2017年02月27日

オリンピックが終わる?

ここ最近は、開催が決まっても、開催するまでの間に色々と施設建設などでコロコロ変わったり、建設の遅れがやたら目立ったり、カネがかかり過ぎたりなど負の側面が大きくクローズアップされているオリンピック近い将来、オリンピックが見られなくなる可能性が高まっています。


やはり一番のネックは開催費。つまりカネがかかることが極限にまで達しているということです。
東京オリンピックでさえ1.8兆円掛かると試算されています。しかもこの試算は膨らむことが予想され、このお金をだれが払うのかさえ揉めている有様。これでは、次のオリンピック開催地が手を引こうと思うのは、わかりきったことでしょう。

既に2024年のオリンピック開催地レースは始まっているのですが、ローマ(イタリア)・ハンブルク(ドイツ)・ブダペスト(ハンガリー)・イスタンブール(トルコ)が立候補を取り下げ、最終的に残ったのが、パリ(フランス)とロサンゼルス(アメリカ)だけとなりました。どちらも、前者は市長が消極的、かつテロ事件以降開催に対して反対する人が目立ち始めたともされており、後者はアメリカのトランプ政権でどうなるかわからないとも言われています。

冬のオリンピックのように、カネの問題以外に種目の問題(ウィンタースポーツは開催場所が非常に限られる)で開催地が出てこないということもあるので、このままいくと、夏も冬もオリンピックのできる場所が非常に限られてしまうのではないかと思っています。


そうなると、緩和することが大事になってくるのですけど、それだけでなく、カネのかからないオリンピックを目指すこと、IOC(国際オリンピック委員会)が資金援助を行うこと、オリンピックを行いたい意欲のある国(主に発展途上国など)に優先して開催権を与えるなどを行っていけばいいのではとも思ってます。それでも上手くいくかわかりません。やっぱり、とにもかくにもカネの問題を解決させていくべきではないかなと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:47Comments(0)TrackBack(0)

2014年02月05日

今まで一番思い出に残っている五輪を教えてください

もうすぐソチオリンピックということで、印象に残ったオリンピックに関してのトラックバックテーマ


夏と冬にオリンピックが開かれていますけれども、一番印象に残っているのは、冬ならば長野ですね。
久しぶりの日本開催ということもあったのですが、生でオリンピックを見に行けたのが印象的でしたね。
名古屋から特急に乗って始めて行ったのですが、その時はオリンピックムードが高揚していて、長野市郊外にあるボブスレーの会場も、予選だったとはいえ非常に熱気を帯びていましたね。
またその前年には高校の修学旅行でまだ雪のない状態の白馬にも行ってますけれども、会場がとても大きかった印象があります。春に行ったので草が青々としていましたけれども、ジャンプの会場が見られたことだけでも当時の私には幸せに感じましたよ。当日の会場に行った人ならもっと大きな感動を得られたことでしょう。
ちなみに、このことがきっかけでかどうかはわからないのですが、長野にはこの後も随分縁があって、私自身好きなところを挙げろと言われたら、まず間違いなく長野と答えるほどの長野好きになりました(笑)。


夏だと、意外なことにソウルオリンピック丁度バブル真っ盛りだったこともあってか家庭の水準が上がってきて、我が家にビデオが導入されたんですね。開会式をビデオに録って何回も見ていましたよ(笑)。
それ以外だと、鈴木大地さんの金メダルやカール・ルイスとベン・ジョンソンの100m決戦(結局はベン・ジョンソンが筋肉増強剤を使ったため失格になるという後味の悪い結末にはなりましたが)、ローレンス・ジョイナーのオシャレを施した中での走りが印象的でしたねぇ。


いよいよ明日木曜日(2/6)から始まるソチオリンピック、どんな感動の名場面を日本選手ならびに世界の選手達は届けてくれるのでしょうか。連日連夜寝不足になりながらも見てることでしょう、私(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)

2013年02月20日

レスリングで世界平和をもたらせる?

