2024年12月03日

順当と厳しい結果が交錯した中のプレーオフ・入れ替え戦

12/1にJ1昇格プレーオフとJ2昇格プレーオフの昇格プレーオフ、J3・JFL入れ替え戦とJFL・地域リーグ入れ替え戦の入れ替え戦が行われました。
まずはJ1昇格プレーオフ。J2で3位のV・ファーレン長崎が同じく6位のベガルタ仙台と、同じく4位のモンテディオ山形が同じく5位のファジアーノ岡山とそれぞれ上位クラブのスタジアムで開催されました。
その結果、下位のチームである仙台と岡山が勝つという下克上が発生しました。


仙台は、長崎に対して有利に進め、前半に先制。その後後半になっても仙台が押せ押せムードで進め、追加点を着実に奪います終盤に長崎が1点を入れるものの、時既に遅しアディショナルタイムにダメ押し点を仙台に入れられ、万事休すとなりました。

岡山は、山形に仕掛けたプレスが功を奏し、先制点を奪うと、その3分後にはコーナーキックから追加点を奪います山形はツキに恵まれず、相次ぐ選手の負傷と後半に起こった一発退場で徐々に精彩を欠き、最終盤にダメ押し点を岡山に叩き込まれ、山形は無得点で試合終了。この結果、岡山が初の決勝進出となりました。

決勝戦は、岡山のシティライトスタジアムで開催となりました。岡山ではNHK岡山放送局が、優勝した際は特番を組むということで、鼻息が荒いようです(試合は、テレビせとうちで放送)


続いては、J2昇格プレーオフ。J3で3位のカターレ富山が同じく6位のFC大阪と、同じく4位の松本山雅FCが同じく5位の福島ユナイテッドFCとそれぞれ上位クラブのスタジアムで開催されました。
その結果、双方とも引き分けに終わったものの、レギュレーションに伴い、上位に着けていた富山と松本山雅が決勝に進みました


富山もFC大阪もがっぷり四つで進んだ試合は、前半に双方点が入ったものの、それ以降は膠着状態に。下位に着けているFC大阪がゴールを攻めるも、富山の守備を割ることができずに試合終了となりました。

松本山雅と福島の試合は、序盤に福島が先制を挙げるものの、その後点が奪えずに前半が終わります後半に入ると松本山雅のペースになり、後半半ばに同点弾を叩き込みます福島は初のJ2昇格に向けて猛攻を仕掛けるものの、松本山雅のホームでできることとサポーターの多さという地の利が生きたのか、松本山雅の守備陣を打ち破ることは再び叶わず、引き分けに持ち込まれてしまいました


決勝戦は、富山の富山県総合運動公園陸上競技場で開催となります。富山は10年ぶり、松本山雅は3年ぶりのJ2復帰の掛かった大事な試合になります。この時期の北陸地方は雨がち(時に雪)な天気になるようで、かなり寒いことが予想されます。そんなコンディションの中で十二分なポテンシャルを出せるのは、どちらなのでしょうか。そして、松本山雅のサポーターによるホームジャックが行われるのかも注目です。


そして、J3・JFL入れ替え戦。ホーム&アウェイ方式で行われる入れ替え戦の1試合目は、JFLで2位だった高知ユナイテッドSCのホームで行われることになっていたのですが、春野総合運動公園陸上競技場がイベントで使えなかっただけでなく、照明でもJリーグ基準を満たせなかったため、香川県丸亀市のPikaraスタジアムで開催されることになりました。相手はJ3で19位だったY.S.C.C.横浜です。
堅守速攻の高知と攻撃的なY.S.C.C.という構図だったはずが、試合開始から全く逆の特徴が出る展開になりました。前半早々にY.S.C.C.が先制したものの、前半半ばにY.S.C.C.のわずかなスキを突いた高知が同点に追い付きます。しかし、双方追加点が遠く、1-1でのドローとなりました。
これに伴い、双方が勝たないといけない状況に陥ったものの、高知の方が若干不利になったように感じます。総得点数がJFLの中でも低かったこととシュート数がY.S.C.C.の倍打ったにもかかわらず1得点で終わったことがその理由です。

史上初のJ3・JFL入れ替え戦の第2戦は、12/7にY.S.C.C.のホームであるニッパツ三ツ沢球技場で開催されます。高知が不利と言ったのは、Y.S.C.C.のホームであるという点ですね。仮に延長→PKになっても、ホームの地の利を生かせるのは、やはり大きなアドバンテージになりますよ・・・。


最後に、JFL・地域リーグ入れ替え戦。一発勝負で行われるこの試合は、JFLで16位に終わったミネベアミツミFCが、自身のホームで、全国地域サッカーチャンピオンズリーグで2位に躍り出たVONDS市原FCを迎え撃つ格好となりました。
試合そのものは、がっぷり四つを組みながらも双方チャンスを潰し合い、膠着状態に陥っていました。このまま延長戦になるのかなと思われた最終盤にコーナーキックからのセットプレーで、クロスの上げ損ないになったボールが市原のゴールマウスに吸い込まれる意表を突く展開に。まさにミネベアが棚ぼたの勝利でJFL残留を勝ち取りました。一方で市原は関東1部に残留となり、熾烈なリーグ戦を戦い抜くこととなりました。


三者三様というのか、各リーグの特徴が如実に出ていた試合になったのかなと。特に最後のJFL・地域リーグ入れ替え戦は、一発勝負から来る残酷さと意外性が詰まったものになっていましたね。過去私は、FC刈谷×クリアソン新宿の入れ替え戦を見に行きましたけど、その時は同じ残酷さでも下克上の勢いみたいなものが見られたように思いました。JFLの公式で見た今回の試合とは全く違う異質なものでした。Jリーグでもなかなか見ないヒリヒリしたものでしたよ・・・。


12/7には、昇格プレーオフとJ3・JFL入れ替え戦が行われます。どんな戦いを見せるのか楽しみですし、どこが昇格・参入してくるのか楽しみでもあります。


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Posted by alexey_calvanov at 23:51Comments(0)

2024年11月12日

FC岐阜観戦記2024 アウェイ編 その16 県総のスタメシがかなり充実していて迷う

ここからは、以前紹介できなかった富山県総合運動公園陸上競技場で行われたカターレ富山×FC岐阜のスタメシの紹介です。


富山のスタメシは、メインエリアとバラエティ・ゴール裏エリアに分かれ、出店数も多いんですね。それでいて、ホームタウンデー関係の店やスポンサーの店が出ていたりとさらにバラエティ豊かになるんです。ウチもJリーグ屈指と言われていますけど、富山もうらやましいものです。


KYG03_20241110_111651111そんなスタメシ、最初は滑川市のホームタウンデーということで、ヨシ!!JIROが「滑川産すり身汁」を提供していました。
滑川の港で獲れた海産物をすり身にし、滑川で採れた海洋深層水を使って調理されたものです。



みそ汁のような感じになっていましたけど、甘い味わいがするのは、海産物が入っているからなのか、味噌そのものから来ているのか、調味料にみりんとかを使っているせいなのか。ただ、これによって優しい味わいになって、つみれの旨味が引き立っておりました魚以外にもいかとかも入っていたのかなぁ。他にも、ねぎ・こんにゃく・揚げなどすり身以外の具もたっぷり入っていてオトク感を出していましたね。


KYG03_20241110_113051325お次は、まこーずというところから。
こちらでは、「焼きそば」(左)と「たこ焼き」(右)を買ってみました。



「たこ焼き」は、ソースの酸味がほんのり利いていて、たこ焼きそのものにも刻みキャベツの食べ応えで美味かったですね。刻みキャベツの甘みやかつお節の風味もあって、いい意味で味が複雑でした。
しかし、もっと美味しかったのが、「焼きそば」もっちり太麺の食べ応えが抜群で、甘めのソースが、少し香ばしさを加えてくれました天かすが、いい食感を与えてくれて、いいアクセントになっていました。


KYG03_20241110_113524141こちらは、TOYAMAブラック焼きそばの「富山ブラック焼きそば」
ラーメンの「富山ブラック」を焼きそばにした変わり種になります。



コイツのインパクトは絶大で、汁なし麺を食べているかのごとく、「富山ブラック」感を感じさせてくれます。あの濃いしょっぱめの味わいを焼きそばで味わえるとは・・・(苦笑)。それでも「富山ブラック」には無い、太くてもっちりした麺のおかげで、「富山ブラック」よりも濃い味わいを感じさせ、一緒に入っているメンマやブラックペッパーが、「富山ブラック」らしさを感じさせてくれます。ブラックペッパーはパンチを与えてくれていいですね。


KYG03_20241110_123407453ちなみに、この日は、源が来ていました源という名前でピンとくる人は少ないでしょうけど、「ますのすし」・「ぶりのすし」を作っている会社と言えば、ピンとくる人は少なくとも増えるのではないかと。
せっかくなので、「ますのすし小箱」を久しぶりに買った。コンパクトかつ切れ目入りなので、食べる時に困らないのよね。



前はあまり感じなかったけど、少しますがしょっぱ目の味わいなのね。でもこれで酢飯の利き具合がよくわかるし、塩味と酸味でメリハリがわかる。バランスのいい寿司ですわ。


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Posted by alexey_calvanov at 23:05Comments(0)

2024年11月11日

FC岐阜観戦記2024 アウェイ編 その16 走れ、俺らと共に!

FC岐阜、昨日は富山県総合運動公園陸上競技場でカターレ富山と戦いました。
ここに来て4連勝中で突っ走っている岐阜、上位陣を粉砕して、ここまでやって来ました。そして、この試合に勝てば、クラブ記録更新の5連勝となり、昇格プレーオフまで大きく詰め寄れることになります。
ここまで、10/20のいわてグルージャ盛岡戦から歌われるようになった新しいチャントの♪フェネルのように、共に走ってきました。最後の試合まで、このチャントのように向かっていきたいものです。





富山に関しては、もう自動昇格のためには負けられない試合。しかしながら、先行して始まるFC今治が勝ってしまった場合、この試合の結果を待たずして、富山は昇格プレーオフに回ることになります。さらに順位が確定しないため、ホームでの開催ができるかもわからなくなり、かなり苦しい展開になる可能性も・・・。
共に負けられない戦いを控えることになり、試合前から気合いの入った雰囲気が漂っていました。


KYG03_20241110_110446361そんな雰囲気の中でも、和ませてくれるのが、マスコット。ライカくんがステージ前にいて、双方のサポーターに愛嬌を振りまいていました。
・・・素の姿を撮ろうと思ったら、察知したのか、ポーズを取りやがった(笑)。アイツ、中身はロアッソ熊本にいるガクモンだろ(ニヤニヤ)。<中の人などいない!



