2021年11月03日

秋の新アニメ2021 ベスト

秋の新アニメ、今回はベスト作品の紹介です。
今期はたくさんの作品を見ることになっていますけど、同時にいい作品も多かった基本的に続きモノは(当然ながらいい作品ではあるものの)相対的に評価を抑え目にしているのですが、そこからでさえも選ばないといけない夏アニメから比較したら、明らかに豊作ですよ。いや、冬や春以上に迷ったかもしれない・・・。そして、例によって例のごとく、放送開始時期の遅い作品のせいで、ここまでずれ込んだ(ギャハ)。


では、見ていきましょう。これだけ多くても、上位3つと次点1つだけだぞ(ニヤニヤ)。


あまりによ過ぎてダンゴ状態になった上位3つ。もうどれも1位でいいや・・・とか思っちゃったもの(ニヤニヤ)。そこで頭一つ抜けた作品、つまり今期のベストは、「古見さんは、コミュ症です。」ですね。
言葉にし辛いんだけど、その言葉にできない部分が面白いのよね。リアクションで笑える作品は、恐らく海外でも通じるものになるぞ。
ひとえに高評価なのは、主人公とヒロインの関係性でしょう。主人公は、『ごく普通』の高校生なのに対し、ヒロインはほとんどしゃべることができない。しかしコミュニケーションが苦手なだけで積極的にクラスの皆と関わりたいという健気さがにじみ出ていましたね。それなのに異様なカリスマ性を持っていた。それは一緒に行動している主人公に嫉妬心を抱かれるほどに(爆)。
そこを軸に徐々にほぐされていくクラスメイトとの関わりの面白さもまたポイントになってくるでしょう。今後どんな友達作りが成されていくのがも気になるところです。あ、ヒロインのコミカルさもよかったよ。絵でのギャップの付け方がいいね(よく2Dとリアル等身を駆使してコミカルさを出す手法に近いんだろうけど、それよりも斬新に見えるわい)。

2位は、「サクガン」
この作品もキャラの対比が面白い。特に親子なのに親子のように見えないコミカルな関係は、前にも書きましたけど、1980年代のアメリカのコメディ映画のよう。それでいて、戦闘シーンの団結ぶりは、10年前に放送された「TIGER&BUNNY」を彷彿とさせるようロボットアニメとしてもよくできているし、親子関係の部分もしっかりと見せていて、父親と衝突しながらも少女が頭でっかちな大人ではなく本当の大人になっていく様が丁寧に描かれています
あと個人的には、新人声優さんの演技がものすごく完成していたこと。普段はあまりその点は考慮しないのですけど、新人離れした安心して見られる、ホントに天真爛漫な少女だと思わせる演技でした。将来が楽しみです。

3位は、「先輩がうざい後輩の話」
この作品は、先輩と後輩である主人公の関係が光っていますね。そしてサブキャラの同僚(恐らく主人公から見たら先輩)の関係性もなかなか後者は断片的にしか見せていないのにもかかわらず、これはオフィスラブ始まったなと感じさせましたのぉ(ニヤニヤ)。もちろん、先輩と後輩の関係もオフィスラブに進んでもおかしくない状況なものの、主人公は頑なに認めてない・先輩に至っては何の話(鼻ホジー)なのよね(爆)。それでも『雪解け』は始まっていますけどね。
主人公も先輩もいい人です。それを取り巻く人達も温かい目で2人を見守っています(時に意地悪なところもありますけど(ニヤニヤ))。話の進め方も丁寧でわかりやすかったです。

次点は、「takt op.Destiny」
「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」・「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」・「シキザクラ」などがありましたけど、この作品が頭一つ抜けていました。
話の進め方が丁寧で、世界観や現状を詳細に描いてくれました1話とその過去になる2話・3話で、話の掴みはOKとも言えるくらいにわかりやすいものになっていました。まさかヒロインが転生キャラだったなんて・・・と口あんぐりになったのよ。
戦闘シーンも独特ながらも理解しやすいものに仕上がっていたし、キャラもしっかりしている今期はオリジナルアニメの当たりが多いと実感させられた作品でもありますね。お帰り広井王子(皮肉(爆))。


次回はワースト作品の紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 22:45Comments(0)

2021年10月14日

秋の新アニメ2021 その15 サクガン

秋の新アニメ2021、15回目はサテライトが手掛けるオリジナル作品の「サクガン」です。
この作品は、文化放送・DeNA・創通・毎日放送の共同企画によるオリジナルアニメ制作プロジェクト「Project ANIMA」の第1弾「SF・ロボットアニメ部門」で準大賞を獲った作品がベースになっているようです。その後、色々変遷して今のタイトルになったとのこと。キービジュアルを見る限りでは、冒険譚のようなふうにも見えますが、はてさて。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


極彩色のネオンに光化学スモッグ漂う岩盤に囲まれたコロニーと呼ばれる街に住む一人の親子。9歳ながら大学を卒業し、ワーカー(鉱員)として働いている女の子とシングルファーザーで同じく鉱員の父親は、未開地帯の地図作りをしたい女の子とそれを強硬に反対する父親との『激しい』親子喧嘩を繰り返しながらも平穏な日々を過ごしていた

ある日、未開世界から親子の友人が帰ってきた外の世界に羨望している女の子は、親子の友人の話に目を輝かせる。そんな時、彼女が夢で見た世界と同じ世界の写った写真と地図ではないかと思しき謎の石を手に入れる親子の友人と共に、その世界に向かいたいと父親を説得していた時、外から異生物が侵入し・・・。



というふう。


初回は、基本的に親子のコメディタッチな展開がメインで、この『激しい』やり取りが、親子の関係を十分に理解させてくれるものになっています彼女の自立に心配を抱くあたりは、まさしく子煩悩(いや親バカか(苦笑))な父親ですわ。それでいて女の子は9歳ながら大学卒で、父親の採掘の手伝いをこなしているあたり、もう父親の面倒を見る母親代わりになっている(笑)。だからこそ大人になった気分になっていて、地図作りをすることでさらなる自立を図りたいのかなと。そこに女の子とつるんでいる親子の友人が現れて、ますます面白くなるかなと思ったら、異生物が現れて、その親子の友人が突如ドロップアウト・・・(泣)。その結末に至るシーンで、女の子に自身は子供なのだから父親の中にいろというつるんでいた親子の友人の娘のシーンが、グッときましたね。あれはなかなか言えないし、その後のシーンに繋がってしまうと泣けてきましたよ・・・。


今後は初回のようなコメディタッチは控えめになって、シリアス路線がメインになってくるのだと思いますが、その過程で少女は本当に大人の階段を父親の手助けを借りて昇っていくのだと思いますわ。女の子1人だけなら誤って落ちてしまいかねない大人の階段を。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:29Comments(0)