しかし、ことイスラムの世界では、そんなことでさえもわいせつにされてしまうお話。
カタール・ドーハにあるインターナショナルスクールに通う児童の父親から、図書館に置いてある「白雪姫」の絵本の絵の中にわいせつなところや性的なほのめかしと取れる部分があるとして猛抗議をしたのだそうです。あまりに苛烈だったのか、イスラムという世界を理解してなのか、カタールの教育委員会も動いたからなのか、学校側は父親の講義を受け入れ、謝罪し撤去したのだそうです。
えーと、どこらあたりがわいせつで性的なほのめかしがあるのだろうと、日本人の私は小首をかしげたくなりますが、かの国の人達には許せない部分を多分に含んでいたんでしょうね。
とりあえず、話の内容を追いかけてみましょう。今回問題になった絵本はディズニー映画版をベースにしているのだそうな。
白雪姫という美しい王女がいたものの、魔女である継母にこき使われる
→ある時、鏡に一番美しいのが白雪姫と言われた嫉妬から狩人に白雪姫を殺すよう言われたものの、哀れに思い逃がしてもらう
→森の小屋に7人の小人と共に住み始める
→小人達の忠告を聞かずに、老婆に化けた継母に毒入りのりんごをもらい、食べて死ぬ
→小人達はガラスの棺に入れて保管
→何年か後、王子がやって来て、死んでいる王女にキスをすると、王女が甦る
→王子と共に王子の国に向かい、幸せに暮らしたとさ
・・・なるほど、わからん(笑)。敢えて言うなら、キスの部分が怪しいと思うものの、性的なほのめかしの部分が本当にわからない。魔女のセリフか白雪姫が小人達にかくまってもらうようにいう時のセリフなのか?
いずれにしても、子供に夢を与える話で、こうも言われてしまうとにべもないよなと。子を思う親の気持ちと言えば美しいけれども、過度な締め付けは子供の教育上悪いのではないかとも思ってしまうわけで。
2011年01月05日
『悲劇』から『思い出』になるか
1/7に開幕するアジアカップのカタール大会。
日本代表も参加することになるわけですけれども、その日本代表の練習場に割り当てられたのが、『ドーハの悲劇』で話題になったアルアリスタジアムになるとのことだそうです。
サッカーファンなら語り草になっている『ドーハの悲劇』、1993年に行われたアメリカワールドカップ(1994年開催)の最終予選で日本×イラクが戦い、2-2で引き分けた因縁の試合とも言われています。
この試合で、日本はほぼ手中に収めていたワールドカップ出場を逃してしまうことになりました。試合終了後にうなだれる日本イレブンの姿が大きく報道されたのを覚えている人もいるでしょう。またイラクにとっても当時のフセイン政権下の試合だったこともあり、負ければ(当時イラクサッカー協会会長だったフセイン元大統領の長男ウダイ氏から)自分達に危害が加えられることがわかっていたため、死に物狂いで試合を戦ったという逸話があります。
しかし、そんなスタジアムであるのにもかかわらず、イレブン達はそういうプレッシャーはない様子。
香川選手は子供の頃の話なので覚えていないようですし、遠藤選手は当時中学生だったものの、テレビで見ているけれども今の僕らには関係ないというふう。中には川島選手のように過去に捕らわれるより新しい歴史を作れればいいのではと前向きに考えている人も。実際日本サッカー協会の小倉会長も18年経ってるのだからいい思い出にしたいとやはり前向きな発言をしています。
とはいうものの、ここでの試合はザッケローニ監督の初の公式戦となり、今後の日本サッカーを占う上での試金石になるわけです。『悲劇』が『いい思い出』になるか、『悲劇』が『さらなる悲劇』に変わるかは、監督と若きイレブン達の活躍次第ということになるのかもしれません。
日本代表も参加することになるわけですけれども、その日本代表の練習場に割り当てられたのが、『ドーハの悲劇』で話題になったアルアリスタジアムになるとのことだそうです。
サッカーファンなら語り草になっている『ドーハの悲劇』、1993年に行われたアメリカワールドカップ(1994年開催)の最終予選で日本×イラクが戦い、2-2で引き分けた因縁の試合とも言われています。
この試合で、日本はほぼ手中に収めていたワールドカップ出場を逃してしまうことになりました。試合終了後にうなだれる日本イレブンの姿が大きく報道されたのを覚えている人もいるでしょう。またイラクにとっても当時のフセイン政権下の試合だったこともあり、負ければ(当時イラクサッカー協会会長だったフセイン元大統領の長男ウダイ氏から)自分達に危害が加えられることがわかっていたため、死に物狂いで試合を戦ったという逸話があります。
しかし、そんなスタジアムであるのにもかかわらず、イレブン達はそういうプレッシャーはない様子。
香川選手は子供の頃の話なので覚えていないようですし、遠藤選手は当時中学生だったものの、テレビで見ているけれども今の僕らには関係ないというふう。中には川島選手のように過去に捕らわれるより新しい歴史を作れればいいのではと前向きに考えている人も。実際日本サッカー協会の小倉会長も18年経ってるのだからいい思い出にしたいとやはり前向きな発言をしています。
とはいうものの、ここでの試合はザッケローニ監督の初の公式戦となり、今後の日本サッカーを占う上での試金石になるわけです。『悲劇』が『いい思い出』になるか、『悲劇』が『さらなる悲劇』に変わるかは、監督と若きイレブン達の活躍次第ということになるのかもしれません。