
このオーベルジーヌというのは、東京・四谷と三田にあるカレー屋で、テイクアウト・宅配のみのお店です。名古屋に住む私には、正直馴染みのない店ですけど、芸能人御用達の店としてよく知られており、「笑っていいとも」など数多くの番組で紹介され、『King Of ロケ弁』と言って崇め奉られているとのことらしい。
・・・そこまで美味い店というのなら、東京にホテルとかで泊まる機会があれば、注文してみたいけど、最低1500円以上頼まないといけないとかねぇ。まぁ、カレー自体が1000円以上するそうですけど。
ちなみに日清食品には、カップヌードルでカレー味があるのですけど、このあたりの物とはどう違うんでしょうねぇ。
見た感じは、本当にドロッとした感じのカレーっぽい。カップヌードルのカレー味は、もっと黄色っぽい(ターメリックの)色合いでしたから。そして、味は一口食べた時には衝撃の甘さ。玉ねぎを3日以上煮込んでいるからかもしれないですね。玉ねぎはあめ色にまでなると強烈な甘みが出ますから。
しばらくはその甘さを感じながら麺をすする感じになるのですけど、段々とスパイシーな辛味が迫ってくるんです。20種類のスパイスが辛味を引き出しているんですけど、その影響が出ているんでしょう。
一緒に入っているのが、ビーフ代わりの大豆肉とあめ色玉ねぎの残骸(苦笑)なので、貧弱といえば貧弱。それでもこの不可思議な味を出しているわけですから、このカレーの底深さは計り知れないです。カップヌードルのカレー味とは全く違うベクトルで作られていますよ。
最初は甘過ぎると思うくらい衝撃的な甘さを感じ、こなれてくると辛さが押し出される。こんな不思議なカレーはなかなか無いです。本物を頂きたくなりました。オススメです。

