2024年10月18日

J3ストレートインと入れ替えの両方が起こりそうな2024年のJFL

2024年のJFLも終盤に入ってきました。今年は、タイトルにある通り、J3への参入と入れ替えが両方起こりかねない状況になっております。早速見ていきましょう。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差となり、また◎はJ3ライセンス取得チームになります。なお、HFCはHonda FC、栃木Cは栃木シティFC、V大分はヴェルスパ大分、MFCはミネベアミツミFCとなります。


01位 栃木C(50)+20 ◎
=== J 自 動 参 入 ラ イ ン ===
02位 高 知(48)+15 ◎
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
03位 滋 賀(38)+14 ◎
04位 三 重(38) +3 ◎
05位 HFC(37) +1
06位 V大分(37) ±0 ◎
07位 青 森(35) +7 ◎
08位 枚 方(35) -1
09位 沖 縄(34) +5
10位 鈴 鹿(32) +2
11位 浦 安(31) +1
12位 ソニー(26) -6
13位 岡 崎(26) -7
14位 武蔵野(22) -17
15位 新 宿(19) -22 ◎
===JFL・地域リーグ入れ替え戦ライン===
16位 MFC(16) -22


前にも書いてますけど、ソニー仙台FCが今年度で活動終了となることでJFL退会となることから、地域リーグへの降格は無くなり、最下位は入れ替え戦の扱いになります。入れ替え戦の辺りは、あとにするとして、まずはJ参入争いから。


ここまで首位をひた走っていた高知ユナイテッドSCが急失速。9/1に行われたヴェルスパ大分との一戦で台風で順延になった中でも1万人を超える観客を動員し、高知県への宣伝の面では成功したものの、そのあたりから勝てなくなってきたお客は来るのに、勝ち試合を届けられないというもどかしい状況が現状になっています。そうしていたら、前節遂に首位陥落となり、2位に甘んじております
このまま勝ち点を積み上げられないと、今でこそ3位とは10の勝ち点差を持っているものの、残り試合が6となっている中、もしかするとさらに転落する可能性もあります。そうなったら、今まで積み上げてきたものが崩れて、立ち直れるかとまで思っています。県民の盛り上がりに水を差す事態になりかねないので、必ず参入を決めてほしいものです。

それと入れ替わるように首位に立ったのが、栃木シティFC栃木ウーヴァ時代からの悲願だったJ参入まで、あと一歩のところまで来ています。シーズン開始当初から地域リーグ上がりとは思えないほど強く、組織立ったサッカーを展開していたので、地道に積み上げたものとはいえ、もしJリーグにやって来たら侮れない相手になりかねないですね。入れ替え戦になった場合は、脅威となることでしょう。もちろんストレートインなら、先述の通りに。
個人的には、田中パウロ淳一選手が元気そうなので、また彼の姿をJリーグで見たいですな。

3位以降に付けているのが、レイラック滋賀とヴィアティン三重のライセンス持ち。特に滋賀は監督交代を噛ませているので、ブーストで上がってきたとも言えますけど、時既に遅しかな・・・。去年もあと一歩のところで入れ替え戦に進めなかったので、今年もそうなるかもなぁ。それは三重にも言えることで、もっと頑張らないと2位に滑り込めそうにないですな。それだけ勝ち点10の差は大きいのです。
ただ、その下にいるHonda FCの存在が不気味2位との勝ち点差11とはいえ、過去の経験からまだまだ積み上げられそうな雰囲気を醸し出しています。でも、勝ち切れないと滑り込めないかな。栃木Cと高知両方を残しているので、そこで勝つと怖い相手です。
V大分も可能性は残していますけど、途中加入の金崎夢生選手がどこまでやれるかで、このチームの行く末が決まるでしょう。状況的にはHonda FCよりも難しいかなぁ。


