってJ参入となったのです。



KYG03_20251214_160138720一方で沼津は、監督や一部選手から主審批評が巻き起こっていました。特に鈴木監督のコメントが以下の通り(PCではイタリック体で表記)なんですけど、かなりキてましたね。
Jリーグの将来を考えた時に、このような非常に重要な試合において、曖昧なレフェリングをする場面が多くありました。選手やクラブが必死に、一生懸命やっている中で、これで人生が変わってしまったり、カテゴリーが変わってしまうという責任感を持って、全員がやっています。今日のレフェリングに対しては非常に不満があります。これはリーグの将来、未来に関わる非常に重要な問題なので、今一度、日本サッカーのために考えていただきたいというのはあります」
・・・まぁ、気持ちはわかるのよね。不可解なジャッジや明らかに相手に有利なジャッジが横行する試合ってあるんですよ。それに対して、やはり選手や監督などからもサポーターと同じく不満を漏らすという事実がわかっただけでも収穫だったのかなと。そう考えると、改めて審判へのリスペクトというのは、考えた方がいい事案だと思いますね。
ただ、今回出たレッド2枚というのは、正直妥当でもありました。あの場面が見逃されていたり、妥当でないジャッジが出ていたら、この試合、球蹴りはオマケ的に言われるような荒れた試合になっていたかもしれません。

そんな中でも、「審判が悪いんじゃない。俺達が弱かっただけだ」と言い切った選手もいたことを覚えておいて下さい彼のような選手が今の沼津に必要なんですけど、鈴木監督のコメントを全面的に支持する人(私は鈴木監督のコメントを気持ちはわかっても、支持はしないですからね(汗))にとっては、彼のような人物は邪魔なのかもしれません。チームやサポーターを分断する一言にならなければいいのですが・・・。



KYG03_20251214_160203905歓喜に沸く滋賀の面々と沈痛な面持ちの沼津の面々。入れ替え戦は、どのカテゴリーでも何とも残酷なコントラストをもたらすものだと思う。
沼津の面々には、よく頑張ったとは声を掛けられたものの、いい試合だったとは、とても言えなかったです。普通は引き分けならいい試合なんですよ。ただ、今回は試合の内容から見ても引き分け以上に酷いもので、ある意味表面上で引き分けなだけで、現実的には沼津の惨敗レベルだったと思います。



KYG03_20251214_160334005改めてメインスタンドにいるサポーター達に深々と頭を下げる沼津の選手とスタッフ達。



KYG03_20251214_160607920そして、ゴール裏に行った選手とスタッフ達は、コールリーダーから檄を飛ばされていました
ただ、彼も怒りで発することはなく、淡々としながらも重みのある言葉を投げ掛けていたようです。もっとも、現地ではわからなかったので、アップされたゴール裏の動画での確認になりましたが・・・。



KYG03_20251214_160734833その声をかき消すかのように、歓喜にまだまだむせぶ滋賀の面々。レイラック体操とか言って、はしゃぎにはしゃぎ、あたかも沼津を挑発しているんじゃないかと思えるくらいに沸き上がっていました



これで、去年の高知ユナイテッドSCに続き、Jなし県が一つ消えました。しかもそれだけではありません。これまでアフリカにある大地溝帯のように深い溝を埋めるかのように、ドイツにあったベルリンの壁のように高い壁を壊したかのように、東西を隔てた空白区域を塗り潰したのです。Jリーグ発足32年にしてやっと実現した東西の分断の解消。それが滋賀によってもたらされたのです。
この試合と同時に行われていたJ2昇格プレーオフの結果で、全てのカテゴリーが決まり、今日J2・J3の百年構想リーグのエリア分けも決まったのですが、それはまた別の機会に。ここまでで随分長くなりましたからね(ニヤニヤ)。あ、スタメシも後日紹介します(ギャハ)。


さぁ、これでJリーグの試合は全て終わり。あとは、柏木陽介さんの引退試合だけ何かすごいラインナップになってて驚きを隠せないのですが・・・(汗)。


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Posted by alexey_calvanov at 22:55Comments(0)

