2011年12月04日

ソフトバンク終了?auはどうなる?

先日、また日本経済新聞がすっぱ抜いた大スクープが大きな話題になっています


来年(2012年)の夏にNTTドコモ(以下ドコモ)からiPhoneシリーズを出すことでアップルと基本合意したという報道がなされたからです。

iPhoneはこれまで初代から4Sまで5台登場したスマートフォンで、ケータイ業界に一大センセーションと一大革命を起こしたとされている機種でもあります。アメリカではもちろん日本でも大人気で、世界中で発売されている機種でもあります。中国ではわいろの材料に使われているとか(苦笑)。


そのiPhoneシリーズ、日本では4まではソフトバンクの独占販売だったのですが、今回と同じように日本経済新聞が4Sからはau(KDDI)からも出しまっせとすっぱ抜いたために、マジかガセかで大騒ぎ実際auからも発売されることが判明したため、今年最大のスクープとさえ評されるものになったんじゃないかとちょっと持ち上げてみた(笑)。
実際は選択肢が増えたということで、双方に益があったんじゃないかという話もありますが、ここで割りを食ったのがドコモAndroidを中心としたスマートフォンと広いエリアで着実に増やしていましたが、ソフトバンク・auがiPhone販売でさらにシェアを伸ばしたことから、ドコモとしても危機感が募ってきたのでしょう
そんな中で今回発表されたこの記事。再びマジかガセかで大騒ぎになっています


ところで、なぜドコモでいち早くiPhoneが出なかったのでしょうか?その答えは意外に身近にあります。それはiモードというドコモ独自のWebシステム
iモードは1999年に開始されたケータイに仕様を合わせたウェブとメールが行えるサービスで、メールに関してはiモードメールという名前でも呼ばれています(iモードメールはFOMAがメインになって以降MMSやFOMAメールと呼ばれることが多くなる)。その後2001年にiアプリ、FOMA登場以降iモーションなど様々なサービスが派生したのですが、特にiモードの登場がケータイ業界に大きな変化を遂げさせたのは事実で、日本のガラパゴスケータイ化を決定付けたものとも言えるかもしれません。

そのiモードをスマートフォンで何とか積みたかったため、試行錯誤していましたアップルと結局揉めたのは、このiモード絡みではないのかとも言われています。
iPhoneをドコモで出したいと交渉した時、

ドコモ:「iモード積ませてよ」
ジョブズ:「ダメ(ニヤリ)」


なんてことがあったんでしょう。恐らく最後まで抵抗していたのは先日亡くなったジョブズ氏だったのかもしれません。
ところが、ジョブズという障壁が無くなってから、auがこうも早く発売にこぎつけたとなると、ドコモからの発売も案外事実なのかもしれません。

でも、私自身ドコモはiモードを捨ててないと思っています。その理由はdモードというスマートフォン版iモードと呼んでもアプリがあるため
既にドコモのAndroidではこのdモードが積まれており、iモードとあまり遜色なくブラウジングができます。恐らくiPhoneでもiOSでdモードができることをアピールして、ないしはこれを条件にアップルを丸めこんだのではないかと推測しています。


まだこの記事の結末は見えてきません。その時期が来るまで待つしかないのでしょうが、私自身この記事は、過去の例を考えれば、飛ばしではなくほぼ事実ではないかなと思います
仮に事実なら、エリアで泣いているソフトバンクは轟沈されてしまうのではないかと。auがどういう立ち位置になるかが正直わかりません。仕様が改良されれば互角の勝負。なければドコモの一人勝ちというふうになるのかもしれません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)

2011年10月14日

今日も明日も、店によっては対応が大変だのぉ

今日は、『スティーブ・ジョブスの遺産』とされ、かねてから期待されていたスマートフォンiPhone4Sの発売日。今回はこれまで発売していたソフトバンクからだけでなく、au(KDDI)からも発売されることになり、日本でも単独販売の構図が崩れ、互いが競争する時代に突入することになりました。
その初日になった今日、キャリアショップであるソフトバンクショップ・auショップだけでなく、予約なしで買うこともできたアップルストアなど様々な販売店で、早くは火曜日から長~い列を作っていました


そんな中、一部店舗で販売の遅れ(顧客情報の入力ミス)はあったものの、比較的順調に何事もなく終わったauの事務対応に対し、ソフトバンクは一時(およそ3時間ほど)、新規契約・機種変更(いわゆる買い増し)だけでなく、ナンバーポータビリティ・契約内容の変更・料金収納・修理受け付けや修理品の返還・解約なども含めた全ての業務が止まるシステムダウンが発生したそうです。
こうなったのは、予想を越える申し込みが殺到したため・・・とのことだそうですが、おいおい、iPhone4が発売した時にも同様のシステムダウンが起きたような気がそこから得た教訓は生かされなかったんかい?