KYG03_20241110_120927978スタジアムの中に入ると、富山の数多くの弾幕が整然と並んでいたのですけど、中でも際立っていたのが、『昇格』の弾幕この時期になると、ほぼ毎年出てくるアレですな。
しかし、富山のサポーターは知らなかった。『昇格』という弾幕が、フラグになることを(ニヤニヤ)。






KYG03_20241110_160149519当初は雨予報だった富山、実際は快晴の下で行われた試合は、その日和とは逆に感情のぶつかり合いとも言えるものになりました。なお、試合開始時には、ウチはアウェイでは珍しくビッグフラッグの掲出を行っていました。どうもアウェイでここまでやるのは珍しいらしく、ネット上でも話題になったようです。
展開的には、やはり負けられない富山優勢。5試合勝利から遠ざかっていたこともあり、勝利への渇望が見える試合展開になっていました。岐阜に関しては防戦一方。わずかなチャンスを掴んでシュートを仕掛けるものの、なかなかゴールを割れないというふうになっていました。それは富山にも言え、岐阜以上の攻撃を仕掛けていたのにもかかわらず、同じ状況後半に入って、セットプレーから先制点を入れられるまで、本当にどちらに転ぶかわかりませんでした。

先制された岐阜は、普段ならこのままズルズルと流されてしまっていたでしょう。特に夏の時期にこれをやられていたら、立ち直れなかったかもしれません。しかし、AC長野パルセイロ戦で、先制されてからもひっくり返すことをやりのけた岐阜。終盤になって逆転の萌芽が出てきます。

後半27(72)分、途中交代の粟飯原尚平選手から始まるセットプレー、ディフェンダーの遠藤元一選手の渾身のヘディングの先にいたのが、同じディフェンダーの甲斐健太郎選手。彼が頭で合わせ、叩き入れました。普段は後方で守備を担い、攻撃の起点も担っていた彼らが、前線でアシストを担い、同点弾をクリエイトしてくれたのです。
さらに9分後の後半36(81)分、再び粟飯原選手が起点になるセットプレー、大きく弧を描いたボールに今度は遠藤選手が頭で合わせて、ゴールマウス右隅に叩き込む!これが入って、遂に逆転まで持ち込みました。歓喜で大いに揺れるアウェイ席は久しくなかった光景でもありました。
このまま突っ走って、クラブ記録の更新・今季初のアウェイでの逆転勝ち・・・と思っていた最後の最後、嫌なところで起こったセットプレーとシュートが、ここで決まってしまい、このプレーで試合終了
満身創痍になっていた中、ホームの地の利と気持ちだけで押し切った富山にしてやられる格好で、引き分けに持ち込まれてしまいました・・・。藤岡浩介選手がほぼ封じられ、後藤大輝選手が試合途中でケガをしたのか、満身創痍(アウェイ席まで足を引きずっていたのが印象的)じゃなければ、生地慶充選手のデュエルでのシュートが入っていたら・・・と、たらればとかを言い出したらキリがない。それくらい悔しい試合になりました。
この悲劇的結末、何回見たことだろう。味の素スタジアムでの大逆転劇になった味スタの悲劇、ポカリスエットスタジアムでの最終盤に追い付かれた年逆転負けした年最終盤で入れられ負けた年と3年連続で味わったポカスタの悲劇、そして今回の最後のラストワンプレーにしてやられた県総の悲劇・・・というふうに語り継がれていくのでしょうか。7点取らないといけないところで7点取って東海1部に昇格を決めた口論義の奇跡・東京ヴェルディに4-2の逆転勝利を掴みJ2残留を決めたFC岐阜の一番長い一日に次ぐ奇跡を起こせたところまで来ていたのに・・・。



この結果に伴い、富山は勝ち点を得たものの、1時間前に行われたガイナーレ鳥取×FC今治の試合で、今治が0-5の快勝で地力でのJ2昇格を決め、富山はプレーオフに回ることになったのが、前半終了時点でわかっていたのだと思います。それでもこれですから、意地ですよね・・・。

で、ウチはどうなったのかというと・・・(左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差になります。なお、大阪はFC大阪になります)。


01位 大 宮(84)+41 ☆
02位 今 治(67)+22 ☆
=== 自 動 昇 格 ラ イ ン ===
03位 富 山(58)+15
04位 松 本(54)+14
05位 大 阪(54)+11
06位 福 島(53)+11
=== 昇 格 プ レ ー オ フ ラ イ ン ===
07位 沼 津(52)+9
08位 北九州(52)+1
09位 八 戸(50)+4
10位 相模原(50)±0
11位 岐 阜(49)+6


と、このような結果になっています。

ツエーゲン金沢・FC琉球・鳥取が終戦を迎えたものの、まだ9チームも昇格プレーオフの可能性が残っているウチもまだ徳俵で踏みとどまっているものの、かなり厳しいです。後日お話ししていきましょうか。


次は、大宮アルディージャ戦、今シーズン最後のホームになります。これで勝ちを得られなければ終戦で、引き分けでも相手の動向次第で終戦、いや5点以上入れられないと終戦なので、実質終戦になります。もう勝つしかない。勝っても苦しい展開なので、悲しい勝利になりかねない中でも、とにかく勝つしかない
3度目の対戦になる大宮で、大きな成長を遂げたことを示したい。J2に帰っていく大宮に大きなくさびを打ち込みたい。FC岐阜というチームが、大宮に脅威を与えたことを・・・。


残り試合は2。プレーオフ進出までの勝ち点差は4。


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Posted by alexey_calvanov at 23:11Comments(0)

2024年11月10日

奇跡から一転悲劇へ・・・

富山県総合運動公園陸上競技場で行われたカターレ富山×FC岐阜の試合は、2-2の引き分けに終わりました。


あと少しだった。でも勝ち切れなかった嫌なセットプレーだなぁと思ってたら、案の定となってしまった・・・。もう少し粘っていたら、時間を稼げていたら、どうなっていただろうか。

この試合、味スタの悲劇・ポカスタの悲劇に並ぶ悲劇として語り継がれるのだろうか。口論義の奇跡に次ぐ奇跡にできず甚だ遺憾です。
でも選手達は、よくやった顔を上げて、前を向いて、次の大宮アルディージャ戦を戦って勝ってほしい。そうなければ、本当の意味で終戦になってしまう。今までやれたんだ。やれないことはない!


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Posted by alexey_calvanov at 18:03Comments(0)

2024年最後のアウェイに行ってきます

と言いながら、既に米原駅だったりする(爆)。


ということで、今年最後のアウェイになる富山へ行ってきます相手は現在3位で、十数年ぶりのJ2昇格が掛かっているカターレ富山ですけど、ここのところ調子が悪く、6試合勝ち無しという失速ぶり例の病を発症しているのか否かは、ウチとの戦いでわかることでしょう。ただ、追い込まれているわけですから、おいそれとは勝たせてもらえないでしょう。

一方ウチは4連勝中で、以前からバスツアーの申し込みや前節大量動員を呼び掛け煽っていただけでなく、ビッグフラッグまでやって決戦感を大きく演出しています。よく富山の運営が認めてくれたな・・・と思ったら、2014年に行っているらしい。


この試合で、富山が負けると、FC今治のJ2自動昇格がほぼ決定で、今治が勝てば、富山はプレーオフ行きになります。ウチも負けたら厳しくなるだけに、双方負けられない戦いになることでしょう。ただ、ウチが富山のキャスティングボートを握っていることをアドバンテージに変えて、有利に立ちたいものです。


この試合に勝っても、FC大阪と松本山雅FCが勝っているので、即プレーオフ圏内には入れませんが、プレーオフへの徳俵を掴めるところまでは目線を上げたいところ。ゆえにウチも全てを賭けて戦いましょうぞ!


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Posted by alexey_calvanov at 07:35Comments(0)

2024年08月07日

いよいよ佳境に入ってきた2024年のJ3を見る 昇格争い編

現在夏季中断中のJ3ですが、残り試合は15となりました。ここで、どのチームが昇格争いの只中にあるのか、どのチームが残留争いの渦中にあるのかを見ていきましょう。今回は昇格争いを見ていきます。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差になります。


01位 大 宮(53)+25
02位 今 治(42)+7
=== 自 動 昇 格 ラ イ ン ===
03位 沼 津(40)+14
04位 富 山(39)+11
05位 金 沢(39)+6
06位 相模原(36)+6
=== 昇 格 プ レ ー オ フ ラ イ ン ===
07位 北九州(36)+5
08位 福 島(33)+10
09位 大 阪(33)+5
10位 松 本(32)+6
11位 岐 阜(30)+1
12位 八 戸(30) -1
13位 琉 球(30) -5


昨年同様かなりの混戦模様ではあるものの、一つだけ確実に言えるのは、大宮アルディージャの一人勝ち状態が続いていて、このままならJ2昇格は確実でしょう。これは昨年には無い展開ですね。
大宮は、このまま行けば、大分トリニータ以来の1年でのJ2復帰を決めることになります。ただ、大分の時と違うのは、最後までもつれた昇格劇だった大分に対し、大宮はほぼ危なげなく、ある意味蹂躙しているといってもいい展開です。ブラウブリッツ秋田やいわきFCのような強靭なチームと言っていいでしょうね。
何より、J3では反則級の戦力を持っていること、その中でも杉本健勇選手が中心となってチームを引っ張っている点が大宮快進撃の裏にあるのではないかと思っています。
今後の大宮は、ただ勝つのではなく、どうやって90分を戦って、何点差で勝てるかになってくるでしょう。このチームを止めるのは、相当難しいです。


自動昇格枠の2つ目が混戦になっているというふうに見ていいのですが、そこに飛び込むチームは、FC今治・アスルクラロ沼津・カターレ富山・ツエーゲン金沢に絞られるかなと思っています。
現状2位に今治がいますけど、個人的に2位に来てもおかしくないのは沼津だと思っています。とにかくホームで強く、中山雅史監督のやりたいサッカーが浸透していることと若い選手・活きのいい選手が多いところで、沼津が最終的に抜けてくると思っています。
今治も安定した実力を持っていますし、過去何度も昇格争いの中に入ってきている経験もあるので、怖い相手ですけど、ここ一番で勝てるかどうかだと思います。

その点は、富山でも同じ。J3の中では強豪なんですけど、ここ一番の勝負で弱く、そこから失速するんですよね・・・。特に秋以降の試合で落とす傾向が見受けられるので、秋(10月以降)に試合を勝ち越せるようになってくれば、自動昇格も夢ではないでしょう。

金沢は序盤大丈夫かと思われたものの、さすが長い間J2にいたチームだと思える実力を発揮していますね。ここも勝負どころで落とさないことと連敗しないことでしょうか。

相模原は、今回のプレーオフ圏内にいる6チームの中で唯一監督交代を行ったところ。リヒャルト・悠紀・シュタルフ監督の下で攻撃的なチームに切り替わっていけるのか心配でしたけど、逆にそれに飢えていたかのようで、かなりフィットをしており、着実に勝ち点を稼いでいます。ここはベテランと若手ががっちり融合しているので、侮れなくなりました。特に若手は戸田和幸元監督の下で大きく成長したのかなと感じています。