一方で残留争いですが、今まで最下位だったクリアソン新宿が最下位を脱出し、残留できる可能性を高めてきています勝ち試合は少ないものの、引き分けで勝ち点を積み上げている状況ですね。粘れている証拠です。この先の相手も高知を除けば、勝ち点を積み上げられる可能性の高いチームばかりなので、さらに上に順位を上げられそうです。

そう考えると、勢いのないミネベアミツミFCが少々気掛かり同じ企業チームのソニーが活動休止を決めた中で、ここの動向も気になりますが、九州リーグに落ちても活動は続けてくれるものと信じています。ここでソニーが最下位に収まると、恐らく自動的に入れ替え相手が上がってくることになるので、地域リーグのチームは、そう思っているのかもしれません

あと残留争いを展開しているチームは、横河武蔵野FCやFCマルヤス岡崎・・・って、新宿以外皆企業チームやんけ!企業チームって、ここまで弱体化しているのか・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2024年09月24日

毎年恒例のJ3ライセンス交付の時間です

J3ボトムズがビクビクするJ3ライセンス交付の時間だよー(ニヤニヤ)。
今年は、JFLからJ参入を果たすチームが出てくるのではないかという状況なので、非常に気になる方々が多いと思います。何せ、Honda FCやソニー仙台FCといった『Jの門番』が結構苦しんでいる状況なので、今年ほどチャンスな状況はないですからねぇ・・・。


では、早速見ていきましょう。


今回交付申請をしたのは、新規申請の栃木シティFC、昨年は財務面で申請辞退をした高知ユナイテッドSC(2022年に2023年度のJ3ライセンス交付実績アリ)に加え、昨年もJ3ライセンスだったラインメール青森・クリアソン新宿・ヴィアティン三重・レイラック滋賀・ヴェルスパ大分の7クラブとなりました。なお、昨年はJ3ライセンスだったFC大阪は、今年はJ2ライセンスを申請(結果J2ライセンス取得)しています。
今日出た結果は、申請した7クラブ全てにJ3ライセンスが交付されました。財政面で最も懸念されていた高知も今回は無事交付された(恐らく財政面での懸念を払しょくできたのでしょう)ので、ひとまずJ参入の条件をクリアできたことになります。昨年は、そこで継続審議になって、10月・11月の理事会で審議に掛けられたんですよね・・・。

新規参入となった栃木Cは悲願のJライセンス取得となりました。
栃木Cは栃木ウーヴァ時代からJライセンス取得に動いており、当時は必須条件だったJリーグ百年構想クラブ(以下、百年構想クラブ)に加入していたものの、成績面でクリアできず、2017年には関東1部リーグに降格し、2019年に現名称に変更しても、関東リーグの層の厚さをクリアできず、もどかしい日々を過ごしていました。しかし、昨年関東1部リーグ2位ながらも、百年構想クラブの特権を使って全国地域サッカーチャンピオンズリーグに進出し、見事JFL復帰を果たしたのです。なお、栃木CはJFL復帰後に百年構想クラブを脱退しています。

また、今回も新宿は『施設基準に課題があるものの、東京23区というホームタウンの特性』で交付となりました。まぁ、これはJリーグの忖度なんだと毎度思っていますけど、他の東京23区のチーム(一番可能性があるのは、関東1部の東京23FC)がJFLに上がって来て、J3ライセンスを申請したら、どうなるんでしょうねぇ・・・。ただ、J3ライセンスがはく奪されても、新宿には百年構想クラブを持っているので、関東1部に再び落ちても、この特権を上手く活用できれば、早い段階で戻れる可能性はあるんだよね・・・。


話がかなり横道にそれました(苦笑)けど、今回の7クラブのJ3ライセンス交付に伴い、高知・栃木C・滋賀・三重にはJ参入の道が開けたことになります。この4クラブは、順位次第でJ参入ないしは入れ替え戦に進むことができるからですね。青森・V大分に関しては、J参入ないしは入れ替え戦に進める順位にいるものの、運営面(観客動員数)で問題が生じる可能性が高く、新宿に関しては成績面で今シーズンに関しては難しいでしょう。