2024年10月15日

ラブライブ!サンシャイン!!コラボマッチ2024を見てきたよ

KYG03_20241013_121452636先日、アスルクラロ沼津×カマタマーレ讃岐の試合を見に行ってきました。そうです、「ラブライブ!サンシャイン!!」とのコラボマッチです。
今年の愛鷹広域公園多目的競技場では、コラボマッチが2試合設けられ、うち1試合は、ツエーゲン金沢とのラブライブ!ダービーになっていました。

写真は、以前にも紹介した明電舎のコラボ等身大パネル。ホーム側のゴール裏に置いてありました。



KYG03_20241015_195204523今回は、有志が作った冊子をもらえました。コラボマッチになると作られるこちらは、サッカーを知らない人にも楽しめるようになっています。なお、メルカリに出したら処刑されるので、やってはいけません(爆)。



KYG03_20241015_195232032こちらが、過去行われたコラボマッチの戦績。
コラボマッチは強いと思ってたんですが、過去2回負けているんですね。そのうちの1試合は、今回対戦する讃岐なんですよ。通算成績でも4勝1分6敗と相性が悪いんですね・・・。



そんな沼津は、中断明け以降、なかなか波に乗れない状況で、中でもカターレ富山には5点取られ、ガイナーレ鳥取には3点取られる大敗を犯しています。まさか、この試合までに2勝1分で勝ち点を積み上げられない状況になるとは、前半の快進撃を見ている人間としては、にわかに信じられないです。夏の暑さで守備陣が総崩れになっているのではないかと思われますが、最近になってゴールキーパーの離脱も起こって、かなり最悪な展開に陥りそうで怖い

一方の讃岐は、なかなか勝てない状況だったのが一変、中断明け直前から勝ち点を大きく積み上げています大敗したのは松本山雅FCくらいで、FC岐阜と福島ユナイテッドFCに4点を取って勝ち、金沢に3点取って勝ち、富山には引き分けるなど台風の目になっています。現在下位に沈んでいるものの、侮れないですね。


KYG03_20241013_125108326今回のコラボマッチのゲストは、逢田梨香子さん(左)と鈴木愛奈さん(右)。2人共初登場になるようです。



KYG03_20241013_130341230そんな中に飛び込んできたのが、アスルくんこの日のために、作中の歌のダンスを覚えたらしい。キレッキレな動きを見せておりました。



KYG03_20241013_121115038こちらは、ラグビーのリーグワンに所属する静岡ブルーレヴスのマスコットであるレヴズ富士山のふもとの神社に祀られていたヤマトタケルノミコトが現代に現れたのだそうな。
ラグビーボールを持っているにもかかわらず、讃岐のマスコットと間違えられる件多数(爆)。哀れ、さぬぴー・・・。



KYG03_20241013_131037311こちらは、ホームゴール裏の様子。
J2昇格が掛かっている状況が続く中、なかなかもどかしい状況に陥っていることを鑑みて、お気持ち弾幕(「未来を掴むため今日この一瞬に全てを賭けろ」)が張られておりましたね。






KYG03_20241013_160201022沼津にとっては、これ以上負けられない中で迎えた試合は、沼津の気合いの入った攻撃が見られたものの、讃岐のうどんのようなコシある守備で、なかなか突破できないふうになっていました。
ところが、前半43分、早いリスタートの後に和田育選手が決めて先制点となりました。この得点シーンに、讃岐の選手達が、リスタートの後のパスがオフサイドではないかという点で猛抗議し、結果的にカードをもらっていますあまりに執拗な抗議になったと判断されたのでしょうけど、これはもったいないカードだわ。そのせいもあってか、讃岐のプレーは総じて荒かったですね。抗議分も含めカード3枚は、ある意味妥当で、下手な主審だったら、もっともらってた可能性も・・・。


前半にリードした沼津だったものの、後半になると讃岐のペースになります。
後半早々に流れるような展開で追い付き、その後も讃岐が押す展開に。すると、沼津の守備が雑になったところを沼津に奪われ、その球をものの見事にゴールマウスまで運ばれてしまいましたここまで沼津って後半に粘れなかったっけか?ウチの時には、後半になるとしっかり守備を張っていたし、最終盤まで爆発力があって怖い印象もあったのにねぇ・・・。
そこからは、讃岐が押す展開が続き、沼津はブレイクスルーをできないまま試合終了讃岐は今シーズン初めての逆転勝ちを掴み取りました。一方で沼津は再び連敗に陥りました。



