2015年04月20日

春の新アニメ2015 その15 グリザイアの迷宮・グリザイアの楽園

春の新アニメ2015、15回目はPCゲームが原作の「グリザイアの果実」の続編である「グリザイアの迷宮」・「グリザイアの楽園」です。
今回この作品は変則的な構成になっていて、初回にあたる部分が「グリザイアの迷宮」として1時間の特別放送として、2回目以降は「グリザイアの楽園」として放送されるというふうになっています。ただ、「グリザイアの楽園」の中にも「グリザイアの迷宮」が含まれており、かなり複雑な作りになっております。そうなると、ゲームを触れた人の方がわかりやすいのかなと思えてくるのですが、これいかに。


あらすじは続きモノなので割愛。今回は主人公風見雄二の壮絶な過去が明らかになります。


この主人公の壮絶な過去をかいつまんで書いていくと・・・。


  • 幼少期から姉がずば抜けてできた子(絵画の才能があった)だったため、特に父親から邪険に育てられる。

  • 逆に姉にはブラコンとも思えるほど過剰に接せられる。そのため、雄二に満足な食事を与えなかった両親に対して説教をするほどだった。

  • ある時から姉は絵を描くことを辞め、バスケ部の部員としての高校生活を送るが、姉の乗ったバスが事故に遭い死亡する。

  • 父が母と息子にますます虐待を加えたため、母と共に家を出たものの、居場所を父に探られる。母親に暴力をふるうのに我慢ならなくなって父を殺害するも、そのショックで母が自殺

  • 古美術商だった父の伝手で取引相手の男に引き取られるものの、その男はテロリストの親玉で殺人訓練を受け、少年兵として生かされることとなる。

  • 現在の組織の司令官だった日下部麻子に引き取られ、更生生活を送る。



というふう。


最初1時間長いかなぁと思っていたものの、その壮絶な半生がために、1時間でも足らないくらいにジェットコースター的な進行を見せておりました。食い入るように見るとはこのことですな。悲壮感あふれる雄二の半生には見どころも多く、初見でもわかりやすい展開なので、イントロダクションとしてはよくできていると思います。
そして、この壮絶な半生を前作のヒロイン達は雄二の書いた原稿から知ることとなるわけですが、それを知ったヒロイン達が雄二に対してどういう反応を示すのかが今後のキモになるんでしょうね(一応、周防天音だけは雄二のことを間接的に知っているため、更なる反応を見られるのではなかろうかと)。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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2014年12月20日

CLANNADに続き、グリザイアも

以前、「CLANNAD(クラナド)」がKickstarter(キックスターター)によって英語版の製作が可能になったという記事を上げましたけれども、今回は「グリザイアの果実」も英語版の製作への資金を集めたようです。


「グリザイアの果実」はフロントウィング創業10周年を記念して作られたもので、「グリザイアの果実」・「グリザイアの迷宮」・「グリザイアの楽園」の3部作からなっています。日本では最初PCで発売され、よく練られたシナリオなどで高評価を受け、その後コンシューマー(PSP・PS Vita)にも移植されました。


英語版の製作を手掛けることになったのは、「CLANNAD」を手掛けることになったSekai Project。今回は英語版製作のために16万ドルを目標に調達を開始。ところが、その金額はすぐ(わずか数日のうち)に達成エクストラだった「アイドル魔法少女 ちるちる☆みちる」(同シリーズのスピンオフ作品)や他ハードへの移植(Mac・Linux・PS Vita。ただしPS Vitaはコンシューマーなので、SCEの管轄に入る)もその目標金額に達成しています。


理由は推測になりますけど、海外でもこの作品に対する評価が高かったということなんでしょう。何かしらの形で日本語版をプレイした人達が移植を望んだ結果だと思います。
そして今年の秋からはテレビアニメも放送されていますこの作品は海外仕様になっている部分(オープニングのテロップには日本語と英語が併記されている部分がある)も垣間見え、海外販売を狙ったものとみられます。もしかすると、あらゆる形で海外でも放送されている可能性があるので、それによって知った人もいるのかもしれません。ゆえにアニメ化も追い風になったのでしょう。


ちなみに、英語版に出資した人には、価格によって痛ベッドシーツや痛枕カバーなどがもらえるのだそうな。見てみよう。
・・・アカン、日本と同じやつや(爆)。アメリカでこんなの持ってたら児童ポルノ扱いされて捕まるで(ギャハ)!