いよいよ、地獄の釜の蓋が開く事態となりました。J2からJ3に落ちる時とはケタの違う事態です。この経験をしたのが、今はJ1にいるFC町田ゼルビア(当時はJ2からJFL)なんですよね・・・。
現状JFLに向かいそうなのが、いわてグルージャ盛岡ですけど、この1チームで終わるのかという懸念があります。そう、入れ替え戦枠ですな・・・。ここが混とんとし始めてきたので、結構ヤバいです。このあたりは、来月半ばあたりから逐一述べていくかもしれません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:44Comments(0)

2024年08月13日

いよいよ佳境に入ってきた2024年のJFLを見る

現在中断期間中なのはJ3だけではなく、何か連動しているかのようにJFLも中断中なんです。ただ、中断期間が結構長く、約1ヶ月ほどになります。ということで、残り試合13試合(一部チーム除く)になったJFLの現状を見ていきましょう。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差となり、また◎はJ3ライセンス取得チームになります。なお、HFCはHonda FC、栃木Cは栃木シティFC、V大分はヴェルスパ大分、MFCはミネベアミツミFCとなります。


01位 高 知(43)+20
=== J 自 動 参 入 ラ イ ン ===
02位 栃木C(33)+10
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
03位 三 重(27) +6 ◎
04位 V大分(27) +1 ◎
05位 枚 方(26) +1
06位 青 森(25) +5 ◎
07位 HFC(24) +4
08位 沖 縄(23) +1
09位 滋 賀(22) +6 ◎
10位 鈴 鹿(21) +1
11位 ソニー(21) -3
12位 浦 安(20) -1
13位 岡 崎(18) -4
14位 武蔵野(13) -13
===JFL・地域リーグ入れ替え戦ライン===
15位 MFC(12) -17
=== 地 域 リ ー グ 入 れ 替 え ラ イ ン ===
16位 新 宿(11) -17 ◎


J参入を見てみると、首位の高知ユナイテッドSCの勢いが止まりませんね。このままの調子なら、J参入間違いなしなんですけど、外的要因で阻まれる可能性があります
昨年、高知はJ3ライセンス取得に動いたのですが、財務状況で継続審議になり、最終的に辞退した経緯を経ています。改めて今年申請したのですが、今度は財務状況だけでなく観客動員と入場料収益で引っ掛かりそうな状況に陥っています。
ひとえに春野陸上競技場のアクセスが悪いのと高知県民への周知がまだまだな点が足を引っ張る要因になったんでしょうね。入場者数に関しては残り約2万ほど、入場料収入は約600万ほど必要になります。ちなみにホームゲームは残り6試合で、既にアトレチコ鈴鹿とのホームゲームは終了しています。
正直かなり厳しいなぁ・・・と思っています。全て春野陸上競技場で開催できないというのもさることながら、稼げる試合が終わっている点がねぇ・・・。もう高知県内のメディアやインフルエンサー総動員で高知のJ参入を後押しするしか方法が無いし、アウェイのお客さんにも優遇するくらいのサービスを行わないと、ほぼ無理な気がしています。しかもタダ券をばら撒いて客数確保という手段が、入場料収入の絡みでできないので、どうすんだよこれになっていますね・・・。
高知は首位ながらも積極補強に動き、FC岐阜からは和田侑樹選手が期限付き移籍しています。何としても貢献してほしいですわ。


J3チームとの入れ替え戦に入れそうなのは、栃木シティFC・ヴィアティン三重・ヴェルスパ大分でしょうかね。このうちJ3ライセンスを既に取得しているのはV大分と三重で、栃木Cは取得に動くものと思われます。

栃木Cは、JFLでは恵まれた戦力を生かしているのと、下部カテゴリーから上がってきたチームあるあるで、対策を取れないうちに大暴れして勝ち点を稼いでいるんですよ。なので、今後は対策を練られたら、どう出るかというのが課題でしょう。
個人的には、かつて岐阜に所属していた田中パウロ純一選手が活躍しているとのことなので、またJリーグで彼の姿が見たいものです。