世界の180ヶ国・地域で行われているレスリング。古代オリンピックから競技として行われており、近代オリンピックでも1回目(男子。女子は2004年のアテネオリンピック)から行われている伝統ある競技でもあります。

しかし、今回の競技入れ替えの会議の際、落とされると目されていたテコンドーや近代五種ではなく、レスリングが2020年の入れ替え種目の一つとして回されることになりました。この中には、かねてから復活を希望していた野球・ソフトボールだけでなく、空手やウェイクボードといった新種目とも戦うことになり、ここで選外となれば、当分の間は復帰は難しいとされる状況に陥ります


こうなった原因は、レスリング協会の脇の甘さ、つまりはロビー活動を行わず、伝統競技だから大丈夫だろうということであぐらをかいていたこととされます。実際消滅の危機を免れたテコンドーは韓国次期大統領であるパク・ウネさんがIOC(国際オリンピック委員会)のロゲ会長との会談の際に猛アピール(ルール改正やテレビ放映に映えるような形式の変更を行ったことをアピールするなど)をしていますし、近代五種も組織委員会が必死の働きかけを行っていたとされています(なお、IOCが発言している不人気さやわかりにくさも一端にはなっているようですが、競技人口の多さから鑑みれば、急速に普及しているとされるテコンドー(推定競技人口5000万)よりかは多いしそれなりにわかりやすいと思われます)。


ところで、今回の不可解とも言える決定で、日本もお家芸ということ、オリンピックの東京招致を行っている関係上、さらに東京招致の顔とも言える吉田沙保里選手が女子レスリングで活躍していることなどから、必死に競技として残れるよう活動していくことを決めました。それだけでなく、意外な場所からも猛抗議の声が上がっています

まずはアメリカ。日本ほど強い国ではないものの、競技人口の多さからおかしいという声が挙がっています。
そしてロシアロシアは旧ソ連時代からのレスリング大国の一つ。吉田選手に抜かれるまで、世界選手権連続連覇数はカレリンさんが持っていました。また、カレリンさんは今回の一件で引責辞任した会長の代わりに代行として就任しています


さらに、最も意外とも言えるのがイラン。実はイランはオリンピックで獲得しているメダルの約半分がレスリングという古豪の一つで、今回の競技削減の危機で日本以上に怒っているともされています。そして、『敵国』と目しているアメリカとの『共闘』を図ろうとしているとさえ言われているのです。

ご存知の通り、イランは1979年のイラン革命以来、アメリカとの関係は最悪。さらに核兵器の開発を行っているのではないかと目されているため、ジョージ・W・ブッシュ元大統領時代には(サダム・フセイン元大統領時代の)イラク・北朝鮮と並んで悪の枢軸国と名指しで非難を浴びたほどでした。
仮にレスリングがオリンピックの競技で残ることになれば、もしかする、かつて中国とアメリカがピンポン(卓球)外交といわれるスポーツ交流で国交を回復させたように、イランとアメリカがレスリング外交で国交回復の道を開いていくかもしれません。ということは、今回の消滅の危機が逆に世界平和に繋がる出来事になれば、オリンピックの精神とも相まっていい影響を与えられると思いますし、レスリングが大きく普及するきっかけにもなるのではないのでしょうか

「雨降って地固まる」ということわざの通りになってくれることを祈らずにいられません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:36Comments(0)TrackBack(0)

2012年07月27日

ロンドンオリンピック、いよいよ開幕

4年に一度の祭典、オリンピック。
1992年以降、うるう年には夏季オリンピック、その2年後に冬季オリンピックが行われる体制になり、それが今年で丁度20年になりました。

今回の開催地はロンドン。ヨーロッパでの開催は2004年のアテネ以来8年ぶり。ロンドンでの開催はオリンピック史上初めてとなる3度目となりました。
とはいっても、日本にとっては初めて参加することになります。というのも、1回目の1908年はまだ参加しておらず(初参加は1912年のストックホルムオリンピック)、2回目は第二次世界大戦に枢軸国として参戦したことによる制裁措置で参加できなかったという経緯があるからです。


そのオリンピックがいよいよ今日開幕します。とはいっても、既に男女サッカーは予選リーグが始まっており、女子ばかりでなく男子までもが好発進というふうで、メダルへの期待が高まっている中での開幕になったわけです。なお、開会式は現地時間の午後9時(日本時間午前5時)に執り行われます。