グリザイアの果実
グリザイアの果実
PCPS VitaPSP



グリザイアの迷宮
グリザイアの迷宮
PCPS VitaPSP



グリザイアの楽園
グリザイアの楽園
PCPS VitaPSP



アイドル魔法少女ちるちる☆みちる 前編
アイドル魔法少女ちるちる☆みちる
前編後編



グリザイアの果実
グリザイアの果実
Blu-ray:123456
DVD:123456



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2014年11月08日

秋の新アニメ2014 ベスト

今回の秋作品のランク付けをしていこうと思います。
今期は豊作を感じさせるふうでしたが、それを実感したのは数話進んでから最初は大丈夫いかいなと思うほどでしたから、今回はよく頑張ってるなと思います。それゆえに、今回選ぶベスト作品はどれを選ぼうか迷ったほど。悩みましたね。なお、今回もベスト3・ワースト3で見ていこうかと。


そんな混戦を制したのが、今回のトップ「SHIROBAKO」です。
正直後がないんじゃないかと思われたP.A. WORKSの起死回生の一打だったと思うんですよ。その役割を見事果たしただけでなく、同社制作の作品の中で一番の作品になりかねないくらい面白い毎回ヤマが用意されているし、キャラも愛憎が沸いてくるほど個性的。さらに、業界あるあると言える作品となっているのですが、そのあるあるが妙にリアル(苦笑)。見ていると、それが制作者側の演出の可能性であっても、あり得そうだと思えてならないんです。それだけ作品の中に緊迫感もあるんですね。
この先まだまだ面白くなる要素もあるし、主人公と高校時代の仲間達が追い掛けている自身が製作して出演もするアニメ作りはまだまだ先の話になっているので、そのあたりも描かれる頃には、もっとすごいことになってるんじゃなかろうかとも。

第2位は、「異能バトルは日常系のなかで」
こちらは頭の中を常に空っぽにして見られる癒し系作品(笑)。テンポもいいし、主人公のバカっぷりが好感できますね。ヒロイン達も何だかんだ言って主人公のことを慕っているわけですし。
今後この作品は少々シリアス要素を噛ませながら、主人公とヒロイン達の関係を掘り下げていくんでしょうけど、今放送しているくらいのバカやってくれても十分いいと思いますよ。エンディングのアニメーションも結構好きです。トリガーなかなかやるな。

第3位は、「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド)」
色々悩んでこの作品を3位につけました。この作品に関しては賛否両論言われておりましたけれども、個人的には毎回面白いなと思います。
主人公の半端ない世間知らずっぷりとその境遇の落差には驚かされるばかり。そして毎回見どころがありムダ回がないんですね。遊び回がないので、作品そのものが非常に引き締まっています。あと人がよく死ぬ(苦笑)。3話まで誰かが死んでるシーンを描くというのは、精神的にどうなんだと。
とにもかくにも主人公の変わりようが面白い作品です。個人的には、次回予告が水樹さん出演のラジオ番組のノリに無茶苦茶似てるなと。こういった作品は、ニコ動でやってほしかったけど、なぜやってくれない(泣)。

次点は、「グリザイアの果実」
「魔弾の王と戦姫(ヴァナディーズ)」・「四月は君の嘘」・「甘城(あまぎ)ブリリアントパーク」と悩んだ末にこの作品に。
原作付PC作品の中で、随一の良作ではないかと。毎回個性的なヒロインの内幕がよくわかるように演出がされていますね。それでいて主人公も個性的個性的なキャラ同士がぶつかり合いながらも自身の内面に向き合い、その黒い影を振り払う展開が個人的には好きですね。


次回はワースト作品の紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 22:38Comments(0)TrackBack(0)