順位的には、沼津は6位で踏ん張り、讃岐は15位のままですけど、どっちが上位なのかわからない試合展開でした。
沼津としては、残り6試合の全てで勝ち点を積み上げられないと、7位以降のチームにかわされかねないなぁ・・・。讃岐に関しては、プレーオフ進出は少し厳しいものの、残留は岐阜同様に、ほぼ手中に収めたのではないかと思います。


KYG03_20241013_160717325帰りのバスも、「ラブライブ!サンシャイン!!」仕様になっていました。ららぽーと沼津とのコラボですね。本当なら、横も撮りたかったけど、時間が無かったのと人も多くて無理だった(泣)。



沼津は、次は金沢とのラブライブ!ダービーになります。今度は金沢のホームで戦います。公式では初めてになるラブライブ!コラボマッチのアウェイ戦(過去にFC東京U-23との間でラブライブ!ダービーと言われたことがあった)となります。
金沢も未だ勝てていない状況なので、開幕戦のリベンジとばかりに燃えていることでしょう正念場を迎えている沼津は、このまま苦しい状況に追い込まれるのか、打破してプレーオフ圏内を維持できるのか、あるいは昇格圏に突っ込むのか。残り6試合全てが見逃せません。


次回は、この試合のスタメシの紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)

2024年02月28日

【アスルクラロ沼津】ラブライブ!ダービー!!2024に行ってきた【ツエーゲン金沢】

SOG03_1004232/25にラブライブ!ダービー!!を見に、静岡県沼津市にやって来た。
・・・実は、2度目である(爆)。もっと言うと、1日置いて(ギャハ)。2/23に「さわやかウォーキング」で沼津に来ているんだよなぁ・・・。その日に開催してくれれば、多くのラブライバー達がイベント後に立ち寄ってくれたのにね。

写真は、沼津駅北口にあるJR東海とのコラボイラスト。以前にも載せた車掌姿のAquosのメンツですな。



SOG03_135222今回は、ラブライブ!ダービー!!と銘打ったアスルクラロ沼津×ツエーゲン金沢との試合になります。
沼津はアニメの「ラブライブ!サンシャイン!!」、金沢はスマホアプリの「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」で舞台になっています。
・・・MCが『2024』と銘打っているのを聞くと、来年もまたやるんかいなぁ(ニヤニヤ)。



ここで両チームの開幕までの流れをば。


沼津は昨年は中山雅史監督の1年目で、前評判はそこまで高くなかったんですけど、超攻守一体を掲げたことで激しいサッカーを見せており、中でも守備は想定以上の完成度を誇って、一時は昇格を狙えるあたりまで来ていたものの、夏場以降は対策されたり、暑さで失速し、最終的には13位に終わりました。ただ、昨年のJ3は混戦模様だったので、13位とはいえ、中山監督は自身の采配に自信を掴めたのではないのでしょうか。

金沢は昨年はJ2で戦っていたものの、柳下正明元監督の長期体制の弊害が現れ始めたのか、後半戦から失速が目立ち、攻守のバランスが崩壊し、共に落ちた大宮アルディージャなどとの残留争いに巻き込まれて、J2最下位で降格となりました。しかし、選手のほとんどが残留し、戦力面でのダウンは最小限となりました。ただ、監督は昨年ベガルタ仙台を率いた伊藤彰さんが就任したのですけど、前評判は芳しくない。実際、新スタジアムになる金沢ゴーゴーカレースタジアムで行われたカターレ富山とのプレシーズンマッチは、1-4で惨敗しています。それでも、1年彼と戦い抜くんだという意識をもって挑まなければ、勝てる試合も勝てなくなると思うので、今は伊藤監督を信じるしかないのかなと思います。


SOG03_155927さて、ラブライブ!ダービー!!にはゲストが来ておりました。黒沢ダイヤ役の小宮有紗さん(左)と渡辺曜役の斉藤朱夏さん(右)です。
・・・タクシーから小悪魔的な格好で降りてきた時には、どこのヤンキーだと思ってビックリしたのは内緒だ(爆)。