プレーオフ圏外の中で怖いのが北九州。こちらは、増本浩平監督が就任し、当初は不安定だったものの、徐々に戦略が浸透していくと、ウノゼロなどロースコアで勝てるようになってきました着実に勝ち点を積み上げているのは、結構怖く、守備も安定しているので、1点を取るのも難しいとなると、プレーオフに最も近いのは北九州だと思います。実際第12節以降負けていないんですね。


それ以外は、何かしらのきっかけでブレイクすれば・・・のレベル。
福島ユナイテッドFCとFC琉球は大勝ちと大負けを繰り返さなければ、FC大阪は連勝できれば、松本山雅FCは内部のゴタゴタがチームの士気に影響しなければ、FC岐阜は監督交代が裏目に出なければ・・・となるでしょう。まぁ、早い段階で振り落とされると思っていますから、それを覆すような粘りを見せてほしいです。


次回は残留争いを見ていきます。


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Posted by alexey_calvanov at 23:02Comments(0)

2024年04月11日

FC岐阜観戦記2024 第4節 天は我らを二度助く

FC岐阜、昨日はカターレ富山と戦いました。
4月の夜はまだ寒い時期なのに、ここで平日ナイトマッチが組まれることになりました。この日は、松本山雅FC×カマタマーレ讃岐戦以外の8試合が行われました。なお、松本山雅×讃岐の試合は、第3節の代替日になっている4/20に開催されることになっています。
今年は5月の大型連休を過ぎるまで苛酷な連戦が続くパターンになっています。いかに選手を回していくかもカギになってきます。少しでも戦力を底上げし、少しでもスタメンと控えの差を薄くしていったチームが上位に進出しているのではと思っています。

さて、今回の相手の富山は、現状中位にいるとはいえ、相性はあまりよくありませんJ2時代からの通算で8勝7敗6分(J3時代のみなら4勝2敗2分)となっており、勝ち越しているとはいえ、正直そう感じさせない強さを誇っています。昨年に至っては、ホームで勝って、アウェイで引き分けというふうなので、勝ってはいるけど、正直勝った気がしないという不思議なチームなんですよね・・・。


KYG03_20240410_184747075今日は、仕事場から直行で長良川にやって来たので、晩ご飯も兼ねて買ったのが、中華料理しょうりゅうの「旨辛台湾ラーメン」夜は肌寒くなってきているので、辛味のある台湾ラーメンで身体を温めようと思ったわけです。



見た感じは赤い色していたけど、食べた時にはそんな辛くなかった(苦笑)。鶏がらスープの旨味が強かったように思います。あとは挽き肉の旨味ですわね。もっとにんにくを利かせたり、辛味を強めてもよかったんじゃないかなと思ったけど、あくまで『スタグル』ですから(ニヤニヤ)。<過去に衣に唐辛子粉をまぶして真っ赤になったコロッケを売ってるところがあるので、ヘーキヘーキ。


KYG03_20240410_185613529平日ナイトマッチだったのに、隣県でも結構時間の掛かる(高速利用でも4時間近く掛かるはず)ところとはいえ、なかなか多い。そしてよく声が通っていました
そして弾幕の一つには、「がんばろう北陸富山」が。そう、富山県も正月に発生した能登半島沖地震で被災した地域がありました。能登半島ばかりがクローズアップされ、富山県の被災地域はあまり取り上げられていないのですけれども、まだまだ大変だと思います。1日でも早い復興を願わずにはいられません。






KYG03_20240410_205603789試合に関しては、連戦の疲れが出ていたように感じられるシーンがありました。やや精彩を欠いた攻撃シーンや足下がおぼつかないところがあって、そこを富山が突いてくる格好になっていました。ただ、富山も攻撃は構築できても、そこから点に繋がるシーンまで持ってこれない状況だったので、そこでウチは助かったなという感じにもなっていました。あとは右からの展開はかなり警戒されているようにも。前節のSC相模原戦でも感じたんですけど、石田崚真選手がなかなか抜け出せない。得点源になっているだけに、早急な対策を練るべきだと思います。
あとは、富山の守備が思っていた以上に硬かったウチの攻撃陣が湿り始めているのもあったんでしょうけど、最終防衛ラインが特に硬い。そしてキーパーのセービングが神懸っていた今までの試合なら確実に入ったと思うようなシーンがいくつも防がれていましたからね・・・。


大きく動いたのは、後半に入ってから。
後半25(70)分、文仁柱(ムン・インジュ)選手からのスローインが、富山の選手に防がれてしまい、右サイドを抜かれてしまいます。相手のクロスを一旦弾き返したものの、浮いた球がこれまた富山の選手と茂木秀選手の間に落ち、双方が触る格好で球が飛んで行ってしまいます。そのこぼれ球を富山の選手が押し込み、先制された・・・と思ったら、その押し込みの際に甲斐健太郎選手の膝を蹴ったということでファウルの判定が出たため、先制点は取り消しになったのです。ゴールをゲットしたと思ったら、イエローカードをゲットしたという悲しい結末まで至るという、ある意味付いていない。


双方相手の守備陣をなかなか突破できない、突破できても枠に納めきれないを繰り返した中で、アディショナルタイム4分というアナウンスが出たところで、大きく動き出すことになるのです。
後半45+2(90+2)分、左サイドのペナルティエリア近辺で、攻守揉み合う中、富山の選手が抜け出した。岐阜の守備を縫うように進み、丁度手薄になっていたところにクロスを飛ばされ、相手がヘディングで合わせて先制点に。
最悪な時間に均衡が崩され、このまま富山に流れが傾いて行ってしまうのではないかと思えたほど。点を入れられた時は、心折れ、もうダメだと思っていましたよ。例年の岐阜なら、ここで勝負あり。そう思っていた人達が多かったことでしょう。

しかし、今年の岐阜は違った。選手達が最後まであきらめなかった。
試合終了間際の、いわゆるラストワンプレーと言われる時間帯。石田選手のスローインから始まったこのシーン、田口裕也選手が受け取り、ペナルティエリアに侵入した時、富山の選手に倒されてしまいますこのプレーがファウルになり、PKを獲得することに。このPKを田口選手が冷静に決め、最後の最後で同点に。そしてそのまま試合終了劇的な幕切れで、岐阜のホーム無敗記録は継続となったのです。
勝利の女神はどちらにも微笑みませんでしたが、天は我らに二度味方してくれました「天は自ら助くる者を助く」と言いますけど、自分達でここまで努力してきた結果を評価してくれたのだと思います。



ただ正直勝ちたかった試合ですし、反省点の多い試合です。
守備陣は連戦で疲れているのは重々承知ですけど、やはり守り切ることが大事手薄になるような状況をできる限り抑えるべきだと思います。また攻撃の起点にもなってくるので、パスを出す時も相手の動きを読まれないように出す方向も考える時が来ているのではないかと。
攻撃陣に関しては、藤岡浩介選手がマークされている時はどうするのかというプランBを意識した方がいいでしょう。今回はPKでしたけど、田口選手や今回はスタメンだった粟飯原尚平選手を上手く活用するのも悪くないでしょう。あとは決定力を付けることスタメンで出場していた上野輝人選手は、もう少し球の扱い(特に止める部分)もさることながら決定力を磨いてほしいですね。


2戦連続引き分けに終わり、少々勢いがそがれ始めてきたように感じられる岐阜。これ以上の取りこぼしは何とか避けたい。ゆえに、次の試合になるテゲバジャーロ宮崎戦は何とか勝ってほしいここが終われば、次の試合は2週間後になります。宮崎に勝っておけば、次の試合まで悶々としたものを持ち込まずに練習に打ち込めると思います。次の試合への入りもよいものになると思います。

繰り返しますが、宮崎戦は勝つことを意識していきましょう。ここで勝たないとズルズルと引き分けの引力に引きずり込まれるというふうならまだマシ。仮に負けようものなら、今まで積み上げたものが一瞬で瓦解する可能性さえ秘めています。そうなったら今までの岐阜に逆戻りでしょう。それだけは断固として避けなければいけません。
今までやってきたことは何だったのか。今年よかったのはなぜなのか。課題は何なのか。わずか3日間でその答えを出すのは大変だと思いますが、序盤のヤマになる試合にその答えを出してほしいと願わずにはいられません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:20Comments(0)

2023年11月24日

【2023年】残りの椅子を譲り合う罠【J3リーグ】

残りが2試合になったJ3ですけど、まだ決まりません。いや、決めきれません愛媛FCが颯爽と優勝をかっさらったというのに(苦笑)。
全ては、あと1勝だけしてしまえば昇格確定の鹿児島ユナイテッドFCが勝てないのが原因なのであって、そこを突けばいいのに、他のチームも見事に転ぶという有様。それが現在の順位に現れています。

そこをふまえ、上位陣の順位を見ていきましょう(左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差になります)。なお、☆は昇格決定・×はJ2ライセンス不交付になります。また、ここでの大阪はFC大阪になります。


1位 愛 媛(70)+11 ☆
2位 鹿児島(58)+15
=== 昇 格 ラ イ ン ===
3位 富 山(56) +4
4位 奈 良(54)+13
5位 今 治(53) +9
6位 大 阪(53) +6 ×
7位 松 本(53) +5


前節で、いわてグルージャ盛岡に負けたFC岐阜とカマタマーレ讃岐に負けたアスルクラロ沼津が今シーズンのJ2昇格を失いました。そして、まだ勝ち点52ではあるものの、得失点差で2位の鹿児島を追い越せなくなった(可能性が高い)ガイナーレ鳥取とヴァンラーレ八戸もその資格を失いました。なお、この戦績によるものなのか、鳥取は増本浩平監督を契約満了としています。10月に暫定だったのが正式に監督として始動したばかりなのに、何とも残酷な振る舞い鹿児島並みの戦績を挙げた功績を考えると、満了にすべき監督じゃないのにね・・・。絶対他が欲します。下位に沈んでしまったチームがリサーチを掛けてもおかしくない。


さて、そんな状況下で、やはり昇格のチャンスが残っているのは、鹿児島・カターレ富山が第1走者、奈良クラブ以下が第2走者になるのでしょうけど、強烈なまくりを見せている奈良の存在が怖い

