第1期にあたる部分は、今年の1月~3月に放送され、聖地巡礼を狙って千葉県鴨川市と放送前から打ち合わせをして制作進行をしていくという一風変わった形式を採りながら進められていました。
その第1期は作品そのものはとても面白く、意外性もあったんですけど、タイトルなどで鴨川色を強く出し過ぎて、その副作用が出てしまった(つまりは、鴨川を出し過ぎたために、あざとさだけが目立ってしまい、一部のコアなファンからはそっぽを向かれる結果になってしまった)というのが第1期の流れ。
この流れを顕著に示したのが、NHK「クローズアップ現代」。
アニメの聖地巡礼がもたらす効果を特集した際、この作品が事例の一つで取り上げられ、この『副作用』が過剰にクローズアップされてしまい、おかしなことになってしまったわけですよ。壁に絵を描けばヤツらはやって来るとか言う耳を疑うような発言も放送されたため、この作品のイメージはねじ曲がったふうになってしまっているのではないかと危惧さえもしております。
それでもなお、順調に事は運んでいるようで、6月にはOVAが先行劇場公開。そのOVAはゲームと一体化したHybrid Diskとして発売されることが決まっています。
ここまで引っ張って来たこの作品。いよいよクライマックスに向かっていく第2期がはじまったわけです。一体どうなっていくのでしょう。
ちなみに、放送そのものは先週から始まっていたのですが、先週の放送は第1期のまとめ(いわゆる第0話的扱い)だったため、今回の放送分でやっと所感が書けるということになりました(笑)。
あらすじは続きモノなので割愛。話としては、ランとムギナミがいなくなってから約1年後、3年生になりながらも、自らの進路さえまだ決めていないまどかが再びランと出会うことから始まります。
作品そのものは、いい意味でも悪い意味でも変わっていないですね。
ランやムギナミがいない寂しさを心の奥底に隠しながらも、明るく気丈に振舞っているまどかが何と健気なことよ・・・。既に作品を見ている人でないとこのプロセスがわからないのが何とも残念なところですけれども、後半のつかみとしては非常にいいものです。
そして、3バカ(キリウス・イゾ・アレイ)は相変わらず3バカで安心した(ギャハ)。
とりあえず、3人がやっと揃った段階なので、本格的な展開はこれからなんですけど、ランとムギナミの対立が先鋭化しているのが気になりますね。
元々いい作品なので、周りの評価に流されずに自身の作りたいものを貫いてほしいものです。
放送局などの詳細は「続きを読む」にて。
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