SOG03_124300マスコットのアスルくんは、雨のためスタジアム内のコンコースでお出迎え。本来ならピッチの内外で大暴れ・・・となっていたでしょうね。



SOG03_124320「俺のヨハネ(「ラブライブ!サンシャイン!!」に出てくる津島善子のこと)は渡さないぞ!」の図(ニヤニヤ)。






SOG03_160403さて、激しい雨と猛烈な寒さの中で開催されたラブライブ!ダービー!!ですけど、試合に関しては沼津のアツさがみなぎったものとなりました。


前半に関しては、金沢がJ2に9年在籍していた経験と実力を発揮していたと思います。主導権を握っており、沼津の守備を上手くかわしていたものの、最終防衛ラインをなかなか破れず、シュートもあまり打てなかった感がありました。
沼津は徐々に金沢の攻撃をいなせるようになっており、昨年でも光っていたドン引き守備が功を奏していたのかなと。前半でも半ばを過ぎたあたりから徐々に攻勢に転じることができるようになり、金沢の守備陣を動揺させることもありましたね。
ただ、どちらにも言えたのは、前半に関しては決定的なシーンを作っても、そこから決めきれなかったという点。枠を捉えられないシュートが何発かあったのが何とも・・・。これは特に金沢に重くのしかかってきたんですね・・・。


試合が動き出したのは、後半に入ってからしばらくして。
後半10(55)分、センターラインからカットした球は、横に振られながら森夢真選手に回り、彼が一気に金沢の守備陣を華麗にかわす。そしてバイタルエリアに持ってきたところで思い切り振り抜いた。すると金沢の守備をすり抜けて、キーパーが手を伸ばしても届きにくいゴールマウスの左隅に叩き込んだのです。恐ろしいシュートだ・・・。
この1点が呼び水になり、さらに進むものかと思ったのですけど、やはり金沢もJ2に長いこといた意地もあって、更なる失点は与えないように踏ん張っていました。しかし、金沢は点を決められない。そして、そこから来る焦燥感が沼津に隙を作ってしまったのです。

後半29(74)分、コーナーキックから始まるセットプレー。もみくちゃになったゴール前で、持井響太選手が鋭いシュートを放つものの、守備陣に阻まれ跳ね返される。こぼれた球を中村勇太選手がシュートを放ったものの、相手にスライディングで蹴り飛ばされる。しかしまだ沼津はあきらめない。後ろに控えていた安在達弥選手が、ならばとばかりに大きなループシュートを打ち込むと、キーパーが目測を誤ったのか、飛んだところが(キーパーが一番取りにくい)ゴールマウスの左上だったからなのか、捕ることができずに突き刺さった。打ったシュートも打ったシュートで、浮き球だったんですね。しかも中村選手も安在選手もディフェンダーのポジション後方が上がって来て、かつ狙ってくるのですから、沼津の攻撃力は確実に昨年よりも上がっているな。

そして試合終了間際、5分のアディショナルタイムも過ぎてしまい、試合終了のホイッスルがいつなってもおかしくない状況で、沼津のホームの地の利、ラブライブ!が絡むと異常に強い沼津の本領が出たのです。
濱託巳選手から途中交代の宮脇茂夫選手へヒールキックで回したかと思ったら、再び前に出た濱選手にヒールキックで回す華麗なテクニックを披露し、金沢の守備陣を翻弄。そこから前方にいたのが向井ひなた選手一気に出て相手の守備陣を翻弄させ、左サイドに球を持って行った。再び左サイドに出ていた宮脇選手に回し、宮脇選手はゴール前へのクロスを選択。そこに飛び込んできたのが、安在選手またディフェンダーが攻撃に加わってくるという積極的な襲撃を相手は止められず、キーパー以外は誰もいない空白域を転がったボールは、無情にも金沢のゴールマウス右端に突き刺さってしまった。シュートというよりも軌道修正しただけなレベルのものが決まってしまう。金沢にとっては非常にショッキングかつ運もなく、あまつさえJ3での戦いの厳しさを突き付けられた格好になってしまい、中立で見ている側だった私には何ともやるせないものを感じましたね(汗)。あれをウチの試合で決められたら発狂しそうだ(爆)。


