その方は、写真も添えており、何と自身が胴上げされているシーンだったのです。しかも甲子園球場の前で!
その方とは、カーネル・サンダースさん。ケンタッキーフライドチキンの創業者でもあり、マスコットにもなっています。日本でも有名ですが、特に関西圏では、神格化されているとも言えるでしょう。
どうしてそうなったのかというと・・・。
その昔、阪神が優勝と日本一になったことがありました。1985年のことです。その時活躍したのが、ランディ・バースという外国人選手でした。その年の優勝と日本一に貢献し、三冠王にもなったバースを阪神ファンは神格化し、彼にそっくりだった(とされた)カーネル・サンダースの像を道頓堀で胴上げし、川に飛び込ませたのです。当時、ケンタッキーフライドチキンが道頓堀川のそばにあり、そこから運び出したのではないかと言われています。
その後、カーネル・サンダースの像は、道頓堀川から見付からず、阪神が低調になったこともあり、いつしかカーネルの呪いだと都市伝説になりました。
ところが、2009年に道頓堀川からカーネル・サンダースの像が発見されたことで、再び注目を浴び、その後阪神は好不調の波はあれど、安定した実力を持ったチームになっています。現在、カーネル・サンダースの像は関西の支社に保存されているとのことですけど、老朽化が激しく、修復待ったなしの状況だそうです。
そんなカーネルさんが、お祝いのメッセージを送ってくれるなんて感慨深いじゃありませんか。ただし「リアルでは胴上げしないでね」とのことなので、甲子園球場そばにあるケンタッキーフライドチキンは大丈夫なのだろうか(ニヤニヤ)。

