2020年08月20日

15年ぶりのリーグ優勝、10年ぶりの日本一に向かって

今年の千葉ロッテマリーンズは、とても調子がいい。昨日の時点で同率ながら2位に浮上し、いつでも首位にいる福岡ソフトバンクホークスを窺う状況になっています。
そんな中で行われているロッテ×ソフトバンクの6連戦当初は3位ロッテと首位ソフトバンクの争いだったのが、いつの間にやら首位決戦になってしまいました


今日の試合は、ソフトバンクが主導権を握り、7回まで0-2で逃げ切っている状況でした。
ところが、7回裏にソフトバンクの2番手投手の松本裕樹選手が捕まってしまい、中村奨吾・安田尚憲両選手の一発攻勢で同点となります。
このまま膠着状態で延長戦になったものの、ロッテは4番手投手のフローレス選手の調子が悪かったようで、10回表に栗原陵矢選手の勝ち越し打で4-2と再び2点差に突き放されます

そして、ロッテのラストイニングになった10回裏にドラマが待っていました
抑えで出てきたソフトバンクの泉圭輔選手は2連続四球を出しながらも、中村選手を3塁ゴロに仕留め、すわトリプルプレーで万事休すか・・・と思ったら、中村選手の必死の走りで何とか併殺打に収めます
そこに回ってきたのは、今日調子の悪かったマーティン選手。そんな彼が今日のうっ憤を晴らすかのような、見てわかる一発が出て、ソフトバンクの勝ちを消します
その後はソフトバンクは小刻みな継投を見せるものの、上手くハマらず、2連続四球で得点圏にランナーを進める格好になってしまいました。しかも2塁にはベテランながらも足には自信のある鳥谷敬選手単打でもサヨナラのチャンスになりました。
ここで、代打にルーキーの佐藤都志也選手が登場重要な場面でルーキーとはロッテは思い切った賭けに出た・・・と思ったら、ソフトバンクも外野を超前進守備で守らせて、意地でもサヨナラ阻止を狙ってきましたが、何と最後は椎野新選手の暴投!大きく逸れた球を見逃さなかった鳥谷選手が必死に走り、椎野選手のタッチをかいくぐり、本塁生還!ロッテにとっては大きな価値のあるサヨナラ勝ちとなりました。

というのも、今日勝ったので、同率ながらも首位に立つことになったからです。こうなると、明日以降の3戦が大変重要です。ロッテとしては何とか勝ち越して、ソフトバンクとの差を開けておきたいところ。3戦3勝ならソフトバンクとのゲーム差が2.0となり、今後の試合でも一安心できることでしょう。
しかし、ソフトバンクは非の打ち所がないチームだと思っていましたけど、今日は継投がゴタゴタだったなぁと。早いうちにスパッと替えたなぁと思ったら、替えた投手が準備不足じゃないかと思えるほどに悪い。工藤公康監督は気が重いでしょうし、何より暴投で負けるだなんてショックでしょうねぇ。投手出身監督ですから、この負けがチームに重くのし掛かってくるのは十分わかるでしょうに。


さて、まだまだ先はあるものの、何とかロッテはリーグ優勝してほしいです。実に15年ぶり(最後の優勝は2005年)になるんですよ。
そして、是非とも日本一にもなってほしい。こちらは10年ぶり(最後の日本一は2010年)になるんですね。
この時のセリーグの覇者は中日ドラゴンズだったので、ナゴヤドームで日本シリーズを見に行ってきたんですよね。第6戦と第7戦を見に行ってきたんですが、第6戦が白熱した試合で、午前様寸前だったんですわ(苦笑)。第7戦も死闘で、こちらも延長の末に勝ったんですよね。
あの時は、『史上最大の下克上』(2010年のシーズンは3位で、クライマックスシリーズを勝ち上って来ての日本シリーズだった)ともてはやされていたけど、今回は正々堂々優勝を勝ち取ったうえで日本一を目指してほしいと思ってます。今年のロッテならできると信じております。


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Posted by alexey_calvanov at 23:26Comments(0)

2016年10月25日

死闘・激闘・いい試合

プロ野球日本シリーズ第3戦、北海道日本ハムファイターズ×広島東洋カープは札幌ドームに舞台を移して3連戦となります。ただ、マツダZoom-Zoomスタジアム(広島市民球場。以下マツダスタジアム)で広島が2連勝しているだけに、今日の試合で3勝目となれば、一気に決められて3連目を迎えずに終戦となるかもしれません。
というのも、今日の広島の先発は黒田博樹選手先日引退発表を行い、この試合が事実上の最終登板になるかもしれないからです。自身初の日本シリーズでの登板でもあるので、思うところもあるでしょう。


試合は1回裏に日本ハムが先制したものの、2回表にすぐ広島が逆転黒田選手もいいピッチングをしていたものの、6回2アウトで身体の不調を訴え降板となりました。
その後、このまま広島が逃げ切るのかと思っていたら、8回裏に中田翔選手が逆転のタイムリーを放ち逆転。日本ハム、このまま逃げ切れると誰もが思っていたら、谷元圭介選手が乱調という誤算が発生し、再び逆転にされてしまいます。2アウトまで抑えていただけに残念&もったいない・・・。