奈良は、他のチームが転んだり足踏みをしている中で、一人勝ち残っており、ここ5試合で見れば、3勝1分1敗とFC大阪(2勝2分1敗)と松本(2勝1分2敗)よりも勢いがあります。FC大阪と共に、JFLからの参入組として大きく引っ掻き回しています。いや当初の予測以上の引っ掻き回しっぷりでしょうな(汗)。
奈良が残している試合も、鳥取(H)と松本(A)と松本が昇格のチャンスを逸した時には、強いとはいえ非常に戦いやすい相手になることでしょう。逆に昇格のチャンスを残しているとかなり厄介な相手相手のホームなので、俄然サポーターが圧を掛けてくるでしょう。その中で戦い抜けるか。そして最終節のプレッシャーに勝てるか。そこが課題になるでしょう。

他は、どんぐりの背比べになるのですけど、J2ライセンス不交付になったFC大阪がどう戦うかに注目でしょう。昇格のチャンスを残している今治と既に昇格を決めた愛媛を潰せるか否かで来年の戦い方が見えてくるでしょう。

今回の昇格争いの中で、一番経験値があると思われるのが、松本。
実際奈良だけ気を付ければいいという有利さもあるのですが、最終戦をホームで迎えられるというのも有利な条件に。奈良にとっては怖い存在の松本のサポーターが、彼らの大きな追い風になるのは、サンプロアルウィンを知っている人間ならわかって頂けるのではと。


ということで、繰り返しますが、鹿児島本命で富山対抗穴は奈良・松本といった感じになるでしょうか。恐らく、明日・明後日の試合で大きく動くと思います。注目しましょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:39Comments(0)

2023年11月10日

【2023年】激戦の果てに・・・【J3リーグ】

J3の試合も残り4試合になりました。昇格の行方はまだ決まらない。例年以上に団子なレースになった中、1位だけがもう決まってもいいんじゃないのとか思って見てるのに、まだ決まらない(汗)。2位に至っては、まだかなり下の順位までイケそうだという状況が長く続いたものだから、感覚がマヒしてしまっている(苦笑)。それでも、次の試合で終わりかねない予感はしてならないんですけどね(たぶん(苦笑))・・・。


そこをふまえ、上位陣の順位を見ていきましょう(左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差になります)。なお、ここでの大阪はFC大阪、横浜はY.S.C.C.横浜になります。


01位 愛 媛(67)+13
02位 鹿児島(58)+18
=== 昇 格 ラ イ ン ===
03位 富 山(56) +7
04位 大 阪(52)+11 ×
05位 松 本(52) +7
06位 今 治(50) +9
07位 鳥 取(49) +4
08位 奈 良(48)+10
09位 岐 阜(48) +9
10位 沼 津(48) +3
11位 横 浜(48) -2


・・・まぁ、残り4試合だっていうのに、昇格の希望があるチームだけ列挙したら、こんだけ残るんだもんな(爆)。ただ、実際は残り試合数で積み上げられる勝ち点(この場合は12)の半分ゲットできれば上等だと思うので、愛媛FC・鹿児島ユナイテッドFC・カターレ富山の3チームになるだろうなぁ・・・。3試合勝てるという条件なら、FC大阪・松本山雅FCまでだと思う。抗え抗えと言ってはいますが、FC岐阜に昇格の望みというのは、結構厳しいんですね。それは同じ勝ち点にいる奈良クラブ・アスルクラロ沼津・Y.S.C.C.横浜とその1点上なガイナーレ鳥取にも言えることです。

正直沼津はよくやっています。最近は失速気味ですけど、中山雅史監督が的確な采配を敷いていて、戦っている相手としては恐ろしい。守備中心のドン引きサッカーなので、相手はなかなか点を奪えないんですね。攻撃的ではないにしても、ちゃんと点は複数点挙げているところが、中山監督ゆえにとも。ストライカーの育成能力は高いのかもしれない。
あとは、FC大阪の動向がどうなるかでしょう。先述の通り、昇格は厳しいでしょう。ただ、仮に3試合以上の勝利を取ってしまうと、2位の鹿児島を上回る可能性が出てきます。FC大阪は昇格争いしているチームの中で、唯一J2ライセンスが不交付になっており、仮に2位に滑り込んでも、昇格できなくなります。そうなると、J2で21位の大宮アルディージャないしは22位のツエーゲン金沢のどちらかが21位になった場合、J2残留ができるというシナリオになるのです。
FC大阪は攻撃的なサッカーを展開しているのですけど、今後今治と愛媛を控えているので、かなり難しいんじゃないのかな・・・。同順位にいる松本山雅の方が、日程的に楽で、最終節の奈良戦だけ気を付ければいいふうなのよね。なので、厳しいとはいえチャンスがありそうなのは、松本山雅と見ています。
・・・そう考えると、一番日程的に楽なのは、他ならぬ岐阜なのか(汗)。カマタマーレ讃岐・いわてグルージャ盛岡・FC琉球・ギラヴァンツ北九州と下位のチームのみ。しかも昇格の可能性が潰えてしまったチームばかりなのですよ。一番怖いのは、残留争いを繰り広げている琉球と北九州なんですけど、このあたりをこれから話していきましょう。


JFLへの入れ替え戦が絡む残留争いですけど、実は北九州でほぼ確定になってしまったんですよね・・・。先日の試合で松本山雅に負けたことで、勝ち点24の北九州は、残り4試合全勝しても36となり、現状19位のSC相模原と同じになります。しかし、相模原の得失点差が-8なのに対し、北九州が-17と9点差と大きな差になっています。残り4試合で相手チームに3点差以上の勝利を挙げないといけない。これはかなり絶望的です。しかも連敗中でそこまでのモチベーションが出せるのかという心配も。もうJFLの動向だけ見てサッカーやってるんじゃないかという閉塞感さえあります。なので、北九州より上のチームは、実質残留確定なんですよね。ここまで明暗が分かれるとは・・・。

ちなみに、JFLの日程は11/26に最終節を迎え、この日に順位が確定となります。現状では、Honda FCとソニー仙台FCが上位に就けているため、北九州の首は意外に太く繋がっているとも言えるのですけど、J3ライセンスが継続審議ながらも、レイラック滋賀とラインメール青森にもJ参入のチャンスが残されているだけに、北九州としては、入れ替え戦を想定して気を抜けない。そして、滋賀と青森が猛チャージをして、Honda FCとソニーを抜いてしまおうものなら、19位のチームも入れ替え戦に巻き込まれる事態に。仮にそうなったら、もう一度、その手の記事を書こうかと思います(苦笑)が、現状ではHonda FCの優勝は確定でしょう。2位がまだわからないという点でいけば、J3と似ているのかも。まさか実力面だけでなく、試合動向まで似るとは・・・。


残り試合は4。苛烈極まりない2023年のJ3の終着点は、いつなのでしょうか。


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Posted by alexey_calvanov at 23:53Comments(0)

2023年10月30日

FC岐阜観戦記2023 アウェイ編 その17 きのどくな富山

FC岐阜、昨日は富山県富山市にある富山県総合運動公園陸上競技場でカターレ富山と戦いました。
富山は、2位との勝ち点差が2、一方で岐阜は同じく10に位置付けています。富山は、この試合を勝てば、2位に付けている鹿児島ユナイテッドFCの状況次第では2位に躍り出ることができます。それゆえに、何としても勝たなければいけない試合でもあるのです。


SOG03_101414ところが、そんな富山は前回のホームであるアスルクラロ沼津で逆転負けを喫し、今シーズンのダブルを取られてしまっています前節のガイナーレ鳥取戦で逆転勝ちをして3位に踏ん張っているというのが現状です。この状況も、富山が何としても勝たないといけない理由でもあるのです。
そこで前回の対戦を見てみると、岐阜は富山にウノゼロで勝っているんですね。ウチにとっても、富山に勝って昇格戦線に食らいつくという意味だけでなく、富山からシーズンダブルを奪取して精神的ダメージを与えるという意味合いもあったのです。

そこで出てきたこのポスター。富山駅にあったものですけど、「借りは年内に返す!!」とあります。
しかし、先述の通り、沼津には逆転負けしていますこれは壮大なフラグに違いないとほくそ笑みながら、会場に向かうのでした。



SOG03_120607富山のサポーターも、昇格の文字を掲げ、全力で応援・・・と思ったら、その横には、2026年以降に行われる秋春制への明確な反対を掲げていました。クラブ側はどうなのかわからないのですけど、北陸もそれなりに雪深くなるので、やりにくいのは間違いないんだよなぁ・・・。



SOG03_120457今回は射水市のコラボデーとなっているのっで、ミスいみずの他にマスコットのムズムズくんがやって来ました






SOG03_155711試合は、昇格に向けて邁進する富山のペースで終始進んでいました。その気迫に押されていたのか、岐阜は全くもって気迫を感じられない覇気がないのです。富山の堅い守りに攻めあぐねて、あっちにボールを振ったかと思ったら、また元のところに戻って・・・を繰り返す。スピーディーな動きは特に前半鳴りを潜め、いいところがまるでない。だからこそ、前半に起こった失点劇は、富山の華麗なテクニックに翻弄され、縦の素早い動きについていけないという最悪の展開を見せてしまったのです。これは、生地慶充選手が前節でレッドカードをもらい出場停止になってしまったことや宇賀神友弥選手がメンバー外になってしまったなど5人が入れ替わったことも大きく影響しているのでしょうけど、そんな事態になっても勝ち抜けるようにするのが、今年の岐阜の目標じゃなかったのか。天皇杯で清水エスパルスを破ったのは、運がよかっただけじゃないですよね?

