「ガッテン!」は1995年に始まった「ためしてガッテン」が前身で、現在のタイトルは2016年になってから。司会の立川志の輔さんは「ためしてガッテン」の第1回からずっと務めております(アナウンサーの小野文恵さんは、実は2代目)。いわゆる生活情報番組ということで、日常の出来事を科学的見地で見ていくことで、裏技や新知識を提供するスタイルを採っています。この番組がきっかけで新発見に繋がったことも。
番組終了は、マンネリ化してきていたということより、NHKの事情が絡んでいるようです。
まず、視聴年齢層の面で。いわゆる若年層(10代~20代)の視聴者数が少ないため、そこの視聴者層のテコ入れを図りたいということで、番組を変えたいと思っていたようです。ちなみに、NHKは視聴率を重視しているというふうではないようですけど、「ガッテン!」の視聴率はよかったそうです。それだけシニア層の視聴率で持っていて・・・というふうなんでしょうね。それがNHKは気に入らないのでしょう。「うたコン!」も「NHK歌謡コンサート」時代から若年層向けの曲が増えた気がしますし。
もう一つは、NHKの電波事情。2023年までに現在放送中のBS1とBSプレミアムを一本化することが決まっています。その過程で番組放送数が減るので、総合・Eテレも含めリストラしないといけない。リストアップされた際に、制作費などを勘案して、この番組がリストラされることになったのではないかと見られます。
身近な生活情報だけで27年ネタにできただけでも奇跡だと番組関係者が述べているように、まだまだ掘り下げれることのできる番組だと思っただけに、せめて番組を存続してほしかったなぁと思いますね。
なお、2/2の放送は通常放送。ホントに急に終わる感じが出ています。恐らく終了の話をして終わるのでしょうけど、ここまで急に終了になったのは、この先に北京冬季オリンピックと北京冬季パラリンピックが控えているからでしょう。そして、3月半ばからは特番構成になると思いますから、そうなると「ガッテン!」のやる枠が無くなるので、次週で最終回・・・となったのでしょうね。何ともやるせない。