三重は、引き分けの数が6と手堅く勝ち点を稼いでいる感じですかね。ただ、得点数が22と少ないので、ホント守備で何とか持ちこたえているとも。だから、岐阜から山内寛之選手を獲ったんだなぁと。

V大分も引き分け数が三重と同じところを見ると、守備で何とか・・・と思ったら、守備もそんなに良くなさそう(苦笑)。2021年から指揮を執っている山橋貴史監督の戦術が浸透しているとしか言えないなぁ。ただ、このチームは観客動員数が絶望的で、こちらも鈴鹿の試合を終えているので、仮に1位や2位に滑り込めたとしても、枠を潰すだけになりそうです。


一方の残留争いの方は、横河武蔵野ユナイテッドFC・ミネベアミツミ・クリアソン新宿に絞られたかなと。マルヤス岡崎FCに関しては、たぶん現状なら降格の可能性は低いでしょう。


武蔵野・ミネベアミツミに共通しているのは、チーム事情が大きく絡んでいるのではないかと。

武蔵野に関しては、コロナ禍前にJ参入を目指したものの、観客動員数でご破算となり、2020年にはJ参入を実質あきらめるような声明を出し、Jライセンス取得の足掛かりになる百年構想クラブも脱退しています。2021年には関東1部に所属している東京ユナイテッドFCの運営会社との共同運営になりました。ただ、この合弁は東京ユナイテッドFCによる母屋(武蔵野)の乗っ取り(武蔵野との合併でJFL参入を狙ったもの)じゃないのかという見方もされており、そのことが影響したのか、2023年には提携解消に至ります。今年からは、横河武蔵野ユナイテッドFCに戻り、事実上横河電機の所有する社会人チームになった格好になります(あくまで横河電機とはスポンサーの関係)。こう見ただけでも、かなり不安定な運営になっていますなぁ・・・。

ミネベアミツミは、2023年まではホンダロックという本田技研工業のグループ会社のチームとなっていたものの、全株式をミネベアミツミに譲渡され、ミネベア アクセスソリューションズとなったことから、チーム名もミネベアミツミFCとなったわけです。その動きに翻弄されたのか、精彩を欠くふうになったのではないかと思われます。もっとも、ホンダロック時代から浮沈を繰り返していて安定していないふうだったので、一時的な可能性もありますが・・・。

新宿は、圧倒的な戦力差かなと。2021年に昇格を果たしたとはいえ、まだまだ戦力を整えられない状況が影響しているのではないかと。そして2022年・2023年の勢いも対策されたことで消えてしまったのかなとも。あとはサポーターとフロントが小競り合いを起こしている状況もチームの雰囲気に悪影響を与えているのではないかとも。フロントがサポーターグループを運営するのは、サッカーチームではなかなか聞かない。過去にプロ野球で、千葉ロッテマリーンズの応援団が行き過ぎた行為に至ったことで解散となり、一時期ロッテの社員だった方がトップになって応援団を運営したことがありますけど、あれはあくまで緊急事態的なものでしたらね・・・。ここが落ちるとまた関東リーグ1部が地獄になるので、踏ん張ってほしいのが、関東1部の本音なんじゃないかしら(苦笑)。


JFLの再開は8/31ないしは9/1からですが、一部チームは、8/18(ブリオベッカ浦安と新宿)・8/23(三重)・8/24(武蔵野とレイラック滋賀FC)に再開となります。


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Posted by alexey_calvanov at 17:00Comments(0)

2023年07月24日

【J3下位】こちらも折り返しを迎えている2023年のJFL【戦々恐々】

今まではJ参入と地域リーグへの降格・入れ替えだけを追い掛けるだけでよかったJFLですが、今年からはJ3との入れ替え戦も始まることになり、うかうかできないものになりました。
そんな2023年のJFLの現状を見てみましょう。開幕前に16チーム目だったFC神楽しまねのJFL退会(後に解散)したことにより、必ず1チームが休みというふうになったため、現在16試合ないし15試合終わっています。入っているチームによっては、J3下位が救われるかもしれない。

