岐阜は、これまで8連敗。それでもFC町田ゼルビア、大宮アルディージャとの一戦で浮上のきっかけを掴んだと思える動きも見せました。そして、何より田中パウロ淳一選手が戻ってきました。この日の試合でもスタメンなり控えなりで出てくることは確実でしょう。
一方で新潟も連敗海道を突っ切っていたのですが、先日行われたアウェイの愛媛FC戦で引き分けに持ち込み、連敗を脱出。こちらは確実に浮上のきっかけを掴んでホームに戻ることになりました。

南北を貫く連絡通路の途中、駅ビルCoCoLoにあった応援タペストリー。
新潟も岐阜に似て応援関係が少ないのよね・・・。長い間J1にいたのにね。ただ、スタジアムに来場する人数が多いことを考えると、そこまで深く宣伝をしなくとも来場してくれるからといういい意味での安心感、悪い意味での殿様商売がはびこっているようにも感じられます。

新潟のユニフォーム(正確には応援シャツか)を着ている不二家のペコちゃんに新潟の旗をまとっているJR東日本のSuicaのペンギン。
・・・おい、オマエはジェフユナイテッド千葉を裏切るのか(ニヤニヤ)!

・・・って、ここHARD OFF ECOスタジアムやんけ(爆)!
こちらは、プロ野球の公式戦やBCリーグ(いわゆる独立リーグ)のアルビレックス新潟が本拠地として使われています。前者は主に横浜DeNAベイスターズ・東京ヤクルトスワローズ・読売ジャイアンツなどセリーグの球団が利用することが多いようです。プロ野球再編の時や横浜がTBSから譲渡されるとなった時に(新しいチームの)本拠地として話題に上ることが多かったのよね・・・。

・・・トンネルを抜けると、そこはデンカビッグスワンスタジアム(ギャハ)。

・・・デカい。
そりゃそうだ。最大43,000人収容できるスタジアムだもの。もしかしたら、豊田スタジアムや大分銀行ドームよりもデカいんじゃないかと思ってしまう。
このスタジアムの後ろに、鳥屋野潟(とやのがた)という新潟県最大の潟(湖)があります。春は桜の名所になるらしい。
かつてこのあたりは大きな湿地帯だったそうで。戦後の大規模な灌漑(湿地帯の水抜きによる乾田化)により、現在は大規模な穀倉地帯になったというのは、「ブラタモリ」で知った(笑)。このあたり「ブラタモリ」でやってたんだね。

新潟は連敗を脱失したとはいえ、この日の試合開始前の順位は19位。残留争い真っ只中に放り込まれ、負けが込めば、J3に落ちかねない事態です。
既に監督も辞め、社長や強化部まで辞任に追い込まれた現状を考えると、写真の方のように神頼みをしたくなるのもうなずけます。

この資料室には、2002年のFIFAワールドカップ日韓大会の記録や新潟県で産まれたスポーツ選手の紹介がなされております。
資料室に入ってすぐには、こんなデカいモニュメントがデーンと。
ちなみに、休息室兼売店は新潟サポーターの巣窟なので、アウェイチームはユニフォームを身に着けて入ってはいけない(ニヤニヤ)。

その中で、棒高跳びの世界記録を展示しているブースがありました。棒高跳びの世界記録は2m45cmでサッカーのゴールマウスと同じくらいの高さなのだそうな。
ちなみに、世界記録保持者はキューバのソトマイヨルさん。四半世紀ほど破られていない記録ではあるのですが、言いたくないけどキューバということでお察し。

という経緯もあり、岐阜のお店が開設されました。普段長良川の屋台村に出店しているととりべファームも参戦。でも、ホントなら距離的に近い飛騨牛コロッケがよかったなぁ・・・。オヤジに言わねば(ギャハ)。

・・・新潟はメシが美味いね。結論から入るけど、事実なのだから仕方がない。
最初はココイチの「新潟たれかつカレー」。新潟亀田店のみで提供されていたご当地カレーですね。
新潟県の名物であるタレカツ丼で使われるタレカツを乗っけたカレーです。
タレカツは甘辛というより少ししょっぱい系の味。でも、ココイチのポークベースのルゥに合うのよね。しょっぱめの味がカレーの味わいを引き立てるのよ。だから中辛くらいの味が甘めの味わいになってたよ。

味は、ミートソースの部分もソース焼そばの部分も薄めの仕上がり。ただ、そこにソース焼そばが絡まってくると、焼そばの風味が濃く感じられるのよね。そこに、しょうがのアクセントが利く。薄味同士で飽きが来そうな時に、引き締めてくれる絶妙なヤツですよ。
なお、麺は一般的な焼そば麺より太め。食べ応えはまぁまぁかな。
フォークでクルクルっと巻いて食べるあたり、オシャレな焼そばになっておりますわい。