そんな重苦しい空気がのしかかる中、後半を境に徐々に自分達のペースを掴み直そうとしている岐阜ではあったものの、相変わらず富山の硬い守備と気迫に飲まれてしまっていた状況でした。
このまま終わるのか・・・と思っていたアディショナルタイム突入直後、丁度後半が終わる頃から、岐阜の同点劇が幕を開けたのです。
藤谷匠選手が持っていた球を庄司悦大選手に預け、庄司選手はロングボールで前線に運びます。左サイドの隅に飛ばしたボールは、この日途中交代で入った和田侑樹選手に。和田選手は再びボールを下げながらも、ほぼ中央にいた田中順也選手に(この時、経路上にいた北龍磨選手は飛んできたボールをスルーしている)。田中選手は狙いすましたように左足を振り抜いたものの、富山のディフェンダーが堅い守りを見せ、跳ね返しました。しかし、そのこぼれ球を待っていた選手がいました。後方に下がっていた村田透馬選手です。冷静に受け取り、田中選手に負けないくらいに右足で大きく振り抜いたシュートは、まるで弾丸のような一閃となり、相手ディフェンス陣をすり抜けて、ゴールマウス右上に突き刺さったのです。富山のサポーターは、「行くな!行くな!入るな!」と思っていたことでしょう。それを揺るがしたシュートが決まった瞬間、先述の一言がなし崩された現実が、大きな悲鳴となって漏れたように感じました。逆に追い付いた岐阜サイドは、狂喜とも取れる歓喜の渦を起こし、残り4分での逆転劇を願ってもいました
ただ、そうは問屋が卸さない。再びねじを締め直した富山が守り抜き、1-1の引き分けで終わりました。それでも、富山にとっては手痛い引き分けになりました。勝てた試合が直前に持って行かれたのですから・・・。ウチが嫌ってほど経験している展開なんですけどね(ニヤニヤ)。



どちらのチームも勝たなければいけない状況下で、痛み分けになる引き分け。
富山から見ると、2位の鹿児島が勝ったので、勝ち点差が4に広がってしまい、次の試合で追い付くのは不可能になりました。
岐阜に関しては、さらに大きく差が開いてしまい、残り5試合での逆転劇は、かなり難しいものとなりました。勝ち点を最大で15を積み上げられるものの、上位陣が勝つことを考えると、残り試合の半分(この場合7ないしは8)が昇格を狙える勝ち点とにらんでいるので、ほぼ絶望的になったと言えるわけです。
しかも、この試合で村田選手が相手選手との接触で脳震盪を疑われ、交代しています。もうこの時期になると、ケガ無く1年を終わってほしいとさえ思ってしまうんですね。もちろん、余計なカードをもらうような浅はかなプレーも不必要。最後までベストメンバーで挑めるように、奇跡とも言える逆転昇格の可能性を残すためにも、これ以上ケガ人やコンディション不良でベストを出せない状況は勘弁願いたい


そして、ここで表題の「きのどくな富山」になるわけですけど、共通語で見れば、『気の毒な富山』という文字通りの意味になり、富山を憐れむ見方になるのです。しかし富山弁で見れば、『ありがとう富山』となり、岐阜としても厳しい引き分けではあったものの、勝ち点を得て帰れるため、まだ昇格の望みを繋げてくれた富山に感謝するという嫌味な意味合いにもなるのです(ニヤニヤ)。こんなダブルミーニングなタイトルが付けられるとは思ってなかった(笑)。


次の試合は、ホームでヴァンラーレ八戸戦になります。
3連休の中日、日中での開催になるので、大勢の観客が来場されるのではないかと思われます。恥ずかしいプレーだけはしないように、情けないプレーだけは晒さないように、今回のような最後まであきらめないプレーを長良川でも見せてほしいものです。

なお、スタメシの話は次回に回します。あまりに試合が劇的だったんでね(ニヤニヤ)。


残り試合5。J2昇格への勝ち点差は12。


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Posted by alexey_calvanov at 23:14Comments(0)

2023年10月29日

展開は最悪の中で、最低限を行ったように見えた

富山県富山市にある富山県総合運動公園陸上競技場で行われたカターレ富山×FC岐阜の試合は、1-1の引き分けに終わりました。
・・・と、書けただけよかった正直9分9厘富山の流れで勝ってもおかしくない中、アディショナルタイムの案内の時にねじ込んだ村田透馬選手には感謝しかない。ただ、その後脳震盪の疑いのある退場になったことが悔やまれるし、次も大丈夫なのか心配にもなる

この試合、勝たなければいけなかった。終戦の文字が更に迫ったものの、最低限の仕事、勝ち点を積み上げること、相手チームのメンタルをへし折ることはできたと思う。負けが濃厚になっていた試合で引き分けに持ち込めたのは、決して悪いことではない。終盤の試合だから厳しい評価になるだけで、よくやったと思う。
ただ、その気持ちを試合開始時から見せていれば、もっと試合運びが楽になったと思う。幾人かの選手が顔を見せていない中、気持ちを押し殺さず、最初から見せる姿勢も大切なのではないか。ペース運びを考えると、勝てる試合も落としかねんぞ・・・。


この勝ち点を大事にして、次のホームは全力で挑んでほしい。


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Posted by alexey_calvanov at 17:32Comments(0)

雨降る中での県総

今日は、富山県総合運動公園陸上競技場で行われるカターレ富山×FC岐阜の試合に来ております。というか、前乗りなんですけどね(ニヤニヤ)。


富山県は朝から雨が降っており、立山市や入善町をはじめとする東部では大雨警報が発令する大変な事態になっているようです。ただ、丁度この時間は、着いた時は傘がいるくらいの雨降りでしたけど、止みましたね。
富山駅にいた時も時折青空は覗いていましたし、NHKの予報では、午後の降水確率は30%でしたから、もうレインコートを着るような大降りにはならんはず・・・と思いたい(苦笑)。


今日は、富山にとっては大事な試合。もちろん岐阜にとっても大事な試合ですけど、『大事』の重みが違いますね。それでも、ウチは勝って、ガイナーレ鳥取戦以来のダブルを狙っていきましょう旨い寿司を腹いっぱい(食べたい)(ギャハ)。


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Posted by alexey_calvanov at 11:53Comments(0)

2023年07月19日

激戦だった第103回天皇杯3回戦

先週水曜日に行われた天皇杯3回戦。何で今日の今になって書いているのかは、後でお話しします。

その天皇杯3回戦は、激闘の言葉がふさわしいものになっていました。下カテゴリーのチームが、あと一歩で・・・という試合もあったようなので、今年に限って言えば、下カテゴリーだからといって舐めて掛かってはいけないということなんでしょうかね。<いやいや、毎年そうだって(ニヤニヤ)。


まずは、FC岐阜から見ていきましょう。今年は3回戦まで残り、J1のアビスパ福岡と戦いました。
メンツを見て大丈夫かなと思ってましたが、なんのなんの。大善戦でした。普段スタメンに出られない、下手したら控えにも入れないメンツが、各上相手に激闘を繰り広げました。
前半39分にルーキーの羽田一平選手が先制点を挙げ、このまま逃げ切れるかと思ったのですけど、さすがはJ1、入れ替える選手がスタメン級なので、もはや反則とも言えるくらい。すると、徐々に福岡に押し切られ、終盤に同点。そして延長戦で逆転負け(2-1)となってしまいました。
力尽きたという雰囲気で終わった岐阜。しかしよくやってくれました。競り負けたのは、色々な部分で差が出てしまったのかなと思っています。ぜひこの経験を次に生かしてほしいです。


さて、J3やJFLなど予選を勝ち抜いたチームがどうなったのかというと・・・。
一番のサプライズが、高知県代表であるJFLの高知ユナイテッドSCJ1に昇格した横浜FCを1-0で破りました。恐らく高知はJFLの試合が無い(第16節が休み)こともあって、普段のメンツを揃えて戦ったと思われます。そしてホームで戦えたのもアドバンテージになったのではないかと。思い切って全力で戦ってきたことで、ベストメンバーではないものの、圧倒的ではあったはずの横浜FCに勝ったのかなと思っています。

その他、同じJFLから勝ち上がったヴェルスパ大分は北海道コンサドーレ札幌に敗れています


激闘という面では、J2のチームがJ1のチームを破る事態も散見されました。昨年優勝した横浜・F・マリノスがFC町田ゼルビアFCに1-4で破れる事態になりました。こちらは相手のホームでコテンパンにやられる事態。奇襲をされたというのはNHKのスポーツでの表現。開始早々に入れられ、前半で0-2。横浜FMが点を入れたのは、最終盤という有様。下手したらクリーンシートでやられるという屈辱を味わうところでした。


そして、激闘を通り越し、死闘を繰り広げたチームもありました。

鹿島アントラーズ×ヴァンフォーレ甲府の試合は、延長戦でも決着が付かず、PK戦に。そのPK戦も相手がPKストップしたと思ったら、返す刀でPKストップになるという持久戦の様相を呈していました。結果11人目で甲府が決めるという死闘となりました。

その次にすごかったのが、FC東京×東京ヴェルディの東京ダービー同じカテゴリーでの対戦は2011年、カップ戦で見れば2016年以来のダービーマッチ。長い時を経て行われた試合は、前半にFC東京が先制したものの、終盤に東京Vが追い付き、延長戦に。そこでも決着が付かずにPK戦となり、9人目で決着が付き、FC東京が死闘を制しました
ただ、このダービーマッチは因縁を通り越して陰険なものになり、東京Vのスポンサーに貼り紙を貼ったり、生卵を投げつける行為や試合開始直後にFC東京ゴール裏から花火が上がるという行為が見られました非常に残念な行為であると同時に、器物損壊や危険行為といった犯罪になる部分もあるので、犯人が名乗り出て、入場禁止の処分を下したとはいえ、これで終わりにせず、しっかりと反省してほしいと思います。やった相手だけでなく、クラブとしても(対策書など事後報告は必ず出さないといけない)。

さらに日を越えての死闘になったのは、カターレ富山×アルビレックス新潟の一戦
こちらは、7/12に試合が行われたのですけど、折しも線状降水帯が富山県を襲っており、激しい雨と雷の中で3度試合が中断し、4度目の中断で試合中止が決まったというものになりました。
試合そのものも新潟が先制すると富山が追い付いて逆転。富山逃げ切り・・・と思っていたら、終盤に新潟が追い付いて、延長戦に入った前半で新潟が逆転というシーソーゲームにもなっていました。そこで中断→中止になったのですから、特に富山は心が折れる展開だったと思うんですよ。それなのに、再開試合の延長戦後半、新潟がさらに点を重ねた中でも最後の最後で1点入れてるんですよ・・・。最後は新潟がペナルティエリアで犯したファウル(PK)が認められなかったという不運もあっての新潟逃げ切りになってしまったんでしょうけど、どちらも雨の中の試合で、双方ホントによく頑張ったと思います。延長後半の15分だけのためにやって来た2256人の観客の皆様は、本当にご苦労様でした。それ以前に大雨の中だったのに3837人の観客を動員したのもすごかったんですけどね・・・。


さて、ラウンド16(4回戦)になる天皇杯、最大の注目は、高知の対戦相手。何と、J1の川崎フロンターレと当たります。優勝経験のある強豪とどう戦うのか。8/2の試合が楽しみです。恐らくNHKでやるだろうな(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2023年05月29日

FC岐阜観戦記2023 第5節 再び上った太陽は、優しく僕らを照らす

とは言ってもナイトマッチなんだよなぁ(ニヤニヤ)。


ということで、FC岐阜は昨日、カターレ富山と戦いました。
この日の試合は、日中に陸上の記録会が開催されていたため、夕方まで開放されず、いつもよりタイトな感じでの入場となりました(まぁ、この手のイベント時には、いつものことではあるが)。


この日の試合、昨年10月の福島ユナイテッドFC戦でのケガから柏木陽介選手が復帰しました。いきなりスタメンではないけど、全治6ヶ月だったこともあり、すぐには戻れないだろうと思っていたら、このタイミングで復帰ですか。柏木さんがいないと怖さが無いと言いたげなテゲバジャーロ宮崎に移籍した石津大介選手のコメントを見るにつけ、やはり柏木選手ありきのチームなのかな・・・と思ってます。もちろん、『脱柏木』しないといけないのですけど、必要な選手だとも思っているので、復帰はうれしい限りです。