そうなんです。iPhone4が発売した時にも同様にシステムダウンが起き、長時間何もできなかったという苦い経験をソフトバンクは起こしているのです。にもかかわらず、今回も3時間ながら起こしてしまった。このことは非常に通信機器を取り扱って会社にとっては致命的なのではないのでしょうか。

また、この3時間だけの休止が誤った解釈を生んだのか、一部店舗では終日受付NGという解釈がなされてしまい、慌てて孫社長のツイッターで大丈夫宣言が飛び出す始末。もしかして業務グループより、孫社長のツイッターを逐一監視していた方が、業務が運用できるのか否かがわかるんじゃないのか(苦笑)。それも通信機器を扱う会社としてどうなのよ公式発表がツイッターなのは少々困ったものではないのかね?
確かにツイッターは情報源としては生かせるけど、こういった重大な事態は、先にプレスリリースを出してからツイッターで出す方が確信が持てていいんじゃないのかなぁとも。そう言うのは、私がツイッターというものを『イエスマンしか残さない内向き(閉鎖的)なツール』としてしか見ていないからかねぇ・・・


とにかく、こんなバタバタした1日を過ごした翌日には、今度はPS Vita(プレイステーション・ヴィータ)の発売前予約を控えてます
ネット通販では日付の変わり次第受付というところもあれば、朝からというところもあり、店舗予約の場合は朝7時からというところもあれば、開店してからというところもあります。中にはGEO(ゲオ)のように、Ponta会員限定で予約受付という強気のパターンもあります。

さすがに店舗内・ネット内での予約なので大丈夫だとは思いますが、これがSCE(ソニーグループ)のネットワークサーバーに回って、その予約リストがまたハッキングされて・・・(ガクガクブルブルガクガクブルブル)。<いっくら何でもそれはないない。


ともあれ、一つ確実に言えることは、今週末の家電量販店は地獄です(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:53Comments(0)TrackBack(0)

2011年08月25日

功労者、退任

アップルを立ち上げ、かつアップルを再生させた同社のCEO(最高経営責任者。事実上の社長にあたる)スティーブ・ジョブズさんが8/24付で退任し、会長に退いたと発表されました。


スティーブ・ジョブズさんはPC草創期だった1974年に友人らとアップルコンピュータ社の前身に当たるサークルを設立(会社設立は1976年)。そこで、今日まで続くPCのMacintosh(マッキントッシュ。通称Mac(マック))の原形にあたるApple(アップル)シリーズを作り上げました
1985年に経営上の対立を理由に一度第一線を退くものの、1995年にマイクロソフトがこれまでのシリーズを大幅改良して作り上げたWindows95(以降Windowsシリーズを発売して以降アップルが劣勢に立たされてからは、再度社長職に就任(1997年に暫定的に再就任。2000年に正式に再就任)。Macの立て直しとトレンドに沿った新機軸の商品の開発にまい進しました。
そのまい進の結果、今日でも主力になっているiMac・Mac OS・Safari(インターネットブラウザ)・iPodシリーズ・iTune(音楽配信ツール)・iPhone/iPadシリーズ・App Storeが生まれ、それらがヒット商品かつなくてはならない商品になっています

しかし、ジョブズ氏は近年、体調不良を訴え、2004年にはすい臓がん、2009年には肝機能障害に伴う肝臓移植で職務を全うできなかった時期もありました。そしてそれがのっぴきならない状態にまでなり、今回のCEO退任に繋がったわけです。


