やはり一番のネックは開催費。つまりカネがかかることが極限にまで達しているということです。
東京オリンピックでさえ1.8兆円掛かると試算されています。しかもこの試算は膨らむことが予想され、このお金をだれが払うのかさえ揉めている有様。これでは、次のオリンピック開催地が手を引こうと思うのは、わかりきったことでしょう。
既に2024年のオリンピック開催地レースは始まっているのですが、ローマ(イタリア)・ハンブルク(ドイツ)・ブダペスト(ハンガリー)・イスタンブール(トルコ)が立候補を取り下げ、最終的に残ったのが、パリ(フランス)とロサンゼルス(アメリカ)だけとなりました。どちらも、前者は市長が消極的、かつテロ事件以降開催に対して反対する人が目立ち始めたともされており、後者はアメリカのトランプ政権でどうなるかわからないとも言われています。
冬のオリンピックのように、カネの問題以外に種目の問題(ウィンタースポーツは開催場所が非常に限られる)で開催地が出てこないということもあるので、このままいくと、夏も冬もオリンピックのできる場所が非常に限られてしまうのではないかと思っています。
そうなると、緩和することが大事になってくるのですけど、それだけでなく、カネのかからないオリンピックを目指すこと、IOC(国際オリンピック委員会)が資金援助を行うこと、オリンピックを行いたい意欲のある国(主に発展途上国など)に優先して開催権を与えるなどを行っていけばいいのではとも思ってます。それでも上手くいくかわかりません。やっぱり、とにもかくにもカネの問題を解決させていくべきではないかなと思います。