左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差で、HFCはHonda FC、仙台はソニー仙台FC、大分はヴェルスパ大分、武蔵野は東京武蔵野ユナイテッドFC、MMFはミネベアミツミFC(旧ホンダロックSC)になります。また、◎はJ3ライセンス取得チーム、〇は百年構想取得チーム、△は参入申請のあるチーム(いわゆるライセンス待ち)、それ以外は企業チームないしはJ参入の見通しが立ってないチームになります。


01位 HFC(30)+16
=== 自 動 参 入 ラ イ ン ===
02位 仙 台(26)+7
=== J 3 ・ J F L 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
03位 新 宿(26)+1 〇
04位 岡 崎(24)+4
05位 青 森(24)+4 ◎
06位 滋 賀(24)+2 △
07位 三 重(22)+6 ◎
08位 枚 方(22) -2 △
09位 大 分(22) -2 ◎
10位 浦 安(20) -3
11位 鈴 鹿(20) -5 △
12位 武蔵野(19) -5
13位 高 知(18)+1 ◎
14位 MMF(18) -5
=== JFL・地域リーグ入れ替え戦ライン===
15位 沖 縄(09) -19 〇


J3と同様に団子レースになっていますけど、Honda FCが頭一個抜け出したかなと。少し前までは下から数えた方が早い順位だったのに(苦笑)。そして、14位までの勝ち点差が8になっているのも大きな特徴団子の中の団子なので、先述のHonda FCが上位にジャンプアップという事態や下位に急降下という事態も発生しています。
こうなると、2位(つまりはJ3チームとの入れ替え戦)狙いになると思いますけど、そこにも企業チームの影が・・・。ソニー仙台FCががっちりガードしており、簡単には破れなさそうです。

その中で打破を狙っているチームが、クリアソン新宿とレイラック滋賀(旧MIOびわこ滋賀)。特に昨年地域リーグ降格寸前だった滋賀が大健闘を見せており、今年の台風の目ないしはJ参入トップ候補になりそうな時期もありました。実際新宿と激しいつばぜり合いをしているので、今後の動向次第になるでしょう。つまり、J3ライセンスが認められるか否かです。
現状、百年構想クラブを持っている新宿が有利ですけど、設備面の不備をどこまで埋められたかによるでしょう。国立競技場での開催実績もあり、動員(無料券配布)無しで1万人集められるのも大きなアドバンテージになるかもしれません。
一方で、長年百年構想クラブさえも認められなかった滋賀ですけど、彦根市とホームタウン協定を結んだことでJリーグ入りの支援を受けられることになり、併せて現状では天皇杯でしか利用しなかった平和堂HATOスタジアムをホームに据えられるようになる可能性が高いこともあって、J3ライセンスが一気に認められるかもしれません

そこに追随するのが、ラインメール青森・ヴィアティン三重・ヴェルスパ大分でしょう。ただ、J3ライセンスがあるとはいえ、青森・V大分は観客動員を含めた運営面の問題、三重はスタジアムの問題が絡んでくるでしょうね・・・。成績以外の参入基準は、まま緩められたので、大丈夫とは思いますが・・・。

下位にいる鈴鹿ポイントゲッターズと高知ユナイテッドSCは、団子レースとはいえ、少々厳しいかも。鈴鹿は昨年の不祥事が後を引いているようですし、高知は天皇杯は健闘しているものの、リーグ戦では決定力不足でやや不調気味らしい。

