2024年のJFLも終盤に入ってきました。今年は、タイトルにある通り、J3への参入と入れ替えが両方起こりかねない状況になっております。早速見ていきましょう。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差となり、また◎はJ3ライセンス取得チームになります。なお、HFCはHonda FC、栃木Cは栃木シティFC、V大分はヴェルスパ大分、MFCはミネベアミツミFCとなります。
01位 栃木C(50)+20 ◎
=== J 自 動 参 入 ラ イ ン ===
02位 高 知(48)+15 ◎
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
03位 滋 賀(38)+14 ◎
04位 三 重(38) +3 ◎
05位 HFC(37) +1
06位 V大分(37) ±0 ◎
07位 青 森(35) +7 ◎
08位 枚 方(35) -1
09位 沖 縄(34) +5
10位 鈴 鹿(32) +2
11位 浦 安(31) +1
12位 ソニー(26) -6
13位 岡 崎(26) -7
14位 武蔵野(22) -17
15位 新 宿(19) -22 ◎
===JFL・地域リーグ入れ替え戦ライン===
16位 MFC(16) -22
前にも書いてますけど、ソニー仙台FCが今年度で活動終了となることでJFL退会となることから、地域リーグへの降格は無くなり、最下位は入れ替え戦の扱いになります。入れ替え戦の辺りは、あとにするとして、まずはJ参入争いから。
ここまで首位をひた走っていた高知ユナイテッドSCが急失速。9/1に行われたヴェルスパ大分との一戦で台風で順延になった中でも1万人を超える観客を動員し、高知県への宣伝の面では成功したものの、そのあたりから勝てなくなってきた。お客は来るのに、勝ち試合を届けられないというもどかしい状況が現状になっています。そうしていたら、前節遂に首位陥落となり、2位に甘んじております。
このまま勝ち点を積み上げられないと、今でこそ3位とは10の勝ち点差を持っているものの、残り試合が6となっている中、もしかするとさらに転落する可能性もあります。そうなったら、今まで積み上げてきたものが崩れて、立ち直れるかとまで思っています。県民の盛り上がりに水を差す事態になりかねないので、必ず参入を決めてほしいものです。
それと入れ替わるように首位に立ったのが、栃木シティFC。栃木ウーヴァ時代からの悲願だったJ参入まで、あと一歩のところまで来ています。シーズン開始当初から地域リーグ上がりとは思えないほど強く、組織立ったサッカーを展開していたので、地道に積み上げたものとはいえ、もしJリーグにやって来たら侮れない相手になりかねないですね。入れ替え戦になった場合は、脅威となることでしょう。もちろんストレートインなら、先述の通りに。
個人的には、田中パウロ淳一選手が元気そうなので、また彼の姿をJリーグで見たいですな。
3位以降に付けているのが、レイラック滋賀とヴィアティン三重のライセンス持ち。特に滋賀は監督交代を噛ませているので、ブーストで上がってきたとも言えますけど、時既に遅しかな・・・。去年もあと一歩のところで入れ替え戦に進めなかったので、今年もそうなるかもなぁ。それは三重にも言えることで、もっと頑張らないと2位に滑り込めそうにないですな。それだけ勝ち点10の差は大きいのです。
ただ、その下にいるHonda FCの存在が不気味。2位との勝ち点差11とはいえ、過去の経験からまだまだ積み上げられそうな雰囲気を醸し出しています。でも、勝ち切れないと滑り込めないかな。栃木Cと高知両方を残しているので、そこで勝つと怖い相手です。
V大分も可能性は残していますけど、途中加入の金崎夢生選手がどこまでやれるかで、このチームの行く末が決まるでしょう。状況的にはHonda FCよりも難しいかなぁ。
一方で残留争いですが、今まで最下位だったクリアソン新宿が最下位を脱出し、残留できる可能性を高めてきています。勝ち試合は少ないものの、引き分けで勝ち点を積み上げている状況ですね。粘れている証拠です。この先の相手も高知を除けば、勝ち点を積み上げられる可能性の高いチームばかりなので、さらに上に順位を上げられそうです。
そう考えると、勢いのないミネベアミツミFCが少々気掛かり。同じ企業チームのソニーが活動休止を決めた中で、ここの動向も気になりますが、九州リーグに落ちても活動は続けてくれるものと信じています。ここでソニーが最下位に収まると、恐らく自動的に入れ替え相手が上がってくることになるので、地域リーグのチームは、そう思っているのかもしれません。
あと残留争いを展開しているチームは、横河武蔵野FCやFCマルヤス岡崎・・・って、新宿以外皆企業チームやんけ!企業チームって、ここまで弱体化しているのか・・・。