後半の沼津の洗練されたプレーにより、3-0で完勝となりました。思っていた以上に沼津の攻撃が怖いだけじゃなく、守備陣も巻き込んだ一体感が出来上がっていて、ハマるとこうなるのかと思わされました。逆に安在選手をはじめとするディフェンダー陣を抑え込めば、攻撃力を落とすこともでき、ビルドアップを難しくする観点からも必須かなと。



SOG03_160146試合後、ホームゴール裏で、皆に金沢のアウェイ行こうと呼びかけ、金沢へのエールが送られました。
能登半島地震から約2ヶ月経ち、まだまだ復興への道のりは険しい中、加賀(金沢)地方のほとんどが問題無く向かうことができると思いますし、金沢との試合の時には、能登地方にも向かえるようになっているかもしれません。なお、金沢のアウェイ戦は、10/20を予定しております。



試合後は、雨がまだ激しく降る中でもゲストの2人と共に勝利の余韻に浸っていたように見えました。
金沢は明暗でいえば暗の部分が垣間見えましたね。運が無かったのもあるけど、伊藤監督の初陣・久しぶりのJ3・アウェイ・雨の中での開催と難しい要素が折り重なっていた中での戦いだったので、非常にやりにくかったでしょうね。それでも勝つべき案件だったんです。J2から落ちてきたとはいえ、戦力面では金沢が上だったように思えたので、やはり伊藤監督の戦術が浸透してないのかな・・・。まだ第1節とはいえ、最下位に沈んでしまい、今後が少々心配です。そんな不安を金沢はホームでの初戦になるFC今治戦で払しょくできるのでしょうか。
一方で沼津は、この勢いをまたホームになるガイナーレ鳥取戦で発揮できるのでしょうか侮れない相手ではあるものの、戦力の充実していた今治に勝てなかったので、今回の戦いができれば問題無いでしょうけど・・・。


以上が試合の状況です。次回はスタメシなどの紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:11Comments(0)

2023年06月12日

FC岐阜観戦記2023 アウェイ編 その7 策士中山?

FC岐阜、昨日は愛鷹広域公園多目的運動場でアスルクラロ沼津と戦いました。


アウェイ3連戦の最後の一戦、その前には、いろんなことがありました。

前節のガイナーレ鳥取戦は、主導権を握られながらも勝利を勝ち取り、勢いを付けるものになりました。
そこから中3日で迎えた天皇杯2回戦は、J2の清水エスパルスと戦うこととなりました
ここで採った戦術は、ターンオーバーという主力を休ませるもの。ただウチのことなので、ベテラン勢を休ませるだけだろうと思っていたら、まさかの鳥取戦に出場していた選手がほぼほぼ休み出場していたのは、当時控えにいた上野輝人・和田侑樹・羽田一平・田口裕也・大野哲煥(ちょるふぁん)の5選手がスタメンで、同じくスタメンだった松本歩夢・生地充慶・窪田稜の3選手が控えに回りました。まさかの飛車角落としで挑んだのです。
圧倒的に清水優勢なのかなと思っていたら、岐阜はよく粘った守備を展開しており、清水のチャンスを徹底的に潰していたように思いました。途中上野選手のアクシデントでスクランブル交代もあったものの、後半終盤に田口選手が先制!ところが、そこから主力を切ってきた清水に追い付かれてしまいます
延長戦に入り、双方主力を改めて投入した中で、決勝点を挙げたのは、フルタイムで出場した北龍磨選手でした。生地選手が覚醒し、柏木陽介選手が復帰した中で、存在感をなかなか出せなかった北選手の奮起が、6年ぶりの3回戦進出に繋がったのです。


SOG03_132133そんな中で迎える沼津戦。
今年からチームを率いるのが、中山雅史監督です。ゴン中山・中山隊長の愛称で知られていますね。まさかの隊長がピッタリの方になろうとは。