で、唯一蚊帳の外になっているのが、沖縄SV上位14チームの負の側面を一手に引き受けているかのようにぶっちぎりの最下位になっています。このまま行くと、間違いなく地域リーグとの入れ替え戦に突入します(強制降格にならなかっただけ運がいいとも)。全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2位のチームとの入れ替え戦になると思いますけど、まだどこが来るのか読めませんなぁ・・・。
ただ、最下位と13位・14位の勝ち点差は9なので、まだ巻き返せるチャンスはあります。逆に言えば、ミネベアミツミと高知は、いつ入れ替え戦行きになるかわからないとも言えるわけです。


ということで、現状J3最下位のSC相模原とその上にいるギラヴァンツ北九州は、まだ安心できるかなと思ってるんじゃないかな(汗)。ただ、現状どうなるかわからないので、Honda FCとソニー仙台にお祈りしておきましょう(苦笑)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:27Comments(0)

2021年12月18日

2021年JFL・地域入れ替え戦を見に行ってきた

明日、天皇杯の決勝を最後に今年のサッカーイベントが終わるのですけど、その前哨戦的な位置付けでJFL・地域入れ替え戦が行われました
今年のJFLは、17チームよって争われ、いわきFCの優勝とJ参入が決まった一方で、最下位にFC刈谷、16位にホンダロックSCとなり、入れ替え戦に挑むこととなりました。
地域リーグ側は、熾烈な争いの末、関東リーグ1部所属のCriacao Shinjyuku(クリアソン新宿)が全国地域サッカーチャンピオンズリーグ優勝、東海リーグ1部所属のFC.ISE-SHIMAが準優勝となり、共に入れ替え戦に挑むこととなりました。そして優勝した新宿が、今回JFL最下位だった刈谷と戦うこととなったのです。


入れ替え戦は、JFLの規定の下で行われることとなったため、刈谷のホームグラウンドで開催となりました。というわけで、本日・・・。


SHV47_1905何で名古屋市港サッカー場なんだよ!てっきりウェーブスタジアム刈谷だと思ってたのに(泣)!
・・・ということで、今日の入れ替え戦は、名古屋市港サッカー場での開催になりました。どうも刈谷にとっては縁起のいいスタジアムなようです。
・・・今回は電光掲示板は動いているけど、相変わらず修繕は施されていないなぁ。河村たかし名古屋市長は、こういったところにカネを出しなさいと言いたくなるわい。



SHV47_1910先程も書いたように、今回はJFL主催の試合。ゆえに、JFLのスポンサー旗がはためいています。そこに1つだけはためく、地域リーグの新宿の旗。来年も新宿は、JFLの下ではためくことができるのか。



SHV47_1908今回は刈谷の主催になるので、マッチデープログラムも用意されたようです。
相手チームの紹介も写真付きでわかりやすいですなぁ。このマッチデープログラム、刈谷の一部の選手がアマチュア契約なこともあり、スポンサー企業に就労していることまでしっかり書かれていました



SHV47_1912スタグルも来ていました。唯一でもあったスタグルは、おきあがりこぼしの「三河からあげ」を紹介。
ヤマシン醸造の「極(きわみ)」という醤油で味付けされているそうです。ちなみに、2020刈谷グルメ総選挙1位・刈谷グルメグランプリ最優秀賞受賞をしているそうな。



こちら、醤油の香ばしい味わいと鶏肉のジューシーさが美味い。カリッとした食感も悪くない。そして、何より寒い中での温かい食品は、ありがたい限りでした。


SHV47_1911さて、気温7°C、来た頃には小雪ちらつき、試合開始時には晴れたものの風が吹きすさび、原博実Jリーグ副理事長が見守る中での試合となりました。
実は、コイントスの際に陣地の入れ替えが起こり、刈谷が風下側・新宿が風上側を選択しました。恐らく刈谷は後半に得点を獲っていく予定だったのでしょう。それか、早いうちに新宿の攻撃的なサッカーを封じてしまえば、延長にもつれ込んでも引き分けで逃げ切れると判断したのかもしれません(入れ替え戦は90分(前半・後半共45分)で決着がつかない場合、延長戦が30分(前半・後半共15分)ある)
これが吉と出たのか凶と出たのか。その結末は前半終了間際に現れます。



