2024年09月15日

FC岐阜観戦記2024 第14節 一人を除いて皆同じ答えだったんですけどねぇ・・・

FC岐阜、昨日はSC相模原と戦いました。


その昔放送されていた「クイズダービー」という番組の中で、司会の大橋巨泉さんが発した有名なセリフの中に、「一人を除いて皆同じ(答え)」というのがありました。「クイズダービー」は、5人の回答席があるという設定なっており、4人の答えは同じだけど、1人だけ違うという状況を指す言葉なんですね。これが4人正解を意味していないのがミソで、大橋さんの言葉運びの上手さを象徴していると思っていますね。ちなみに、1人だけ答えが違っていた場合、たいてい篠沢秀夫さんが「ガーン」と言って返すことがありました。お約束というヤツですね(ニヤニヤ)。
正にその状況が、今回の試合で起こってしまったんですよ・・・。この書き方で推測できるかと思いますが(苦笑)、そのあたりは試合の時にでも。

その前に、試合前の順位状況をば。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差になります。なお、大阪はFC大阪、横浜はY.S.C.C.横浜になります。


06位 金 沢(41)+3
=== 昇 格 プ レ ー オ フ ラ イ ン ===
07位 福 島(39)+11
08位 琉 球(39) -2
09位 大 阪(38)+6
10位 松 本(38)+4
11位 相模原(37)+3
12位 八 戸(36)+1
13位 岐 阜(33) -3
14位 鳥 取(31)-14
15位 長 野(29) -7
16位 讃 岐(28) -2
17位 横 浜(27)-17
18位 奈 良(26)-13
=== 入 れ 替 え ラ イ ン ===
19位 宮 崎(25)-13


今回は、あくまで岐阜の置かれている状況を見せることを前提にしているので、プレーオフまでの順位とJFLとの入れ替え戦までの順位だけにしていますが、これより上も下もあるわけで。


さて、見て頂くとわかるように、プレーオフの差もJFLとの入れ替え戦の差も同じ8になっています。つまり、この先勝ち進めれば、上位にも食い込めるようになれるし、この先負け続ければ、危機的状況にまで真っ逆さまとなる状況に置かれているわけです。前節も書きましたけど、テゲバジャーロ宮崎やカマタマーレ讃岐という下位のチームが調子を上げ始めているだけに、この先一つの選択肢を間違えると、後者に陥る可能性が高まってしまうのです。


KYG03_20240914_112515450スタジアムに来てみると、芝生広場にやぐらが組まれていました
どうやら盆踊りが催されるらしく、先日台風襲来した松本山雅FC戦で行う予定だった縁日を行ったとのこと。



KYG03_20240914_113032457こちらは、自衛隊ブースに置かれていた迷彩服姿のギッフィー。いよいよ自衛隊に入隊されるのですか(ニヤニヤ)。
・・・何か、パッと見、やすこさんを思い浮かべてしまった(苦笑)。



KYG03_20240914_115639647今回は下呂市のホームタウンデーということで、下呂市で育てられているブランド豚になる納豆喰豚(なっとくとん)を使った「納豆喰豚フランク」が売られていました。名前の通り、納豆を飼料の中に混ぜて食べさせている豚とのことです。
今回は、チョリソー味のものをチョイスしました。



これがすごく美味しい。ほどよく乗った脂のジューシーさにチョリソーのピリッとした食感が、たまらなくいい。それに加え、パリっとした食感も素晴らしいので、今回3連休だったこともあり、ビールを買っていたことから、つまみとして最高でしたね(ギャハ)。


KYG03_20240914_115645032あまりの美味しさに、通常のものも買ってしまった(爆)。レギュラーとジャンボとあったのですが、今回はジャンボに。見てもらうとわかりますが、ジャンボは1.5倍の大きさになっています。



こちらは、先程のチョリソー味よりもジューシーさが増したような食感になっており、かじったら肉汁がじゅわりと出てきて、ヤバいなぁと思いましたよ。それでいて程よい塩加減になっているので、ケチャップやマスタードは一切不要肉の味だけで十分に戦える一品になっていました。





KYG03_20240914_153450685試合に関しては、双方気合いの入った、一進一退の攻防がふさわしいものとなっていました。その中で岐阜はよく攻め、よく守っていたと思います。ここで何とか勝たないとという気持ちが前面に出ていました。
その気合いが頂点に達したのが、前半36分。粟飯原尚平選手のフリーキックがゴール前の混戦地帯に飛び込み、その中にいたイ・ヨンジェ選手が滑り込むような形で放ったヘディングシュートがゴールマウス左側に吸い込まれました。このシュート、甲斐健太郎選手が触ったヤツじゃないかなとかVTRを見ると思えてならないのですが、今までゴールの入らなかったイ選手のシュートだとしておこう(ニヤニヤ)。
しかし、その数分後に、同点に追い付かれてしまいました。抜かれたというのもあるのだけど、岡崎慎選手が最後までボールに追い掛けたシーンを見て、この試合に賭けているものを感じることはできた。今までは、そこまでやる選手がいなかったからねぇ・・・。

