2022年01月21日

ネットの青春時代を支えたサービスが終了に

1990年代、Windows95が登場したことを契機にインターネットが普及し始めた頃、まだまだ低速の電話回線で接続していたこともあり、ちょっとでも長く繋ぐと莫大な電話料金が請求されることもザラだった時代でもありました。しかし、真夜中になるとその定義が覆されるのです。そう、この時間帯はテレホーダイというサービスがあったからです。


テレホーダイは、NTTグループ(NTT東日本・NTT西日本)が1995年にサービスを開始した深夜・早朝帯(午後11時~午前8時)は定額の通信料になるというもので、2回線まで設定可能なものになっています。インターネットが始まった時と同時に始まったこともあり、テレホーダイの時間帯(いわゆるテレホタイム)になるとトラフィック(遅延などの渋滞)が起こることもありました。
テレホーダイは、インターネットやオンラインゲームの普及に伴い、爆発的に増えていったと思います。そして通信量の増大と共に、光通信の構築が計られ、徐々に充実していきました。これに伴い、テレホーダイの利用頻度は減っていき、電話網がアナログからIP網に切り替わることから、2024年をもってサービス終了となることが決まりました。


インターネットの青春時代とも言える時代を支えたテレホーダイが無くなるということは、一つの時代が終わるのかなと思います。同時にインターネットが長い歴史を歩んで来始めていることの一里塚(マイルストーン)になるのかなと思っています。歳は取りたくないのぉ(苦笑)。


このテレホーダイなどのサービスが終わる、つまりIP網に電話回線が変わることで、工事が必要とか現行の電話機が使えなくなるので替えましょうといった詐欺電話が増えることになると思います。IP網に変わっても、現行の電話機はそのまま使えますし、替えなければいけない事態になれば、NTTグループがプレスリリースを出す(つまりはテレビやインターネットで紹介されるレベルの物になる)はずです。騙されないように気を付けましょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:56Comments(0)

2012年07月10日

インターネットがない時代、何をしていた?

今や日常に当たり前に潜り込んでしまったインターネット。そのインターネットがなかった頃、何をしていましたかというのが今回のトラックバックテーマ


たいてい、そういうのは子供の頃になる人がほとんど・・・まぁ、今の中高生くらいから下は物心ついた頃から当たり前のようにインターネット環境が用意されていて、逆にない生活は想像できんわなぁ(苦笑)。


そのあたりは後で話すとして、インターネットのない頃、つまりは子供の頃はというと、テレビゲームやテレビを見ていた日常が思い浮かびますね。あとはマンガや小学生向け雑誌を読んでたりとか<インドアの中のインドアじゃねーか!

・・・まぁ、そう言うなよ。


ところで、そんなテレビゲームは1980年年代にファミコンが一世風靡したことで急速に広がり、こちらも生活の一部に組み込まれていったわけですが、『テレビゲームがない時代、何をしていた?』というトラックバックテーマになっていれば、私はとても想像できなかったのかもしれません(苦笑)。同様にテレビのない時代とかでも同じことが起こっていたのかもしれません。


今後、インターネットやテレビゲームなどのように、日常に溶け込んでいくような新たな嗜好品(娯楽ともエッセンシャルなものとも言えるようになるのかもしれないが)が出てくるかもしれません。その時、その時代に生きる子供達はどう答えるのか、ちょっと気になったりもしますね


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Posted by alexey_calvanov at 23:07Comments(0)TrackBack(0)

2011年06月22日

カネのかかる自由化

インターネットの住所に当たるアドレス。その中にはドメイン(ないしはドメイン名。以下ドメイン)と言われるものがあります。
例えば、このサイトのアドレスである『http://alexmaster.livedoor.biz』の『.biz』に当たる部分がドメイン、詳細に言うと「一般トップドメイン」になり、アメリカにある非営利法人のICANN(アイキャン)が管理しています
ちなみに、『.jp』・『.tv』などは「国別コードトップレベルドメイン」と言い、それぞれの国や地域に設立された法人が管理しています(もしくは国や地域そのものが管理)


そのドメイン、これまでは決められた単語でしか組むことができませんでした
有名なのは『.com』。それ以外にも『.net』・『.org』といった公共性の高いもの(ないしは財務支援のないもの)や『.mobi』のように携帯電話での閲覧できるようにしなければならないという前提で製作された財務支援のあるものなどいくつかありますが、数は限られています。
しかしながら、来年の1月~4月の第1弾以降、これら以外のドメインを原則自由に製作できるようにするのだそうです。

この決定により、様々なアドレスが誕生しそうです
例えば、『.bank』・『.hotel』のような企業用『.paris』・『.tokyo』といった地域の名前も。
さらには英語以外の言語でドメインを製作することも可能になりました(既に.xxより前の部分のドメイン名を日本語など英語以外の言語でも利用可能にはなっていた)
これにより、例えば東京にある文化放送(『joqr.net』)は『1134.文化放送』とか『JOQR.文化放送』といったアドレスが制作可能になったわけです(アドレス名は架空のものです)

ただ、これらを製作(申請)するにはカネがかかるのは、残念ながら付きまとう事実で、185,000ドル(約1480万円)かかるのだそうな。やっぱり、自由に作るにはカネが伴うのか・・・。


このことがきっかけでおこりそうなもの。例えば、かつてこんなことがありました。それは、ドメイン戦争とも言えるもの
その昔、名古屋にある松坂屋は『matsuzakaya.co.jp』で申請したものの通らず、やむなく一時期『matsuzakaya-dept.co.jp』とせざるを得ませんでした。この『matsuzakaya.co.jp』は実は風俗店が自分の店の宣伝のために抑えてしまっていたのです(後に期限が切れたのか、松坂屋が取得)。
これはイリーガルなケースなものの、それ以外にも他の企業が先行取得したために、やむなく工夫していまだにトリッキーな名前のアドレスにしているところもあります。
例えば、CBC(中部日本放送)
本当は『cbc.co.jp』にしたかったものの、CBC株式会社という名前の会社が抑えてしまっていたために、『cbc-nagoya.co.jp』とせざるを得なくなり、今度は『cbc.com』にしようと思ったものの、これも別の会社が抑えていたため、これまた『hicbc.com』というアドレスにしないといけなくなりました
同様の例は大阪にあるラジオ大阪でもあり、『obc.co.jp』としたかったものの、「勘定奉行」などの会計ソフト制作会社のオービックビジネスコンサルタント(OBC)が先行取得しており、やむなく『obc1314.co.jp』とすることになりました
ただラジオ大阪の場合は、今後の自由化で『1314.ラジオ大阪』や『OBC.ラジオ大阪』といったアドレスに変更してくるかもしれません(アドレスは架空のものです)


今回起こるドメイン自由化によって、以前よりし烈なドメイン戦争が起こるとも限りません。日本語など他言語で入力可能になるとはいえ、アルファベットで打つのが一番楽なような気も・・・。そう思うのは私だけでしょうか?


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Posted by alexey_calvanov at 23:35Comments(0)TrackBack(0)