今回の退任で、アップルは戦略の大幅な見直しを図らなければならないでしょう。

一つは『脱ジョブズ』
ジョブズ氏の類稀なるセンスのおかげでここまで引っ張って来られたわけですから、これからはジョブズ氏なしでトレンドを見極め、センスあふれる商品を作り出していかなければならないでしょう。
もう一つは、そのセンスの発掘
恐らくアップルはCOO(最高執行責任者。事実上の現場監督)がCEOに上るものの、事実上新CEOを中心とした集団指導体制になっていくのではないかと思います。そうなるとセンスがエゴになって、それがぶつかりあわないか心配です


ジョブズの意思をどこまで引き出せ、かつジョブズの精神(ジョブズが作り上げたセンス)からいかに脱するか(つまりは、さらにセンスがいいといわれるような商品を作り出す、ジョブズ越えのできた製品を作り出すこと)がポイントになるでしょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)

2011年06月19日

何が何でも売りたい → やっぱりやめました

これまで噂に上っては消えていった『ドコモからのiPhoneシリーズの販売』。
これまでは是が非でも売りたいとしていたのではないかと言われていましたが、先日ドコモがついに『降伏』。今後ドコモではiPhoneシリーズの販売は事実上なくなり、ソフトバンクの独占供給というふうになりそうです。
公式(株主総会での発言)には「iモードが導入できないため」ということになっていますけれども、どうもそれ以外にも理由がありそうです。


これまでドコモは必死になってアップルと交渉をしてまでして自社のラインナップに加えようとしていた節があります。やはり世界で普及していた端末だったのと、シェア競争にとって決定打になると言われていました。そのため、ドコモは必死になってアップルの端末を抱きこもうとしていたばかりか、ソフトバンクに対してもiPhoneシリーズのSIMフリー化を求めていたのではないかと思われます。

しかし、世界の携帯電話の市場を見てみると、iPhoneのOSであるiOSは実のところ少数派。現在はAndroidを積んだ端末の方が多くなっています。そしてAndroidは無料で扱えるため、ドコモにとっても様々なアプリを作りやすいというメリットがあるかもしれません。その中にはiモードを使えるアプリ(spモード)も入っているのでしょう。

ただ、iPhoneが今でも魅力的な端末なのは事実。実際iPhone以上の端末が出てきても、iPhoneは売れ続けていますし、日本では半ば『ブランド』的にiPhoneが売れています(それが今日のソフトバンクの純増に繋がっているのではと推測しています)


ドコモの戦略は間違っていないと思います。ただ現状では、まだまだiPhoneの力が勝っていると思えてならないのです。


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2011年03月10日

春の新機種2011 スマートフォンメインの隠し玉 ソフトバンク編

春の新機種、お次はソフトバンクモバイルの機種紹介です。
といっても、もっぱらアップルの機種の紹介になるんですけどね(苦笑)。
今回は特に書くことがないので、機種紹介に早速行きましょう。


・iPad2
アメリカのアップルから発売される薄さ8.8mm、重さ約600g強のストレートタイプのタブレット端末(スマートフォン)OSはアップル独自のiOS 4.3。
前機種よりCPUで2倍、グラフィックで9倍早く処理できるApple A5プロフェッサを搭載。またカメラをフロント(640×480(VGA)サイズ・最大30fpsでの撮影)・バック(720pでのハイデフ動画・5倍のデジタルズームが可能な静止画撮影)に2ヶ所搭載している。
9.7インチあるマルチタップディスプレイはiPhone4同等(加速度センサー・3軸ジャイロスコープ・デジタルコンパス搭載)のものになっている。またHDMI出力のサポートできるコネクタを挿せば、別売になるデジタルAVアダプタを介して1080pレベルの高画質が出力可能になった。

個人的感想
この機種は実質iPadのバージョンアップの様な機種になっている。それゆえ、iPhone4クラスの高画質や操作性を併せ持ったといえるのかもしれない。
ソフトバンクから発売されるということもあり、発売されるモデルは3G+Wi-Fi版とWi-Fi版の2種類で、それに16・32・64GBの3モデル(計6タイプ)が加わる。CDMA+Wi-Fiタイプのモデルは発売されないことになった。またiPadとしては初めてになる複数のカラーリング展開を行うことになっている。
なお、音声通信はできないが、恐らくiPadと同様、Skypeには対応しているものと思われる


次回はイーモバイルの機種紹介。


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Posted by alexey_calvanov at 22:26Comments(0)TrackBack(0)