SHV47_1913試合開始時は、刈谷と新宿はほぼ互角な雰囲気でした。しかしながら、新宿の動きが硬いので、刈谷が攻め立てる時間を増やし、コーナーキックなどのセットプレーを得る気概を増やしていったものの、結果的にこれを決めきるまでには至らずとなり、今年の刈谷の順位の意味を知ることとなりました。これじゃダメだ・・・。
そうこうしているうちに、新宿の緊張感がほぐれてきました練習の時から刈谷が淡々としていたのに対し、新宿は活発にウェイウェイ声を出していて、雰囲気作りをしておりました。でもね、声出しの一つで、試合に勝てるほど甘いものではないのは知っています。サッカーだけじゃなく全てのスポーツで言えることです。
しかし新宿は違った。声出しをしていることで、一体感と連携が生まれていたのです。緊張こそすれ、時間が経てば慣れてくるのか、徐々に攻撃のリズムが生まれてきました。その結果が、前半終了間際に訪れたのです。
前半45+2分に、後ろに一旦ボールを下げた新宿が、空いた左端のスペースに蹴り込み、少し駆け上がったところで、中央に。そこへ飛び込んできたのが、ロアッソ熊本とカマタマーレ讃岐に在籍経験のある池谷友喜選手。ゴールマウス左隅側から右隅側に蹴り込む難しいシュートを決め、先制点を挙げたのです。

その直後にも新宿が刈谷のゴールマウスを襲来コーナーキック(セットプレー)からドンピシャのヘディングを決めたのが、徳島ヴォルティスに所属していて、プロ選手を引退してまでも新宿にやって来た井筒陸也選手だったのです。電光石火のような攻撃に目を白黒させられながら、前半は終わりました。この時、刈谷の戦意は失われかけていたのかもしれません。

その刈谷のメンタルをポッキリと折ったのが、後半33(78)分。イケドンになっていた新宿は、風下に立たされてももろともせずに刈谷を攻め立て、自陣が攻められた中でも、しっかりインターセプトを果たしたかと思ったら、パスを回して駆け上がり、刈谷のゴール前でシュートを放つもキーパーが弾いてしくじった・・・かと思ったら、こぼれ球を見逃さず蹴り込んで3点目しっかり守っていたはずだった刈谷の守備が崩壊したのと同時に、新宿の後半の試合の中で3点目取るぞという掛け声を正しく『有言実行』で成し遂げたのです。
正直、これで試合も決まったし、新宿は守備に切り替えて終わるわな・・・と思っていたら、最後にまたドラマがやって来た。
3点目を決めた選手が後半39(84)分に引き揚げ、交代選手が入ったのですけど、その選手がその直後に仲間が受け取ったボールをしっかり相手陣内で受け取り、そのまま無人の中を駆け抜け、最後はやっと追い付いた刈谷の選手をスライディングでかわしながらのシュートそれが決まっちゃうんだよね(汗)。刈谷のライフが0に至っていたかもしれないのに、決めてしまった4点目がダメ押しになりました。まさか4点も・・・と、この時思いましたよ。これは、とんでもないものを見てしまっているとさえ思ったほどに。


結果は、0-4で新宿の勝ち。地域リーグのチームがJFLのチームを破る下克上となりました。



SHV47_1914この結果に伴い、新宿がJFLに昇格となりました。



SHV47_1921歓喜の輪を作って、喜びを爆発させる新宿の選手達。最後の試合となった小林祐三選手へのいいはなむけになったことでしょう。



SHV47_1923そして、ホームで惨敗となった刈谷は、この結果に伴い、地域リーグ(東海リーグ1部)に降格となりました。刈谷にとっては2度目の降格、そして昇格1年目での出戻りという屈辱的な結果となりました。
それでもなお、刈谷のサポーター達は選手達を温かく迎え、彼らをねぎらっていました