今回のオリンピック、特徴としては、30回記念大会、史上最多の204の国と地域の参加、保守的なイスラム圏国家3ヶ国(サウジアラビア・カタール・ブルネイ)から女性選手が参加する点、そしてこのことで全ての国で女性選手が参加(ただし、今回バルバドスの選手は男性のみの参加。しかしながら過去に女性選手が参加しているので、全ての国で女性選手が参加したという実績ができたことになったため、前述のように言われている)、かつ全ての種目で女性向け種目ができたという点(ただし、シンクロナイズドスイミングは女子のみ)が挙げられます。


決勝種目が日本時間の深夜~早朝にかけて行われるため、8月半ばまで寝不足の日々が続くかと思いますけれども、15日間の熱い筋書きのないドラマを楽しめるだけ楽しみましょう


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2012年05月24日

劣勢は跳ね返せるのか?

2020年オリンピックの第1次選考が日本時間の今日(現地では5/23)、カナダのケベックシティで行われました。
2020年のオリンピック立候補地は、東京以外に、カタールのドーハ、アゼルバイジャンのバクー、トルコのイスタンブール、そしてスペインのマドリードの5都市が争うというふうでした。

今回の選考はIOC(国際オリンピック委員会)の委員による投票ではなく、立候補都市があらかじめ出した書類に寄る審査で決まるというもの。コンセプトや議事運営などが焦点になったと思われます。
その結果、カタールのドーハ、アゼルバイジャンのバクーが落選最終的に候補地として残ったのが、東京、トルコのイスタンブール、スペインのマドリードということになりました。
意外だったのが、カタールのドーハが落ちた点。カタールはサッカーのワールドカップが2022年に開催されることになっていただけに、誰もがいぶかしがってもおかしくないでしょう。ただ、もしかすると、オイルマネーでの『買収』に取られかねない(実際2022年のサッカーワールドカップはそのオイルマネーがあったのではないかと言われている)ことと、国籍問題という点で、スポーツマンシップが養われていないと判断されたのかもしれません。
アゼルバイジャンに至っては、正直運営ができるのと思っていただけに、落ちるのは妥当でしょう。
ただ、アジア都市同士で争っていたならば、東京は残れたかは疑問正直アジアの2都市が無くなっただけでもありがたかったと石原都知事は思っているでしょう(ニヤニヤ)。


で、残った3都市。個人的に最有力はイスタンブールじゃないかと思います。
初めてオリンピックを開くという点、アジアとヨーロッパの掛け橋という位置付け、長い歴史を持った都市、そして初のイスラム教国家でのオリンピック開催という点などがあるでしょう。治安問題やインフラなどで大丈夫かなと思う点もありますが、市民の支持が大きいのは高評価に繋がるでしょう。

そうなると、東京は治安のよさやインフラのよさで高評価を頂いていますが、エネルギー・環境面、そして低支持という麺をいかに克服できるかが課題なんでしょうね。当選すれば、2度目の開催になる東京。正直なぜ2度目を行うのかを明確にアピールしないと意味が無いでしょう。開催都市は違えど、国内では2度目になるマドリードも同様の課題を抱えているでしょう。
あまつさえ、マドリードの場合は欧州経済危機が大きく影を落とす可能性があります2004年のアテネ五輪が大量の国債をつぎ込んで会場建設や運営を行っており、それが今日の危機の引き金になっているとも言われているだけに、その二の舞を踏ませまいとIOCサイドも注視することになるでしょう。市民の支持は高いようですが、個人的にはその数値も怪しいものが・・・。


しかし、東京でオリンピックが開かれることはいかんことではないし、むしろいいことだと思う急速なインフラ整備(特にボロボロの首都高の改築の『いい口実』になる(苦笑))が展開できるので、経済の立て直しにも利用できる側面があります。しかしね、どうも旗振り役の石原都知事が気に入らないので、邪推しちゃうんですよねぇ・・・自分の人気取りでやってるんじゃないかって(苦笑)。墓場まで実績を持って行きたい気満々でやって下さい(ギャハ)。
落選した都市が双方イスラム圏の国なので、俄然イスタンブールが有利だと繰り返しになりますが思ってます。そのあたりどう跳ね返すのかがポイントですね。


最終候補地決定は来年9月。それまで石原都知事は気の抜けない日々が続きます。心労で(以下自主規制)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)