中山監督は、1990年にヤマハ発動機(後のジュビロ磐田)でキャリアをスタートさせ、磐田のJリーグ入りをサポートしました。その後も磐田のレジェンドと言われるように、磐田の黄金期を支える一人となったのです。当時ギネス記録になった4試合連続ハットトリックは、彼の輝かしい功績の一つですね。
この間には日本代表としても活躍し、2000年に行われたブルネイ戦では、これまたギネス記録となっている3分15秒での最短ハットトリックを挙げています
2003年以降、ケガや加齢による衰えで出場機会が減り、2005年に29試合出場したものの、その後は徐々に出場機会を減らしていきました。その中で、2010年に当時J2だったコンサドーレ札幌(後の北海道コンサドーレ札幌)に移籍し、J1昇格後にも出場を果たしたものの、度重なるケガで満足なプレーができなくなり、2012年に現役引退をすることになりました。
ところが、2015年には磐田の選手時代のコーチ・監督で沼津の理事長である山本昌邦さんが率いる沼津に加入することで現役復帰6年間在籍した中で出場機会は無かったものの、J3参入への後押しを陰で支える形になりました。その間にも選手兼任でU-18のコーチを務めるなど監督になるための経験を積み、2020年に退団(事実上の現役引退)2021年からは2年間古巣の磐田のコーチを務めていました。

おお、横断幕まであるのか・・・と思ったけど、現役時代に作ったものを取っておいたんだろうね。この横断幕を作った人は、必ず戻ってくると思って残していたのかしら。



SOG03_155351そして、沼津に新しく誕生したのが、マスコットになるアスルくん(右)。青いライオンですな。5/3の愛媛FC戦でデビュー(インターンシップとして入社)、5/28のAC長野パルセイロ戦で登場となりました。
実は、昔から沼津にはアスルというライオンのマスコットがいたそうです。今回ブラッシュアップという形で復活したという見方もできるでしょう。



SOG03_111437そのアスルくんデビューと同じ日に、愛鷹広域公園多目的競技場では、スタンドのフェンスが折れるという事故が起こり、愛媛のサポーター1人が重体になりました。丁度フェンスが新設されているあたりじゃないかなと思われ。



SOG03_131717最前列が立ち入り禁止となったからなのか、コアサポの面々や大旗は後方に位置付けられることになりました。いつもとは違う雰囲気に、ちょっと違和感と趣深さが。



SOG03_155332試合に関しては、再びターンオーバーをし、出ずっぱりになったのは、生地・窪田・田口・松本歩夢・大野の5選手になりました(ただし、途中交代があったため、全くもってフルタイムではない)。
この日は、試合前は雨が酷かったものの、試合が始まる頃には、雨がピタリと止み、試合終了まで曇りという天候。やや蒸し暑い中のスリッピーなピッチだったと推測されます。
総じて沼津のメンツは、すばしっこくてねちっこい。そして硬いし球際も強い中山監督の現役時代のような華やかかつ攻撃的な部分は鳴りを潜め、ドン引きサッカーだったように感じます。その中で、攻撃を加える部分では大きくベクトルを向けてくる(この部分は中山監督のプレーらしい)ので、非常に厄介な相手だったと思います。
岐阜も手を変え品を変えで攻撃のバリエーションを出したものの、沼津の硬い守備とすばしっこさでなかなか破れないまま試合終了。結果は、スコアレスドローとなりましたが、沼津の決定力の無さに助けられた部分もあり、これが沼津にとってはアウェイになった松本山雅戦のプレーのような展開になっていれば、明らかに恐ろしいことになっていたでしょう。



負けなくてよかったというのが結論で、ここで1点でも勝ち点を稼げれば、終盤昇格争いになった時に大きく利いてくると思います。そして負けなかったことで、勢いが削がれても止まるようなことはないと思いたいです。
この引き分けに伴い、順位は10位と変わらなかったものの、8戦負け無しとなったY.S.C.C.横浜が9位に浮上した一方、8位に付けていたいわてグルージャ盛岡が12位まで転落しています。これなんだよ。これが負けてたら、盛岡の下、下手したら13位のFC琉球の下にいた可能性が高いのよ。


少し悔しい思いと安堵感をないまぜにしながら、次のSC相模原戦を迎えることになりました。今月唯一のホームゲームなので、何が何でも勝って順位を上げていきましょう。


次回はスタメシの紹介です。また多かったからね(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:21Comments(0)