再び振り出しに戻されたので、もしかしたら引き分けになるんじゃないかと思って食い入るようにテレビを見ていると、10回裏に作ったチャンスを大谷翔平選手がインコース低め、見逃したらボールだったと思しき球を打ち返し、ライト前のタイムリーに。こちらも推測ですが、ギャンブルスタートをしていたと思われる西川遥輝選手が帰ってきて、サヨナラ勝ちとなりました。


やっぱりホームゲームになると違うわ。今回の日本シリーズほど、ホームの声援が重要になるとは思ってもみなかった。だって、マツダスタジアムの時でも約3万の広島ファンが取り囲むように応援しているんだもの。これは広島の選手の大きな力になるはずですわ。そして今回の札幌ドーム、約4万の日本ハムファンがほぼ360゚取り囲むようにいるわけですから、これで勝てないわけがない。
しかも今回サヨナラで勝ったのも大きいし、あの黒田選手から勝てたのも大きい広島の精神的支柱を打ち倒し、かつ延長で勝ったというふうだから、勢いが結構付く勝ち方だと思います。


明日以降、広島優勢だった流れがどう変わるのかも気にしながら見ていこうと思います


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Posted by alexey_calvanov at 22:56Comments(0)TrackBack(0)

2013年07月26日

マー君「(このままだと)やばい」・嶋「(このままだと)説教される」

今シーズンを振り返る時、必ず避けて通れなくなるだろう話題の一つになるのは、楽天の田中選手の活躍でしょう。もしかすると、来シーズン以降は日本にいるのかどうかわからないため、NPB(日本プロ野球)では見納めになるのかもしれません。


そんな田中選手、開幕から無傷の状態ピッチングそのものもあまり危なげがなく、オールスター前までは42イニングほど無失点だったので、まさに無双状態でした。そして田中選手が投げる時は打線がよく繋がっており、それが今期の無傷に貢献しているとも言えます。ちなみに、田中選手の勝ちと楽天が持っている貯金(勝利数から敗戦数を引いた数のことで、その数がプラスになっている場合を指す)はほぼ一致しており、今期の楽天の好調は彼が支えているといっても過言ではないでしょう


ところが、今日の試合の田中選手は一転大ピンチに陥っていました
ピッチングそのものの調子は悪くなかったものの、要所で一発(ソロアーチ2本(鈴木大地選手・この1本が日米通算2000本安打になる井口選手))を浴びておりました打線はといえば、今日のKスタ宮城の天気のように打者にもやが掛かったように湿った状態になっており、1点を取るのがやっとの状況でした。それだけ、先発のグライシンガー選手がよかったんでしょうねぇ。

そのロッテは、継投策で逃げ切りを図ろうとしていましたが、その継投策が裏目に出ました。逆を言えば、楽天はドラマを作ったとも言えるでしょう。丁度この日、TwellVで野球中継をやっておりそこで見ていたのですが、いみじくもその中継の実況だったか解説者が「9回に何が起こるかわからないですからねぇ」と述べていましたけれども、全くもってその通りの展開になりました。今日の実況か解説は神だな(笑)。


9回に今期ロッテの守護神になった益田選手がマウンドに上がり必勝と田中選手に土を付けようと万端の状態だったものの、なぜかコントロールが定まらず、銀次選手にヒットを打たれた後は死四球で1アウト満塁に。ここまで来て立ち直るかなと思ったら、松井選手を押し出しで1失点。あっけなく同点にしてしまいました。
そして、ここで嶋選手今期も選手会の選手会長で大活躍・・・というのは表の顔(笑)で、ニコ動など『裏の顔』では「説教」(しばしば野村克也さんにベンチでお説教を食らっていたことから)がキーワードになるいじられキャラでもあります(爆)。
その嶋選手、粘りに粘ってレフト前にサヨナラヒット楽天が神懸かりなサヨナラを決めてしまいました。楽天にとっては今期の好調さを象徴する試合でもあるし、ロッテにとっては「仙台の悪夢」(宮城県営野球場時代も含めて、Kスタ宮城では勝てなかったというジンクスが数年前まであった)はまだチーム内にはびこっているんだなと痛感させられる試合でもありました。


ともかく、これで田中選手は開幕から無傷の14連勝開幕より前から負けていないため、自身の連勝も18まで伸ばしています。
ここまで来たら、間柴さん(日本ハムにかつて所属)と斎藤和巳ソフトバンクコーチが持っている開幕から無傷の15連勝を超えてほしいものですし、いっそのこと鉄人稲尾さんらが持っている通算20連勝も超えてほしいですね。本当の意味で『神の子』になるためにも。


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Posted by alexey_calvanov at 23:36Comments(0)TrackBack(0)