昨日(3/21)、FIFAワールドカップ2026に向けての二次予選にあたる北朝鮮戦が国立競技場で開催されました。ホーム&アウェイで行われるこの試合、今回は日本のホームになりましたが、アウェイサイドには北朝鮮の大応援団が、女子の時と同様にやって来ていました。
普段なら、かつてFC岐阜に所属し、現在はスコットランドのセルティックFCに所属している古橋亨梧選手が出場しなかったら日本代表の試合なんて見ないのですが、今回はどうしても見たかった。
その理由、今回北朝鮮代表に岐阜から文仁柱(ムン・インジュ)選手が選出されていたからです。同じ朝鮮大学校の先輩だった鄭大世さん以来の在日朝鮮人およびJリーグ選出選手になったようです。しかも、今回召集されている北朝鮮の選手達は、自国のリーグと思しき球団に所属する北朝鮮籍の人達なのに対し、彼だけがJリーグ所属の在日朝鮮人というふう。そんな中で代表に選ばれたのは、非常に立派なことだと思うし、孤独の中で戦うことになるので、大変なプレッシャーの中で挑むと思うと、ケガ無く帰ってきてほしいと思います。
テレビの実況でも、ウチのチーム名が連呼され、改めてウチのチームの素晴らしさを感じずにはいられなかったです。何でJ3という日本のプロサッカーリーグの3部にいるんだろうとちょっと恥ずかしい思いもしないでもなかったですけど、どんな形であれ、宣伝のようになったのでうれしい(ニヤニヤ)。
ちなみに、今回はフォワード登録になっていました。Jリーグ上の登録はミッドフィルダーなのに、ウチで左サイドバックというディフェンダーに魔改造されているというのに(苦笑)。そこから年間1ゴールしか挙げていない選手をフォワードに魔改造する北朝鮮の監督って(汗)。ゆえに、説明がチグハグである(ギャハ)。
試合は、前半早々に日本が先制したものの、その後はゴールがなかなか割れない。すると北朝鮮が攻め込んでくるものの、審判にも助けられ(苦笑)、1点を守り切ったと、いいふうに言えば。悪いふうに言えば、もっと決定機(得点のチャンス)があったのに入らない、まるでウチの試合のようだった(ギャハ)。
文選手は、後半かなり進んだ中で5人目の交代枠として登場しました。難しい時間の出場だったので、なかなか目立った動きはできなかったものの、フル代表に初選出されての初めての試合を楽しんでくれればと思います。
さぁ、今度はピョンヤンでアウェイの試合だ・・・と思ったら、平壌での開催が中止になるという発表が試合後に行われ、女子の時と同様、中立地での開催を要望したとのこと。日本から感染症が流入するのが怖いので・・・とのことですけど、だったら何で来た(爆)。
このままの流れだと、日本の不戦勝になる可能性が高いようですが、北朝鮮の要望を受けて急遽第三国の会場選出に動くかもしれません。またサウジアラビアのジッダ(しかも無観客)だったりして(苦笑)。