ちなみに、写真のものは、クーリングブレイクというもの飲水タイムの一種なんですけど、WBGT値(気温・湿度・日射・輻射などの周辺熱環境を総合して計測する暑さ指数)が31°C以上に達した場合に発令されるものだそうです。ただ、夏季期間(7/12~9/1)のみの設定のものが、この時期に設定されたということは、かなり異例な事態だよなぁと。
思えば、去年のこの時期、相模原の試合がアウェイで行われ、その時のキックオフが、このくらいの時間だったんですね。あの時は、何でこの時期で・・・と恨み節でしたけど、今年は逆の立場に。向こう側も同じ思いだったことでしょう。そう思うと、今回ので痛み分けになってくれないかと思いましたよ。



KYG03_20240914_170517475後半に入り、岐阜の攻勢が強まり、よくなってきました。しかし何故かゴールマウスを割れない枠を捉えたと思ったら、キーパーが弾いてしまったり、バーに嫌われたりと散々でした。何でここまで入らんのやろうなぁ・・・と思っていたら、最終盤に待っていたのは、奈落への招待状でした。

後半45(90)分、相模原の選手が放ったミドルシュートが中山開帆選手を襲うそこでしっかりキャッチしていたら、試合の流れは少なくとも悪いふうには変わらなかったかもしれない。ところがパンチングのするクセのある選手は、とっさにボールを弾こうとしてしまったようです。その弾いてしまったボールは、あろうことかブラックホールのようになったゴールマウスの中に吸い込まれてしまい、この得点が決勝点となってしまいました。

その後、岐阜はキーパーもゴール前に出る超パワープレーで打開を図ろうとしたものの、パンチングするキーパーの下に球が飛んでくるのだから、運命というのはわからないし、そして頭で合わせた結果は出なかった一人違う方向(答え)を出していた選手に合わせた時点で、運の尽きだったのかもしれません。それ以前から、運の無い状況が続いていたので、もう運さえも無かったのかもしれませんが・・・。



試合後のゴール裏も、今回のプレースタイルは納得していたようで、大きなブーイングなどもありませんでした。たまたまリスペクトデーだったからという点を差っ引いても、十分戦い抜いたと思っています。シンプルに運が悪い。それだけで負けたのです。ただ、それだけで負けた状況は、ちゃんと考えてほしいものです。もう中山選手を使い続けることがチームとしていい状況を与えるのかと。それだけじゃない。これ以上チームの中でいい流れを生み出せない選手がいるのならば、きっぱりと外すべきだ。人気とかは関係ない。それなら、活きのいい若手やくすぶっている選手にチャンスを与えた方が、同じ負けでも納得できる。今後は、入れ替え戦の恐怖に怯えながらも、着実に勝ち点を稼ぐためのメンツを揃えてほしいものです。

そうなると、次のアウェイになるギラヴァンツ北九州戦は、硬い守備を敷いた増本浩平監督の下で好調だったものの、ここ数試合はその守備を破られており、それが続いています硬い守備はほぼ変わらないと思うので、まずはその硬い守備の対策を練って、少ないチャンスから点を取るということを練習を通じて磨いていってほしいです。そして、次のホームになるツエーゲン金沢戦で連勝を・・・となってほしいです。


残り試合は10。プレーオフ進出までの勝ち点差は8、JFL入れ替え戦に至る勝ち点差は6。


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Posted by alexey_calvanov at 23:39Comments(0)

2024年04月15日

FC岐阜観戦記2024 第5節 不安と不満を残して中休み

FC岐阜、昨日はテゲバジャーロ宮崎と戦いました。
岐阜は、連戦を勝てずにいるものの、7戦負け無しというタイ記録を作っています。この日の試合を勝つか引き分けると、8戦負け無しという記録になるのだそうです。そうは言っても、ここは勝たないといけない試合記録を破るなら勝つことだけを目指して戦ってほしいですね。

