減った気がしない(爆)。
去年年末、つつがなく進行し無事終了したコミックマーケット85(C85)。その来場者数が52万人(1日目18万人、2日目16万人、3日目18万人)と一昨年冬(C83)の55万人(17万人、17万人、21万人)、昨年夏(C84)の59万人(21万人、21万人、17万人)を下回ったことがわかりました。
今回落ち込んだ最大の理由は、計測方法の変更。具体的な方法は明らかにされていませんが、会場の東京ビッグサイトとコミケ主催者側との調整でこうなったとのことだそうです。恐らくどんぶり勘定でやっていたものを日本野鳥の会の方が数えた・・・ような感じのイメージなんでしょうね。
過去にもプロ野球の観客動員数は推測値でいわゆるどんぶり勘定だったのですが、プロ野球再編あたりを契機に実測値(チケットのもぎった数)で勘定するようになったという経緯があるので、さすがにコミケではチケット制度ではないので似たことはできないのですけど、それに近い計測方法を採っている可能性があります。例えば、カタログの販売数と1平方メートル当たりの人数から換算して、理論上の推測値を出すというふうな。
大晦日の閉会直後に明らかになったこの数字は、各所で物議を醸しているようですね。あまり多い人数を叩き出すと消防法の関係や関係機関からにらまれるので減らした推測値を出したという人から、コミケのような対面販売式のイベントそのものが曲がり角に来ている(要は通販で手に入るものが増えているから不要になっていると感じている人が増えた、過酷なイベントいう認知が広まったなどの理由)のではないのかという人までいたりと様々ですけれども、冒頭に書いた通り、減ってるような感じは全くありません(笑)。
まぁ、いる場所によってその間隔は違うのかもしれないですね。ただ、それでも企業ブースや一部のサークルで長蛇の列ができるということを考えれば、減りはしないでも横ばいの数字は保っているのではないのかなと感じています。
そんな中でも、通信環境に関して言えば、大幅に改善されているなと感じます。去年は繋がりにくかったメール関係がきちんと繋がっている(ダメだった回数の方が少ない)あたり、各ケータイキャリアの頑張りが目に見えます。特に今年は忍者部隊(Wi-Fiの機器を担いで会場を練りまわる人々)が多かった気がします。
いつまでも人気のイベントであってほしいと思うのはもちろんのこと、全ての人が充実したと感じられるイベントであるように願うばかりです。人が減ろうとも減らなくとも。