2011年09月03日

ボルト、リベンジの金

世界陸上テグ大会8日目、ジャマイカのウサイン・ボルト選手が男子200mで金メダルを獲得しました。
ボルト選手の実力なら当然の結果ではあるのですが、ご存知の通り、あの時の悪夢がよぎっていた中、プレッシャーもあったかと思います。それをはねのけ、やってのけたボルト選手はやっぱり一流のアスリートなのだなと感じましたね。


ボルト選手は8/28の男子100m決勝でまさかのフライングを犯し、失格になってしまった経緯があります。あまりの悔しさにインタビューもままならない中、200mへ向けて黙々と練習を重ねている姿が印象的でした。それから6日経った今日、あの時の悪夢を払うかのように予選を勝ち抜き、金メダルを獲得したわけです。

3位に入ったのは、100mで4位に入ったクリストフ・ルメートル選手。白人選手が200mでトップ3に入ったのは、世界陸上では1987年のローマ大会以来とのこと。今後、『世界で最も早い白人選手』としてその名を聞くことになるのでしょう。個人的にはこれからが気になる楽しみな選手ですね。


そして、世界陸上も明日で終わりになります。
男子マラソンでは、『最強の市民ランナー』こと川内優輝選手が登場。トラック競技では、女子800mのキャスター・セメンヤ選手が登場します。また、男女とも4×100mリレーで日本選手が登場します。特に男子4×100mリレーは北京オリンピック以来のメダルが取れるかが大きな注目点です。
是非とも悔いのないようベストを尽くしてもらいたいものですね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:07Comments(0)TrackBack(0)

2011年08月28日

ボルト、まさかの失格

世界陸上テグ大会2日目の今日は、前日行われた男子100mの準決勝と決勝が行われました。
注目はやはり世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)。今回の大会でどこまで記録が伸ばせるのかもポイントになっていました。
予選・準決勝と勝ち抜けてはいたものの、準決勝の際のタイムが10秒台だった点が気になってはいました。それでも新記録はムリでも優勝はするだろうなくらいにしか留めていませんでした

ところが、決勝。
リラックスしていると思っていたボルト選手がフライング。本人もわかっていたのか信じられなかったのか、コースから外れた後も壁を叩いて絶叫するという悔しがり方でした。


本命なき混戦になってしまった男子100m。制したのはジャマイカの新星でボルト選手の練習パートナーでもあったヨハン・ブレイク選手
タイムは9秒92ながらも、決勝唯一の9秒台準決勝でも9秒台を唯一叩き出していただけに安定の走りとも言えるでしょう。

2位はアメリカで唯一残ったウォルター・ディックス選手
陸上王国とも言われ、カール・ルイスやリロイ・バレルといった記録保持者を何人も出したアメリカの陸上選手。それが全く見る影なくなっているのは、いささか残念ですね。

3位はカリブ海に浮かぶ小国セントクリストファーネイビスのキム・コリンズ選手
気が付いたら35歳なんだ(汗)。かつての世界陸上パリ大会の金メダリストもそんな歳になってたんですね。もはや大ベテランと言われる中で、これだけの走りができたことは実に立派だと思います。

そして、これから注目されるだろう選手は、4位に入ったクリストフ・ルメートル選手
1990年代以降、黒人王国だった短距離(100m)界。その中に割って入った唯一の白人選手でもあります。決勝で白人選手が走るのは実に約四半世紀ぶりの快挙なのではないのでしょうか?
彼の活躍を見るにつけ、アジア人(黄色人種)である日本人も何とか頑張ってファイナリストの中に食い込んでほしいものと思っています。


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Posted by alexey_calvanov at 22:37Comments(0)TrackBack(0)