一方の宮崎は最下位に沈んでいます。ここまで1勝2分6敗となかなか勝てない状況前々節にやっと初勝利を挙げたんですね。J参入初年度の戦績がウソのように弱体化の一途をたどっているので、ある意味ヤバいです。
ちなみに、そんな宮崎は親会社がいちごという不動産会社になり、新富テゲバサッカースタジアム(旧愛称ユニリーバスタジアム新富)がいちご宮崎新富サッカー場となりました。宮崎県との係わりは、宮交シティというバスターミナルとショッピングセンター(現在はイオン)の入居する施設を子会社化して運営しています。そして、宮崎市のコミュニティFM局である宮崎サンシャインエフエムにも携わっています。もしかすると、近い将来民放局を持つ(買収する)可能性も秘めているわけですね。


KYG03_20240414_124243529さて、今回はゲンを担ぐわけじゃないけど、ぶんごやで「南蛮からあげ」を買ってきた
ここの店、他のチームのアウェイ料理が提供される場合があるのよね。例えば、「大仏コロッケ」(カターレ富山・高岡)とか「ワカメからあげ」(いわてグルージャ盛岡・三陸)があるんですよ。



味としては、「ハラミ」のからあげにタルタルソースと甘酸っぱいソースが一緒に掛かっており、タルタルソースにはあまり酸味が無く、甘酸っぱいソースの方に味のウエイトが掛かっているように思いました。カラッとした揚げ物をさっぱりとさせてくれるので、やっぱりチキン南蛮は素晴らしいのだ。


KYG03_20240414_135515195そして、かさなるステージには、上野輝人選手(左)と與那覇航和選手(右)が登壇していました。與那覇選手はケガをしていた中での出演になりました。
しかし、上野選手がここにいるということは、フォワード争いに何かあるということですね。単純に休養なのかもしれないが(ニヤニヤ)。






KYG03_20240414_165717553ということで、やっぱり何かあった(笑)。
上野選手が抜けたところには、粟飯原尚平選手が富山戦に引き続いて出場。田口裕也・藤岡浩介両選手も並び立ったことから、点取り屋の主軸3人が揃ったことになります。そして控えには新加入のイ・ヨンジェ選手が入りました


しかし、試合の展開は全くもって最悪になりました。今期の中で一番出来の悪い試合ですわ・・・。
とにかく動きが悪い。緩慢を通り過ぎて疲労困憊なんじゃないかと思われるようなものになっており、精彩を欠いていました荒木大吾選手が「口でやろうよとか言っていても、一人ひとりが責任を持ったプレーをしないと(中略)、前半はまさにそういう(中略)口だけになってしまった」と自戒していましたけど、その荒木選手が一番動きが酷かったのは、今後のために一言述べておきます
どっちが上位のチームなのかと思わせる動きを見せていれば、同じ中3日のはずなのに、動きのキレがいい宮崎に先制されるわね(汗)。しかもアシストが、上野優作監督の息子さんである上野瑶介選手(泣)。監督ができない恩返しを息子がやっちゃったよ・・・。
そこから立て直せないまま失点を重ねてしまいます。野澤陸選手のケガによる交代待ちという状況があったとはいえ、もういいところがまるで無い

後半に入ってももどかしい展開の中、後半7(52)分、粟飯原選手が割って入ったところから田口選手が受け取った際、ペナルティエリアで倒されPKを獲得。後半11(56)分にちょっと危なかったものの、決めてくれました。
実は、田口選手は後半13(58)分に川上竜選手のロングボールを受け取った際、ペナルティエリア侵入時に今度はゴールキーパーに倒されてPKを再び獲得しています。しかし、後半14(59)分のPK、再び田口選手が蹴ったものの、弾かれてしまい、その弾かれた球もバーに嫌われる格好でゴールマウスに入らなかった。思えばここまでがピークで、ここで点を入れられなかったことが致命傷になりました。
思えば、この時チャントで盛り上げていた状況だったのですが、1点目の時のように静観してことを待っていた方がよかったように思いましたね。チャントを止めなかったコアサポの面々も含め、私達サポーターも反省すべき点だったのではないのでしょうか。
そして、田口選手が倒されたとはいえ、再び田口選手に蹴らせるべきだったのか。軌道を読まれている可能性があったので、ここだけは藤岡選手か粟飯原選手に貸しを作って蹴ってもらうふうでもよかったと思います。確実に追加点を得たい場合なら、そうしたほうがいいとも。双方大きく反省すべき点だなと思いましたね・・・。
最終的にはイ・ヨンジェ選手を投入して打開を図ったものの、宮崎の守備を破ることができず、空回りのまま試合終了あのPKさえ決めていれば・・・という惜敗では済まされないもったいない負けとなりました。



