2014年03月23日

InterFM NAGOYA、開局までの最終段階に突入

3/20に総務省からInterFMを擁するエフエムインターウェーブに名古屋エリアの免許が認可されました。これにより、エフエムインターウェーブなごや(InterFM NAGOYA)の4/1開局に道筋が付きました
それに伴い、3/21の朝7時からサービス放送が開始され、いよいよ開局へのカウントダウンが始まったという状況になってきました(その前日に送信火入れ式というものを行っているのではないかと思われます)。
ちなみに、このサービス放送は、番組改編で終了ないしは時間変更する番組や一部時間帯を除いてInterFMとのサイマル放送で構成され、それ以外の時間はノンストップミュージック(洋楽の垂れ流しという、試験電波第2段階と同じ)という構成となっています。まだ始まったばかりなので何とも言えませんけれども、ほぼ7・8割方InterFMの番組になりそうです。CMに関してもほぼ垂れ流しですが、番組間のCMや時報は名古屋オリジナルに差し替えられています(このジングルも結構カッコいいもので、超有名アーティストがInterFMのステーションネームを自己紹介と絡めて言うものになっています)。

またこの中で流れたCMで、本放送が4/1の朝7時から開始されることも明らかになりました。ということは、番組改編の状況によりますが、「BARAKAN MORNING」から開始というふうになるのでしょう。丁度タイミングのいいことに、DJのピーター・バラカンさんは、InterFMの執行役員でもありますし。


さぁ、これでInterFMが名古屋で流れることが確定しました。丁度開局と同じ日にエフエムインターウェーブという名称も代わり、ステーションネーム(愛称)だったInterFMがそのまま会社名になります現在行われているInterFMでの電波伝搬放送も早い時期に本放送への移行を始めることになるでしょう。InterFMの変化の一つとして船出をすることになるわけですけれども、決してRADIO-iからのReborn(復活)ではなく、InterFMにObey(従属)するだけでもなく、ONLY ON NAGOYA(名古屋ならでは)を出してほしいと思っております。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)TrackBack(0)

2014年03月04日

InterFM NAGOYAの試験放送キター!

発表から約1年半、免許取得から半年以上、遂にこの日がやって来ました。


2014年3月3日深夜(放送局としての時間は2014年3月2日)に無変調とテストトーン(いわゆるピーという甲高い音)、そして停止(ノイズの入る状態)を繰り返しながら、同日夜(21:00頃と思われる)から、InterFMの名古屋支局であるInterFM NAGOYAの試験放送が開始されました。
女性によるアナウンスは以下のよう。

こちらはJOCW-FM、エフエムインターウェーブなごやです。
周波数79.5MHz・出力5kw。只今、試験電波を発信中。


さて、InterFM NAGOYAは、正式名称エフエムインターウェーブなごやとして、周波数79.5MHz・出力5kw名古屋市瑞穂区にある木下グループ名古屋支店内にあるエフエムインターウェーブ名古屋支社から演奏を、同市昭和区にある東山タワーから送信を行っております。


今のところ、試験放送という位置付けゆえに、様々なジャンル(ポップス・ジャズ・カントリー・テクノなど)のインストゥルメンタルが流れているだけ(しかも繰り返しているふう)なので、面白みが無いと言ってしまえばそれまでですが、ここまでやっと漕ぎ着けた意義を知っているだけに、感慨深いものがありますね。久しぶりにポケットラジオを引っ張り出して、デジタルチューナーを79.5に合わせて2月半ばから待っていたかいがありました。


今回の試験放送開始で、以前書いた通り、ほぼ私が思っていた試験放送から開局までのロードマップに沿ったかなとちょっとだけ自負しております(ニヤリ)。この予想通りに進むのであれば、来週まで試験放送を行い、3/17にサービス放送を行っていくのでしょう。このサービス放送がいかなるものになるかはわからないので何とも言えませんが、過去の事例(私が知っている限りだと、e-radio(エフエム滋賀)開局時)だと東京のネット番組をほぼ垂れ流しの状態で放送していました。その点から、サービス放送はInterFMの放送をそのまま流す形で行っていくのではないのでしょうか。
なお、InterFM NAGOYAはInterFMとの混成放送になることがほぼ決まっており、一部の番組は開局後も聞けるというふうになるようです。
ここまで来たら、開局まであと一歩。InterFMのブランドと木下グループの力を使って、名古屋をはじめとする東海地方の人達にどんどんアピールしていってほしいものです。そのためには、radikoおよびLISMO WAVEの参入は必至だと思われます。費用を惜しまずこちらも同時スタートという形で進めてもらいたいものです。