ということで、柏木選手のチャントを用意しました。ちゃんと覚えなきゃ、チャントだけに(爆)。< は や の ん 乙 。


そして、この日の試合は、ビッグフラッグの掲揚もありました。もうホーム応援席全てにバック席の一部まで至っていたウチのビッグフラッグ(苦笑)。あまりにデカすぎてワロタ。たぶん、公式が挙げてくれるはず(ニヤニヤ)。
SOG03_162658こちらは、公式サイトに挙がっていた水うちわ毎年の恒例行事になっていますね。
左から、杉田隼、萩野滉大、上野輝人、和田侑樹の4選手。杉田選手以外はルーキーになりますね。



SOG03_162704こちらは左から、羽田一平、横山智也、楠本羽翼の3選手




SOG03_205658初のナイトマッチ、時折雨がパラパラと降る中になったこの試合、前半から岐阜の選手達には気迫があふれておりましたこの試合を落としてはならないという気迫が、いい具合にアグレッシブさを生み、前へ進む原動力になったのではないかと思われます。積極的にシュートを放っていった前半、決まったのは前半14分だけだったのが、ちょっと残念ではあったものの、打たないことには点が入らないということがわかっているうちなら問題無いと思います。
その点の入った前半14分は、復帰してきた藤谷匠選手が起点になり、一気に前線の窪田稜選手に飛んでいきましたペナルティエリアに入ってからしばらくして、マイナスのクロスを飛ばし、その先にいたンドカ・チャールス選手が駆け込みながら押し込んだ!相手キーパーへの奇襲という形になって、岐阜が先制を果たします。

点の入らない・・・の話に戻りますが、藤岡浩介選手のクロスバーを叩いたヤツは、去年なら確実に入っていたものなんですよね。たぶんタイミングか何かがまだ狂ってると思うんです。蹴る場所が少し前ないしは後だったりとか。相当なスランプに陥ってると思うので、去年・一昨年がよ過ぎた、今年が普通なんだと思って、気長に待つしかないのかな・・・。

後半も攻める姿勢を緩めなかったものの、富山側も勇猛果敢な守備を披露して打開を図ろうとしてきましたが、冷静に対処できたことと守備をしっかりと固めたことで、富山の攻撃を最低限に抑えてくれました危ないシーンも無くはなかったけど、キーパーの茂木秀選手の頑張りもあって、ウノゼロ勝ちとなりました。



SOG03_210415柏木選手(中央)は、後半29(74)分に村田透馬選手との交代になりました。ポジション的にどうなのと思いましたが、場所的にそこしかなかったのかなとも。庄司悦大選手を代えるのも手だとは思ったんですけど、ここを代えるとバランスが崩れるのかなぁ・・・。



SOG03_210554今日のMOMというべきなのか、チャールス選手(右)と茂木選手(左)。攻めのチャールス、受けの茂木<と書くと生々しくてアカン!



これで、アウェイだったカマタマーレ讃岐戦に次ぐ勝利となり、連勝となりました。今シーズン初の連勝じゃないかな。順位も15位から12位まで上がってきました。
ちなみに、今節は上位陣が総崩れになったそうで、1位だったAC長野パルセイロが2位に、2位だった富山が3位に転落し、5位だった鹿児島ユナイテッドFCが1位に上がっています岐阜は首位まで勝ち点差7、2位まで勝ち点差6の中にまだ踏み留まっております。例年ならまずい順位なのに、今年はまだイケる順位になっているのです。まだ腐る順位じゃないことだけわかったとしても、この先のことを考えれば、少しでも勝ち点を積み上げたいところ。気を抜くわけにはいきません。再び歯車が狂う可能性だって必ずある。そこに向かっていってしまった時の保険を少しでも今のうちに付けておきましょう。


さて、6月前半はアウェイ戦が続き、リーグで見れば2試合連続、天皇杯も加えれば3試合連続になります。かなり苦しい状況になるとは思いますが、苦しい時はとうに過ごしているので、リーグ戦に関しては、上昇気流を維持することに専念し、天皇杯に関しては胸を借りるつもりで挑みましょう

6月最初の試合は、6/4のガイナーレ鳥取戦。その次は、6/11のアスルクラロ沼津戦。その間に挟まれる天皇杯2回戦は、6/7の清水エスパルス戦になります。
次のホームは、6/18に開催されるSC相模原戦になります。前半の展開次第になりますけど、もし19位に沈んだままの状況であれば、打開を図るために死に物狂いで挑んでくることは間違いありません。その鼻っ柱を折ってしまうつもりで、完勝を目指しましょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:10Comments(0)

2022年10月09日

FC岐阜観戦記2022 第14節 陽はまた昇るのか

FC岐阜、今日はカターレ富山と戦いました。
先日、福島ユナイテッドFC戦で柏木陽介選手が負傷退場となったわけですけど、後日そのケガの内容が発表されました。公式サイトの発表によれば、右アキレス腱断裂で全治6ヶ月とのこと。また試合翌日に手術が施されたとのこと。柏木選手が公開しているインスタグラムによれば、処置はやまが整形外科、手術は朝日大学病院で執り行われたらしい。素早い対応に感謝しつつも、何もできていない自分自身に情けないという趣旨のコメントを残しています。
そして、この日の試合には、柏木選手の復帰を願う弾幕がゴール裏に張られていました。皆気持ちは同じだと思います。しっかり治して帰ってきてほしい、と。
私自身も同じ気持ちです。老け込むのも、ましてや引退の文字を考えるのは早過ぎです。北海道コンサドーレ札幌に所属する小野伸二選手や関東1部の南葛SCに所属する稲本潤一選手も述べていましたが、ケガを直してからというふうに思います。時間は掛かるかもしれませんが、万全の体勢で帰ってきてほしいと思います。でも、そうなると来年のシーズン序盤はおろか、シーズン半ば以降になりかねないんだけどね・・・(泣)。


SOG03_155910そんな苦しい展開の中で、試合が始まりました。
同じくケガで出場できない宇賀神友弥選手の代わりに橋本和選手が入り、柏木選手のポジションは、若手の生地慶充選手がそれぞれ担っていました。生地選手は、このところ積極的に使われているところを見ると、来年はスタメンで起用しようという意思の表れなんでしょうね。まぁ来年がどうなるかわからんけども(苦笑)。
控えでは大野哲煥(ちょるふぁん)・三國スティビアエブス・山内彰の3選手が久しぶりに名を連ねました。三國選手のみ途中出場をしましたけど、もうちょっと積極的なプレーをしてほしかったなぁ・・・。
と、ボヤいているということは、試合内容はよくないということだ(ニヤニヤ)。

それでも前半は悪くなかったと思ってたの。でも、富山の執拗なくらいに展開の速い攻撃を仕掛けられて、やや翻弄気味だったのよね。それでも、前半25分に生地選手が得たPKを得点王を狙う藤岡浩介選手が冷静に決めて先制点を取ります
それでもなお、富山は展開の速い攻撃を仕掛け続ける前半終了間際に空いた右サイドを攻められて同点になります。

後半は、岐阜の選手はベテランが多いので満身創痍になっていく中、富山は生き生きと動き続けるではありませんか。まるで富山湾で獲れる魚のような活きのよさ。前半もシュートやクロスを結構塞がれていましたけど、後半になると、それがことごとく見られるようになっただけでなく、インターセプトもたびたび見られるようになったのです。
後半はその活きのいい富山の選手の躍動が随所に見られ、後半30(75)分に窪田稜選手が相手選手をペナルティエリアで引っ掛けてしまいPKを決められ、その10分後には激しいぶつかり合いも出るほどの揉み合いになった中で、倒れながらも豪快に放たれたシュートが決勝点になりました。

気が付けば、アウェイで取った3-1を同じスコアを長良川で取られてしまったのです。降りしきる雨の中、冷たい雨粒がさらに冷たく感じた人も多かったことでしょう。



SOG03_160922試合後、川西翔太選手がやって来ました。
どうも、逆転のPK弾、川西選手からボールが手渡されたものらしい。もしや自分で打つつもりだったんじゃ・・・と思ったのですが、たぶんそれはフォワードの仕事と悟ったのか、フォワードの選手に渡していたようです。自身もチームではトップタイの得点だったのにね。これは何かあるな。
・・・しかし、満面の笑みである(笑)。



SOG03_160927川西選手、ふしぎなおどりをかましながら、颯(はやて)のように現れて、颯のように去って行った(ギャハ)。<♪川西翔太は謎でしょう~(ニヤニヤ)。



とにかく、今シーズンの残り試合で勝つのは容易ではないことがよくわかったわ。そしてまたダブルを取り損ねた今後ダブルを狙える試合がいくつかあるのでしょうけど、全てそれを逸することになるのなら、ちょっと今後の体制も考えないといけないのかなぁ・・・。でも、また監督ガチャになるから嫌なのよね。またガラポンになるし。とはいえ、もうそうしないといけないのかと思わざるを得ない。誠に残念でなりません。


さて、その次の試合はアウェイで松本山雅FC戦になります。何と上位対決の藤枝MYFCに負けてるんですよね。かなりのサプライズでもあり、松本の勢いがかなり削がれている中で、ウチに当たるのか。絶対に勢いを取り戻すためのダシにしてくると思うので、現有戦力で苦しいのは明々白々ですけど、松本の皮算用をフイにするような試合を見せてほしいものです。
あ、この試合ですが、行きたかったんですけど、都合で行けなくなりましたので、決してDAZNとかで探さないで下さいよ!絶対に探しちゃいけませんよ!<私からもフォローしておきますが、マジモンですから(泣)。

その次の試合はホームで、アスルクラロ沼津との戦いになるのですけど、てっきりナイトマッチは終わったと思ってたら、この試合が最後だったよ(ギャハ)!どうも陸上の大会が絡んでいるらしく、19時開催になるのだとか。この時期のナイトマッチは寒いと思うなぁ・・・。


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2022年08月07日

J3戦線異状あり?

