2022年07月12日

夏の新アニメ2022 その12 継母の連れ子が元カノだった

夏の新アニメ2022、12回目はKADOKAWAの投稿小説サイトである「カクヨム」が原作で、後に同社のライトノベルレーベルである「角川スニーカー文庫」で連載中の「継母の連れ子が元カノだった」です。
こちらも今期の注目作。原作も大ヒットしているようです。原作は佳境を迎えようとしているのですけど、今回はどこまで描かれるのでしょうか。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


中学時代は、お互い恋人同士だったものの、ときめきよりもいら立ちの方が濃くなっていき、卒業とともに分かれた

・・・はずだったが、お互いの両親が再婚したことで、元恋人同士が一つ屋根の下で『きょうだい』として過ごすことになってしまった。お互い主導権を握るため、あの手この手を尽くすのだが、一層お互いを意識する事態になってしまい・・・。


というふう。


初っ端から険悪なムード丸出しで(苦笑)。それでもお互いの両親の前では、いい顔をしていようと繕う姿の痛々しいこと。その中で同じ学校に通うようになり、嫌でも同じ家族のきょうだいとして過ごさないといけない時間が増えていく。さらに友人というだしを使って近付こうと思っているのをヒロインは許せない家族のことを思っているヒロインは健気な部分もあるけど、どこか素直じゃないのかなと思える節がある。対して主人公もどこかクールなんだけど、何か想定外のことがあると冷静でいられなくなりそうな部分がある。そしてお互いのことになると、手助けできる間柄

つまりは、普段は仲が悪いけど、どこかしらでお互いを思いやり、お互いを意識し、お互い仲を直すきっかけを求めていたのかなと。それで1話の終盤にいい雰囲気になったのだけど、両親が帰って来てご破算と。まぁ、よくある展開だけど、これほどもどかしく思ったことはない(苦笑)。


ちょっと変わったラブコメの雰囲気を味わえてよかったなぁ。正直「ドメスティックな彼女」という設定は違えど、よく似た作品があったので、そことの差別化を図れたのはよかったのかと思います。


いい意味で1話完結になりそうな作品でもあったので、今後はこのもどかしい関係をどうやってほぐしていくのか、あるいは続けていくのかを気にしながら見て行くことにしましょうか。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:20Comments(0)

2021年04月11日

春の新アニメ2021 その9 スーパーカブ

春の新アニメ2021、9回目はKADOKAWAが運営する投稿小説サイト「カクヨム」が原作で、後に角川スニーカー文庫で展開しているライトノベル作品の「スーパーカブ」です。
作中に出てくるスーパーカブとは、Hondaが販売しているスクーター「ホンダ・スーパーカブ50」を指し、このカブシリーズ自体は1950年代から生産している息の長いシリーズでもあります。そんなスクーターが生み出す展開がどうなるのか、気になる作品ではあります。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、山梨県北杜市に住む女子高生。見た感じは普通の女子高生なのだが、父親は幼い頃に死に別れ、母親は失踪し、今は天涯孤独で駅前の団地に一人暮らしている特に友も趣味も無い無機質な中での高校生活。家からは自転車で通うだけの毎日だった。


ある日、学校を通る原付バイクが気になり、普段通う道とは逆になるバイク販売店で原付バイクを物色していると、店主がいわくつきの中古スクーターを用意してくれた。このスクーターこそ、彼女の生活を一変させる代物になるとは、彼女自身も気付かなかった。


というふう。


まぁ、総じて地味や(苦笑)。あまりに地味過ぎて単調なんじゃないかと思ってしまうほど。でも、そこからにじみ出てくる彼女の個性(本人は没個性と思っているようだが)と日常は丁寧に描かれており、確かに彩りの少ない日々を過ごしていることを十分に認識できたあたり、すごいと思いました。
だからこそ、スーパーカブを買ってからの生活というのが生きてくるまだ乗り慣れず、四苦八苦しながら操縦を学んでいるあたりに共感を覚えましたよ。特にガス欠になった狼狽ぶりは、車の免許を取って初めてガス欠寸前になった時とよく似てるスクーターの場合は予備燃料を溜めることができるらしく、それでしばらくは走れる設計になってるのね。
なお、作中ではクラシックを上手く使ってるのも印象的でした。ナイトランを♪月の光にしたのは、何ともセレクトのいい。


このスクーターとの出会いで、これから彼女の視野はさらに広がっていくのでしょうけど、その彩りの変化を楽しみに見ていきたいと思います。くれぐれも地味だからと切ってはいけない地味だと侮ることなかれ・・・と思いながら見ていこうかと思っています。これはいい拾い物をした。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)

2021年04月08日

春の新アニメ2021 その3 ひげを剃る。そして女子高生を拾う。

春の新アニメ2021、3回目はKADOKAWAの運営する投稿小説サイト「カクヨム」が原作で、2018年に角川スニーカー文庫で書籍化された「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」です。
この作品は、アニメ化前からCMで放送していたので、それなりに話題になっていたんじゃないかなと思っています。個人的にもかなり気になっていた作品だったので、どうなるのか楽しみです。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公はIT企業で働く、26歳のごく普通のサラリーマン。
ある日、5年も片思いをしていた相手にフラれ、やけ酒を食らった帰り、電柱の片隅に座り込んでいる女子高生がいた彼女は自分の身を売る代わりに泊めてくれと願うが、彼は拒否し、酔った勢いも手伝い無条件で泊めることにした。

翌日、彼女はお礼代わりにみそ汁を作るなぜ作ったのかと聞かれたら、あなたが寝言で言ってたのよと返され、ぐうの音も出ない。

色々考えた中で、彼女に『働く』こと(その一つが家の家事全般を行うこと)を条件として、同居生活を許すこととなった



というふう。


1話の展開としては、案外シンプルで淡々としていたのですが、主人公が男前ですなぁ。据え膳食わぬは男の恥とばかりに、普通の人間ならあれこれしてしまいそうだけど、彼は泥酔の中でも自身の良心を天秤に掛けて彼女に接したんですよ。結果的には彼女を守ることにもなったわけですな。その前に色仕掛けで何でもできると思っているクソビッチになってしまった彼女の良心というものがどんなものなのかもわかってしまったけど(苦笑)。


全体として、主人公と同居人になる彼女と向き合う中で、徐々にその距離を詰めていこうとする姿が印象的でした。ともすれば、本人は好みじゃないと言ってるけど、そのうち彼女的な展開になっていくんじゃないのとか思ってしまうのよね。どーせ最後はその彼女と結婚するんだろう・・・とか心の汚れてしまったワイは思ってしまうのでした(ギャハ)。<オマエは主人公が最もクズだと思ってたヤツだぞ!


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:07Comments(0)