夏の新アニメ2024、4回目は投稿小説サイトの「小説家になろう」が原作で、後にアース・スター エンターテイメントのレーベルであるアース・スター ノベルで展開している「俺は全てを【パリイ】する 〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜」です。
・・・まずパリイって何やねんと思って調べたところ、剣などの武器で相手の攻撃を弾くことをいうのだそうな。なので、敵の攻撃を紙一重で防いでいくことに執念を燃やした人の作品なんだなと思うと、結構すごいかも・・・。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
主人公は、病弱の母と2人暮らしで街から遠く離れたところに住んでいた。
しかしながら、子どもの頃に母を亡くし、以降一人で憧れだった冒険者になるべく街に出てくるのだが、どこの養成所に行っても才能なしと判断されてしまう。
それでも、鍛錬すれば何とかなるのではないかと思い、何とか身に付けた6種類の最低限のスキルのうち、敵の攻撃を弾くパリイの技術を十数年ひたすら磨き続け、遂には千の剣を弾き返せるほどの腕前になる。
だからといって、冒険者として生きるなると話は別で、最低スキルを磨いただけではなれるわけがなく、ギルドのお情けで最低限の冒険者ランクに登録をしてもらい、街の雑用を担っていた。
そんなある日、街外れで魔物に襲われている少女に出くわすのだが・・・。
というふう。
初回は、主人公の身の上話になっていて、主人公の不遇っぷりが大きくクローズアップされていましたね。もうここまで来ると、お涙頂戴レベルだった(苦笑)。やっと得たのは、冒険者の中でも最低ランクで、冒険者として外に出て魔物と戦うこともできず、街中での雑用だけしかできないという、本来物乞いの人間に与えられるようなものでも、ありがたがって受け取ってしまうのですから、何とも悲しくなってきた。
酷い言い方ですけど、主人公には教養というものがほぼほぼ無いようで、魔物と動物の区別がつかないのと、最低限のレベルのスキルでも何とかなるんじゃないのかと思い込んでいましたからね。だから、ミノタウロスとの戦いで、その井の中の蛙っぷりに自分自身気付いて、これではダメだと悟ってしまうわけですよ。そこの部分は、主人公の中でいい部分で、自分の身の丈は、何かしらをきっかけにすればわかってくれるわけですよ。でも、勘違いしっ放しらしいけど(汗)。
何より一番驚いたのは、パリイでミノタウロスの首が落とせたことですわ(ニヤニヤ)。そんなことがあるのかとツッコみたくなったど、そうしないと話が進まないのか(汗)。
今後、主人公の言動にツッコミどころ満載になるのかもしれないけど、それを面白いと取れれば、この作品も面白く感じるのかなと思います。とりあえず、いつも垣間見える「はいはい、なろうなろう」的なものは、あまり無いですね。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。
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