・・・さーて、受信報告書書いて、あればベリカードもらうか(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:53Comments(0)

2013年08月19日

名古屋に再び外国語放送の種火が灯った

2010年9月30日、東海地方にあった外国語放送局、RADIO-i(愛知国際放送)が閉局。多額の負債を抱えていたのにもかかわらず、再建先も現れたのに、遅かったとして閉局への道を選んだとも言われています。その後、外国語放送はインターネットラジオに引き継がれていったものの、その約半年後に起こった東日本大震災により、再び手軽に聞けるラジオ放送による外国語放送へのニーズが問われていたとも言えます。
しかしながら、ラジオ離れが顕著な中、新しい担い手が名古屋の財界からは現れなかったというのも事実。それだけRADIO-iの残した負の遺産は大きかったのです。理想と道楽ではラジオはやれないと。

ところが、その風穴を開けようとしているところがあります。それは、かつてRADIO-iの所属していた外国語放送のネットワークMegaNetを率いる、事実上のキー局であるInterFM(エフエムインターウェーブ)昨年秋、RADIO-iの閉局から2年1ヶ月経った10月30日、2014年春に名古屋に外国語放送を設立することを突如発表しました。当時はテレビ東京の傘下に置かれていた同局、この時は親会社だったテレビ東京が打ち立てたTXNネットワークの拡大(2007年)よろしく、結局は机上の空論ではないかと思っていぶかしがっていた人もいたことでしょう。
この時のロードマップでは6~7月頃と言われていたのですが、結局そこでは何も音沙汰もなく、やはり机上の空論だったのではと言われ始めた8/6、総務省に免許の申請を行っていたことが発表されました。この瞬間、名古屋をはじめとした東海地方に再び外国語放送開局への第一歩を踏み出したのです。


実は、この外国語放送は再び1からのスタートになります
親会社であった興和に本局の放送施設があったのですが、それは既に撤去され、三国山にあった送信施設も撤去されています唯一残ったのは周波数(79.5MHz)のみで、今後はこの周波数から発信されるものと思います。ただ、この周波数では岐阜方面の送信に大きな影響を与えかねず、仮に申請エリアの中に岐阜県が入るようでは、この周波数がネックになると思われます。というのも、岐阜にはRadio80(岐阜エフエム放送)というFM局があり、その周波数が80.0MHzステップ差がが0.5しかないため、混信が激しくなってしまうのです(関東圏の人なら、TOKYO FM(80.0MHz)とFM NACK5(79.5MHz)との関係が有名でしょう)。できることなら、混信の少ないエリアの周波数がもらえればと思っていますが、どうなんでしょうねぇ・・・。
そういう点では、放送エリア、RADIO-i時代の愛知・静岡なのか、それとも東海3県になるのか、あるいは最大限のエリアをもらえるのかがどうなるのかも気になるところです。

また、仮に申請が認められた場合、番組構成がどうなるのかも注目ですあくまでInterFMの名古屋支局として東京発と同じ番組を垂れ流すのか、(InterFMの比率が若干あるものの)独自の番組編成を任せてもらえるのか、そのあたりも気になるところです。

そして最大の注目点は、平時の際の番組構成です。
外国語放送である以上、外国語をメインにしていかないといけないのですが、それではメインターゲットになる日本人の聴取層が離れてしまいます。それゆえに、日本語のバラエティ番組を増やさないといけないわけです。つまりは日本語のみの放送をどのくらい認めるのかという点が今後の放送運営の焦点になるのです。
また、ラジオショッピングのようなCMの比率も気になります。今のラジオ番組は通常のCM以外にラジオショッピングやインフォマーシャル的なものが雑多に混ざり、現在聴取しているリスナーの中からもその混在ぶりに閉口しているとも言われています(要は聞く意欲を削ぐような放送が増えているという点です)このCM・インフォマーシャルの比率を減らせば減らすほど、リスナーにとっては聞きやすい放送になるのですが、同時に経営面ではRADIO-i時代の二の舞になりかねません。どこまでCM・インフォマーシャルの比率を増やすか、新しい放送局はこのさじ加減で悩むことでしょう。


とはいえ、まずは総務省の申請が認められることが先決です。10月に発表されると言われるその結果を待つことにしましょう。



RADIO-iがモデルとなっている小説。閉局までの過程を描いているとされています。



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Posted by alexey_calvanov at 23:45Comments(0)TrackBack(0)