SHV47_1926新宿の選手達は、東京から駆け付けたサポーター達にもあいさつ。刈谷ほどではないものの、結構な数の方々が来ていたようです(観客動員数は1032人)



そして、同時刻で開催されたホンダロックとFC.ISE-SHIMAとの一戦は、3-2でホンダロックが逃げ切りました後半怒涛の追い上げをFC.ISE-SHIMAは見せていたものの、あと一歩及ばず。やはり3点取られてしまったのが大きかったのかなと。小倉隆文監督には、また来年、刈谷の落ちてくる地獄の東海1部を戦い抜いてほしいものです。


刈谷×新宿、新宿のワンサイドだったとはいえ、素晴らしい試合でした。新宿の火力の大きさを知ることもでき、この火力が維持できれば、来年は台風の目になるかなと期待しております。


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Posted by alexey_calvanov at 23:22Comments(0)

2021年11月29日

【JFL】上も下も決まった感のあるアマチュアリーグ【地域CL】

アマチュアリーグは終盤戦を迎えています。


アマチュアリーグトップのJFLは次の節で最終戦になります。J参入戦に関しては、いわきFCが既に決め、参入レースに残っていたF.C.大阪は前々節の試合でヴェルスパ大分が勝ったことで3位以内を確定させたため、今年のJ参入が無くなりました。なお、いわきはJFL優勝も果たし、史上初の優勝チームのJ参入という偉業を成し遂げています門番Honda FCには一度も勝てなかったものの、その門番を押しのけて優勝したことは大いに価値のあるものになるでしょう。


さて、入れ替え戦はどうなったのでしょうか。早速見てみましょう(以下、左から、順位・チーム名・勝ち点・得失点差。この中のHSCはホンダロックSC。★は入れ替え戦に回ることが確定。残り試合は全て1)。


15位 武蔵野(29) -17
=== 入 れ 替 え 戦 ラ イ ン ===
16位 HSC(27) -21
17位 刈 谷(18) -27 ★


前節までで、14位のFCマルヤス岡崎までの残留とFC刈谷の入れ替え戦行きが決まりました。そのため最終節まで入れ替え戦争いに残ったのは、東京武蔵野ユナイテッドFCとホンダロックSCだけとなりました。両方共アウェイで対戦することとなり、武蔵野が松江シティFC、ホンダロックはMIOびわこ滋賀となります。どちらもホームで戦った時は引き分けに終わっているだけに、全く読めません。
なお、ホンダロックが入れ替え戦に進んだ場合、2度目の降格が掛かることになります。


さて、JFLに上がるための戦いになる全国地域サッカーチャンピオンズリーグも結果が出ました
既に予選で、FC.ISE-SHIMA(東海)・おこしやす京都AC(関西)・クリアソン新宿(関東)・FC徳島(四国)が決勝進出を果たしています。
初戦はISE-SHIMAが徳島にウノゼロ勝ちし、Bグループで戦った京都ACと新宿は新宿がリベンジを果たしました
2戦目は京都ACが徳島に勝利し、ISE-SHIMAと新宿はスコアレスドローとなりました。
最終戦は徳島が新宿と戦い、徳島が先制したものの、新宿が逆転勝ちを収めました。もう一試合になるISE-SHIMAが京都ACと戦い、スコアレスドローになりました。
この結果、新宿が勝ち点7で優勝し、ISE-SHIMAが勝ち点5で2位となりました。ISE-SHIMAは輪番枠からの大逆転となりました。
そして、12月に行われる予定の入れ替え戦は、ホンダロックか武蔵野のどちらかとISE-SHIMA・刈谷と新宿とが戦います。ホームはJFLチーム側で決められるとのことなので、それぞれのホームグラウンドでの対戦になるでしょうね。見に行けたら見に行こうと思いますけど、まだ概要も発表されていないし、そもそも12月というのも確定ではないのですよね。恐らくという意味で私が予見して書いているものです(苦笑)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)