2022年03月08日

ウクライナ侵攻の余波が大手のゲーム会社にも

2月の末から始まり、10日以上経ったロシア軍のウクライナ侵攻。現状ウクライナ軍が踏み留めているとはいえ、ロシア軍の本気の出し具合では、どうなるかわからない状況ではあります。
そのウクライナ侵攻を行ったことで、ロシアは大規模な経済制裁に遭っています。このことで、任天堂にも影響が出てきました

ロシア国内向けのオンラインショップである「ニンテンドーeショップ」が、3/4以降メンテナンスモードに突入しており、アクセスができない状況になっています。こうなった原因は、ロシアの通貨であるルーブルでの決済ができなくなってしまったため諸外国ではロシアの決済を通すことができなくなってしまったことから、真っ先にルーブル立ての決済を行えなくなったのではないかと思われます。恐らく経済制裁を行っている西側諸国の決済(ドル・ユーロ・円など)も行えなくなると思われるので、一時的とは言うものの、長期化する恐れもあります。また任天堂は日本の企業なので、いわゆる『抜け道』決済(友好関係にある中国の人民元を利用した決済)は行わないと思われますから、法人としてロシアでやっていけるかも心配です。


ロシアでゲームを楽しむ人達に罪はないとは思いますが、世界を敵に回してもウクライナを攻め続ける限り、この事態は収まらないと思います。なるべく早く、この事態のおかしさに気付き、皆が声を上げるべきなのでしょうけど、圧倒的軍事力と公権力の前では、現状なす術がない状況。できることなら、1日でも長くロシア軍が苦しみ、国民が厭戦ムードを漂わせる雰囲気を作れれば、ワンチャンあるかもしれませんけれども・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:10Comments(0)

2022年03月03日

各国の怒りで一転参加不可に

先日、IPC(国際パラリンピック委員会)は、ウクライナ侵攻を行ったロシア(参加名義はRPC(ロシアパラリンピック委員会))と同盟関係にあるベラルーシに対し、中立選手での参加を認める形を採りました。ところが、この件で各国パラリンピック委員会が異議を唱え、今日一転してロシアとベラルーシの参加を除外(参加不可)となる裁定が下りました


中立参加に関しては、『個人的には、確かに厳しいと思えるものの、選手がどう考えているかわからないので、この措置も妥当だと思える部分もあります。ゆえに、今回の侵攻に対し、明確にNOを打ち出した選手のみに参加を認めるふうにすべきだったのかなと思います。現状の参加方法だと玉虫色感が出てしまっているようにも感じられます』と記載しました。しかし、各国パラリンピック委員会は、選手がどう思っているかにかかわらず、侵攻を行ったロシアと共に参画したベラルーシに厳しい措置を与えるべきと下したようです。中には、両国が参加するのであれば、参加をしないと述べた国もあったようで、この流れが強まるとパラリンピックが成り立たなくなるということで、IPCが態度を一変させたようです。
各国が強く抗議したことに対して、私自身は異議はありません。むしろここまでお怒りだったとは思っていなかったので、よくぞ言ったとも思っています。これは、元フィギュアスケート選手のプルシェンコさんの発言も影響しているのかなぁ・・・。


ともあれ、これで46か国・地域の参加が決まりました。パラリンピックから平和を訴えてほしいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:54Comments(0)

2022年02月24日

ウクライナが世界的な戦争の引き金にならなければいいけど・・・

ロシアがウクライナに侵攻を始めました。既に実効支配しているクリミア半島と最近国家承認したと称するドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国、そしてベラルーシ国境から侵攻したとの報道もあり、予断を許さない格好になっています。さらにウクライナの各地(主に軍事施設)にミサイル攻撃を仕掛け、空軍施設を壊滅に追い込んだことで制空権を握ったとも報じられ、こちらも予断を許さない情勢になっています。
この緒戦で、ウクライナ兵が40人ほど犠牲になっている他、住宅など民間施設への『誤爆』も起こったようで、男児が亡くなったとの報道もあります。


恐れていたことが遂に起きたと述べておきましょう。アメリカの外交政策が失敗に終わったという見方もできなくはないですけど、それ以上にロシアのプーチン大統領が、したたかで知略家だっただけなのでしょう。用意周到に事を運んで、最大限の利益を得る算段を、もしかしたら8年前のクリミア併合から組んでいたのではないかと思えるほどです。ほぼ同時期に今回独立を認めたドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の範囲を抑え、そこにいる住民の中でロシアにシンパシーを持つ人達を際立たせる(ある意味『純化』)という作業をじっくりと行っていたのかもしれません。それが最近になって、質のいいワインのように、いい醸造となったので事を起こしたとも考えれば、すっきりします。

今後、日本を含めた欧米諸国は一致団結してロシアの行為を明確な侵略と位置付け、国際世論を味方に付けなければならないでしょう。かつ国連の安全保障理事会ではロシアと中国の拒否権で握り潰されると思うので、総会で非難決議を行うべきでしょう。そうなると中国にすり寄らなければならない国々をどう説得するかに掛かってきますロシアとの外交チャンネルは実質絶たれた(恐らく聞く耳を持っていない)と思われるので、中国にすり寄らなければならない国々(第三国)の説得にウエイトを置いた方が得策です。


そして、この間にやらなければならないのは、他に飛び火させないこと
一番の懸念は、中国がこの事態を見て、台湾や香港に何かしらのアクションを起こさないか心配です。前者に対しては軍事侵攻も視野に入れた揺さぶり、後者に対しては一国二制度の撤廃(香港議会で『平和裏』に進められると思われる)し、中国国内の中に組み込んでしまうという動きです。中国が動けば、ドミノ式で北朝鮮も動く可能性があります。ロシアとも関係が深い国ではあるので、一気に東アジアが緊迫化する可能性もあります。決してウクライナは『対岸の火事』では済まされない可能性があり、思いたくは無いですが、第三次世界大戦の可能性も無きにしも非ずとなるかもしれません。


可能であれば、ロシアが苦戦して、ロシア国内で厭戦(えんせん)ムードに持って来られれば、早く終わらせることができるのでしょう。ただ、それはウクライナ軍だけでは無理で、欧米の軍隊による支援を仰ぐ格好となるかもしれません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:31Comments(0)