J3は8/7に開催されたいわきFC×松本山雅FCの試合(本来は7/24に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で8/7に順延された)がありましたけど、いわきと松本山雅FC以外は一旦お休みに入っていたのです。再開は8/13ないしは8/14になります。

そんなJ3は、いわきの旋風が止まらないのですけど、本命と言われていたチームが案外伸びていないという状況になっています。早速J2への昇格争いを見てみましょう。左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差となります。


1位 いわき(39) +23
2位 藤 枝(38) +17
=== 昇 格 ラ イ ン ===
3位 鹿児島(38) +15
4位 松 本(38) +12
5位 富 山(36) +7
6位 愛 媛(34) +5
7位 長 野(33) +4
8位 今 治(32) +8


・・・とまぁ、このようになっておりまして、8位までの差は9とまだまだ混戦模様になっております。これより下の順位のチームは、正直厳しい・・・ということで、FC岐阜は早々と終戦が決まったのです(大泣)。


では、改めて順位を見て行くと、J参入初年度のいわきが相変わらず首位を薄氷の差ながらもひた走り、その差1で本命の松本山雅FCと常連の鹿児島ユナイテッドFC、そして時折爆走することがある藤枝MYFCが今シーズンこの時期に追い上げてきました謎の爆走力を見せる藤枝ですが、持続性は無いので、正直数ヶ月の命・・・とセミの一生みたいな言い方をしておりますけど、事実だから仕方ない(汗)。ただ、噛み合うと破壊力抜群のチームなのは、見ていてわかったので、この爆走力の源でもある破壊力が維持できれば、悲願のJ2昇格もイケると思います。ベテラン選手はあまり無くなりましたけど、中堅と若手がいい感じになっているんですよね。うらやましい。

その下には、カターレ富山・愛媛FC・AC長野パルセイロ・FC今治となっておりますが、今治は8/14の岐阜戦で負ければ、昇格争いに振り落とされるのかなと思います。引き分け以上なら生き残れると踏んでいます。好不調の波は激しいものの、粘り強いプレーができるチームなので、岐阜戦の相性のよさは、それを見極めるポイントになるでしょう。

長野は、例年この先が不調なのですけど、シュタルフ・悠紀・リヒャルト監督の檄が効果を発揮すれば、昇格戦線に生き残れると思います。ただ、ここも好不調の波が激しい気合い注入が監督頼みだと終盤息切れしないか心配でもあります。そう思うと、秋田豊監督の下で自分達を成長させ、J2入りを果たしたいわきグルージャ盛岡は素晴らしいとも。

半はJ3の試練にもまれ、一時はどうなるかと思った愛媛ですが、現状後輩の今治にはいい顔ができるようになりました(苦笑)。地力はある(J1昇格プレーオフにも進んでいる)チームなので、ここで腐ったりくすぶったりはできないでしょう。あとはJ3の戦いに慣れたかでしょうね。J2から落ちてきたチームということでJ3にいるチームは目の色を変えて戦ってくることは1周してわかったでしょうから、あとはその前のめりをきちんといなせるかだと思います。それができれば、昇格戦線を維持できるでしょうね。

富山と鹿児島は、毎度あと一歩が足りない。戦力は充実しているので、勝つことを意識した戦いをしてほしいですね。上位にいると何かと分析されると思うので、相手を上回る戦術とプレースタイルを見せてやるべきだと思います。上のカテゴリーに行くと、1つの戦術だけで戦い抜くのは難しいというのはわかっているはずです(両チームとも期間の長短はあるものの、J2の経験あり)

松本山雅FCに関しては、現状は4位ですけど、厳しいJ3戦線の中で健闘していると言えます。戦力を充実させているのもそうですが、意識の高さを感じさせますね。監督に問題がある・フロントに問題があると言われているようですが、現状いわきを除けば昇格に最も近いチームと思います。残った問題はコロナの影響をどこまで受けたかという点ですね。いわきには引き分けたので、今後止められるチームが出てこない限り、昇格は確定とにらんでいます。


やっぱりいわきは強かった。そして松本山雅FCも強い。その中に割って入れるチームは出てくるのか。最後まで昇格戦線を維持し引っ掻き回せるか。あるいは潜り込んで昇格を果たせるか。その役割を果たすのは、常連の鹿児島・富山・長野か新参の藤枝・愛媛・今治か。佳境に入るJ3は、この8チームの動向に注目しましょう。


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2022年04月11日

FC岐阜観戦記2022 アウェイ編 その3 何とか立て直した?

FC岐阜、昨日は富山県富山市にある富山県総合運動公園陸上競技場でカターレ富山と対戦しました。
岐阜は、アスルクラロ沼津に完敗し、次のガイナーレ鳥取戦で立て直し・・・といきたかったところ、新型コロナウイルスの感染者が発生したことで、4/3まで活動停止。その後最大7人までまん延したものの、4/4には活動再開。何とか試合まで漕ぎ着けました。しかし、2週間近く実践感覚が無い中での試合になるので、上手くやっていけるのか、立ち直れるのかが気になるところです。
一方で富山は初戦を逆転勝ちして以降、勝ちがありません(2連敗の後、引き分け)ホームで何とか勝ちたいという思いも手伝って、いつも以上に勝ちにこだわる試合を展開してくるものと思われます。


SOG03_124242二度と感染者を出さないように・・・というためか、今回バスでの遠征は2台運行。いつものバスと名阪近鉄バスに依頼したバスがやって来ました。たぶん背番号の順番(柏木陽介選手が2代目の依頼してきたバスに乗っていたため)で分けたのしょう。



SOG03_121323富山戦最大のポイントは、やはりこの男、川西翔太選手でしょう。
今年から富山に完全移籍となり、既にスタメン出場を果たしていますマテウス・レイリア選手がメインになっているためか、フォワードとしての活躍は薄く、未だ無得点ではあるものの、3アシストを記録しているばかりでなく、若手にシュート技術を継承しているあたり、富山での貢献度は高いようです。弾幕はなかったけど、ゲーフラはあったようですから、サポーターにも浸透しているのかな。



SOG03_124447今回も高速バスで来たのですけど、そこからの乗り継ぎがあまりよくなく、結果1時間近く待たされる格好になったため、前回の教訓から、さすがにバスで来たものの、スタメシの時間は大幅に削られる(泣)。
それでも、これはと思うものを紹介。最初は串道楽 潤の「とりめし弁当」(右)と「えだ豆ポテトサラダ」(左)です。



SOG03_124511中は、こんな感じ。とりめしと称していますけど、薄くスライスした鶏肉を焼いたもののようです。



「とりめし弁当」は、たれは案外薄味。それでも鶏肉の旨味がしっかりしているのもあって、ご飯が進む進む(笑)。なお、香の物の味が濃いのは内緒だ(ギャハ)。

「えだ豆ポテトサラダ」は、スパイシーな味わいがメインで、じゃがいもと枝豆の甘さが引き立ちますね。これは結構美味しかった。


SOG03_125521もう一つは、ナカムラフードサービスの「ノブリンのお好み焼き」石﨑信弘監督が広島県出身ということで、お好み焼きなのですな。何と安直な(ニヤニヤ)!



コイツは、結構ボリューミー中に焼きそばの麺が入っているからというのもあるのでしょうけど、単体が結構デカいんじゃないかという錯覚に似た感覚を味わいましたね。ただ、麺のあるせいで箸が通りにくかったのは頂けなかった


SOG03_153113この日の試合は、飲水タイムが設けられました。富山市の最高気温が28°Cと夏日を記録していたからですね。JFLでは開幕戦から行われていたものの、Jリーグは恐らく今節ないしは前節から行われていたのでしょう。



SOG03_155505試合そのものは、ともすれば非常に危ないものになりました。ターニングポイントは、恐らく前半終了間際、アディショナルタイムの1点でしょう。
この日の試合は、コロナの影響なのか6人のメンバーが入れ替わり。藤谷匠、ヘニキ、藤岡浩介、田中順也、畑潤基、ンドカ・チャールスの計6選手が抜け、舩津徹也、小山新、本石捺、本田拓也、村田透馬の5選手がメンバー入り(うち舩津選手がスタメン)しました。


前半は、岐阜はまだコロナ明けということもあるのか、何かチグハグ。動きが少々硬めなのか、富山の動きがよかったのか、ちょっとヤバい雰囲気を醸し出していましたね。何とか耐え忍んでいたんですけど、前半34分にサイドからペナルティエリア前にいた姫野宥弥選手にしてやられます
このしてやられた点は、岐阜にとって一番いやなやられ方だったので、悪影響が出かねんなぁ。このままズルズルいっちゃうんじゃないかと思っていた前半アディショナルタイム(45+1分)、つまり前半終了間際にターニングポイントがやって来ましたこの日入れ替わり選手の中で、唯一メンバー外からスタメン入りを果たした舩津選手が前に大きなクロスを上げると、山内寛史選手が無理やり合わせたシュートがキーパーの頭の上を越え、ゴールマウスの中に吸い込まれる奇跡的なシュートで同点に追い付きました。これは運がいいシュートこれが入ってなかったら・・・と思うとゾッとしましたね。

このシュートで息を吹き返した岐阜は攻守が冴えてきます。
後半7(52)分には再び山内寛史選手が柏木選手のコーナーキックを今度は見事に合わせ、逆転!これは完璧なセットプレーの点の取り方。お手本にしてもいいくらいのものですよ。
その後も後半15(60)分にも村田選手のクロスに山内寛史選手が合わせ、その横にいた窪田稜選手が蹴り込み、ダメ押し!素晴らしい、実に素晴らしい攻撃の形でした。
その後は、何としてもホームで勝つと息巻く富山の猛攻を何とか耐えしのぎ、1-3で逆転勝利。川西選手をはじめとした攻撃陣を後半は見事に抑え込みましたね。



SOG03_160210【悲報】試合終了後に川西選手がやって来るものの、メイン席辺りまで来て帰ってしまう(泣)。
まぁ、いつもの川西選手だね(ニヤニヤ)。



これでコロナ禍のアクシデント後初の試合をいい形で乗り越えた岐阜前半のデキもあるので、最高ではないけど、最悪の形で迎えそうになったところをギリギリのところで盛り返したことで、勢いが付いたのは事実。この勢いを次の試合、大一番になるであろう松本山雅FC戦に活かしたいものです。


なお、富山での話は、後日お話していきましょう。

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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2021年11月22日

最終展開に差し掛かったJリーグ J3編

Jリーグは、いよいよ大詰めになってきました。カテゴリーによっては、昇格・降格のいずれかが決まっているという展開になっております。そんなJリーグの現状を見て行きましょう。今回はJ3から。


早速順位を見てみましょう(左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差・残り試合・J2ライセンスの有無(×は無し)になります)。


1位 熊 本(51) +18 ① ×
2位 宮 崎(50) +12 ②
=== 昇 格 ラ イ ン ===
3位 盛 岡(49) +14 ②
4位 富 山(45) +7 ②


ロアッソ熊本はY.S.C.C.横浜を下し、いわてグルージャ盛岡はカマタマーレ讃岐に勝って勝ち点を積み上げました。そして、昇格争いの直接対決となったテゲバジャーロ宮崎×カターレ富山は、富山がホームで意地を見せました。このため、宮崎と熊本が入れ替わり、盛岡が2位に肉薄する事態になりました。そして富山は何とか昇格戦線に生き残ったのです。