これに、ソース・マヨネーズ・かつお節を掛けて頂きます。
味はほんのり和風だし・・・とのことですが、すごく薄い味付けなので、そのままでは少し厳しい。美味いけどね。
やはり、ソースなどが掛かってナンボのもんですわ。一気に味が濃くなります。大阪風のソースたこ焼きになるのかなと。個人的には新潟なら醤油味で攻めてほしい。醤油が有名ですからね。

ちなみに、この商品ともう一つの商品を買う時に、クレジットカードでの決済ができるという屋台では珍しい仕様だったので、喜んで使わせてもらおうと思ったら、店員が決済に慣れておらず、カードを通すのに一苦労。あれカードを早く流すと反応しないのよ。そーっとやるのが正解だぞ。私がやりたかったところなものの、基本的にあの手のものは決済を依頼する人間がやってはいけないのが不文律。
デカい肉だった。味はタレの風味はそんなに濃くはないけど、肉の旨味が最高にいい。そいつとマッチしているから大きくとも完食できるわいね。

亀田製菓の「柿の種」の新潟バージョン、新潟のスポンサーだからできる仕様なのです。
なお、味は普通のものと変わらない模様(笑)。

このチケット、通常価格(2,100円)に1,000円プラスするだけで、こちらの商品がもらえるんですよ。
まずはお米。新潟・魚沼産のコシヒカリがもらえます。次にご飯ときたら味噌。新潟で製造の味噌がもらえます。
さらに亀田製菓から「サラダホープ」。同社の柿の種に並ぶロングセラー商品がこのチケットを買うともらえるんですよ。
最後に塩。こちらも新潟県で作られたものです。そう、新潟県は、かつて上杉謙信が治めた地。かの有名な川中島の戦いで武田信玄と戦った戦国武将です。その時のエピソード、「敵に塩を送る」を再現したんですね。
しかし、この日の試合は敵からもらった塩で傷口を塗りたくられてヒーヒー言う事態になるなんて、もらった時には知る由もない・・・。

・・・よし、岐阜は痛ゲーフラが目立ってるな(ギャハ)。
・・・普通のゲーフラが1枚、しかも知り合いだったのは激しく内緒(ニヤニヤ)。

芝は少々ボコボコしていたが、丁寧な保全がなされております。
そして新潟サポーター席には、有名な弾幕「アイシテルニイガタ」が。

ボールが途中でことごとく奪われ、パスミスも目立った試合になりました。そんなふうになれば、敵は元J1のチーム。しかも去年までいたチームなのだから、簡単に主導権を握れます。指示を出せば、その通りに動けるのがJ1チームとは、先述の福村貴幸選手のゲーフラを持っている知り合いの方の弁。
敵の動きにも付いていけなかった岐阜、疲労というレベルでは片付けられない酷い有様で、川田篤秀(あつし)選手のハットトリックも飛び出して、惨敗。前半の1点目と2点目で岐阜の守備がままならないことを知り、3点目で絶望を知ることになったわ・・・。2点目もそうだったけど、3点目もビクトル選手が防げれない。ビクトル選手が悪いんじゃなくて、もうそこまで追い詰められちゃってる状況が悪いのよね・・・。
後半もその流れが加速し、最終的には夢スコア。下手したら7点とか8点とかサッカーじゃそうそうお目に掛かれない試合結果になっていたんじゃないかと思って観ておりました。
もう、こうなると応援する気力を失いかねないのですが、岐阜サポの献身的な応援には頭が下がります。私もやるだけのことをやらねばと思い、声をできる限り張り上げて声援を送りましたよ・・・(泣)。
ここまで来たら、大木武監督と心中ですわ。辞めさせる云々はシーズン後、ないしは最後の試合で決めればいい。当然フロントの責任は重いよ。自分達がのうのうと生き残ろうと思ったら、このチームは終わりだわ。
次もアウェイで徳島ヴォルティス戦。厳しい戦いになるのは明白で、去年のアウェイの試合のような善戦なんて全く期待していません。傷口をいかに広げずにホームに戻れるか、その1点でしょう。そりゃ勝てればいいけど、今の岐阜には残念ながら無理を通り越して無茶です。それでも応援すれば何かが変わる、そう信じたいです。
次回は新潟の一コマをば。
J2残り試合あと10。降格圏チーム(21位)との勝ち点差は6。