2014年10月07日

秋の新アニメ2014 その3 グリザイアの果実

秋の新アニメ2014、3回目はPCゲームが原作の「グリザイアの果実」です。
この作品、萌えゲーアワード2011で金賞を受賞し、続編も含めた3部作構成になっている最初の作品です。後にコンシューマーにも移植され、ゲーム作品の評価も高く、かつ放送前の前評判も高かったのですが、この作品は関東・関西のみの放送。BS・CSがあるとはいえ、もったいない・・・。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


風見雄二は天涯孤独な少年。さる理由で海辺の町である三嶋崎にやって来る。この町にある高い塀のそびえる全寮制の学園、私立美浜学園の転校生として。

私立美浜学園は、立派な設備を備えているにもかかわらず、全校生徒は雄二を含めわずか6人。しかも雄二以外は全て女子なのだ。しかも得も言われぬ事情を抱えているようでもある雄二は学園長の計らいで寮長兼任で学園生活を過ごすこととなるのだった。



というふう。


1回目からして(特に終盤に)ヒロイン達の不穏な空気を醸し出しているわけですが、ある種怖いものを感じましたね。日常では(1人を除いて)そんなふうには思えないほどきゃぴきゃぴしてるかツンデレを発揮してる(笑)かなんですけどね。今後ひと波乱起こってもおかしくない展開ですわ。ちなみに、ヒロイン達は結構アクがあります(爆)。
主人公は彼女達に対して、何が起こってもノーリアクションですね(笑)。時折おかしなことを言ったりしますが、基本的に眉ひとつも動かない無感情とも言える人間です。それ以上でもそれ以下でもなく、現状は学園(主にヒロイン達の行動)のおかしさを感じながら生活をしているというふうです。


今後ヒロイン達が抱える闇を主人公が明らかにし、解決(と書くのが妥当なのだろうか)していくことになるのでしょうけど、何かミステリアスで怖いなとも言える展開になるんじゃないかと、ゲームをプレイしていない人間にはそう感じられてしまいます。


あと、この作品結構(時にあざといなと思わせるほど)パンツ見せてるけど、パンツアニメでしたっけ(ニヤニヤ)?


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:10Comments(0)TrackBack(0)

2014年09月17日

【地方軽視】なぜここまで放送をやらない【一極集中】

10月になると新アニメが始まりますけれども、今期の新アニメはこれまで以上に地方軽視に拍車が掛かったとも言えます。これまでは、三大都市圏(東京・大阪・名古屋)にはほぼ必ず放送しているふうで、名古屋(まれに大阪)が外れることはそうありませんでした
しかし、今季に限って言えば、かつて新幹線の「のぞみ」が名古屋駅に止まらなかった『名古屋飛ばし』を再来したかのように、ことごとく飛ばされています

代表例を挙げると・・・。

「グリザイアの果実」 - TOKYO MX・KBS京都・サンテレビ・BS11・AT-Xで放送
「天球(そら)のメソッド」 - TOKYO MX・KBS京都・サンテレビ・テレビ北海道・BS11・AT-Xで放送(テレビ北海道の放送は、作品の舞台が北海道のため)


ただ、まだ上記の2作品に関しては、関東・関西で見られるし、いざとなればBSや(有料ではあるが)CSで見られるだけマシ


しかし、こんな作品もあるんです。

「デンキ街の本屋さん」 - TOKYO MX・BS11で放送
「Fate/stay night」 - TOKYO MX・とちぎテレビ・群馬テレビ・BS11で放送


上記の作品は、関西さえも飛ばしているのです。
前者は地域柄(アキバを舞台にしているため、他地域の理解が得にくいからか?)、後者は海外との同時放送(国内の配信は放送終了1時間後)のためこうなっているのだそうです。特に後者の場合は、過去にネットしていた名古屋・大阪の放送局は東京のネット局に縛られている時間帯になるので、同時放映が無理なため外されたのでしょう。


ただ、この2番組も、最初に紹介した2番組同様にBSで放送されているので救済措置はあります。しかし、最後に紹介する番組は、どうしようもありません

「大図書館の羊飼い」 - TOKYO MX・AT-Xで放送

もはや、東京以外ではCSのAT-Xに加入しないと見られません。東京近郊が舞台の作品でもありません。なのに、この仕打ち。コミケでも結構宣伝していたような気もしましたが・・・。
こうなると、どうしても見たい場合は、ニコ生などのオンデマンド放送がありますけれども、通信状況に左右されやすいのと、1回見逃すと(第1回を除き)有料放送になってしまうので、メリットがあまりないように感じられます。


