そんなカシオがゲーム機開発にいそしんでいた1980年代に発売したのが、電卓でゲームができるという異色の電卓、ゲーム電卓でした。MG-880「デジタルインベーダー」を皮切りに多彩なゲーム電卓が登場。当時電子ゲームブームだったこともあり、その勢いに乗っていこうとしたものの、ファミコンの登場以降鳴りを潜めていきました。
しかし、そのゲーム電卓が2018年に復活を遂げることになったのです。
画面の右から左に攻めてくる数字のインベーダーを打ち落とすシューティングになります。「デジタルインベーダー」の復活ですね。
この「デジタルインベーダー」、小数点ボタンで照準(AIM)、+ボタンで発射(FIRE)、相手の数字を電卓の数字ボタンに合わせて撃って消すというシンプルなもの。その際、敵の数字の和が末尾ゼロになるように続けて撃つとUFOが現れ、撃破すると高得点をゲットできます。
もちろん、ゲーム電卓は電卓としての機能も充実しています。太陽電池にも対応し、税込・税別計算にも対応できるようになりました。ケタ数も8から10に増加し、多額の計算にも対応できます。
かつて仕事の目を盗んで遊んでいた元サラリーマンの方々にも、今サラリーマンになった方々にも実用的ながらもエンタメも楽しめるこの電卓、いかがでしょうか。
カシオ ゲーム電卓 SL-880

