2015年11月18日

君も選手になれる!?

ただし、位置付けは名誉選手っぽいけれども(笑)。


J2の東京ヴェルディは、サポーターがチームの一員になれる「Verdy Expanded Roster System(51~100-human roster)~東京ヴェルディの選手になろう!!~」(VERS(ヴェルズ))の販売を開始することを決めました。
これは、51~100番の中から好きな番号を自分の背番号として登録(1年間の契約)できるようになり、その際には様々な特典が受けられるようになるとのこと。その特典とは、実際の選手が入団する過程のような体験(調印式や新体制発表など)や選手が実際過ごすような体験(練習の参加・食堂での食事・試合で行われている選手入場体験など)、イヤーブックやホームページ上での掲載(ホームページでの掲載の場合、写真も掲載するか否かは任意で選択可能)など12種類あるそうです。
気になる価格は25万円(東京ヴェルディ公式ファンクラブ『緑の心臓』プレミアムグリーン会員は19万6000円)となります。これを高いと取るか安いと取るか難しいところですが、ファンにとってはうれしい特典ばかりのようにも。特に練習に参加できるとか食事ができるとかは、選手とお近付きになれるチャンスのような気もするんですよね。だとしたら、案外安いかもしれないとか思ったり(ニヤニヤ)。


東京ヴェルディは、日本リーグ時代には読売クラブ、Jリーグ発足時はヴェルディ川崎としてリーグ黎明期から日本のプロサッカーをけん引してきたチームで人気は絶大でした。読売の名を冠している(Jリーグ発足時には読売新聞の多大な支援を受けている)ので、サッカーの巨人のような見られ方もしている時期もありました。しかし、東京に本拠地移籍後から徐々に観客数も減り、J2に落ちた頃からは同じ東京に本拠地のあるFC東京に奪われる格好にもなってスポンサーも獲得し辛くなり、経営的にも苦しい状況になりました。胸スポンサーの「緑の心臓」も企業ではなく、サポーターがお金を出し合って獲得したもので、いかにヴェルディがスポンサー獲得に苦慮していることがわかる象徴的なものでもあります。
そんな中で飛び出した、ある意味突飛とも取れるこの企画追い込まれた末の策であることは明確でもあります。しかしながら、J1に上がれるかもしれないこの時期に打ち出したことで、新規顧客の獲得も狙えるかもしれません。是非ともこの企画は成功してほしいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)TrackBack(0)