それを踏まえて、残り試合の相手を見てみましょう。青がホーム、赤がアウェイ、黒は休みです。


熊 本 宮 崎 岐 阜
宮 崎 熊 本 終 戦
盛 岡 富 山 沼 津
富 山 盛 岡 鹿児島


残り試合が1つ少ない宮崎は次が最終戦。その相手が何と首位に立った熊本。3位の盛岡は4位の富山というサバイバルマッチになりました。
さらにそれを踏まえて、11/28の試合を仮定してみると・・・(左から勝ち・引き分け・負けの場合の勝ち点)。


熊 本 54 52 51  
宮 崎 53 51 50
盛 岡 52 50 49
富 山 48 46 45


首の皮一枚繋がった富山は、勝つ以外に道が無いのは、FC岐阜のヴァンラーレ八戸を迎える前と同じ。仮に勝っても熊本や宮崎が勝っても終戦なのも同じですね。ただ岐阜と違うのは、熊本×宮崎が引き分けると、この日の試合の得失点差と次の試合で得られた得点で2位に上がれるチャンスが残っています。現在宮崎との得失点差は5で、2試合で最低6点以上稼げばいいのです。
盛岡は、富山との試合に負けたとしても、昇格戦線には生き残れます。ある意味一番有利な立ち位置ですね。
宮崎は、熊本との直接対決に負けるか引き分けるかした場合、盛岡が富山に勝ってしまうと3位に滑り落ちることになります。また宮崎が負けた時は、盛岡が引き分けると得失点差で3位に滑り落ちます。ただし、この場合は得失点差が2なので、最終戦に盛岡が3点差で負けると、再び2位に上がれるチャンスもあるのです。確実に2位以上に収まるためには、勝つのが一番近道になり、かつ同じ日の試合で盛岡が負ければ確実になります。


恐らく次節で昇格枠が1つ埋まるんじゃないかなと思っています。J2の皆様は宮崎の勝利を願っているのでしょうけど、併せて盛岡が負けないといけないことも願わないといけないんですよ(ニヤニヤ)。<嫌なヤツだなぁ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)

2021年11月15日

【J3】SELECTION PROJECTのようにはいかない【J2昇格争い】

そう、9人が全員生き残れるなんて、そんな茶番は無いんだよ(ニヤニヤ)!


ということで、第27節が終わりました。FC岐阜はテゲバジャーロ宮崎に惜敗し、終戦と思ってたら、ロアッソ熊本×カターレ富山の試合が引き分けになったため、岐阜は何とか踏みとどまりました。その他のチームは、どうなったのでしょう。順位表を見てみましょう(左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差・残り試合・J2ライセンスの有無(×は無し)になります)。


1位 宮 崎(50) +13 ② ×
2位 熊 本(48) +17 ③
=== 昇 格 ラ イ ン ===
3位 盛 岡(46) +12 ③
4位 富 山(42) +6 ③
5位 福 島(41) +7 ② ×
6位 岐 阜(40) +6 ③


一見すると、6チーム全部が残っているように見えますよね。そこで表題の言葉が生きてくる(爆)。
残りの試合全勝した際の勝ち点を放り込んでみると、こうなります。


宮 崎 56  
熊 本 57
盛 岡 55
富 山 51
福 島 47
岐 阜 49


残りが2試合しかない福島ユナイテッドFCは、AC長野パルセイロと引き分けたものの、1つしか勝ち点を積み上げられなかったため、残り2試合全勝しても現在首位の宮崎や2位の熊本を抜けないことが確定し、優勝争いから脱落J2ライセンスは不交付になっているため、昇格争いも参加できなかったことから、終戦となりました。負けてもクビの繋がった岐阜は何とも運がいいと思える理由にもなります。

とはいえ、岐阜は相変わらず厳しい立ち位置にいるのは間違いない。そこで残り試合の相手を見てみましょう。青がホーム、赤がアウェイ、黒は休みです。


熊 本 YSCC 宮 崎 岐 阜
宮 崎 富 山 熊 本 終 戦
盛 岡 讃 岐 富 山 沼 津
富 山 宮 崎 盛 岡 鹿児島
岐 阜 八 戸 藤 枝 熊 本


この中での直接対決は、宮崎と富山。他は下位チームとの対戦になりますが、何としても勝ちたいところ。特に岐阜は負けたら終了です。

ということで、11/21の試合を仮定してみると・・・(左から勝ち・引き分け・負けの場合の勝ち点)。


宮 崎 53 51 50  
熊 本 51 49 48
盛 岡 49 47 46
富 山 45 43 42
岐 阜 43 41 40


直接対決の宮崎と戦う富山は、勝つか引き分けるかで踏ん張れるものの、負けた時点で宮崎と熊本に追い付けなくなり、終戦となります。何度も言いますが、岐阜は勝つ以外に道はありません。それ以外のチームは、現状勝ち負けの影響はないものの、宮崎と熊本は勝つか引き分けにしておけば、岐阜と富山を蹴落とすことができます(どちらか一方の可能性もある)。なぜ熊本も引き分けでいいのかというと、得失点差を見るとわかります。岐阜の得失点差が+6なのに対し、熊本は+17あり、11点差を埋めるのは、サッカーではほぼ不可能だからです。


残り2ないしは3試合、厳しい中でも地力を出せたチームのみが優勝と昇格を掴み取れると思います。今年ほどチャンスな昇格は無いと思っているので、どこも必死に戦ってくることでしょう。相手よりも気持ちだけでも上回ってほしいものです。


さて、J2とJ1も見て行きたいのですけど、次回はアマチュアがどうなっているか見て行きたいと思っています。JFLも佳境に入っていますし、地域リーグからJFLへ上がる全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)も決勝大会になるので、ちょっと気になるんですよね・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:56Comments(0)

2021年11月11日

もうどうなるかわからないJ3の昇格争い

先日、第26節が終わり、FC岐阜はカターレ富山に勝ったんですけど、他はいかに・・・ということで、順位表を見てみましょう(左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差・残り試合・J2ライセンスの有無(×は無し)になります)。


1位 熊 本(47) +17 ④
2位 宮 崎(47) +12 ③ ×
=== 昇 格 ラ イ ン ===
3位 盛 岡(43) +10 ④
4位 富 山(41) +6 ④
5位 福 島(40) +7 ③ ×
6位 岐 阜(40) +7 ④
7位  YSCC(37) ±0 ④
8位 鹿児島(36) +3 ④


首位のロアッソ熊本が3位のいわてグルージャ盛岡と引き分け、2位のテゲバジャーロ宮崎が勝ったことで、遂に勝ち点では熊本と宮崎が並びました。そして福島ユナイテッドFCは終盤に追い上げたものの、遅かったようです。なお、福島が岐阜より上位なのは、試合数の差で福島が上になっているのだと推測

この結果、7位に上がったY.S.C.C.横浜と8位に下がった鹿児島ユナイテッドFCまでも優勝争いに参入することになりました。『なるかもしれない』と書いたら、本当になってしまったという恐怖(汗)。あくまで熊本と宮崎が全敗が条件ですけど、一縷の望みを賭けて挑んでくるでしょう。全ては次の試合次第と言えるのかな・・・って、その一つはウチが絡んでくるやん(泣)!


実は、この中で最も勢いがあるのが、Y.S.C.C.直近5試合で見ると4勝1分という驚異的な勝ちを見せているのです。とても序盤負けっ放しだったチームとは思えませんねぇ・・・(鼻ホジー)。<その状況をブレイクスルーさせたのは、どこのチームだったっけかな!?
その次は宮崎で、3勝1分1敗となっています。1敗はしているものの、勝ち点は10稼いでいるので、まだまだ勢いはあるウチは前半では勝ってるんだけど、後半勝てるのか不安(汗)。
そして、岐阜と盛岡が2勝3分直接対決は既に終わっているので、今後この勢いが重要になってきます。富山に勝った岐阜の方が、熊本に引き分けた盛岡よりも勢いはあると思いますけど、相手が悪いのよねぇ・・・。
鹿児島は、岐阜・盛岡より若干落ちます(2勝2分1敗)けど、先述の通り、まだまだチャンスはある。ただ次節の相手がヤバいのよ・・・。
最後に、福島(1勝2分2敗)と富山(2勝3敗)どちらも連敗を重ねており、順位の割にかなり苦しい状況に立たされています。ましてや福島は、残り4試合の中に休みが挟まっているため、3試合しかありません次の試合は落とせないのですけど、どっちも分が悪いんじゃないのか?


と、ここまで相手を書いてませんけど、ここで書くからですよ(ギャハ)。じゃあ、残り試合の相手を見てみましょう。青がホーム、赤がアウェイ、黒は休みです。


熊 本 富 山 YSCC 宮 崎 岐 阜
宮 崎 岐 阜 富 山 熊 本 終 戦
盛 岡 YSCC 讃 岐 富 山 沼 津
富 山 熊 本 宮 崎 盛 岡 鹿児島
福 島 長 野 休 み YSCC 讃 岐
岐 阜 宮 崎 八 戸 藤 枝 熊 本
YSCC 盛 岡 熊 本 福 島 藤 枝
鹿児島 今 治 藤 枝 長 野 富 山


熊本・宮崎・富山は残り全試合が昇格争いに関わるチームとなっています。他のチームも必ず1試合は昇格争いに関わるチームとの争いになるため、全く気を抜けません。中でも勢いが落ちてしまっている富山は次が熊本で、その後宮崎に盛岡と(投稿日時現在)上位との争い最後の鹿児島戦だけが昇格争いの中でも下位なので何とかなるかな・・・というふうですけど、厳しいことに変わりがない

じゃあ昇格争いでは最下位の鹿児島は4連勝できそうなのかというと、FC今治の調子のよさを打破でき、かつ富山に勝てば、さもありなんという状況に。最後の最後で鹿児島は来るかもしれないですね。同じさもありなんでいくと、福島も休み明けのY.S.C.C.が胸突き八丁の大一番になるでしょう。

で、その最も勢いのあるY.S.C.C.は、盛岡と熊本が胸突き八丁の大一番になりそうです。ただ、盛岡で負けたら勝負あったとなり、昇格争いから脱落となるので、秋田豊監督の采配が気になるところでしょうね。若き監督であるシュタルフ・悠紀・リヒャルトさんは、いかに裁くかな。

最後に岐阜は、宮崎と熊本が大一番。中でも宮崎は前半に勝っているものの、後半に勝てるかわからない。実力が付いてきているし、勢いもある。熊本は前半に負けているので、引き分け狙いでもいいとも弱気ながら思っているものの、どこかで引き分けになってしまうと、熊本戦で勝利必至になるので、宮崎で勝てるか、その後の下位対決で自分達の力を勝ちに持っていけるだけの能力を発揮できるか、それだけですね・・・。


11/14の試合後、これら8チームは昇格争いに生き残れるのでしょうか。それとも・・・。また来週以降追い掛けていきたいと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 22:56Comments(0)