近年まれに見るいい試合でした。劇的でした。
パリーグ、ソフトバンク×オリックスが福岡にあるヤフオク!ドームで行われました。この試合、ソフトバンクはシーズン最終戦ということで、絶対に負けられない試合、対するオリックスもここで勝てばマジック2が再点灯するということなので、こちらも絶対負けられない試合になりました。
試合はソフトバンク先発大隣選手が好投。オリックスのディクソン選手も細川選手の犠牲フライで1点取られたものの、粘りのピッチングを見せていました。ディクソン選手は5回表でマウンドを降り、その後は継投策という、最近の試合ではお決まりのパターンを取りました。
オリックスも7回表、2番手に上がった森選手から原拓也選手がライト前タイムリーを放って同点に。血のにじんだかのような1点となりました。
それ以降、ランナーは出すものの、得点できないという状況が続き、試合は延長戦に。
迎えた10回裏、オリックスの6人目マエストリ選手が乱調で捕まり、1アウト満塁まで追い込まれ、たまらず森脇監督は比嘉選手にスイッチしたものの、万事休す。ソフトバンクの松田選手にサヨナラのレフト前ヒットを打たれ、ソフトバンクは3年ぶりの優勝を掴みました。オリックスは最後の最後まで健闘したものの、あと一歩のところで18年ぶりの優勝には届きませんでした。
ソフトバンクはホームで戦えたのが一番大きかったでしょうね。しかも最後の試合、負けたら優勝の可能性が大きく遠のくかもしれない大事な試合という位置付けで戦っていたのではないのでしょうか。
対して、オリックスはプレッシャーにやられた、特にヘルマン・ペーニャ両選手が全く機能してくれなかったのが痛かったですね。正直延長になった段階で、イキのいい若手を出すべきだったのではないのかといぶかしながら見ておりましたね。まぁ、逆に彼らを外すとチームが崩壊するという意味になるので、やれなかったんでしょうね。
これで、首位ソフトバンク・2位オリックス・3位日本ハムとなりました。来週週末から行われるクライマックスシリーズで、オリックスは立て直せるか、ソフトバンクはこのまま盤石の体制を作り上げられるのかが課題になるでしょう。
最後に、ソフトバンクの皆様、優勝おめでとうございます。