前回、『仮に負けようものなら、今まで積み上げたものが一瞬で瓦解する可能性さえ秘めています』と書きましたけど、本当にその通りの展開になってしまいかねない状況になりました。本当に最悪です。次の試合まで、この負けを引きずらないように切り替えられればいいのですけど、去年もこのあたりでつまづいて連敗街道を走ってしまっているので、今年もその再来になるんじゃないかと不安ばかりが募っています


とにかく試合の内容は(特に前半が)最悪よかったのは後半だけですけど、今までの試合に比べると全く低レベル次の試合まで悶々と過ごさないといけない・このまま連敗になってしまわないかという不安が付きまとうことになる。ああ、どうしてこうなった・・・。

そう思う理由は、次の試合の相手が、ツエーゲン金沢で、調子が上がっているからです。ウチの最初の頃のように、ここ数試合複数点を挙げており、アスルクラロ沼津との開幕戦を見ている身にとっては、ちょっと怖いでは済まされない相手になりました。奇しくも5年ぶりの白山ダービー何としても勝たないと、昇格の道さえも絶たれてしまうことでしょう。


次の試合までの2週間をどう過ごすのか。4/21には練習試合で大阪学院大学と戦います。そこで行われる45分3本勝負で何を見せるのかで、今後の行く末がわかるかもしれません。練習試合なので、勝つことにこだわらなくてもいいのですけど、苦しい状況下にある中で、勝つことを求めることが一番の特効薬になると思います。
あとはケガした野澤選手の動向が気になります川上選手がいるので大丈夫とはいえ、元は本職のディフェンダーを据えて守備力強化を図るつもりだったので、野澤選手のケガが長引いた場合、魔改造された川上選手がどこまで踏ん張れるかが今後のカギでしょう。
そして、4/20・4/21は第3節の残り(盛岡×琉球・八戸×北九州・福島×大宮)と第9節の残り(松本山雅×讃岐)が開催されます。これによって、歪な試合数が揃うことにもなり、本当の意味で上位・下位がわかるようにもなります。この結果を見て、次の金沢戦の戦い方も変わるかもしれないので、こちらも気掛かりですね・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2024年03月19日

さて今治に行こうかと思ったら

もう少ししたら、FC今治×FC岐阜の試合を見に行くため、愛媛県今治市の向かおうと思いながら、ウチの公式サイトをチェックしていたら・・・。


とんでもない大型フォワード、キター!



韓国のKリーグ2部にある全南ドラゴンズから、李勇載(イ・ヨンジェ)選手が完全移籍で加入することが決まったそうです。まだメディカルチェックが終わっていないので、そんなに喜べない(過去にメディカルチェックで問題があって、入団を見送った選手がいたんだよね・・・)。けれども、もう決定でいいよね。


李選手は、韓国のU-17代表に選出されるほどの実力を持っていたものの、U-17のワールドカップでは不本意な成績で終わったとのこと。しかし、その後は海外リーグ(その中には、フランスのナントやレッドスターFC93に在籍経験がある)で過ごし、実力を磨いていました

日本にやって来たのは、2014年7月で、V・ファーレン長崎に完全移籍でやって来ています。その後、京都サンガF.C.とファジアーノ岡山で活躍し、2022年からはKリーグの仁川ユナイテッドに移籍していました。


韓国のU-17・U-20・U-23に加え、フル代表にも選出経験のあるゴリゴリの大型選手ですよ。そりゃ期待・・・したいけどさ、過去にその手の選手を取っても、結果昇格できたかい?残留できたかい?そんな心配をしたくなるんですよ。
加えて、ウチは3年連続で赤字を出すと、クラブライセンスはく奪の憂き目に遭うんですよ。その点も大丈夫なのかと。このところ色んな選手を採ってはいるんだけど、お金は大事だよ(ニヤニヤ)。柏木さんや田中さんが引退し、宇賀神友弥選手が浦和レッズに帰ったとはいえ、浮いたお金で獲得できるレベルなのかと小一時間問いたい


それでも、額面通り・・・いや、額面以上のデキになってくれるのなら、これほどありがたい存在はないと思います。今回期間途中で採っている青木拓矢選手・野澤陸選手、そして李選手は、それぞれポジションの要にある部分で活躍すると思しき選手ではあります。既に青木選手はリザーブに入って、出場もしていますし、野澤選手もこの前のFC大阪戦でリザーブ入りしていたので、近々出場するでしょう。李選手もコンディションさえ整えば、いわてグルージャ盛岡戦から実戦配備の可能性もあります。現在スタメンで頑張っている選手もうかうかできないことを意味します。
いい競争が発生すること、その結果昇格できることを期待して、今治に向かおうと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 20:28Comments(0)