これまで深夜アニメはほとんど東名阪でしかやらないという不満が出ていたのに、今回はそれ以上に絞られているふう。もしかすると、アニメコンテンツは儲からない状況、もしくは曲がり角に立っているのかもしれません。


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Posted by alexey_calvanov at 22:57Comments(0)TrackBack(0)

2011年01月02日

レコゲー2011 1月 据え置き機編 後編

さてここからは、PC作品の紹介です。


最初に全年齢向け作品の紹介。
それが、T.P.さくら ~タイムパラディンさくら~ 前編
前後編で届けられる作品で、アニメ(OVA)とゲーム(アドベンチャー・シューティング)とがセットになっています「ダ・カーポ」シリーズの番外編という側面もあるようで、同シリーズを知っている人ならにやりとできる演出もあるみたいです。


では、ここから先は18禁作品の紹介があるので、18歳未満のよい子のみんなは、読んでもいいけど買っちゃダメ。
読 ん で も い い け ど 買 っ ち ゃ ダ メ 。


読んでもいいけど


買っちゃダメ~!



今月も月末にラッシュが来るんですけど、コンシューマーと同じく、基本的には月半ばからの発売になっていますね。


その中で最注目なのは、グリザイアの果実 -LE FRUIT DE LA GRISAIA-
発売元のフロントウイングの10周年記念作品になるとのことだそうです。
たった5人(しかも全員女子生徒)しかいない学校に編入した主人公が繰り広げる学園モノで、そのヒロイン5人に何かしらの影があるという設定になっていますね。
色彩やタイトルの意味合いからして、かなりシリアスでダークな展開になるんじゃないかと思っています。

続いては、星の王子くん
Leafの最新作ですが、今作はLeafでは製作せず、外部作品になるようです。
男女問わず超人気の主人公が、幾多の困難を乗り越えて愛をはぐくむというある種王道のアドベンチャーです。
珍しくドタバタラブコメという形になりそうで、外注とはいえ、今後の作品の方向性が見えてくるかもしれません。

3本目が、オタカノ-こんなに可愛い彼女がオタクなわけがない-
・・・まるで今年の秋に流行った某ライトノベル兼アニメ作品みたい(苦笑)ですけど、それは置いておいて。
引きこもりに近い生活を送る主人公が、たまたま難解クエストを解いたことで意気投合したネット仲間とささやかなオフ会を開いたら、実は男と思っていた相手はクラスメートの女性で、教室でのイメージ(ビン底眼鏡をかけたガリ勉女)とは違ったネットスラング大放出の娘だった。そして部活を設立し、強引に入部させられ、その部活にもおかしな女子達がやって来る・・・というふう。
とりあえず、下着姿で活動しなければならないあたりで、バカゲー認定していいですか(爆)?
まぁ、現代社会を映したかのようなゲーム設定には大いに興味ありですね。

4本目は、AQUA
ビジュアルノベル制作ブランドSORAHANE(ソラハネ)の処女作として登場する青春群像劇(ヒューマンアドベンチャー)。
コンピューターが発達した世界を舞台にしたもので、死んだと思っていたヒロインが実は生きていて、クラスのヒロインになっていたというもの。
重すぎず軽すぎずな雰囲気は結構いいですね。

最後は、With Ribbon
こちらはHulotte(ユロット)の処女作品。
主人公のことをパパと呼ぶ不思議な女子を助けたことで起こるアドベンチャー。この子供が誰の子供なのかを探る作品にもなっているようです。
なかなかヒロインが多い作品になっているようです。


据え置き機編 結論
どちらにも言えるのは、大きい作品が目立って、それ以外が小さく見えるというふう。それでもこれはと思う作品もいくつかあり、「アマガミ(エビコレ+)」(PS2版)のようにプレミアが付きそうな作品も・・・。


次回は携帯ゲーム機の紹介。  
Posted by alexey_calvanov at 21:21Comments(0)TrackBack(0)